大学路のフィリピンマーケットに行ってみました!
ご存知の方も多いと思われる、大学路(テハンノ)のフィリピンマーケット。大学路といえばまずマロニエ公園側が思い浮かびますが、あまり馴染みのない恵化(ヘファ)ロータリー側で、実は毎週日曜日にフィリピン市が開かれているんです。話には聞いていたものの、これまで1度も行ったことのなかったこのフィリピンマーケット。ずっと気になりつつ数年が経過していましたが、今回ついに潜入取材してまいりました!
大学路と聞くとつい大学路駅があると思いがちですが、間違えちゃ~いけない、最寄駅は4号線の恵化(ヘファ)駅です。1番出口を出てそのまま直進。まだかなまだかなと思いながら歩くこと数分。約200mほどでしょうか。人だかりを発見!アレは何だーーーーっと駆け寄ってみると、ブランドジーンズが山積みになっているだけ・・・なーんだ、と思いながら一応商品をあさって気分を盛り上げ、再び歩いていきます。
すると国際電話カードを売っている車が!いよいよ異国な雰囲気になってきました。ふと前方を見ると、あっ市場だ~~!!思わず小走り、物を手に取っては一人怪しく微笑んでしまう私。このマーケットはもともと大学路の恵化聖堂に通うフィリピンの人の間で現地の食品や生活・日用品などを一角で売買するようになったのが始まりだそうですが、今では生きた魚から果物といった生鮮食品、そしてフィリピン現地の料理を手軽に味わうことができる屋台が並ぶまでに拡大。もはやここは韓国ではありません・・・と話がそれてしまいましたが、どんなものが売られているのか、さっそく見ていきましょう~
・・・とその前に焼き鳥のようなものを発見!ジュージューと見るからに食欲をそそります。豚肉と鶏肉がありましたが、豚肉バージョン(1本1000ウォン)を見学前の腹ごしらえで一つ食べてみることに。 生姜焼きがちょっと甘酸っぱくなっったようなコッテリめの味が、なかなかイケます。でも脂身が多いので苦手な方にはちょっと重いかな。その奥には屋台が・・・いえ、食べるのは後。まずは見学、見学と。
調味料や、インスタント食品、缶詰などの加工食品、そして石鹸やシャンプーなどの日用品を中心に、フィリピンのDVDや雑誌なんかも。一見関係ないと思われる中古のノートブックや衣料品、子供用の玩具までとありとあらゆる物がそろいます。
ちょっと変わったところで魚を加工したもの。乾燥させたものや、パックされているものと結構な種類があります。やはり島国であるフィリピン、いろいろな種類の魚があるんですねぇ。お肉類も生のものから真空パック、そしてフィリピン版ソーセージ??袋入りのもの、むき出しでぶら下がっているものといろいろ。パンやスナック菓子、甘そ~なフィリピンスイーツも充実してます。
途中、人気のありそうな屋台をチェックしながら、さらに進んでいくと、韓国料理、というか日本でもあまりお目見えしないティラピアという魚を売るトラックが。荷台には即席いけすが積まれ、そこから生きたままのティラピアをカゴに出して売られています。それを大量買いしていく皆さん・・・そんなに買ってどう調理するのかしら~~と気になってしまいます。
このような感じでマーケットは恵化聖堂の門の手前まで続きます。ここが折り返し地点になります。
お次はこの日のメイン、フィリピン料理タイム!来る時に目をつけておいた、1番にぎわっている屋台へ~。どの屋台も簡単なテーブルと椅子が用意されています。席がない場合は立ち食いです。この時すでに2時を回っていたのに、なぜか大混雑のこの屋台。仕方がないので立ち食い覚悟で注文。5000ウォンでご飯と2種類のおかずにスープ付き。決して安いわけではありませんが、韓国料理以外でこの値段はお手頃な方ですよね。おかずは7、8種類の中から、あれとこれといった感じで好きなものを2つ指せばOKです。
テーブルについて食べていると紙コップに入ったスープを出してくれます。忙しい時は忘れられる可能性も大です。そして何かのお茶かと勘違いし、一瞬飲みかけたものは、なんとビネガーでした。よく見ると玉ネギや唐辛子などが漬け込まれていて、それぞれ好みでかけて食べるんですね~。気になるお味は私的にはかなり満足。同行した友人も美味しいと大満足の様子でした。フィリピン料理はクセの強い香辛料を使わず、全体的に甘酸っぱいものが多いです。なので辛いもの好きな方にはパンチが足りない感じ、逆に辛いものが苦手な方にはかなり食べやすいのではないでしょうか^^
このフィリピンマーケットは午前中から夕方、だいたい日没頃まで開かれていますが、屋台などはだいたい午前11時頃からです。午後3時を過ぎる頃にはさらにミサを終えた人たちが一斉に聖堂から出てきて買い物に加わり、通りはまるで年末年始のアメ横状態。買い物だけでなく、あちこちで楽しそうに立ち話をしたりと、週一度異国に住む同国人同士の交流の場にもなっているんだなぁとシミジミしてしまったり・・・。今回は知識不足でエッグパイ1ピース(1500ウォン)と謎のソーセージを買って帰宅しましたが、次回はいろいろ買ってみたいと思っています!この完全な異国地帯、変な押し売りもなければ、言葉ナシでも十分楽しむことができます。大学路へ行ったついでにちょっと覗いて、韓国の市場と比較してみるのもまた面白いのではないでしょうか?
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2007-04-03