☆秋の味覚を探しに行こう☆
みなさん、こんにちは。コーミィです。
週末、近所の公園に娘とお散歩に行ったのですが、街路樹や公園の木々が徐々に色づき始めていて気温だけではなくて周辺の景色からも秋の気配を感じられるようになってきました。
秋といえば食欲の秋。 道端の屋台には鯛焼き屋さんが登場し熱々の鯛焼きがおいしいと感じる季節でもあります!
先日、ソウルナビの記事に
”松茸特集”が出ていましたよね。食欲の秋と聞くだけで何だかお腹が空いてくるコーミィなんです。。。
今日は韓国の松茸狩りについてお伝えしたいと思います。
行ってきたのは慶尚北道ボンファ郡。ソウルからボンファまでは中央高速道に乗って約2時間半ほどです。
周辺には有名な
安東(アンドン)や東海(トンヘ)があるので、どちらも旅行のコースに入れたいエリア。
日帰り旅行なんてもったいない!
ぜひ宿泊しながら各エリアを周ってくださいね!
まずは、韓国の松茸のこと知っとこ情報~!
高速道では松茸の形をした看板がお出迎え
韓国の松茸産地は 江原道(カンウォンド)の襄陽(ヤンヤン)がとても有名ですが、奉化(ボンファ)の松茸は他の地域よりも香りが強くて味もいいとあって専門家の間では有名な産地の一つです。
2007年から3年連続韓国ブランド大賞を受賞し韓国政府からもお墨付きをもらってる松茸なんですよ~。
日本人にも人気の韓国産松茸。
ボンファ郡庁では日本からの松茸狩りツアーを毎年多数受け入れているんだそうです。
第13回ボンファ松茸祭り開催のはずが・・・突然の中止に!?
今年は中止になってしまいとても残念です。
ぜひ来年の松茸祭りに期待しましょう!!
コーミィにとって生まれて初めての松茸狩りなので随分前からとても楽しみにしていたのですが、 松茸祭りが新型インフルエンザの影響で急遽中止になってしまったんです。
突然の連絡に数日間放心状態だったコーミィ。。。
そんな気落ちしたコーミィを見かねてか、主人が松茸生産者と直接連絡を取り合い交渉してくれたよう。
交渉の末、個人的に松茸狩りをさせてもらえることに!!
なんてラッキーなんでしょう。
主人曰く、
『外国人の妻がどうしても松茸狩りをしたいんです』と、
“外国人“という所を強調して交渉してみたとか。
情に弱い韓国人は外国人にも弱い!?
松茸狩りに向けて前日からスタンバイ
江南エリアで仕事帰りの主人をピックアップして、そのままボンファへ向けて出発。
ボンファ近くのヨンジュ郡で1泊しました。
3人家族なのでいつもモーテルのオンドル部屋に宿泊しています。
所で、忘れてならないのは価格交渉!!
~~内緒で交渉テクニックお教えしちゃいます~~
宿泊金額を聞いた後に、必ず『小さい部屋はありますか?少し安くしてもらえませんか』と言ってみましょう。
(最初から安くしてくださいと言わないほうが割引してくれる確立が高いですよ)
この方法で今まで高い確率でディスカウントしてもらえました。
今回は1泊オンドル部屋が3万ウォン→2万5千ウォンに!! 一人分の食事代が浮きました~☆
(注意:ホテルによっては割引する代わりに本当に小さい部屋を提供する場合もあります)
松茸狩り当日
<ボンファ郡への入り口付近> 周辺には松茸直売所が軒を並べていました
|
|
<田舎の原風景> おばあちゃん家を思い出します
|
ボンファの町外れにある松茸狩り達人の家に現地集合です。
ホテルを出発して集合場所までの楽しいドライブ。
韓国の田舎町は懐かしい風景が続きます。日本の風景とよく似てますよね~。
達人の家に行く途中道に迷ってしまい、木の上で何かを収穫していたおじさんに道を尋ねました。
そのおじさんは親切に道を教えてくれただけではなく、収穫したものを沢山おすそ分けしてくれました。
これって、デチュ(なつめ)だぁ。
いつの間にか主人も一緒に収穫を手伝ってます(笑)
田舎の人は素朴でやさしいですね。
達人の家
|
|
お隣さん家
|
探検が好きな娘が隣の家にお散歩に行ってしまい、急いで追いかけてきました。ここのお宅のおばあちゃんもとてもいい人で、茹でたばかりの熱々とうもろこしをいただいてしまいました。とてもおいしかったでーす♪ |
達人の家に到着。コーミィー家族のほかに、日本からの団体ツアーの方々が一緒に参加するということだったのですが、 ツアーバスの到着が予定よりも大幅に遅れてしまい、コーミィ家族は一足先に出発することになりました。
3人の達人と宝探しへ出発~!!
今年は降水量が少ないため、松茸の量がとっても少ないんだそうです。
達人さんの一人が先日8時間探し回って3個しか取れなかったんだそう。
半ば諦めモードのコーミィでしたが、達人さんが特別にいつも行く所とは違う山に連れて行ってくれました。
もしかすると松茸に出会えるかも~!?
松茸を探し始めてすぐ、主人が何かを発見~!!
あ、あれは・・・。
もしかして・・・!?
ま、まつたけでは~!!!!
ど、どこ~!?
あった!
まさしく松茸だぁ!
なんということでしょう。
探し始めてものの5分で松茸を発見してしまった主人。
誰よりも1番に発見し、しかも形がいい上等のものらしく達人さんからは賞賛の言葉をいただいて有頂天のコーミィ家族♪♪
もっと見つかるのでは!?
欲が出てきた主人がその後もひたすら探すものの、結局最初に見つけたこの1つだけが唯一の収穫でした。
達人さんは3人で探して合計2つしか見つからず、そろそろ引き上げようと数時間の宝探しは終了したのでした。
達人さんが主人が見つけた松茸はお土産で持って帰っていいよと言ってくれ、代わりに達人さんが収穫した松茸を肴に飲もうということになって、コーミィ家族の支払いでサンギョッサルやら焼酎やら大量に買い込み、達人のお宅で収穫の酒盛りが始まったのでした。
主人が見つけた松茸。少しかさが開いているけど数万ウォンの値打ちがありそうだとの達人さんのお言葉でした。 『パパすご~い♪』
|
|
こちらは達人さんが収穫したもの。開きすぎてしまっているものの、味に変わりはなく食べ応えも十分ありそう! 『私の顔のサイズと一緒だね』
|
◆韓国版松茸の食べ方レクチャー◆
本当は牛肉と食べる方がもっとおいしく松茸を味わえるそうですが、今回は収穫量が少なかったのとコーミィ家族の支払いということで、手軽に食べられるサンギョッサルになりました。
お肉が焼けてきた所で、松茸を豪快に投入~。
食べた途端、肉汁と松茸の香りが絡み合って何とも言えないおいしさ!!
最後にお手製キムチを入れて豚キムチにしてご飯のお供に。
あ~、これも食が進む~。
生で食べる方法も教わりました。松茸を手でさいてゴマ油&塩で頂きます。
うーん、松茸の香りが口いっぱいに広がる~~~~♪♪♪
達人さんたち
酒盛りをしながら松茸談議に花を咲かせ、まだ日も暮れていない早い時間から楽しい宴となりました。
コーミィ家族は翌日の
伐草(ポルチョ):先祖のお墓の掃除の為に今夜中に大邱(デグ)まで行かなければならず、もう少し松茸狩りの余韻に浸っていたかったのですが、大分ほろ酔い加減の主人と遊び疲れて眠そうな娘を連れて、お酒を飲まずにいた(飲みたかったよ~)コーミィが運転してそのまま大邱(デグ)まで出発です。
達人さんが帰り際に、家の前の畑で採れた無農薬の林檎と、すぐ傍の川でわざわざ獲って来てくれたタスルギ(カワニナ)、そして野生の人参酒をお土産にと持たせてくれました。
田舎の人たちは情が厚くて本当にいい人ばかりです。
韓国人のやさしさに触れた最高の松茸狩りとなりました。
ボンファを後にする前にちょっと寄り道
手前にある黒いビニール、これは高麗人参畑です
大邱(デグ)へと出発する前に達人さんに教えてもらった韓屋が並ぶ小さな村に寄りました。
ここは伝統韓菓で有名な地域だそうです。
チュソクに向けて地元のおばさん達が忙しそうに韓菓を作っていました。
個人販売もしてくれるとのこと。1袋1万ウォンでした。(2009年9月現在)
後日、自宅に戻ってすぐに松茸ごはんとタスルギ(カワニナ)のテンジャンチゲを作って、今回の旅行の締めとして最後の松茸を堪能しました。
お土産で買ってきた安東名産カンゴドウンオ(干しサバ)と一緒に
|
|
これがタスルギ。天然の巻貝できれいな川にしか生息していないそう。何だかタニシみたい?
|
松茸祭りが突然中止となってしまい一時はどうなるかと困惑していたコーミィでしたが、個人的に松茸狩りをさせてもらうことができて韓国人の情に触れた有意義な旅行となりました。
新型インフルエンザも早く終息して来年の松茸祭りには楽しく参加したいと切に願うコーミィがお伝えしました。
<ボンファ松茸祭り>
※毎年9月末頃開催
問合せ先:ボンファ郡祭り推進委員会
電話番号:054-679-6282~4(韓国語のみ)
ホームページ:
http://www.bonghwa.go.kr/potal/songi/index.html(韓国語のみ)
<ボンファ松茸祭りイベント/松茸無料採取体験>
問合せ先:ボンファ郡庁 山林環境課
電話番号:054-679-6313(韓国語のみ)
ボンファ郡庁ホームページ:
http://www.bonghwa.go.kr/japan/index.html(日本語サイトあり)
◆行き方◆
<自家用車>
ソウルから中央高速道で
榮州(ヨンジュ)ICへ。その後
36番国道でボンファへ(所要時間2時間30分)
<バス>
東ソウルバスターミナルからボンファ行きバスあり(1日6回運行/所要時間2時間40分)
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2009-10-09