スペシャル記事

谷城、扶安、群山と駆け抜けた全羅道３泊４日の旅！

汽車マウルにソムジンガン岸でのキャンプ、コムソ塩田、セマングムに群山と全羅道盛りだくさんの旅行記！

こんにちは、ソウルナビのナビSです。産休のナビQに代わりまして、このたび初登場！ソウルや釜山といった大都市もその街ならではの楽しみ方があるけれど、やっぱり韓国は地方旅行が面白い！皆さんは、どんな地方の街に興味がありますか？今回ナビSが選んだ地方は日本でも食の都として人気のある全羅道（チョルラド）！といってもメジャーな全州（チョンジュ）や光州（クァンジュ）ではない、自然あふれる谷城（コッソン）にチョッカル（塩辛）が有名な扶安（プアン）、そして日本家屋が残るレトロな群山（クンサン）！この３つの街を３泊４日で駆け抜けてきましたぁ～！ちなみに今回は子連れ旅。子連れの方も参考にしてくださいね！それでは全羅道旅行に、いざ出発～！

今回の旅のコース！まわった街をチェック～！

群山 / グンサン全羅北道北西部にある港湾都市。近代初期の建築が今も多く残る町並みがみどころ！

扶安 / プアン韓国三大塩辛市場の「コムソチョッカル市場」や急ピッチで進む巨大干拓事業「セマングム」で有名な全羅北道南西部にある街。

谷城 / コッソンメロンに韓牛、KORAIL経営の汽車村が有名な自然溢れる全羅南道の地方街！

１日目：KORAILが経営する汽車村で遊んで汽車型ペンションにお泊り♪

■ソウル－＞谷城
ソウルを朝の８時に車で出発。何度かサービスエリアに休憩しながら、全羅南道の谷城（コッソン）に到着したのが１１時ごろ。ソウルを抜け出すまでに少し混雑したものの、３時間ほどで到着～！谷城の街に入った途端、KORAILの街といわれるだけにあちこちに汽車関係のものが目につきます。汽車のオブジェや街頭のデザインにも汽車！これは鉄道ファンにはたまらない街かも～＾＾

■いよいよ汽車村（キチャマウル）！
谷城のメイン観光地がこの汽車村！韓国の公共鉄道KORAILが経営する汽車村は、以前使われていた汽車や機関車などを展示され、昔利用されていた谷城駅舎などが見ることができたり、植物園やミニ動物園、噴水や滝など見どころ満載の汽車テーマパーク！併設された汽車風ペンションを一緒に利用する方が多く、韓国の子連れスポットとしても有名なところなんです。今回、ナビSもこの汽車村で遊んで、汽車風ペンションにお泊りすることに。宿泊客は汽車村の無料入場券がもらえるので、せっかく行くならこのペンションに泊まるのがオススメ！

３時間ぐらい遊び、疲れたぁ～ということで、すぐお隣りのペンションへ移動～見た感じもまるで汽車ですよね？「ココに泊まるのぉ～！！」と大興奮の息子！男の子がいる家族連れには本当にオススメ！このペンションは全部で２３部屋で、５人部屋くらいから１０人部屋くらいのタイプに分かれています。中にはキッチンやシャワー、トイレがついていて、BBQができるようにとテラスも！ちなみにナビは知り合いの一家と合流し、１０人部屋に泊まることに。

近くに徒歩圏内のレストランはなく、宿泊客のほとんどの方は自炊して夕飯を食べるよう。汽車に乗った気持ちでBBQ～ということで、ナビS一家も知り合いの一家と一緒に韓国BBQの定番サムギョッサルを焼き、いただいちゃいましたぁ～谷城の大自然を見ながら、汽車に揺られている気持ちでサイコーの食事に＾＾。


大人６人、子供３人分！！日も暮れないうちからスタート！

蟾津江汽車村 / ソムジンガンキチャマウル（谷城） KORAILが経営する汽車村！汽車のテーマパークや植物園、動物園など盛りだくさん子連れスポット

２日目：レイルバイクをしてからソムジンガンでキャンプ！

朝起きて向かった先には蟾津江（ソムジンガン）の横をレイルバイクで突き抜ける体験場！昔実際に使用していた線路をレイルバイクに乗り、20ｋｍの速度で美しい川や山などの景色を見ながら、５，１ｋｍの線路を走り抜けます！とても気持ち良い景色が見られますが、アップダウンもあり、自分で動かすのでかな～りしんどい！何度途中でギブアップしそうに・・・連休などでは事前予約をしていくのがオススメですが、当日券もかなりあるよう。

蟾津江レールバイク（谷城）蟾津江を見ながら昔の線路を自転車で駆け抜けよう！

■ランチは谷城産の韓牛！
実はこちらの谷城は、韓牛の産地としても有名。お店を探してみたところ、韓牛を食べさせてくれる畜産協会経営のお店を発見！協会が経営しているしお値段も安く食べられるのが魅力！味もかなりいい感じで、谷城で食事処を探しているならオススメ！韓牛の産地ならではのユッケビビンパッやユッケ入り冷麺など珍しいもの！


珍しい冷麺にユッケが入ったものも！

スナン韓牛名品館（谷城）谷城の韓牛を安く食べさせていくれる郡の畜産協会経営のお店！

■ソムジンガンの川岸のオートキャンプ場
レイルバイク場から車で約２０分ほどのところにある鴨緑オートキャンピング場がこの日の宿泊先！お昼のあと、さっそく向かいます。こちらは韓国全土にすごい勢いでオープンしているオートキャンピング場の１つ。こちらはシジミで有名なソムジンガンがすぐ目の前にあり、自然を感じながらキャンピングできる場所。キャンピングカーを一式レンタルして泊まれるようになっているから、食べるものなど持参すればOK！本日も韓国式BBQで夕飯は決まり！


狭いながらも４，５人は泊まれちゃいます！

鴨緑オートキャンピング場（谷城）ソムジンガンの河岸にある谷城のオートキャンピング場！

３日目：扶安方面をまわってセマングムを渡って群山へ

■谷城－＞扶安
キャンプ場を１０時前に出発して向かう先は、韓国では珍しいとされる天日天然塩の里、コムソ塩田。谷城からは車で約１時間と少しぐらいで到着。実はナビS、塩田を見たことがなかったので、ちょっと感動～塩田というよりも、田園風景のようでのどかです。干してある塩を実際に舐めてみることができたり、塩田の中を歩いたり、と無料で塩田体験ができちゃうスポット！

コムソ塩田（扶安）韓国３大チョッカルを生み出す天然の天日塩の塩田

塩田から車で約１５分ほどで韓国３大チョッカルで有名な街、扶安に到着！先ほどの塩田で美味しいチョッカルができるということで、街にはチョッカルと塩のお店がずらり！ナビSも美味しいチョッカルを求め、お店で試食開始！どれもこれもご飯が進みそうな味で、ついついあれも、これも買ってしまいます。市場もあり、港で獲れる新鮮な魚介類や干し魚などもソウルや釜山よりも安い値段で売っているのが地方旅行の魅力です！

■ランチは扶安名物・チョッカル定食とハマグリ粥！
実は今回の旅行のメインイベント、このチョッカル定食とハマグリのお粥！グルメな友人からずっと前からここは本当にオススメ～と言われていた場所なだけに期待度が高まります。チョッカル定食はチョッカルが９種類あり、お代わり自由＾＾イカやタコなどのチョッカル以外にも牡蠣や貝類のものがあったり、珍しいチョッカルもいっぱい。またハマグリのお粥は海の香りがたっぷりで、何度も何度もスプーンが進んでしまうお味。また是非食べにきたい！と思わせる味でした。

コムソパルドマッチッチョッカル（扶安）韓国３大チョッカル市場近くのチョッカル定食の有名店！

■樹齢１０００年の木がある来蘇寺
こちらは百済時代のお寺として全羅道では有名なお寺の１つ。入口からお寺に入るまでの並木道は森林浴ができ、気持ち良いお散歩コース！ちょうど釈迦生誕日が近かったせいか、カラフルな提燈が寺内にはずらり！全羅道のお酒、モジュが販売している屋台も多いのが印象的でした。紅葉の時期が一番オススメと売店の方のお話だったので次回は紅葉を見に来たいなぁ～！

来蘇寺（扶安）三十三観音の聖地の１つ、全羅道にあるお寺。

■セマングム防波堤を超えて群山へ
いよいよ扶安から群山へセマングム防波堤を通ります。こちらは韓国でも最大の干拓事業。湾内を干拓氏の内と淡水湖を造成する予定。防波堤はすでに完成し、その上を国道が通っています。移動には便利になったけれど、生物が絶滅してしまう環境問題も提起されるなど、韓国では環境問題で話題の場所。扶安側にはセマングム事業の広報館もあり、事業をわかりやすく説明してくれたり、防波堤を一望できるところも。国道は海の上を走っているので景色も良く、途中途中に小さい公園や展望台もありました。

セマングム（扶安、群山）韓国の事業として作られた全羅北道に広がる広大な干潟

セマングム広報館（扶安）韓国最大の干拓事業の目の前にあるセマングム広報館

■群山ではお刺身！
群山に到着し、ホテルにチェックインしたら外はもう真っ暗！そこでタクシーで群山水産物総合センターへ行き、美味しい活魚（ファロ）で夕飯！市場自体は到着が遅かったので、もう店じまいしていたお店も多かったけれど、２階のお刺身やさん屋さんはまだまだやっていました。歩いていて気持ちよく声をかけてくれたお店に入り、ヒラメとアワビなどを注文！大人４人、子供３人で食べて飲んでも合計８万ウォンという安さに驚いたナビS。群山の海産物は新鮮かつ安い！！



お刺身のお皿２皿とアワビ、お酒など飲んでこの価格は安い！

群山水産物総合センター群山の海の台所！！お刺身屋さんから乾物屋さんまで勢ぞろいの市場！

４日目：群山で日本家屋など見学！目当てのアンパンは・・・

■コンナムルクッパ
旅行も４日目だったこともあり、お刺身を食べたらすぐに寝ちゃったナビS一家。次の日は朝早く起き、群山の朝ごはんといえばここ！といわれているコンナムルクッパッを食べに行くことに！食べ過ぎ飲みすぎに優しい味付けのスープがとても美味しいのですが、店員さんのサービスがとても悪く、朝からちょっと気分を害してしまいました・・・とほほ。


子連れだと辛くないコンナムルクッパッも出してくれます！

イルヘオッ（群山）群山の朝ごはんと言ったら地元の人も通うさっぱりとした味わいのコンナムルクッパッ！

■あんぱんもホットッも
そのあと、群山名物の李姓堂へGO！とても期待していったものの、すごい列！並んでも並んでも縮まらない列に諦めて、それではホットッを食べにぃ～と向かったものの、こちらもちょうど日曜日で休業日。


個数制限がないので出来上がってすごい量を買っていく人が多く、列は一向に縮まらない～！！

李盛堂／イソンダン（群山） 1945年創業！韓国で最も古いベーカリーショップ。

チュンドンホットッ（群山）１時間待ちは当たり前！？それでも食べたい、絶品ホットッ！！

■日本家屋見学
しょうがないので、群山の観光地で有名な旧ヒロス家屋や近代歴史体感空間、東国寺をめぐり、旅は終了！



群山は１泊では足りない～という魅力のある街！次回リベンジします。

近代歴史体験空間（群山） 1930年代の日本の町並みを復元！ゲストハウスやレトロカフェ、居酒屋、特産品販売店、文化イベントが行われるスペースもあり。

旧広津家屋／旧ヒロス家屋(群山) 1935年、群山の富豪広津吉三郎が建てた２階建木造家屋。国の登録文化財第183号に指定

東国寺（群山）韓国に残された唯一の日本式寺院。江戸時代の建築様式で建てられた大雄殿と寮舎が室内の廊下でつながっているのが特徴

チョウォン写真館（群山）映画「8月のクリスマス」のロケ地になった写真館

■群山－＞ソウル
このまま、息子が車の中で寝てしまい、お昼を食べずにソウルへ！途中、お腹がすいた・・・先ほど食べそこなったアンパンが頭から離れず、サービスエリアのパン屋さんで購入。群山から高速道路で約２時間、ソウルに到着しました！

３泊４日の旅だったのでとっても疲れたけれど、いろいろなものや地方の街を訪れて楽しかった旅。地方ごとの美味しいもの有名なものをそれぞれ触れることができ、ナビSも大満足！地方旅行は何度も行っているけれど、行くたびに違う楽しさを感じられます。ソウルや釜山の大都市もいいけれど、韓国の地方都市の魅力にも是非触れてくださいね～！以上、ソウルナビのナビSがお送りしました。

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット（お店）の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日：2014-06-12

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