日本ではまず見ることのない、個性豊かな韓国の広告アイテムたち。面白キャラ看板に続く、新たなジャンルの開拓!そんな広告アイテムをどーんとご紹介!
こんにちは、ソウルナビです。ソウルの町を歩いていると、個性的な看板が目につきますよね。韓国ってお店の数がびっくりするほど多く、町の景観というのはあまり気にしないのか(!?) ありとあらゆる広告が人々の関心をひこうとがんばっています。日本人観光客が多く来るところでは、お茶目な日本語表記間違いの看板も見かけます。これもある意味、観光の楽しみの一つになっている感もありますが・・・さて、今回は日本では目にすることがないような面白広告やアイテムをご紹介したいと思います。それでは行ってみましょう!
存在感抜群のエアー看板
みなさん、こういう円筒型のサンドバッグみたいなものに遭遇したことはありませんか?店頭入口に設置されていることが多いのですが、これは“エアー看板”と呼ばれていて、モーターで風を下から送ってふくらませるポップアイテムです。“バルーン・サイン”とも呼ばれているようです。空気を入れてふくらませたままのものもありますが、営業時間外は場所をとらないように空気を抜いてフタをして店頭に置かれています。
ナビは、いつも不思議に思ってたんですね、このたらいは何に使うのかなあ、何が入っているのかなと。ある日中身が見えたのです。これが円筒型ポップなんだとつい最近知りました!たらいではないのですね!
少し気を付けてみるといろいろなパターンがあることに気づきます。
このモーターで風を送るエアー看板ですが、細い体で踊る人形型もよくみかけます。こちら、調べたら名前がちゃんとありまして、“スカイダンス”というそう!モーターの風の強さでゆらゆらうねうねと動き、伸び縮みを繰り返していきなりビョーンと伸びたりして見ていてとっても面白いですよ!新規開店のお店や、電化製品販売店、携帯電話販売ショップなどでよく見かけます。 子供たちが喜びそうなキャラクターですよね。
韓国はアーチと風船がお好き?
続いて、このアーチ。こちらも携帯電話販売ショップの前に必ずと言ってもいいほどあります。プラスチックの花のようなもの、色とりどりのビニール浮き輪を連ねたもの。それから風船のアーチ。これは韓国ドラマの中でもよく登場(お店開店のシーンや、赤ちゃんの1歳お祝いパーティの会場入口など)するので、親近感がわくかもしれません。
このアーチは、バレンタインデーやホワイトデーなどのイベントシーズンに、コンビニや小規模マートの前にも登場します。そして面白いのはシーズンが過ぎても商品もアーチもそのまま、というのが韓国スタイルです(笑)。これだけ街角にアーチがあるってみんなアーチが好きなのかなあと思ってしまいました。ちなみに風船も大好きですよね。韓国は、バルーンアートがかなり発達しています。国家資格ではありませんが、社団法人風船文化協会という団体が行っているバルーンアート1~3級の試験があるそう!「〇メートルのアーチを風船で飾りつけよ」なんて問題もあるらしいです!
おじぎをするマネキンロボット“SHOWBO(ショウボ)”
これこれ!車の中から夜、ガソリンスタンドで見たときは本当にびっくりました。八頭身のレースクイーンのような女性の人形が180度で回転しながらおじぎをしているのです!そして彼女はやはりというべきでしょうか、あちこちの携帯電話販売ショップ前で会うことができます。
彼女の位置から2メートル内に人が近づくと、センサーが反応してそのお店の宣伝を始めます。下の台もLEDライトで光り、曲も出るという万能広告アイテム。洋服はクライアントの希望に合わせられるそうで、和食の店では着物を、クリスマスにはサンタガールに、ある時はチマ・チョゴリをとバリエーション豊か。
その他気になる広告たち
・横断幕+リアル
韓国って垂れ幕や横断幕大好きだと思いませんか?ここに写真を挙げているとキリがないので(汗)、お気に入りの一枚を。 このリアル写真、決しておいしそうに見えない!こわいです!タコ料理ですがもうちょっとおいしそうに見える写真のディレクションが必要では・・と心配になってしまいます。
・うなぎ一本勝負
お次はナビが出会った看板の中でもベストとも言えるほどの看板です。お店の幅の看板がうなぎの全長。ものすごいインパクトでした。電話番号も何もなくうなぎオンリーで勝負。これも“おいしそう”とは決して見えないのですがいかがでしょう?
・大きすぎる警察官
西大門にある警察博物館の建物の側面にデカデカと!これもインパクト大!ちなみに“パン シャトル 運行中止”と書いてあります。これは外国人には理解の難しいスローガンですね。簡単に言いますと、“校内暴力をなくそう”という意味になります。 “パン シャトル”は、定期便のようにパンを持ってくる、モノや金銭をいじめる側に渡す、つまり校内でのパシリ的存在の学生を意味します。
いかんせん大きすぎる・・・
・南大門の案内キャラ
つくりもポーズもかなりいい加減なミニー。南大門を歩いていると、チンドン屋さんのような格好をした案内人や韓国の武人のような格好をした人が数人います。今回は写真に収められたのはミニーだけでした。すみません!
・駐車禁止のお知らせとウェルカムキャラクター
ヤマト糊だあ!と喜んでしまいました。これも携帯電話販売ショップの前に三体ぐらいで並べられていることが多いです。
駐車禁止の三角コーンの役割をしたり、保育園入口周辺の“児童がいます、注意”とお知らせしている時もあります。
いかがでしたか?今日ご紹介したのはほんの一部。関心を持つと面白広告ばっかりに目が行くようになっちゃいますヨ!みなさんも面白い広告あったらお知らせくださいね。ナビはエアー看板を追いかけていくつもりです。いろいろなキャラクターが上に乗っかっていて、かわいくてハマってしまいそうです。以上ソウルナビでした。