南大門市場名物、カルチジョリム！

こんにちは！ソウルナビです。南大門市場（ナンデムンシジャン）といえば、韓国料理の食材やメガネ、子供服、アクセサリーなど、いろんなものを売っている「ソウルのなんでも市場」！通り沿いにはアメ横のようにたくさんのお店やビルが並んでいます。メインストリート沿いは日本語のできるお店がほとんどで、ビギナーでも気軽に歩けるけれど・・・、これではまさに観光地って感じで面白くない？！という方のために、今日は市場の路地裏に注目～！ここはまさに地元色の濃～い迷路のように細～い道！通り沿いには地元の人が毎日のように利用する、安くて美味しい食堂がたくさんあるんです。中でも南大門市場といえば有名なのが、カルチジョリム（タチウオの煮付け）！活気のある市場の食堂でランチを楽しんでみたい！という方、南大門市場に行ったら、カルチジョリム通りは要チェックですよ～！

カルチジョリム（タチウオの煮付け）ってどんな料理？！
カルチジョリムとは、カルチ（タチウオ）と大根を辛く煮た、韓国の素朴な家庭料理。イメージ的には日本の｢ブリ大根｣にも似ていますが、味付けはまさに韓国スタイル。ショウガやニンニク、唐辛子など、韓国ならではの薬味を加えて煮ることで、タチウオの生臭さを解消！脂ののったタチウオのやわらかい身、そして身崩れを防ぐために鍋底に敷いた、しっかりの味の染み込んだ大根、まさにご飯にぴったりの魚料理なんです。特に南大門ではこのカルチの煮付けが有名で、ココで働く人に人気のメニューなんだそう。

南大門市場に来たら、ランチにカルチジョリム通りに寄ってみよう！
南大門市場の最寄り駅は地下鉄４号線フェヒョン（会賢）駅。この５番出口から出ると、南大門市場のメインストリートに出ます。そこから細～い通りを入っていくと、カルジョリムの専門店が軒を連ね、地元では｢カルチジョリムコリ（タチウオの煮付け通り）｣と言われている通りがあります。ここは実際行ってみると分かりますが、行き来している人はほとんどジモティ。観光客っぽい姿はあまり見かけません（最近たまに見かけることもありますが･･･）。通りの両側に並ぶお店は、ビギナーにとってはびっくりしてしまうようなジモティ御用達店ばかりですが、あなたも勇気を出して南大門市場の地元グルメデビューしてみませんか？！ちなみに、この通りがいつごろから誕生したかというと、今から約２８年前の１９８８年頃だとか。もうかなり歴史のある南大門市場のグルメ通りなんですねぇ。

カルチジョリムは基本的に２人以上で！
このカルチジョリム、値段をみると１人前６０００ウォン～７０００ウォン。地元の食堂だし１人で入っても大丈夫だろうと思いがちですが、この辺のお店のほとんどが基本的に２人前からの注文なんです。以前ナビが１人で行ったとき、１人分でも注文を受けてくれましたが、食事どきはたぶん無理でしょう。もともとお店も狭いし、量をさばかないといけないこの通りのお店。１人のお客さんがテーブルを占領してしまうと、次のお客さんを入れられないですからね。混雑時間を避けていけば、もしかしたら？！やさしいアジュンマ（おばさん）が｢１人でもいいですよ｣と言ってくれるかもしれません。

カルチジョリム＆ケランチム！
カルチジョリムの専門店といっても、メニューはいろいろあります。地元の人はカルチジョリムと一緒にケランチム（韓国の茶碗蒸し風）を一緒に注文する人が多いとか。このケランチムは石鍋に卵とダシ汁を入れて煮たシンプルな料理。このやわらかい味がカルチジョリムの辛さを和らげるんだだそう（でも実際はケランチムもアツアツなので、口の中がさらにホットになる可能性ありっ）。その他、チゲなどの食事メニューもあり、地元の人が朝ご飯に楽しんだりするそうですョ！