農業地帯でもある金浦(キンポ)市を紹介するお祭りをご紹介
みなさん、こんにちは!ソウルナビのコーミィです。秋真っ盛りのこの時期、ソウルでは銀杏並木や山々の紅葉が青空に映えて綺麗です。秋は紅葉とともに農作物が豊かに実る収穫の時期。その旬の農作物を農家さんから直接購入できるイベントが先日、金浦(キンポ)市で開かれました!金浦といえば金浦空港のイメージが強いですが、農業生産地としても有名。大昔に大陸から稲作が伝わって最初に栽培が始まったのは金浦の地だといわれています。金浦の「クムサル(金の米)」というお米はプレミアム・ブランド米として韓国でも高級品!お米だけではなく、りんご、梨、高麗人参などの特産物も豊富。今日は金浦のおいしいものが一堂に勢ぞろいした「金浦・農業人の日(農業祭り)」をご紹介します!
◇◇金浦・農業人の日(祭り)◇◇
金浦市、農業人団体協議会、農業技術センターが主体となって開催される「農業人の日(農業祭り)」は今年(2011年)で17回目を迎えました。イルサンと金浦を繋ぐイルサン大橋すぐそばにあるコルポ中央公園。ここは新都市開発で誕生したエリアで、閑静なアパート団地が整備されています。公園の一角に設けられたイベント会場では様々な催しが開催されました。元々は地元の方との交流が目的で始まったお祭りですが、今回は外国人にも紹介したいということで、農業祭りを手がけているイベント会社(ビッグ・ファーム)が広く広報し、外国人に料理教室やナイトマーケットツアーを手がけているオンゴ・フードコミュニケーションズを通して外国人も見学にやって来ました。今回コーミィと娘も一緒に参加させてもらいました。
<主なイベント>
・金浦の農産物展示スペース
・果実酒品評会
・体験コーナー(マッコリ作り・チーズ作り・藁工芸・ゲーム・動物との触れあい)
・農産物販売
・スターシェフたちのクッキングショー
金浦の特産物紹介展示や農産物の直販売の他、試食や試飲も盛り沢山。目玉は、韓国の人気スターシェフ2人が金浦の野菜を使った料理のライブショー!!
【金浦の特産物展示】
展示スペースでは金浦の特産物を知ることができます。意外に知られていないものが多く、お土産にしたい物も沢山発見。キノコ大好きのコーミィは、赤くて長いキノコに釘付け!(韓国名:ノッカク茸)どんな味なんでしょう。とても気になります・・・。
【果実酒品評会】
マッコリや梅の酵素の展示及び試飲会。マッコリはさまざまな種類があって試飲はどれも迷ってしまいます。伝統的な製法で作られたインサム・マッコリ(高麗人参のマッコリ)は、独特の芳醇な香りが口いっぱいに広がります。手作りチーズやお米のスナックをおつまみにしながら、さらにもう一口♪
隣りのブースでは伝統のマッコリ作りを披露していました。もち米を炊いて袋に入れて足で踏みます。なんだかうどん作りのようでした。そのあと四角に固めて長期間外で乾かします。韓国の味噌作りの工程でメジュといわれる物が作られますがそれによく似ています。カビが生えるまでほどよく乾かしたら、それと麴菌を一緒に合わせて発酵させ、独特のまろやかなマッコリが作られます。
【体験コーナー】
-チーズ体験-
ストリング・チーズという物を作りました。これはさけるチーズのこと。チーズの種を温めたお湯の中へ入れてやわらかくした後、手でこねて引っ張ります。さらにお湯に浸して形を整えます。これを繰り返すと繊維のようにさけるチーズの出来上がり。子供でもできるので娘もマイチーズを作りました。淡白な味でおいしかったですよ。
-藁工芸-
昔はこんな風に卵を包んで販売していたとか。地元の達人さんに直接教えてもらえます。
-昆虫や小動物との触れあい-
昆虫家や飼育場の方が運営するブースがあり、昆虫、魚、小動物に触れることができるコーナーがありました。プールの中には沢山の鯉。2千ウォンを支払うと魚釣りゲームができ、獲得できたら持って帰れるとのこと。他にはヒヨコをこよなく愛すヒヨコ学校の人が来て、ヒヨコのことを色々レクチャーしてくれました。カブトムシの幼虫も木屑の中にいっぱいいました。昔だったら触れたけれど、今はもう無理です・・・。
【農産物販売】
金浦の各地域から集まってきた新鮮な野菜やフルーツ、そしてお肉やキノコなど。どこもかしこも試食・試飲だらけでかなり堪能しました。特に気に入ったのは高麗人参入りのビール。思ったより飲みやすくすっきりとした飲み口でいけます!
【屋台】
金浦で収穫された野菜や材料を使って料理が提供されていました。コーミィたち参加者はここでVIPの方々に混ざって昼食をいただきました。もち米入りカボチャの蒸し物やコンビジ(おから)スープ、カンジャンケジャンが美味でした♪
【スターシェフたちのクッキングショー】
韓国で引っ張りだこのスターシェフ、イ・サンハク氏と漢南洞でデザートカフェ「キョートーフ」を手がけるシン・ヒョソップ氏。今一番ホットなシェフたちが金浦の特産物をどう料理するか見ものです。試食もあるということでとても楽しみにしていたのですが、娘と二人で公園の遊び場で遊んでいる間にすでに終了!!!!食べたかったシン・ヒョソップ氏のレンコンを使ったデザート。すでに配布は終了していて残ってませんでした。(;__;)
体験コーナーを3ヶ所以上訪問しスティッカーを集めるとゲームに参加でき景品をゲットできます。娘がルーレットで当てたのはなんと昆虫のゲンゴロウ!(家に持ち帰って育ててましたが、結局娘の幼稚園に寄付して飼育してもらうことに)金の米1キロと米のお菓子をお土産にいただき、個人的には梨などを購入。
まだまだ知られていない地域のお祭りですが、外国人が参加しやすいようソウルからバスツアーがあれば、きっと皆さんも行きますよね!金浦は空港から近いので、その利点を生かしてもっと世界に羽ばたいて欲しいです。以上、おいしい物、お祭りには目がないソウルナビのコーミィがお伝えしました!