今年も行ってきましたマダムNOA済州島の旅、その2

新名所も増えてお楽しみ済州島、その2

<前回のお話>
こんにちはマダムNOAです。今日も引き続き済州島を堪能しますよ。西帰浦KALホテルをチェックアウトして向かったのがホテル近くにある名所"ウェドルゲ"。ウェドルゲなんてなんだか耳慣れない響きだけれど、韓国語の意味は『たった一つの塊』という意味なんです。なるほどその名の通り波間にそそり立つ勇壮な岩なんです。高さは20mで頂上には松の木が自生しているんですよ。この岩はなんと済州島で有名な山、漢拏山(ハルラサン)の約150万年前の噴火によって形成され、長い間の波風にさらされて現在のような姿になったんですって。なぜだか妙に人の気持ちを惹きつけるものがある感じの岩でずーっと見ていても見飽きないんですよ。このウェドルゲ一帯は見晴らしのよい遊歩道に整備されていて潮風を浴びながらのお散歩にうってつけ。NOAものんびりこの一帯を散歩しました。途中、馬が放牧されていたり、キレイな野花が咲いていたりで時間を忘れて過ごせるオススメの場所です。空気もバツグンにいいですよ。
さて今日もニュービートルを走らせてドライブしているとふっと目に飛び込んできた人目を惹く建物。そう、2002年に大活躍したワールドカップ競技場です。場所は西帰浦の海の目の前ですごく贅沢な場所に建てられているんですね。NOAはここに来るのは初めて。今は競技場の中は自由に見学できるようになっていて、展示コーナーも開設されています。済州島にはKリーグのチームがないのでこの競技場は普段はあんまり使われていないようでとてももったいない感じ。本当によい立地で、競技場からは海&漢拏山の両方が臨めます。客席には潮風が心地よく吹いていてこの競技場で生ビール片手にゲーム観覧できたら最高だと思いました!
そろそろお腹が空いてきたのでランチタイム。ちょうど西帰浦市役所の近くなので走っていれば食堂があるかなって探してみました。そして今回の旅の裏テーマのカルチジョリムがありそうなお店を発見。なんだか平日なので特に観光客もいなくって地元の建設現場のおじさん達が食事をしていたので美味しいんじゃないかなって思って入ってみました。お店の名前は『クチベ』。昨日と比べてお味はどうかしら。今日のお店の方がパンチャン(おかず)が多くて美味しそうって思いながら食べてみると昨日よりもやっぱり今日のお店の方が点数が上かも!でも昨年食べたカルチジョリムにはまだまだ手が届かないわね。そうそう済州のカルチジョリム2人前の相場はだいたい20,000ウォンくらいです。
ランチも終わって済州島の南西に向かって車を走らせます。中文エリアを過ぎると右手には有名な山房山(サンバンサン)が見えます、この山の中腹には山房窟寺(サンバングルサ)という有名なお寺があります。海を一望できる素晴らしい眺めの観光地なので是非行ってみてくださいね。NOAは以前に行ったことがあるので今回はパスです。
更に車を走らせてNOAが向かっている場所はあの人気韓国ドラマ『チャングムの誓い』(韓国名:MBC放送『大長今』)のロケ地なんですよ。どんな場面のロケ地かというとクライマックスの最終回の名場面、妊婦と赤ちゃんを助ける場面を撮影した場所なんです。最近は急に観光地化されて『大長今』の大きな看板まで立っていて大勢の人々が訪れてごった返してします。そして駐車場には大型観光バスや乗用車がギッシリで、物売りの屋台からは韓国の演歌が大音量で流れてムードなんて全然ないんですよ!それでも韓国の方はかなり楽しそう!なんだか静かな雰囲気を求めて行っちゃいけないんですね。ところでこのロケ地は日韓の哀しい歴史の場所でもあるんです。ここの海岸の岩場にズラリと並ぶ洞窟。名前は『陣地洞窟』と言って第2次世界大戦当時日本軍が軍事物資を隠すために海岸の絶壁にいくつもの洞窟を掘った跡なんです。この観光地には韓国政府の看板が立てられていて『ここは日韓の戦争の遺跡として重要な場所である』旨が記載されていました。この洞窟には入ることができます。そしてこの間韓国のニュースを見ていたらここ周辺からまた新しく日本軍の掘った多くの洞窟が発見されたと報道されていました。なんだか韓流ブームの人気のロケ地が日韓の哀しい歴史の跡地だということはただの偶然なのかなと考えさせられました。ちなみにこの場所は韓国最南端の島『馬羅島(マラド)』行きの船着場でもあるんですよ。
今回は行かなかったけれど『大長今』の済州島でのロケ地をもう1ケ所紹介しますね。西海岸にある『ヒョプチェ(狭才ビーチ)』。NOAも以前に行ったことがありますがエメラルドグリーンのキレイな水のビーチですよ。ここでは『大長今』で済州の官婢になった長今が逃げ出す場面やチャングムへの想いを胸に秘め海を眺めるミンジョンホの寂しい様子が撮影されたそうです。

実はこの海岸からちょっと先に行くとこれもSBSの人気ドラマ『オールイン』のロケ地があるんですよ。今日は残念ながら時間がなくて行けないけれど、ちょっとご紹介だけしておきますね。この海岸の先に「ソアクサン」という山があるんですがここで『オールイン』のロケが行われたそうです。また『オールイン』のロケ地として有名なのは中文エリアのホテル「ロッテホテル済州」、ここでカジノシーンのほとんどを撮影。また「ハイアットリージェンシー済州」のロビーラウンジはスヨンとジョンウォンがよく一緒に行ったバー。そしてイナが買収するホテルが「済州新羅ホテル」。これらが有名なロケ地ですが足を伸ばして遠くのロケ地巡りもいいんじゃないかしら。また済州島の東海岸にある「ソプチコジ(渉地岬)」にもロケ地があります。この海岸はスヨンが住んでいた修道院がある場所。またイナが最後に住んでいた家もここにあります。このセットはそのまま保存されているそうで、今年の夏には『オールインハウス』としてオープンするそうです。そしてナント結婚式場として使われる予定なんですって。ご結婚予定のある皆さん、ここでの挙式はいかが?いつもホテルでのんびりしてしまうNOAなのでなかなか全部のロケ地はまわれないわね!
それでは空港に向かってGO!途中、済州名物の神秘の坂を通ります。下り坂に見えて実は上り坂という道。済州島内に何ヶ所かあるんですよ。いつ通っても不思議ですよね。
さて空港もほど近くなったところで急に目に飛び込んできたのは済州の新名所『済州ラブランド』。韓国初の性のテーマパーク。日本では温泉地なんかにありますよね!もう時間もないので立ち寄れないのが残念だけど、パンフレットをみると野外にオブジェや彫刻がいっぱい並んでいるみたい。夜12時まで営業しているので夜に散策するのもいいかも!以前済州に来たときにはなかったと思ったらまだ2004年の末にオープンしたばかりなんですって。この『ラブランド』、釜山の美術関係の教授の長年の構想が実現したものなんですって!なかなか大規模な施設みたいなので170点にも及ぶオブジェは見ごたえたっぷりなんじゃないかな。次回はNOAも行ってみようかな。
今回の済州旅行いかがでしたか?NOAも行ってみて発見した新名所が盛りだくさんで、また近いうちにもう一度旅行に来なくっちゃって思いました。済州でもらった韓国語の観光案内パンフレットを見ていたら以前にはなかった新しいSPAなんかもオープンしたみたいだわ。新しい施設がどんどん出来てきた魅力的な済州、また機会があったらレポートしますね。日本から直行便も飛んでいる便利な済州島に皆さんも遊びに行ってみてくださいね。

●クチベ(カルチジョリム)
電話番号:064-739-8678
場所:西帰浦市役所近く

●ウェドルゲ
住所:西帰浦市天地洞
見学無料

●済州ラブランド
住所:済州道済州市蓮洞680−26
電話番号:064-712-6988
FAX番号:064-712-6989
ホームページ:http://www.jejuloveland.com (韓国語のみ)
営業時間:9:00~24:00(入場券販売は23:00まで)
入場料:大人 7,000ウォン/5,000ウォン(7~18才)

●大長今ロケ地

−陣地洞窟
行き方:市外バスターミナルからモスルポ(慕瑟浦)行きバスに乗り、モスルポ(慕瑟浦)下車。モスルポ(慕瑟浦)から循環バスでサンイスドン下車 
−ヒョプチェ(狭才)ビーチ
行き方:済州総合市外バスターミナルから周道路西回線市外バスでハンリム公園下車

●オールインロケ地
−渉地岬(ソプチコジ)
行き方:済州市内東回線1周バスでシンヤンリ下車。徒歩約10分。 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-07-11

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