躍動感あふれる東大門市場のファッション市場を1つ1つ見てみよう!
こんにちは、ソウルナビです。「ソウル」と言われて思いつくことの1つに必ずあるのは、やっぱり東大門市場(トンデムンシジャン)ですよね。今では東大門市場でショッピングしないとソウルへ行って来たとは言えないほど!?世界的な観光名所になりました。東大門市場が現在のような衣類の卸し+小売市場になったのは1961年、清渓川(チョンゲチョン)4街から8街にかけて3階建ての平和市場・ピョンファシジャン)ができてから。約45年の歳月でつくりあげられた東大門市場には何か特別な力が隠されているのかも?皆さんも東大門市場で何か感じられたことはありませんか?
現在、東大門市場一帯には約20の有名なファッション市場があり、お客様に合わせて昼夜を問わず営業、いつも活気にあふれています。こちらに入店している衣類売場だけでも約1万2,000店、そして雑貨まで合わせると全部で約2万9,000店ものお店があるそう!でも東大門市場に行って来た、と言っても皆さんがショッピングするところはいくつかの大型ショッピングビルだけ!実は東大門市場一帯には大型ショッピングビルよりもっと面白いところがたくさんあります。それではナビと一緒に東大門市場を探検しましょう!
大型ファッションビル/小売専門
1.ミリオレ東大門/ミリオレ・トンデムン
オープン:1998年8月
店舗数:約2000店
客層:10代~20代
IMF危機の中でのオープンながら各種イベントなど活発な広告活動が功を奏し、若者に新鮮な衝撃を与えたビル。100%小売り。
2.doota!/ドゥータ(トゥサンタワー)
オープン:1999年2月
店舗数:約3200店
通称ドゥータ(doota!)。男性と10代の最新感覚に最も適応したファッションモール。少し前まで10代の洋服が多かったが、現在は女性服もオススメ。
3.hello apM/ハローエーピーエム
オープン:2002年9月
店舗数:約460店
「プレヤタウン」「ミリオレ」「doota!」に続き、小売専門の大型ファッションビルに仲間入り。他のビルよりもこじんまりとして見やすいのが逆にポイント。
4.Good morning city/グッドモーニングシティ
オープン:2008年秋
東大門(トンデムン)の小売ファッションビル。地下鉄の東大門歴史文化公園駅に直結した地下から地上7階まで、レディースファッションを中心としたお店が入店。ただレディースファッションを扱う地下1階~2階以外のフロアはお店がまだあまり入っていないところも。9階には映画館「MEGA BOX」があり、この階には軽食店やカフェがいくつか営業しています。
5.LOTTE FITIN/ロッテフィットイン
オープン:2013年5月
名前にロッテとある通り、ロッテグループが運営するファッションビル。「グッド・プライス」「グッド・デザイン」、「グッド・サービス」の3Gを目標にかかげ、「フィットイン」の「フィット」はお客様のニーズにぴったりと合わせます!という意味。東大門にあるお店にしては珍しく商品に値札がつき、価格がわかりやすいのも特徴!地下鉄2・4・5号線東大門歴史文化公園駅から地下道で直結しているから、アクセスも便利☆
6.maxtyle(旧興仁スタードム)
オープン:2010年10月
興仁スタードムの跡地に新しくオープンしたファッションビル。地下1階から5階までに店舗が入るようになっているが、現在お店がたくさん入っているのはレディースファッションを扱う1階のみ。同じくレディースファッションを扱う地下1階と2階には少し、メンズファッションフロアの3階には数える程度のお店が入っています。また建物周辺にもカフェやショップ、コンビニなどがあり、こちらは賑わっています。
大型ファッションビル/卸売り専門
1.ヌージョン
オープン:2000年2月
店舗数:約2100店
卸売りのリーズナブルな価格と専門デザイナーのセンス、快適なショッピング施設、厳選された品質で、デパート水準のサービスを目標とした総合ショッピングモール。
2.デザイナークラブ(ディジャイノクロブ)
オープン:1994年
「私達が作れば流行する!」というキャッチフレーズを掲げたカジュアル系中心の卸売り専門ビル。
3.TEAM204(旧ハンソム204).
オープン:1996年
2008年11月、現在の名称を改称。レディースカジュアル衣類、及び、輸入アクセサリー雑貨を取り扱う卸売り専門モール。伝統的な東大門市場商店街の中で20代女性の洋服が一番多い。東大門市場商店街の中で20代向けレディスフォーマルウェアが最も強いと評判。
4.apM
オープン:1999年8月
10代後半から20代前半の女性のカジュアル服及び、男性服を卸+小売しているファッション専門モール。一般客よりも卸売業者がメイン。
5.ヘヤンエリシウム
オープン:1997年初
日本、台湾、中国などアジアへの輸出に力を注いでいるファッションショッピングモール。10代後半から20代前半の女性服をメインに販売。
6.U:US
オープン:2006年8月
店内も広くインテリアもオシャレ。男女カジュアルがメイン。個性的なデザインも豊富。基本的に卸売専門ながら小売をやっている店舗も多数あり。
7.THE OT(ディオトゥ)
オープン:2006年5月
東大門エリアの新堂駅寄り、清渓川ぞいに位置。卸売りがメインだが小売をやってくれる店舗もあり。レディースファッションをメインにメンズも少し取り扱う。午後3時までは営業しているので昼間のショッピングも可能。
卸し・小売り市場/衣類及び雑貨
1.平和市場(ピョンファシジャン)
市場認可:1962年2月
約40年の伝統を誇る元祖的衣類専門市場。ロシア、中東、南米、アジア等、各国のバイヤーが絶えることなく訪れる。40代~50代以上の壮年層に愛用されている商街。
2.統一商街(トンイルサンガ)
オープン:1962年
平和市場と東和商街とともに1960~70年代、当時の韓国内の衣類市場の80%を占め非常に繁盛した商街。現在は30~40代の男性服の卸し+小売専門店として知られる。
3.新平和ファッションタウン(シンピョンペションタウン)
オープン:1969年7月2日
30年の伝統を掲げる韓国内最古の衣類卸売り市場。現在は1階を中心に、有名ブランドから出所がわからないようなブランドまで、韓国内最大の下着卸売り商街として広く知られています。
4.第一平和市場(チェイルピョンファシジャン)
オープン:1981年10月
独特な個性を求める20代半ばのOLが愛用する商街。地下1階には国内の有名デパートでも探せないほど洗練されたデザインの衣類とアクセサリーを中心に扱っています。また輸入品が一番お買い得なところ。
5.AREA6
再オープン:2000年11月
今ある東大門市場の商街とは違い、デパートの雰囲気を感じられる、女性服の卸し+小売専門商街。コンセプトは20代後半~40代の女性服。
6.東大門履物卸売商街
オープン:1968年
韓国で最も安くて、様々な新製品の靴を揃えた卸売り店。どんなメーカーの靴でも揃い、価格は一般価格の30~40%オフ。
小売り市場/皮革卸し
1.クァンヒ・ファッションモール(光煕市場)
オープン:1980年5月
皮服と毛皮服を卸し、小売している国内唯一の皮専門市場。なかでも特に、皮革、毛皮衣類の専門店が集まる2階は韓国はもちろん、日本、アメリカ、ロシアなどから来るバイヤーも多く、世界的に有名。
2.ゴールデンタウン(コルドンタウン)
東大門市場のもう1つの光煕市場といわれる皮専門の卸売商街。最高級の羊皮、牛皮、毛皮だけを使い、多様で、カラフルなデザイン、材料を直接生産、販売していてオーダーメードにピッタリ。価格は、デパートの1/2~1/3程度。
3.クイーンズスクエア/Queen`s Square
オープン:2013年2月
光煕(クァンヒ)市場に新感覚のファッションフロアがオープン!こちらも卸し売り市場ではありますが、いままでの売り場にありがちな狭くゴチャゴチャした感じは一切ナシ!とってもキレイでスッキリ、まるで流行のファッションビルのよう!?
小売り市場/カバン卸し
1.南平和商街(ナンピョンファサンガ)
1979年4月オープン
かばんが一番有名な商街。お互い違った素材とスタイルで競っています。
小売り市場/在庫商品卸し
1.東平和衣類商街(トンピョンファイリュサンガ)
改装:1975年12月
2階を改装して約20年、韓国有名ブランドの在庫処理の卸し、小売り市場として広くその名をとどろかせている衣類商街。特に2階は他の商街に比べて韓国のまずまずのブランド商品を置いているのが特徴。
2.青平和衣類商街(チョンピョンファイリュサンガ)
オープン:1983年6月
通称チョンピョンファシジャン。保税、民需衣類の在庫処理市場として一番有名な商街。東平和商街とともに在庫商品の卸し+小売市場として有名な商街。
お金持ち向け市場
1.東和商街(トンファサンガ)
オープン:1968年7月
昔の東大門国民学校の敷地。現在はラベル、ボタン、チャック、裏地、スプリング、刺繍などを取り扱う、お金持ち向け衣類専門商街。
2.東大門総合市場(トンデムンチョンハッシジャン)
オープン:1970年12月23日
反物類と高級品を専門的に取り扱う約3600店の店舗を備える卸し+小売専門市場。特に伝統的な嫁入り道具を卸し、小売する代表的な嫁入り道具専門商街。
観光特区に!
ソウルを代表するファッション街、東大門市場一帯が2002年、観光特区に指定されました!規制を緩和し、新しい発展戦略により、世界的な観光地として飛躍しようという構想。やっぱり東大門市場は何か魅かれる点がありますよね。ナビの考えはそれはまさに躍動感。東大門市場にはいつでも人を元気にしてくれる、新鮮な躍動感があふれているんです。東大門市場をひと回りして、また元気になったソウルナビでした。