初・済州島!これだけは食べておきたい!太刀魚、黒豚、あわび粥♪
初めての済州島です。
こんにちは、ユミです。今回は2泊3日と短いバケーションを楽しもうと済州島に行ってきました!初めての済州♪ なのに・・・台風ですよぉ、台風接近。でも、おいしい物さえあれば、短い旅程、悪天候でも楽しめるはず。空港周辺のホテルを拠点に 済州島名物を食べてきました!
<1日目>
レシートか?
いざ!ソウル→ 済州島
ソウル在住なので、済州旅行は国内旅行。韓国国内旅行で飛行機を利用するのは初めてで、それだけでウキウキ♪金浦空港からアシアナに乗りました。 搭乗券をもらいに行って、びっくり!「えええ!この搭乗券、何!?レシートみたい!!」搭乗口や座席番号が書かれているので、紛れもなく搭乗券だけど、国際線とは違う形状にびっくり。いつも行っているロッテマートのレシートと間違えて捨ててしまいそう。くちゃっとまるめて、捨ててしまわないように、気をつけなくては。
夏の金浦空港
夏休み中だったので、空港は海や山にバケーションで行く人で賑わっていました。ゲートの前の椅子は満席。休み中でなければ、ゆっくり座れるんだろうけれど、さすが夏休み。国内線のフロアなので免税店がなくて少し寂しいですが、その代わりに売店で幅をきかせていたのが「帽子」。なるほどぉ。帽子、必需品です。
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金浦空港
済州空港からホテルへ
旅行の予定は2泊3日。さらに、飛行機の時間などの都合で、2泊とも空港から近くのホテルを、もちろんソウルナビで予約。1泊目はオリエンタルホテルで、2泊目はラマダホテル。同じ等級のこの2つのホテルは道路を挟んでほぼ向かいにあります。じゃあ、2泊とも同じホテルにすればいいのに・・・と思うでしょ?実はこのホテル、同じ等級なのですが、ぜんぜん宿泊料金が違うんです。ラマダホテルのほうがオリエンタルホテルより、ずいぶん高いんですよねぇ。ホテルの話は後ほどに・・・。
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済州国際空港
さて、オリエンタルホテルにチェックイン♪
とりあえずオリエンタルホテルにチェックイン。オーシャンビューの部屋で、ベッドはクイーンサイズのものが1つと、シングルのものが1つ。バスルームや部屋はきれいに掃除はされているけれど、うーん、これでムグンファ(ホテルの等級をあらわす★の代わり)5つかぁ。どうかなあ、ちょっとなあ、私的にはムグンファ4.5かなあ。大きいホテルできれいだけれど、特1とはちょっと言いがたいかも。ムグンファの数よりも、宿泊料が正直なようです。なんでもお値段並みなのね~。あ、それから、近所にEマートもコンビニもあるので、客室内のミニバーより、そちらで購入した方がよいと思います。
近場の「龍頭岩」見学。
ホテルに荷物をいて、とりあえず、ホテルの前の道を渡って、海沿いの道を左へ左へ。目指すは「龍頭岩」。途中、つり橋があったりして、やっと目的地に到着。漢拏山から流れ出した溶岩でできた岩のひとつで、口をあけて天に昇ろうとする龍に見えるところから、名づけられたようです。うーん、だんだん龍が舞茸に見えてきました。お腹が減ってきたしるしです。
黒豚が食べたい!
まだ、少し晩御飯には早いけれど、気分はすっかり済州名物「黒豚」。ホテルの前の大通りを、空港と反対の方向に直進。プチ水族館のような水槽を店舗の前に並べた海鮮の店や、焼肉屋が目に付くけれど、どこがおいしいのかよくわからない。こういう場合は、地元の人に聞いてみるべし。町角にあった観光局で「すみません、おいしい焼肉屋さんはどこですか。黒豚のオギョプサル(5枚肉)食べたいんですけど。」と尋ねたところ、「その日に使う豚で味が変わってくるから、どこがおいしいかわからないけれど・・・」という前置きを前提に「あっちの方に焼肉やが並んでいるから、そこの通りにある店で人が入っているところに行けばいいですよ。」とアドバイスをいただきました。指差された方向は、メインストリートをちょっと横にはいる小道の先。確かに「豚」の文字が見える。
ラブホ、焼肉屋、焼肉屋、ラブホ、焼肉屋・・・
小さい一角には、ラブホ、焼肉屋、焼肉屋、ラブホ、焼肉屋・・・のコンビネーションで焼肉屋とラブホが混在していました。あ、ラブホじゃないかもしれないけれど、そんな雰囲気でした。「え?!ここで、大丈夫でしょうか?」とちょっと思ったのですが、黒豚の絵つき看板を掲げた焼肉屋が立ち並んでいるので、そこで済州での初めての食事をすることにしました。お店の名前は「オンマテジ」。
「オンマテジ」は当たりでした。
ここの店の黒豚オギョプサルはおいしかった!やわらかくて、甘い。特に皮に近い部分がかめばかむほど味が出る。食後には半玉ぐらいの冷麺がサービス。うれしいじゃありませんか。あ!ファブリーズを持ってくるの忘れたぁ。(私は肉を食べに行くときは、化粧水を入れる小さいスプレーにファブリーズを入れたものを持参します。)帰りは「私は焼肉を食べてきましたよっ!!」とアピールする香りを引きずってホテルへ。
●●お店情報●●
「
オンマテジ(엄마 돼지)」
電話番号 064-724-3379
場所 オリエンタルホテルやラマダホテルが並んでいる大きな道を、空港と反対側に直進。しばらく行くと、ダンキンドーナツがあるが、それを通り越すして、さらに直進すると、観光案内のブースがある。そのブースの斜め前あたりに(その大きな道を挟んで)、小さい道がある。その小さい道沿いには、ラブホらしきものがちらほら見えるが、その小道の右側にお店がある。
<2日目>
2日目は観光
今回の旅行のスケジュールでは、正味、観光ができるのは2日目だけ。10時過ぎに荷物をまとめて、2泊目のお宿、ラマダホテルへ・・・っと言っても道を横切るだけ。(ちなみにオリエンタルホテルのチェックアウトの時間は12時です。)チェックインの時間には早いので、荷物だけを預けて、ホテルの横に待機しているタクシーで観光をすることに決定。運転手さんに世界自然遺産である「万丈窟(マンジャングル)」と「民俗村」には絶対に行きたいと告げ、値段交渉。一日だと10万ウォンと聞いていたが、出発時間が10時半を過ぎていたこともあって、8万ウォンで案内してもらうことになりました。
万丈窟は涼しい!
台風が来ているとはいえ、やはり夏。外を歩くと暑いんだよぉ。でも、万丈窟は別世界です。半袖だと、涼しいを通り越して寒いぐらいでした。万丈窟は約250万年前、漢拏山噴火口から溢れ出た溶岩が海辺の方へ流れ着いて形成されたと推定されていますが、とっても長くて、その全部を歩くことはできません。私たちが歩いていけるのは入り口から1キロぐらいまで。足元が悪いので、ハイヒールは避けたほうがいいでしょう。歩きやすい靴がいいですよ。また、洞窟の天井からぽたぽた水が落ちてきます。気にならないほどですが、気になる人はレインコートを持っていきましょう。写真を撮りたかったけれど、なにせ中が暗い。もう少し明るくしてくれたら、溶岩の様子がよく見えるのになあ。ちょっと残念。でも、天井の高さ・洞穴の広さには驚きです。よっ!世界遺産!!
次は、城山日出峰 (ソンサンイルチュルボン) 。
運転手さんが次に連れて行ってくださったのは、 城山日出峰 (ソンサンイルチュルボン)。日出峰の噴火口を守るようにとり囲んでいる大小99の石峰が、まるで大きな城郭をなしているということから、城山という名前になったそうです。うわ~上まで登れるんだ。きっと頂上から見る眺めは最高なんだろうなあ・・・でも、もう、疲れたから 日出峰は下から眺めるだけ。 駐車場の横にある奈良の若草山を思い出させる芝生の小山に登るだけが精一杯でした。元気のある人は、 日出峰に登ってみてくださいね。
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城山日出峰 (ソンサンイルチュルボン) 。
お昼は、ヘムルトゥッペギ(海産物の鍋)
運転手さんに、昨日食べたもの、そして明日食べようと思っているものを告げ、その他にチェジュでおいしいものは何かとたずねたところ、「ヘムルトゥッペギ」がおいしいということ。じゃ、それを食べたいです~。運転手さんが連れて行ってくださったお店は「ドルハルバン トゥッペギ」というお店。ヘムルトゥッペギは10000ウォン、そしてチョンボックトゥッペギ(あわびの鍋)は15000ウォン。注文するときに「辛くないのと、普通のと、どちらがいいですか」と、聞いてくださいました。普通のものも、むちゃくちゃ辛いわけじゃありません。ちょっと青い唐辛子がピリッとするぐらいです。スープに海産物のだしがきいていて、ご飯がとっても進みました♪
おかずのにぼし、でかーい。
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とこぶし?それとも、あわびの赤ちゃん?
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●●お店情報●●
「
トルハルバン トゥッペギ(돌하르방 뚝배기)」
電話 064-784-6888
住所 済州特別自治道 西帰浦市 城山邑 城山里141番地
場所は運転手さんが連れて行ってくださったので詳細は覚えていませんが、 日出峰の近くです。
つぎは済州民俗村博物館
済州島はかつては独立国家だったので、済州独自の文化があります。昔ながらの済州を見るなら、民俗村博物館がいいですよ。ここは有名なテレビドラマ「大長今 (日本語タイトル:宮廷女官チャングムの誓い)」のロケ地でもあるので、「大長今」ファンの皆様にもお勧めのスポットです。敷地内にあるわらぶきの家は実際に使っていた家屋を移したものだそうす。あっちこっちに「大長今」の写真がありました。観光時間は急いで回れば1時間半ぐらいで、さっと1周できます。
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済州民俗村博物館
済州民俗村博物館からホテルへ
ホテルへもどる途中、 済州民俗村博物館にあった昔の家が、もともとあった場所を通ってもらいました。民俗村にあった家と同じものが現役で使われていました。もちろん外観だけが民俗村の家と同じで、中は現代風になっています。貸家の看板がたっている家もありました。すごいなあ、まだ住めるなんて。民俗村からホテルまでは約50分。島だとあなどるなかれ、済州島。結構広いんです。ですから、帰りの飛行機の時間によっては、空港近辺のホテルに最終日は宿泊したほうが便利です。また、公共交通手段があまりありません。バスは走っていますが、その数は多くありません。島の観光はタクシー、もしくはレンタカーがお勧めです。島をぐる~っとまわるモノレールとかあったらいいのにねっ!
座敷は屋外。座敷の下は海、もしくはテトラポット。横に刺身屋の並びが見える。
晩御飯は、太刀魚がいいな
さて、今日の晩御飯は太刀魚。それも、新鮮な太刀魚でないといけない刺身が食べたい!ラマダホテルを出て、海沿いの道を空港側と反対方向にまっすぐ行くと、刺身屋が4,5軒並んでいる「刺身屋通り」に。「通り」というほどの大きさじゃないけれど、刺身屋の前に、京都の川床のような座敷(海に突き出したかんじの座敷)があって、地元のおじさんが刺身で乾杯している。じゃ、今日の夜はここに決まり!
太刀魚の刺身は皮がついたものを!
太刀魚の刺身は30000ウォン。太刀魚は塩焼きや鍋で食べたことはあるけれど、お刺身は初体験。もっと味が薄いのかと思ったら、なんの、なんの!意外にしっかりした歯ごたえと、しっかりした味がついていて、なんて美味なの!特に、ピカピカの銀色の皮の辺りに、おいしさがぎゅっと詰まっている感じ!これは、お酒がすすむ。おじさんたちに混じって、乾杯をしながら海を眺めつつ・・・ああ、済州島に来て、本当によかったよぉ~。
ホテルへ千鳥足でもどったので、ラマダホテルのことは、3日目に。よく飲んで、よく食べた2日目の夜でした。ラマダホテルの話は3日目に続く・・・。
<3日目>
ラマダホテルの客室の不思議
なぜじゃあ~~と、言いたくなるラマダホテルの客席のつくり。広いバスルームには窓があり、その窓を開けると、ベッドが見えます・・・うーん。新婚さん向き?この部屋の間取りが理解できないけれど、ラマダホテルの客室は素敵でした。空間に余裕があること、きれいに掃除されていること、ごてごてしていないシンプルなデザイン。また、今度もここに泊まりたいと思える客室でした。部屋は漢拏山を見たかったので、マウンテンビューの部屋を予約しました。が、台風のおかげで山が見えない!え~ん、済州島のシンボルが見えないよぉ。ショックでした。(結局、旅行中、ずっと見ることができませんでした。)仕方ない、天気には勝てません。
ど、どうして・・・?
さて、中途半端な飛行機の時間。ホテルのチェックアウトは12時。どこか遠出するには時間が足らない。かといって、近場は回った・・・そういえば、ホテルにプール(有料)があった♪一流ホテルのプールサイドで海と着陸する飛行機を眺めることに決定。ちょっと天気も回復してきたことだし、ソウルでは見られない水平線を堪能しようと、プールに行ったのですが・・・そこは一流ホテルのプールというよりは、街中のスイミングスクールの光景!?「どうして、水泳教室をしているの?」子供たちがいっぱい。当然のことながら、そこそこの騒がしさ。ラマダホテルのプールでは、地元の子供たちの水泳教室が開かれている時間があるのでした。大人のゆったりとしたプールサイドで過ごす時間はどう考えても無理です。学校にプールがないからかなあ。でもなあ・・・ラマダホテルでスイミングスクール・・・う-ん。プールサイドでゆっくりした時間を楽しみたい方は、前もってスイミングレッスンの時間をチェックしておいて、その時間をはずされることをお勧めします。
さて、あわび粥!
飛行機の時間もあるので、ホテルの近所でおいしいあわび粥が食べられれば最高!ドアマンのお兄さんに、その旨を伝えると、道を挟んだところにある店を指差した。「はい、はい、そこにいきますとも♪ど~も。」済州での最後のご飯は、あわび料理専門店「ユビン」であわび粥。お店に入って、メニューも見ずに「すみませーん、あわび粥くださーい」。あわび粥はもちろんソウルでも食べられます。でも・・・早速、出てきたあわび粥を見てびっくり!色がぁ~~!!やや緑っぽいカレー色?!
ソウルのあわび粥は白いけど?
確か、ソウルで食べたあわび粥は白っぽかったが・・・はて?
ユミ「すみませーん。あのぉ、ソウルで食べたあわび粥はこんな色をしてなかったと思うんですけど・・・。」
お店の人「あわびのわた(内臓)を入れているので、こういう色になるんですよ。」
なるほど。あわびが食べた海草の色がこのお粥の色に出ているんですね。あわびの身もしっかり入っていて、「あわび粥を食べた!」という満足感でいっぱいです。