待ちに待った国宝第1号の復活!5年3ヶ月の工事期間を経て南大門が帰ってきた!
こんにちは!ソウルナビです。皆さん!お待たせしました!?待ちに待った韓国の国宝第1号「崇礼門(南大門)」がついに復活しました!韓国国民だけでなく、日本でも南大門の復元を待ちに待っていた!という方も少なくないのではないでしょうか?復元記念式が行われた5月4日(土曜日)は、日本のゴールデンウィーク中だったこともあり、韓国で生で記念式見た!!という方もいらっしゃるかとは思います。でも、まだまだ見てないよ~という方もいらっしゃるかも?そこで今日は興奮冷めやらぬナビが記念式の様子を周辺の様子とともにお伝えしま~す☆ それではレッツゴー^^
火災発生から復旧まで
記念式の前に、崇礼門の火災発生から復元記念式を迎えるまでを簡単に振り返ってみましょう。2008年2月10日の日曜日午後8時50分頃、崇礼門にて放火による火災が発生。出火直後から多くの消防車と消防隊員による懸命な消火作業が行われましたが、出火から約4時間後に全焼してしまいました。14世紀に造られた築600年の歴史的建造物は、朝鮮戦争などの様々な困難を乗り越えながら、放火という人災で一瞬のうちにソウルから失われてしまいました。このときのショックは当時の韓国でもかなり大きいものでした。火災から3ヶ月後の2008年5月からは復元工事が始まり、まずは収拾作業が、続いて2008年6月から2009年までは発掘調査、復元設計、考証調査が行われ、2010年から3年間の工事期間で復元工事が始まりました。天候などさまざまな理由から工期が延びましたが、2013年4月に復元工事が完了し、火災から5年3ヶ月ぶりにお披露目!この5月4日の復元記念式を迎えた、というわけなんです。
5月4日(土曜日)
復元式典が始まるのは5月4日の午後2時から。明洞方面から歩いて行くと、南大門市場のあまりの人の多さにビックリ!みんな崇礼門(南大門)の記念式に向かっている?っと少し不安になりながらも人をかき分けさらに進むと、やっと完成した崇礼門(南大門)の姿が!手前の看板には「慶祝 崇礼門復元記念 南大門観光特区大祭」との文字があり、また、近くのビルには復元を記念した横断幕がたくさん飾られていました。
お待たせしました記念式・・・!?
皆さんお待たせしました!記念式がスタート!しかし、あまりの人の多さに入口まで近づくことすら出来ず・・・(泣)せっかく来たからには少しでもよく見えるポジションを探して歩きまわってみました。
■いろんな角度からの崇礼門■
式典の進行状況はわからないまま崇礼門に見とれていると、風船と共に大きな文字で描かれた「崇礼門」がどどんとお目見え!
光化門広場までパレード!
式典のあとは、崇礼門から光化門までパレード!広い太平路はホコ天となり、赤い民族衣装の集団か担ぐ赤い神輿が進み、亀甲船やお面をかぶった人、色とりどりの旗など色あざやかな集団が続き、その周りをたくさんの老若男女が道いっぱいにあふれました。そして終点の光化門前では特設舞台が設置され、オーケストラを前にさまざまなアリランの歌が披露され、崇礼門の復元を祝いました。
この崇礼門の一般公開は午後4時から。再び崇礼門に行ってみると、式典の時に比べれば人は減ったものの、それでもまだまだすごい人人人!崇礼門の歴史が書かれている石碑には「2008年2月10日 放火事件により激しく毀損、2013年4月まで復元し、この時、左右の城郭も一緒に復元した。」と刻まれています。実は現在進んでいるソウル城郭復元工事に合わせ、崇礼門の横には城郭も復元されました。
いかがでしたか?国宝第1号で韓国・ソウルのシンボルだった「崇礼門(南大門)」の復元。崇礼門といえば数年前までテレビで韓国特集の番組があると必ず!と言っていいほど映っていたから、日本でもソウルのシンボルとして親しまれているのではないでしょうか?この火災が起きた時、多くの人に衝撃と悲しみを与えましたが、今回、ソウルのシンボルとして新しく生まれ変わった崇礼門!韓国にいらっしゃるときは是非新しくなった崇礼門も訪れてみてくださいね。以上、ソウルナビでした。