こんにちは!ソウルナビです。北村(プッチョン)といえば、ご存知の方もたくさんいらっしゃいますよね。ソウル中心部の伝統家屋が残っているエリア。李朝時代、高級官僚が住んでいたところで、当時の王宮である景福宮の北側に位置するから北村。1984年「韓屋村保存時域」に指定され、今でも900棟ほどの韓屋(ハノッ、韓国の伝統家屋)が残っています。最近はその昔ながらの町並みに新しいお店も増え、人気の観光スポットとして浮上~。今年(2010年)はなんと約20万人の観光客が訪れる見込みというからスゴイですね!そんな北村人気をうけて?!2010年6月、景福宮の西側エリアにあたる西村(ソチョン)も韓屋保存地域に指定されました。こちらは伝統家屋がところどころに残る庶民的なエリアですが、世宗が生まれた地であり、また有名な小説家や詩人が住んでいたところとしても知られています。
さっそく、西村を歩いてみよう!
地下鉄3号線キョンボックン(景福宮・Gyeongbokkung・327)駅の1~4番出口を利用すれば、西村に出ることができます。今回ナビは4番出口を出て、すぐ反対方向へ進み、景福宮の手前を左折してから歩いてみましたよ。
北村は昔ながらの韓屋が約900棟保存されているのに比べ、西村には韓屋が650棟ほどあり、そのほとんどが1910年以降の住宅計画によって一度に建てられた改良韓屋だそう。また、北村が高級官吏の住んでいた高級住宅街ならば、ここ西村は医官、画員(絵師)といった専門職に従事していた人たちが集まって住んでいたエリア。北村よりも庶民的な雰囲気にあふれています。この伝統家屋や雰囲気の違いは実際に歩いて見ると分かりますョ。北村と西村の両方歩いて比較してみても面白いかもしれません。
近代にはいって、詩人ユン・ドンジュ、画家イ・ジュンソプ、詩人ノ・チョンミョン ヒョン・ジンゴンなど多くの芸術家が住んでいたところとしても知られています。そのこともあってか、今でもギャラリーが多いのがこの地域の特徴のひとつ。そしてもう1つ、路地を入って一般の方が住んでいる住宅エリアには猫たちがたくさん。韓国ソウルのしかもこんな中心部で、こんなにたくさんの猫を見かけるのは久しぶりかもしれません。皆さんも歩くときはこの猫ちゃんたちの邪魔にならないようにしましょうね。