みえぽんの122回目韓国旅行-法住寺、海印寺、お寺巡りの旅(2014/5/2~5/6)
ゴールデンウィークで4泊5日の旅!
いつもはだいたい2泊3日で行く韓国旅行ですが、今回はゴールデンウィークで4泊5日の旅。せっかくのGWを無駄にしてはいけないとはりきって予定を立てましたが、LCCの航空券発売開始日に後れを取り格安のチケットを取り損ね、ANAを利用。LCC以外の航空会社を利用するのは1年振りで、機内食も出るし映画も見るぞ~と飛行機に乗るところから楽しみな旅行の始まりです。
<1日目:2014/5/2(金)>
久々に羽田空港からの出国。早速ラッキーなことにエコノミー席よりも座席間が広いプレミアムエコノミーの席にしてもらえました。
飛行機が動き出したのは覚えているのですが、いつもの癖で寝てしまい、離陸した瞬間は記憶にありません。ふと目を覚まして窓の外を見ると、左斜め後方に富士山の綺麗な姿がありました。あわてて映画を見て機内食を食べ、LCCでは味わえない空の旅を楽しみます。
飛行機は定刻に金浦空港に到着。人も多くなく入国審査はスムーズですいすいと空港から脱出、A’REX乗り場に向かいます。
今夜は21:30に友人と夕食を食べる約束があり、それまで時間がたっぷりあるので電車に乗る前にE-MART金浦空港に立ち寄り買い物することにします。お菓子などをいっぱい買い込み、ソウル市内のゲストハウスがある薬水駅に移動します。
21時過ぎにゲストハウスに到着。約束時間の10分前に友人から待ち合わせ場所の薬水駅に着いたと連絡があり、急いでゲストハウスを出ます。ゲストハウスから駅まではわずか2~3分。私が薬水のゲストハウスに泊まるので友人が食事場所を薬水にしてくれました。
その友人とは、あんみつ姫の「アンニョンハセヨ~!あんみつはせよ!」の旅行記でおなじみの旅友さん、あんみつさんです。あんみつさんは名古屋、私は関東に住んでいるのにこの2ヶ月間で3回も会っており久しぶり感が全くありません。
ここから歩いてお店に行くのかと思えば、食事場所は6番出口目の前の「三代キムチワプルコギ」。ゲストハウスを利用する度、お店は綺麗で1人で食事もできて値段も手頃でいつか行こうと以前から気になっていたお店でした。
プルコギ2人前とカルビチム1人前を注文。すると店のアジョシに「多いよ(食べられないよ)」と言われましたが、普通の女性の食事量とは比べ物にならないくらい私たち2人はたくさん食べるので、何の苦も無く完食しました。お店は明るくてすごく清潔で食事もおいしくて満足でした。
その後、近くのカフェベーネでデザートを食べ、お互い明日は地方に出かけるので0時前に別れました。
<2日目:2014/5/3(土)>
今日は俗離山の法住寺を訪れます。マートでの買い物が大好きな私は、昨日はE-MARTに行ったので今日はHOMEPLUSに行こうと、ソウルを発つ前に、薬水駅から乗り換えなしの1本で行けて8時~OPENしているワールドカップ競技場店に向かいます。予定より大幅に遅れて9:30前に到着しましたが、扉の前に立っている店員に「昨日から営業時間が10時~に変わりました」と言われました。扉にも営業時間変更の張り紙がしてあり、仕方なく30分間待ちます。
買い物を終えた時点で時間が押していたので、朝食を食べずにゲストハウスに戻り高速バスターミナルに行きます。
昼の12時に高速バスターミナルに到着するとすごい人込みで、切符を買うために長い列ができています。ここで気付いたのですが韓国も子供の日、釈迦誕生日で今日から4連休の始まりです。バスの行き先と出発時刻を知らせる掲示板を見ても19時、20時以降のバスの表示が多いです。
乗り換えなしで俗離山まで行く17:30出発のバスを購入。清州からも俗離山行きのバスが出ているので清州行きを尋ねると16:30までないとのこと。それならと17:30まで時間をつぶします。
ソウル~俗離山バスチケット
まずはご飯。武橋洞のプゴグッチッに行きます。お昼に行くと韓国人も並ぶほど、ここのプゴヘジャンクッは本当に美味しくて何度食べても飽きずまた食べたいと思う味です。朝早くから営業しているので、日本に帰国する飛行機の便が早い時でも毎回毎回プゴヘジャンクッを食べてから帰ろうと思うも、食欲よりも睡眠欲が勝ち、行きたいと思いつつもずっと行けませんでした。久しぶりに食べましたが味は変わらずやっぱり美味しかったです。
食後は明洞に移動し、POEMでベリーピンスを食べます。
その後しばらく明洞を散策し、高速バスターミナルに戻り17:30のバスで俗離山に向かいます。
今日は4連休の初日で高速道路はすごく込み、バス専用レーンを走っても渋滞でなかなか進みません。普段なら天安まで1時間かかるところが出発して2時間半後に天安のサービスエリアを通過。清州バスターミナルへは3時間15分後の20:45に到着。ここでほとんどの乗客が下り、2~3人の新しい乗客を乗せてバスは再び21時に出発。下道を走り報恩を経由し、22:10にやっと俗離山バスターミナルに到着しました。長かった。
俗離山まで乗ってきたのは私とリュックを背負った登山客の年配の夫婦の3人だけ。ここは都市のターミナルとは違い山の中。バスの電気が消えると辺りは真っ暗闇。「あれ?こんな所だったっけ?」少々不安になり、前を行く夫婦に声をかけます。
「今夜の宿泊場所まだ予約してないんですけど、宿泊施設ありますよね?」
「たくさんあるさ」
「私たちもこれから探すのよ」
「私たちは登山しにここへ来たんだけどあなたは何しにきたの?」
「法住寺へ」
こんな会話を交わしながら夫婦の後を歩いていくと、しばらくしてセブンイレブンなどのコンビニエンスストア、食堂などが現れ明るくなってきました。宿泊施設は大通りから1本2本中に入った通りにあり、「こっちの方を探します」と言って夫婦と別れます。
ホテル、モーテル、ペンション、民宿などの宿泊施設はたくさんありすぎて逆にどこに泊まるか迷うほどです。本来なら法住寺の観光を終えて今晩は次の目的地の地方都市まで移動し1泊1万WON程度のチムジルバンで寝る予定だったので、立派なホテルではなく○○旅館か○○荘程度の所でいいのだけどなあ、かといってある程度きれいな所に泊まりたいなあと1件1件外観など見て歩いていた所、感じのいい所を発見。フロントにいたアジュンマに値段を聞くと4万WONと高くはなく空室もあるとのことで今夜はこのRICH HOTELに決定。広い部屋しか残っておらず案内された部屋は4~6人が泊まれる部屋。シャワー・トイレ室も室内もきれいでここを選んで正解です。
時間は22:30を過ぎており、食事をしに出かけます。バスターミナルから法住寺へ通じる大通りの両側には食堂がたくさんあります。閉店しているお店が多い中、数件まだ営業中でクンチッという食堂に入ります。定食を注文するも2人前~可能でヌンイポソッヘジャンクッにします。この辺りはキノコが特産物なのかどの店もキノコを使ったメニューが目立ちます。観光地の食堂ですが味はなかなかおいしかったです。
当初の予定が狂い俗離山に宿泊することに。明日も高速道路の渋滞に巻き込まれる可能性があり、お寺は早朝に訪れる方が人が少なく荘厳な雰囲気を味わえるだろうと5時にアラームをセットして就寝します。
<3日目:2014/5/4(日)>
セットしたアラームが5時になります。絶対起きないだろうと思いましたがやはり睡眠欲が勝ち、起床したのは結局10時。11時にチェックアウトをして法住寺を目指します。
10分ほど歩くと急に緑が多くなり、さらに15分ほど緑の多い参道を歩くと法住寺に着きます。登山コースもいくつかあり、リュックを背負った登山客も大勢います。
境内に入って最初に飛び込んできたのは高さ33mの青銅弥勒大仏。大仏の下には中に入ることもできます。現存する国内唯一の木造の五重の塔などもあります。
拝観を終えて来た道を戻ります。大通りに面して食堂がずらりと並び、その中から1件選んで昼食を食べます。キノコ料理のピョゴトッパッ。昨晩の夕食もそうでしたが観光地の食堂ですがおいしかったです。
食事を終え次の目的地大邱を目指すためにバスターミナルに向かいます。ソウル、清州の他に大田行きのバスもあります。13:40発清州行きのバスに乗ります。
俗離山バスターミナル時刻表
80分ほどで清州市外バスターミナルに到着。向かいの高速バスターミナルに移動し大邱行きバスを購入しますが17:30発でまだ2時間ほど時間があります。近くのチムジルバンでゆっくり休憩できるほど時間もないので、ロッテマートでバスの中で食べる食料と飲料水を買い、本情というCAFEでお茶をして時間をつぶします。ブルーベリーチーズケーキを食べました。
17:30になりバスは大邱に向けて出発。
渋滞に巻き込まれるかと心配しましたが、今日は4連休の2日目で大丈夫そうです。途中、善山のサービスエリアでバスは休憩。スナックコーナーには美味しそうな練り物製品などがありましたが、並んでもたもたしている間においていかれそうで(韓国ではありえそう?)、車内で臭いのきついものを食べるのも気が引けるので見るだけにします。バスが出発した後に気付いたのですが、通路を挟んで隣の席にいた男性がいません。大邱までまだ1時間も離れた所に家族などが迎えに来るはずもなく、彼はおいて行かれたのか席を移動したのかは謎です。
バスは定刻通り2時間半かけて東大邱駅前のバスターミナルに到着。
明日は時間短縮の為KTXでソウルに戻ろうと駅にKTX乗車券を購入しに行きますが、連休中のため明日の席はすべて売り切れ。バスターミナルに戻り予め明日のバスの切符を購入しておきます。
続いて食事をしにサムギョプサル店を探し歩き、少し先にあった平床という食堂に入ります。東大邱店と書いてあるのでチェーン店のようです。サムギョプサルとモクサル1人前ずつを注文。
食事が終わり今晩の寝床のチムジルバンに行きます。予め地図上で見つけてここに行こうと決めておいた駅の裏側にあるチムジルバンで、建物自体はあったのですが電気が消えておりつぶれていました。そこで、高速バスターミナル近くのビルの7階にチムジルバンがあるのを看板で見かけたのでそこに行くことにしました。
この看板を見る限りでは、ビルの中に入っている普通のチムジルバンですよね?
エレベーター前にあった看板がこれ。
あれ?チムジルバンというよりタイ式マッサージがメインになっていないか?不安を抱きつつエレベーターに乗り7階に到着。何これ?
タイ式マッサージ店じゃないの?
入店するとフロントには”浴槽はありません。シャワーのみ”のお知らせが。どう見ても店の造りはタイ式マッサージ店で睡眠も可能という所。いわゆるスーパー銭湯みたいな一般的なチムジルバンではありません。
しかし、さっき傘を買ったほど外は本降りの雨で、これから宿泊場所を探すのも面倒で、5~6時間ここにいるだけなので今日は我慢してここで寝ることにします。1万WONを払いチムジル服とタオルをもらい店内に。
やはりタイ式マッサージがメインで施術を行う個室が何室かあり、わずか10個ばかりのロッカーがある脱衣室、シャワー室、睡眠室が男女別にそれぞれあり、黄土チムジルバンが1室。シャワー室はありましたが、、、、、、とてもここを利用する気にはなれません。顔を洗い歯を磨くだけにします。脱衣室にはチムジル服に着替えた友人同士の若い女の子が2人いました。
寝ている間にロッカーを壊されてお金取られるんじゃないかとか、何だか犯罪に巻き込まれそうな?怪しい雰囲気。CCTV録画中なのでそれを安心材料に、早く夜が明けないかなと身の危険?をわずかに感じながら女性睡眠室で寝ます。睡眠室にはアジュンマ1人のみ。さっきの女の子2人は黄土チムジルバンにいるの?
拝観を終え、バスが来た道をさらに5分ほど登ると食堂、宿泊施設などがあり、今日最初の食事をします。定食は本来2人前から注文可能ですが、一人でもトドッ定食の注文を受けてくれました。残念ながら観光地の食堂で味はイマイチでした。
行きと同じく1時間20分で西部停留所に到着し、14時過ぎには東大邱高速バスターミナル戻ってきました。昨日のうちに購入しておいたソウル行きバスは15:45発。早く出発するバスに変更してもらいます。14:50発です。バス出発時間まで45分。急いである場所に向かいます。ある場所とは昨晩泊まった怪しいチムジルバン?の隣にあったソルビンというピンス屋さん。
1日目に一緒に夕食を食べたあんみつさんからおいしいよと教えてもらったピンスのチェーン店。食事した翌日、釜山にいるあんみつさんさんから“ソルビンでピンスを食べているよ”とタルギピンスの写真が届き、私も食べたいと思っていたところ、運よくソルビンがありました。先月あんみつさんと食べたベリーヨーグルトピンスとチーズピンスが美味しくて迷いましたが、あんみつさんも食べたタルギピンスにしました。バスの出発時間が気になり、味を堪能するというより10分でかきこんで食べました。個人的にはタルギよりもベリーヨーグルトとチーズの方がおすすめです。
明日は7:40の飛行機で帰国します。朝早いのですぐに空港に行けるよう今日は金浦空港近くで寝ます。荷物を取りにゲストハウスに戻り、開花山ランドというチムジルバンにやって来ました。チムジルバンが大好きで4泊の旅行中3泊チムジルバンの予定でしたが、予定が狂ったりしてまだチムジルバンに泊まれていません。23:30頃にチムジルバンに到着。韓国滞在4日目にしてやっとお風呂に入ることができました。垢すりもしました。30分しっかりしてもらいました。初めて利用するチムジルバンですが、Wifiが繋がり便利でした。