ご無沙汰のみぽりん!「とうとう娘は大学生に…」

お久しぶりです、みぽりんです。もう、すっかり忘れられていると思っていましたが、またまた登場しました。

さて、小学生だった長女は、なんと大学生になってしまいました。月日の経つのは早いものですね…さて、長女は韓国の幼、小、中、高校を経て、なんと韓国の大学に入学しました。それも名門、延世(ヨンセ)大学です。受かった本人も、お母さんの私も、ビックリしました。こういうことが、人生にはあるものですね。それで、夫と私と長女は、大学の入学式に行って来ました。韓国の大学の入学式は2月末から3月初めにありますが、延世大学は2月17日でした。まだ春とは言えない位寒い日でしたが、大喜びの娘と、娘以上に大喜びの夫を引き連れて、私は蚕室(ジャムシル)室内競技場へと向かったのです。

韓国の受験戦争は日本でもよく報道されますが、本当に熾烈で大変でした。なーーんて言って、大変なのは娘で、私ではありませんよね。(#もちろん)娘曰く、「夢中で勉強して、夢中で願書を出して、夢中で試験を受けたら、受かっていた」とのことです。幸せな子です。私は心配で、心配で溜まりませんでした。「もし落ちて、浪人して、次の年も浪人して、2浪とかしたらどうしよう。可愛そうだから、どこでも良いから行って!!」と祈るような気持ちでしたが、スッポっと受かってくれました。(#本当に良かった)
延世大学の入学式は校外の施設を借りて行われたので、「お金の無駄遣いだ」とか、「派手すぎる」などとマスコミから随分たたかれました。行って見て思いましたが、確かに地味ではないですね。会場の入り口ではパンフレットと共に、お餅やジュース、ミネラルウォーターを無料で配ってくれて、「やっぱり韓国ね」なんて思いました。さて、延世大学オーケストラをバックに華やかに始まった入学式は、何と讃美歌の大合唱に続くという意外な展開を見せました。もちろんキリスト教系の大学ではありますが、徹底してますね。そして聖書拝読、説教と祝辞、そしてお祈りとお決まりのコースを進みました。


会場は2階は新入生と父兄、1階は在校生と分けられていました。新入生は学科ごとに座っていて、「哲学科」とか「英文科」と書かれた旗の下に集合していました。

式典が終わると、学生会の紹介がありました。学生会長と副会長です。
そして、長い自己紹介と大学紹介なんかがありました。これはしょうりゃくー

サークルのパーフォーマンスと歌

卒業生タレントのベ・ダヘちゃんの歌。延世大学には音楽学部があって、彼女は声楽科出身です。一時はバニラルーシーというお洒落なグループのボーカルもしていました。バニラルーシー時代は金髪でしたが、元の清楚な姿に戻り、好感度満点。声は綺麗なソプラノで、合唱が得意で、隠れファンも沢山います。私も大好き。

そして、延世大学名物の応援団アカラカの指導下、会場を埋め尽くす学生たちの熱き怒涛が響き渡ります~~~
日本で応援団というと、黒いガクランとチアリーダーたちが織り成す可憐なパーフォーマンスですが、ここは韓国。かなり違いました。韓国の応援団とは?衣装は完全にサーカスのゾウ使いのようでした。彼らは会場の学生たちを一体化させて、雰囲気を盛り上げるペースメーカーなのです。

歌手兼声出し専門の3人組が陰で歌を歌ったり、「みぎー、ひだりー、まえー、うしろー」と音頭を取る中、応援団の人たちは舞台の上で踊りまくります。そして新入生たちは、肩を組み、旗を振り回しながら、右へ~左へ~とウォーブをしたり、ジャンプしたりします。これはなかなか見物でした。今までお勉強ばかりしてきた学生たちの脳を、いかに早く柔軟にするか。応援団の腕に掛かっているのです。ウォーウォー。
ああー青春!娘は一瞬のうちに、高校生活と綺麗さっぱり縁を切ってしまいました。ああー憧れの大学生活。男女共学。長い髪の毛。お母さんは本当に嬉しい。

このテディーベアはチュジュ島のテティーベア博物館からのプレゼントで、毎年、入学式のときに新入生に特別贈呈されるとのことです。テティーベアから延世大学のフォースをもらって、今年も元気に出発です!これからもヨロシクお願いします。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-04-25

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