明洞聖堂にステキなお店がいっぱい!ショッピングの前後にほっと一息したいなら!
こんにちは!ソウルナビです。ソウル中心部にあり、いつも多くの観光客でにぎわう繁華街、明洞(ミョンドン)。この明洞の丘の上に建つ教会が有名な「明洞聖堂(ミョンドンソンダン)」!明洞聖堂は韓国で最も歴史が古い、大きなカトリック教会で、フランス人のコステ神父の指揮の下、日本統治時代より前の1898年に完成。この明洞聖堂では建物の老朽化に伴い2000年代から補修工事が進められ、2011年からは総合プロジェクトとして4段階に分かれた拡張工事も始まりました。その第1段階のプロジェクトとして2014年9月、YWCA会館の向かいに新館ファミリアチャペルが完成、そのファミリアチャペルとカトリック会館を結ぶスペースを利用して複合文化スペース「1898明洞聖堂」が誕生!ステキ空間が広がる明洞でも穴場スポットへ、さっそく行ってみよう~
聖堂の施設を結ぶ渡り廊下部分を文化複合スペースに
「1898明洞聖堂」は地下鉄4号線ミョンドン(明洞)駅から歩いて8分ほど。明洞のにぎやかな通りを抜け、しばらく歩いていくと荘厳な姿の明洞聖堂が目の前に見えてきます。
教会へ向かう道はゆるやかな上り坂で、聖堂は丘の上に建っています。聖堂へと続く道の両脇には真新しい赤レンガの建物があります。最初に見える2階建ての建物がファミリアチャペル。地下1階へ続く出入り口があります。そしてどの階段にも脇にお店の看板が。シンプルな外観の入口なので通り過ぎてしまわないように注意!
フロア紹介
■地下1階明洞聖堂公式グッズショップ・ホール(信者のためのスペース)・カフェ・ブックカフェ・ベーカリー・レストラン・ギャラリー・フラワーショップ・フォトスタジオ・銀行・保育施設など
それではフロアごとにご紹介!
◆◇◆地下1階◆◇◆
●スペース「1898+(プラス)広場」(地下1階)
地下1階の中央にある広場で、広場を囲むようにしてお店が並んでいます。広場では不定期で演奏会などの文化イベントが行われたり、オーガニック野菜や果物や加工品を売る市場「マルシェ」が開かれるそう。訪れたときにたまたまオープンしてたらラッキーかも!
●明洞聖堂公式記念品ショップ「1898+(プラス)」(地下1階)
明洞聖堂公認グッズはかわいいものがいっぱい!しかもとってもおしゃれ!明洞聖堂をモチーフにした雑貨や文具、ローマ法王から明洞聖堂の歴代神父までかわいくアレンジしたものが手に入ります。アロマキャンドルのいい香りが漂います。
また、創建された年「1898」をロゴにしたグッズも。いたるところで見られるこの形は何?と不思議に思った方もいいらっしゃるのでは?これは聖書に出てくる「五餅二魚(ゴヘイニギョ)」をイメージしたもの。イエス様が5つのパンと二匹の魚で多くの人を養ったことから来ているとか。つまり丸がパンで線が魚。人気アイテムはアロマキャンドルやルームスプレーなどの香りもの。信者でなくても気軽に入れる雰囲気で、観光客の姿もちらほら。イタリアの修道女が作ったコスメも販売しているそう。
●カフェ・スイーツ・レストラン(地下1階)
こだわりのコーヒーを出すお店、素材にこだわったパンやブランチを楽しめるお店、韓国伝統スイーツのお店が並びます。
カフェ「ジョングァンスコーヒーハウス」
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ベーカリー「ルパン」
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あずきスイーツ店「紅ミルミル」
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アイスクリームショップ「ESSERE」
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●新刊を気軽に手にとって見られるブックカフェ「ブックパーク」(地下1階)韓国の大手チケット予約代行会社「インターパーク」運営のブックカフェ。インターパークの出版社から出た本のミニ図書館とも言えるスペースで、一定のレンタル料を払うと最新書籍が借りられるシステム(ただしインターパークのサイトで会員登録が必要)。誰でも自由に本を手にとって座って読むことができるので、ちょっとした休憩がてらに立ち寄ってもOK。文具やCD、アイドルグッズの販売もあり、会員のみの利用できるカフェも中にあります。
●「ギャラリー1898」(地下1階)
ローマ法王関連の展示や、一般の作品展示が。ナビが訪れたときは小学校4年生の女の子の個展が開かれていました。公共機関が支援するアート活動の発表の場も。
●文化施設・フラワーショップなど(地下1階)
●アーティストの共有スペース(地下1階)
作品発表の場として開放されています。
●韓国カトリック情報文化・命の分かち合いセンター(地下1階)
教会らしからぬモダンでポップなインテリアに驚きのセンター。こちらは韓国のカトリックに関するあらゆる情報が手に入る施設。ソウルの教区が一目でわかるデジタルマップや、韓国各地の聖地めぐりガイドや教会めぐりなどの案内があります。興味のある方はパンフレットを手にとってみては。
●おしゃれなリメイク服とリサイクル関連の本が並ぶ「レコード1898」明洞聖堂店(地下1階)
本があって最初は何のお店かわかりにくいですが、実はアパレルメーカーの過剰在庫や不良在庫品を新しい服に作り変え販売するアパレルショップ。ソウルにいくつか支店があり、明洞聖堂店は洋服や雑貨の販売のほか、DVD鑑賞スペースや図書コーナー、ワークショップの作業場などもあり、リサイクルや自然環境保護について楽しみながら学べるスペースに。
◆◇◆1階◆◇◆
●ブランチカフェ「BISTRO74」(1階)
広いテラスのある「BISTRO74」は、清潭洞(チョンダムドン)の人気店「cafe74」プロデュースのブランチカフェ。サンドイッチが人気ですが、ベトナムメニューで人気のバインミー(フランスパンのベトナム風サンド)の中身をごはんの上にトッピングした「バインミーパッ(バインミーごはん)」というユニークなメニューも。パスタやステーキも楽しめるので、洋食メニューが食べたくなったら訪れるのもいいですね、もちろんカフェとしての利用もOK!
●こだわりのコーヒーショップ「コーヒーリブレ」明洞聖堂店(1階)
注目のホットプレイス、弘大エリア近くにある延南洞(ヨンナムドン)でブレイクしたこだわりのコーヒーショップ。ちょっとわかりづらい場所にあるかな?10種類の豆から好きなものを選んで淹れてもらいます。
いかがでしたか?明洞聖堂の付属施設で、特に大きく目立った看板もなく、単なる教会の一部と思って通り過ぎていたのですが、よく見るとステキなお店がたくさんあって驚き、中に広々とした広場もあって、その広場を囲むように落ち着いた雰囲気の店が並んでいるのに二度驚き!聖堂のあたりまで歩いて来ると、ここがたくさんの観光客でにぎわう明洞であることを忘れてしまいそうに。ちょっと喧騒から離れたいと思ったら、また明洞聖堂の見学前後にぜひこちらの複合文化スペース「1898明洞聖堂」を訪れてみてはいかがでしょうか?以上、ソウルナビがお伝えしました!