韓国の歴史を子供の目線で学べる、子供のための博物館
みなさん、こんにちは。コーミィです。韓国の小学校も夏休みに突入して、あちこちで子供達の元気な姿を目にするようになりました。ご存知の通り、世界の中でも言わずと知れた教育熱心な韓国。子供達はどんな風に夏休みを過ごしているのか気になりますよね。聞く所によると、普段どおり塾に通っている子が多いそうです。韓国でも共働きの家庭が多いので、色々な教科を総合的に教えてくれるゴンブバンと呼ばれている所で一日過ごしている子もいます。所で、学校が休みに入るととっても混雑する大人気の施設があるんですが、それはどこかというと・・・博物館!教科書に載っている歴史の勉強を復習したり、体験プログラムに参加したり、お母さん達も付き添ってみんな熱心です。
今日は韓国のお友達に混じって、オリニ(子供)博物館で一緒に韓国の歴史に触れて来たいと思います!
オリニ博物館は国立中央博物館の中に位置
建物左側にあります
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企画展示室を過ぎてさらに進んだ建物の左奥
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地下鉄4号線イチョン(二村)駅のすぐ近くにある「国立中央博物館」は、ご存知の方も多いはず。昨年はコーミィのスペシャル記事で伝統文化体験を書かせていただきましたが、同じ敷地内にある子供のための「オリニ博物館」を今日はご紹介します。
ちょっと奥まっていて人目に付きにくい場所にありますが、いつも親子連れで賑わっています。
「国立中央博物館」の建物は両側二つに分かれていて、正面入口から向かって右側は無料の常設展示館が、そして左側は特別展示館とオリニ博物館が並んでいます。ガラスドアの入口を入るとカフェスタンドがあるのでそこを左に進んでください。韓国料理のレストランを過ぎたつきあたりが、オリニ博物館となります。このオリニ博物館も無料で体験できるのがうれしいトコロ。
でも、ちょっと待って!
観覧するには注意が必要なので、この下の内容を良く読んでくださいね。
※注意※観覧するには入場チケットが必要です
クリックすると拡大できます^^
観覧料は無料ですが、「オリニ博物館」の館内に入るには必ず入場チケットが必要です(3歳未満はいりません)。チケットを受けるには、インターネットで事前に予約(韓国語のみ)するか、当日オリニ博物館の入口にある案内デスクでチケットを発給してもらいます。
各時間ごとに人数制限がありますので、混雑している場合はすぐにチケットがなくなってしまうこともあります。
午前中早い時間ならチケットをゲットしやすいですよ。
利用案内については右の内容をチェックしてくださいね →
博物館入口手前に案内デスクがあります
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入場チケットには大人か子供かを記載されます
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館内の案内図をチェックして中に入ってみましょう
展示は主に、住居・農業・音楽・戦争の4つのテーマに分かれています。入口を入ると最初に昔の住居がドーンと登場。
中国から韓国、そして日本へと色々伝わって行ったので、文化がよく似ていますよね。この家は日本で言うところの縄文時代あたりでしょうか。日本とどんな点が似ていて、どんな点が違うか探してみるのも面白いと思います。所々で韓国と日本だけではなく、中国のものも展示されていて、比較できるのもいいです。
そして、ショップで販売している体験ファイルを購入すると、より楽しめるかと思います。数枚の用紙と紙のお面が入っています。
もちろん購入しなくても見学は可能ですよ。
黄色いお家の中では、本をめくると昔の住宅が浮かび上がってきます。
グレーのお家は映像ルーム。
家の置物を直接触れたり、パズルのように組み立てられる体験コーナーがあったり。
韓国の住宅には欠かせない、オンドル(床暖房)について説明しているコーナーがあり、絵を見るだけでもなんとなく分かると思います。遠い昔からオンドルのシステムがあったなんて、すごいですね~。
<<農業に関する展示ブース>>
こちらは農業について学べるブース。
まず、昔使われていた器を韓国の石器時代→新羅時代→高麗時代ごとに違いを見ることができ、それらの器を時代ごとに並べ替えるブースがあり、ゲーム感覚で楽しめます。
その他には器の破片を使ってパズル遊び、農器具の展示など。
稲モミを脱穀する時に使用された道具を実際に触って体験してみましょう。
<<戦争や狩りに関する展示ブース>>
当時の戦争や狩りで使われていた武器などが展示されています。
大きな城郭も設置。当時の漢江周辺の生活風景を描いた絵は三国時代の頃。
<<音楽に関する展示ブース>>
こちらは音楽についての展示となっています。
儀式で使われていた楽器の展示や国楽器のメロディーを聴けるブースなど。
他には世界のお面を展示したコーナーがあります。
国によって色々なデザインや形で興味深いです。
日本のは能楽のお面でしょうか。
体験コーナー
案内図では体験教室となっていますが、体験コーナーとキッズルームがあります。体験コーナーでは銅版の上に紙を置いてポンポンと押すと印刷できる版画?のようなものとパズルコーナー。こちらの博物館にはパズル遊びが多いですね~。
そして、意外と知られていないのが、外にあるエナジー遊び場。
遊具を使って遊びながらエネルギーを起こせる体験ができます。
各時間ごとに人数制限があるので、そこまで混雑せずに見学できていいですね。1時間20分後には次の観覧者と入れ替えになるので、見学時間が短いかな~と思いましたが、意外と十分でした。
オリニ博物館の後は、国立中央博物館もお勧めです。レストランとカフェが完備されていて、一日歴史に浸ってみるのもよさそう。
博物館のすぐお隣には米軍基地があり、そちらの風景を望みながらお茶するのもちょっと違った雰囲気でおもしろいです。
これからが、夏休み本番。韓国に来たら博物館巡りなんかもいいですね。以上、コーミィがお伝えしました!
『オリニ(子供)博物館』
住所:ソウル市 龍山区(ヨンサング)西氷庫路(ソビンゴロ)135 国立中央博物館内
電話番号:02-2077-9000(代表)
ホームページ:http://www.museum.go.kr/main/index/index007.jsp(英語)
時間:9:00~18:00(月曜日休館/毎月最終水曜日は入場時間18:00~と19:30~の夜間も開館)
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-07-27