梅雨の真っ只中に恒例の親戚大旅行を決行!
みなさん、こんにちは。コーミィです。ソウルでも梅雨がスタートしてスコールのような雨が降り続いています。今日は一旦雨が止んで晴れ間が見え、近所の公園でウォーキングしてきました^^
所で、結婚生活で大変なことの一つに主人の家族や親戚とのお付き合いがあります。結婚した当時はどのくらいの親密度で対応したらいいのか分からず、時間の経過とともに経験して色々悩みながら今まで来た訳ですが、義母側の兄弟や親戚とは仲が良く気楽に会えるいい関係を築いています。みなさん礼儀をきちんとわきまえている方なので会っていても楽しいです。そんな親戚達との大旅行が2年振りに決行。ソウル、全羅南道、慶尚南道在住のトライアングルに分かれて離れているため、毎回集まる場所で議論があります。今回は釜山方面の人達に一歩譲って慶尚南道の統営へ。大雨の影響でだいぶ振り回されてしまった今回の統営(トンヨン)の旅、始まりで~す♪
☆☆旅行1日目スタート☆☆
統営へは高速バスで行くつもりでした。すでに往復チケットも予約して明日は出発という所で梅雨がスタート。韓国の梅雨はスコールのような雨が降ります。もしや高速バスで行っては雨の中現地で身動きが取れないのではと予想して、結局バスのチケットをキャンセルして自家用車で行くことに。その判断が吉と出るか、凶と出るか。。。
午前10時頃出発してからオリンピック道路はなぜか渋滞。週末の午前中の道は空いてることが多いのになぁなんて思いながら高速道路に乗りました。最初の休憩はマンヒャン・サービスエリアでのランチタイム。食堂ではスープ系がおいしそうだったので、主人はウゴジヘジャングック(干した大根の葉入りスープ)を、コーミィは娘も食べられるお決まりの焼き魚定食を注文。
SAに寄ると必ずチェックする食堂や子供の遊び場などの施設。食事の後にお散歩しながら子供の遊び場を探しましたが、ここのSAにはありませんでした。でも食堂の裏口を出るときれいな花壇があり、暫し目の保養。さらにここのトイレはなんといっても清潔。ありがちな濡れた床ではなくピカピカ。入り口にはトイレコンテストで受賞したとの案内版。そんな大会もあるんですね。
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7時間かけて統営に到着
統営といえば、真っ青な海と小さな島々が点在する美しい港町で、『東洋のナポリ』と称されるほど。なのに今回は梅雨の真っ只中で毎日、雨雨雨・・・。せっかく楽しみにしていた遊覧船もケーブルカーで行く展望台もすべて中止です。でもコーミィはあきらめませんよ。旅行は観光だけじゃぁありません。観光がだめなら食い意地で勝負!おいしいお店を探します♪
統営に来て唯一観光した『トンピラン村』
大雨がかなり小降りになってきて観光ができそうな予感。
すかさず主人が行ってみたい所があると言って向かった先は、
”トンピラン村”と呼ばれる地区。2007年、統営市が再開発のため撤去しようとしていた所に、ある市民団体が壁画展を開催して芸術大学の学生とアーティスト達が昔の趣を残す住宅の壁や階段などに壁画を描きました。地区は撤去を免れ現在は観光客が訪れるちょっとした観光名所です。そういえば同じような境遇で壁画が描かれた地域はソウルにもありますよね。細い迷路のような小道の散策と壁画の鑑賞は一味違った楽しみがあります。ただし、一般の人が生活する場所なので騒いだり迷惑をかけないように行動しましょうね。
『トンピラン壁画村』
住所:慶尚南道(キョンサンナムド)統営市(トンヨンシ)東湖洞(ドンホドン)
行き方:統営市中央市場からすぐ
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トンピラン壁画村からペンションへ
幹事の親戚が予約してくれた今夜のお宿はペンション。
20人に対し大部屋3つはちょっと手狭な感じではありましたが施設とペンションのおばさんの対応はとてもよかったです。窓からの眺めも良く巨済島が望めました。冬のソナタで人気になった外島まではその島から船に乗ります。全羅南道チームと夕食の鰻が到着する間、親戚達とおしゃべりして時間を過ごしました。
『風車村・アイリスペンション』
住所:慶尚南道(キョンサンナムド)統営市(トンヨンシ)竜南面(ヨンナムミョン)長坪里(ジャンピョンリ)703
電話番号:055-646-5392
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なぜか全羅南道の名物『プンチョンジャンオ』が今夜の夕食
鰻と共に全羅南道チームがようやく到着。ペンションの離れにあるBBQ会場へ移動しすぐに夕食の準備に取り掛かります。鰻の白焼き、手作りのテンジャンチゲと釜山キムチ、焼酎での宴。コーミィ親子ともう一人の親子の嫁チームは、大雨で子供をBBQ会場に連れて行くのは大変だとペンションの部屋に夕食を運んでもらい、テレビを見ながら静かに過ごしました。この後、親戚達は2次会のカラオケで夜遅くまで盛り上がったようです。コーミィ達は子供達と一緒に早めに就寝。
今日も引き続き土砂降りの雨。昨日よりもさらにひどそう。
雨のせいでどこに行ける訳でもなくチェックアウトの時間までペンションで過ごすことに。
その中で、主人、コーミィ、従兄弟の3人が名物料理を買いに出かけました。
せっかく外出したのでと従兄弟が巨済島まで渡ってくれました。
橋を渡ってすぐに引き返して来ただけですが、小さな丸い島々が垣間見ることができ写真を撮る事ができました☆
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買出し1つ目は元祖『トンボハルメ忠武キンパッ』
ソウルの明洞でも食べられているチュンムキンパッが、ここ統営の名物だと初めて知りました。色々な説を聞きますが、家の主人曰く、猟師さんが船出する時に持参するお昼ごはんとして痛みにくいようにごはんと具を分けて持って行ったのが始まりでチュンム地域で食べられていたことからこの名がついたからだとのこと。でも元祖トンボハルメのお店で紹介されてるエピソードはお店ならではの内容。どれが本当かな??それはさておき、港町ならではのイカが入った辛いバンチャン(おかず)とカクテキ、そして一口海苔巻きがこのチュンムキンパッのポイント。コーミィは食べてみて素朴な普通の味と感じましたが、かなりファンは多し。
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買出し2つ目は名物『オミサ・クルパン』
1963年から続く手作りクルパンで有名な統営名物。甘さ控えめのこしあんが入った固めのドーナツ。外側は蜂蜜が絡まり食べる時は同封のビニール袋にはさんでいただきます。親戚の中ではこの味が好きだと言う人とあんまりだという人に意見が分かれ、あまり期待しないほうがいいと聞いていました。コーミィも最初食べた時はあまりおいしいとは思えませんでした。このドーナツの歯ごたえに慣れてないせいもあったかもしれません。でも一つ食べ終わり時間が経つにつれて、なぜかまた無性に食べたくなり、噛み締めるほどにやみつきになる素朴な味です。韓国全土に配達も可能。
『オミサ・クルパン』
住所:慶尚南道(キョンサンナムド)統営市(トンヨンシ)鳳坪洞(ボンピョンドン)124-7
電話番号:055-646-3230
ホームページ:http://www.omisa.co.kr/ (韓国語)
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帰り道でのお楽しみ
ソウルに近い上りのイプジャン・サービスエリアでおもしろいものを発見。それはバッティング練習場です。長距離ドライブのストレスを発散する場所としてはいいんじゃないでしょうか。15回1,000ウォンと格安なので主人とコーミィで体験してみました。コーミィは15回中4安打でした。打率はあんまりでしたがカキーンと打った時の快感はきもちい~♪
さらに練習場の奥には小さなブドウ農園がありました。ブドウ体験と書いてある看板を見かけたので、秋には収穫体験ができるのかな。韓国のSAも少しずつ変化してきています。さらに食堂のレベルを上げてくれたらいいんですけど・・・。
今回の旅はいかがでしたか。
統営の海の魅力をお伝えできず残念な面もありますが、ご当地の食べ物をいただけて、コーミィ的にはまずまずの旅だったかなと思います。片道7時間の道のりはさすがに疲れました。でも帰りはコーミィも運転して休憩を含めると4時間半の道のりだったので思ったよりは平気だったかも。自家用車での旅行は、やはり好きな所で休憩が取れていつでもフレッシュできること。なので、結果的には車で行ってよかったかなと思います。統営は、ぜひもう一度訪れたい候補地になったので、またいつかリベンジしてきますね。以上、コーミィがお伝えしました!
<慶尚南道・統営市>
ホームページ:http://jpn.tongyeong.go.kr/main/default.asp (日本語)
<統営への行き方> ◆車
ソウル→京釜高速道路→大田JC→統営・大田中部高速道路→統営IC
◆バス
江南高速バスターミナル→統営市外バスターミナル
南部バスターミナル→統営市外バスターミナル
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-07-15