地下鉄3号線独立門(トンニンムン)駅の3番出口を出て、車が行き交う通りを一本入るとそこには・・・
時が止まったかのような光景があります。。このあたりはかつて西大門(ソデムン)刑務所の収監者に面会に来た人たちが泊まっていた旅館が多く集まっていたことから、「獄(オッ)バラジ旅館通り」と呼ばれています。獄バラジは収監者に服や食べ物を差し入れするという意味。日本統治時代の独立運動家の家族も旅館に泊まっていたそうで、歴史のある場所だといいます。
1967年に西大門刑務所が拘置所となり、1980年代後半に施設がソウル郊外に移転すると、この通りは急速に寂れたそう。
2006年に再開発の予定地に指定されて以来、住民の立ち退きが進められています。
この「獄バラジ旅館通り」の保存を求める運動もおき、たくさんの人たちがこの通りの存在を知り、関心を寄せています。
うらぶれています。
空き家という赤い文字が。
2月末に撤去作業が行われるということでしたが、ペンディング状態。次に訪れたら、まだ残っているでしょうか・・・
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記事登録日:2016-02-29