ナビスタッフが一時帰国で空港鉄道の直通列車を利用。直通列車の便利さを実感してみました。
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こんにちはソウルナビです。今年からソウルナビでも空港鉄道のチケットが販売されるようになり、おかげさまで利用者の方にも便利だという声が続々と届いています。特に、韓国系のエアラインを利用しているお客様から、帰国の際に、お土産でいっぱいに膨らんだスーツケースをソウル駅で預けてしまえるのは、手軽なうえに、仁川国際空港では出国審査時の荷物検査で長い列に並ばなくていいのが大きな時間短縮になるとのことでした。そういうことで、ナビも一時帰国をする時に、どのくらい便利なのか実証してみたくなり、この夏の一時帰国で空港鉄道の直通列車を利用してみることにしました。
大量の荷物が一時帰国時の悩み
ナビは韓国在住者なので、一時帰国となると、家族や親類にばらまき用の韓国海苔やお菓子、キムチなど頼まれるので、いつも飛行機に預けられるギリギリの量まで荷物が増えてしまいます。しかも今回は子連れなので、大きなスーツケースが2つと、機内に持って行けるサイズのキャリーオンサイズが2つ。日本に着いてからもどうしようか途方に暮れる状況ですが、少なくともソウル駅から仁川国際空港までは楽に移動できそうです。
ソウル駅では地下駐車場の利用が便利
さて出発の日、家族が運転するマイカーにてソウル駅まで移動。空港鉄道はソウル駅の西側(韓国では西部駅(서부역 / ソブヨッ)で通っています)に位置しています。駅正面から見て、右手に地下駐車場の入り口があり、そこから地下2階まで移動すると、空港鉄道直通列車の改札があるので便利です。こちらの駐車場は入場から10分以内に出れば無料となります。誰か送ってくれる人がいる場合は、利用することをお勧めします。
地下駐車場の入り口
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地下2階の駐車場からすぐ構内へ
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直通列車のチケットを引き換え
駅に着いてから発券、チェックイン、出国審査を想定して30分。子供が何かやらかす事態を想定してさらに10分、併せて40分の時間を見積もり、それに合わせた直通列車に乗ることを目指しました。予定通りの時刻に構内に入ると、人は少なめ。さっそく空港鉄道のチケット売り場にて、ナビにて予約しておいた空港鉄道のバウチャーを差し出して、チケットを交換しました。自動発券機だと席がバラバラになる可能性があると聞いていたので、窓口にて交換です。ICチケット用の500ウォンをカードで払い、無事チケットが発行されました。
直通列車のチケット引き換え窓口
座席が印刷されたレシートのチケットとICカードのチケットが発行されます。
エアラインカウンターでチェックイン
次は、エアラインカウンターにてチェックイン。航空会社はいつもの済州航空です。まず直通列車のチケットを見せてくださいと言われるので提示します。その後は空港でのチェックインと全く変わりません。大きなスーツケースはここでお別れ。また成田で会いましょう!ボーディングパスが発行されて、チェックインは無事に完了しました。荷物検査で問題があれば呼ぶので、その間に出国審査をしてくださいといわれ、すぐ隣のイミグレーションに移動です。
出国審査
荷物が減ったので移動も楽です。数人並んでいましたが、まもなく順番が来て、出国審査に
臨みます。といってもバスポートとボーディングパスを差し出して、スタンプを押してもらうだけ。ここまでにかかった時間は15分程。その後、チェックインが終わった時間から10分たつまでその辺をうろうろし、荷物検査に問題がなかったことを確認して、直通列車専用のエレベーターからホームへ移動します。
あっという間の出国審査
専用のエレベーターから乗り場へ
直通列車車内にて
ホームにはすでに列車が入っていたので、キャリーオンの手荷物を荷物棚に入れたら、座席に座ってくつろぎます。出発まで10分程時間があったので、出発の40分前に駅の構内に着くのは適当だと思いましたが、もしハイシーズンの場合はエアラインカウンターが混んでいたり、出国審査の列が長い可能性もあるので、余裕を持った行動が必要だと感じました。
車両ごとに荷物の棚が用意されている
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車内で無料でWi-Fi利用可能
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都心ターミナル利用者専用の出入り口から保税エリアへ
出発してからあっという間の43分の旅が終了し、仁川国際空港第1ターミナル駅に到着。改札を出て、保証金のリファンド機にICカードを入れて、500ウォンの返金を受けます。そして都心ターミナル(江南、ソウル駅)でチェックインを済ませた搭乗客専用の入り口から、手荷物検査とパスポートチェックを経て、出国手続きは完了しました。
改札を出たらICカードを挿入して500
ウォンをリファンドしてもらいましょう。
一般の利用者が入場する入り口の、左横に専用入場口があります。
使ってみて
ナビは一時帰国の時は、最大限長く日本にいられることを目的にしていたので、飛行機はいつも早朝便であることが多く、都心ターミナルは時間が合わず使えたことはありませんでした。今回は、ソウル駅の都心ターミナルでチェックインすることを目的に航空便を選びましたが、実際に利用してみると、その時短効果を実感することができました。日本にいられる時間を数時間あきらめるだけで、こんなに快適に移動できるなら、今後も、一時帰国するときは、ソウル駅からのチェックインは必須だと思ったのであります。以上、空港鉄道の直通列車の利用レポートをお届けしました。
その他情報
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記事登録日:2018-08-08