マッピー、韓国の最高峰「漢拏山」に登るの巻!
皆さん、こんにちは。
ただ今、夏学期と秋学期の間の19日間という、語学堂としては長い放学中のマッピーです。
今年の夏は、記録的に暑くて雨の多い日が続きました。が、さすがに9月の半ばになると涼しくなり、空が抜けるように高く・青くなりました。
そこで、済州島へ入ってみました。きっかけは、司馬遼太郎の「街道をゆく」ですごく良いところだと書いていたのと、韓国の最高峰「漢拏山」に登ることです。
飛行機の切符を頼んだのは、延大学生会館の中にある「プライム旅行センター」。月~土まで8:30から開いているので、語学堂が始まる前に簡単に予約できます。
ところで、旅行社で受け取ったのは何とも頼りないメモのような紙切れ一枚。
当日、これをもって久しぶりの金浦空港に向かいました。新村からは、金浦でも仁川でも同じ50分ほどかかるのが納得いきませんが。
カウンターで紙切れを出したら、またペラペラのスーパーのレシートのような搭乗券をくれました。
別に変わったことも無く、寝ていて飲み物のサービスを受けることもなく50分ほどで済州空港に到着です。
空港のまわりは、さすがに韓国のハワイをおもわせる南洋の木々が植わっています。
さほど待つことも無く、100番のバスで市外バスターミナルに向かいました。バスにはT-moneyカードのステッカーが貼ってあったので試してみましたが、×印が出ました。バス代は850ウォンという中途半端なもの。
ターミナル近くの3万ウォンなりのモーテルに荷物をおいて、市内に向かいました。
足はまたも100番のバスです。空港と港をむすぶこの路線は済州市の中心を通るので、観光にも使えます。
最初にみたのは「三姓穴」。耽羅国の建国神話で「高」「良(梁)」「夫」の三神人が現われたという場所です。
下宿のご主人もエクスチェンジの相手も「高氏」なので、彼らのご先祖が来られたところを確認です。この日は、ガイドに連れられた10ほどの日本人と一緒になったのでそれとなく説明をきいて回りました。
済州島そのものが漢拏山という火山の噴火で出来たものなので、名物の「トルハルバン」も「済州城」の城壁も火山岩が使われています。
また、路側の石とか階段の石にも火山岩特有の穴があるのが、いかにも火山の島の趣をかもしています。
翌日は、ターミナルから6時始発のバスに乗り、東側の登山口である「城板岳」を目指しました。
天気予報では曇りのち雨と言っていましたが、あまり気にしていませんでした。が、バスが動き出したときにはワイパーが動いていました。
しかし、30分ほどで「城板岳」についたときには、すっかり雨はあがり月が出ている状態でした。
登山道は大変よく整備されていて、木立の間を進んでいきます。 初めは羊歯の類が多く亜熱帯といった植物相が、高度を増すにしたがって変わっていきます。少し上がると韓国ではめずらしい杉林があり、やがて熊笹が現れます。
また、100mごとに海抜の標識があり、城板岳から山頂までの距離も表示してあります。
さすがに人気のある山で、よく手入れがされています。
3時間ほどかかって「チンダルレッパ」という避難場所につきました。
ここには、12時30分以降は頂上に向かってはいけないという掲示があります。下山にかかる時間と日没とを考えに入れてのことでしょう。
ところが何と、とりあえず早めの昼食をとザックをおろした途端に、あたりが暗くなり雨が落ちてきて風まででてきました。
この写真の1分後には、頂上が見えるどころか視界は10mといった状態になってしまいました。
休んでいた人たちは雨具をだして頂上をめざすようでしたが、今回はここで引き返すことにしました。
もう一度いらっしゃい、ということでしょう。
関連タグ:
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2006-09-22