こんにちは!ソウルナビです。9月24日より、大学路を中心に行われていた韓国最大の演劇イベント『ウェルカム大学路2022』が37日間の日程を終えて幕を閉じました!3年ぶりにオフラインで開かれ大きな期待と関心を集めたこのイベント! 予想を上回る国内外5万人の観覧客が会場に集まり、今まで以上の盛り上がりを見せたオープニングイベントを皮切りに、メイン会場の大学路はイベント期間中たくさんの人出で賑わいました! 公演や大学路にちなんださまざまなイベントが行われ、イベントを締めくくるクロージングパーティーは万全の準備を期していたものの、梨泰院の予期せぬ事故により止むを得ず中止となってしまいましたが、来年へのさらなる飛躍を胸に、イベントを振り返ってみたいと思います!さっそく、いってみょ!
◇◆◇ウェルカム大学路2022の事前イベント『Re-Boot!大学路』◇◆◇
本イベントの前、7月30日に大学路マロニエ公園野外公演場を中心に公園一帯で行われた事前イベントではパンソリ、サーカス、ポップペラ、ノンバーバルパフォーマンス、大学路の人気ミュージカルのガラ―ショーなど多様なジャンルの公演が繰り広げられました!メイン舞台では『イカゲーム』で一躍人気となった俳優、フェスティバルの広報大使のオ・ヨンスさんがドローイングパフォーマンスチーム『ペインターズ』とのコラボ舞台を披露!多くの関心が寄せられ、本格的なイベントの準備に拍車をかけました。
<Re:Boot!大学路、現場スケッチ!!>
<大学路俳優たちが語る大学路とは?!>
◇◆◇国内外の観覧客5万人!過去最大の盛り上がりを見せたオープニングパーティー◇◆◇
2017年からスタートし、コロナにより昨年、一昨年と中止になっていたため、今年(2022年)は3年ぶり、3回目のオフライン開催。主催者側もいつもに増して準備に準備を重ねました。特に今回のオープニングイベントはイベント史上初、歩行者天国にて企画!
9月24日のオープニングイベント当日、会場となった梨花十字路から惠化駅1番出口までの約300mの区間は、朝7時から夜11時まで両方向通行止めに。今回のイベントへの主催者側の力のいれようがうかがえますネ!
本格的なイベントは午後1時から9時まで大学路一帯で行われ、32の公演チームによる多様なフリンジ公演とパレード、特別ステージでの現代舞踊、YBの公演、ダンスパフォーマンスなどが行われ、約5万人の国内外の観客と共に盛り上がりました!
<ウェルカムロードショー現場スケッチ!!>
◇◆◇ 歴代最多の公演チームが参加!多様なジャンルの公演が楽しめ、今年はオンライン上映も!◇◆◇
今回は歴代最多の150の公演チームが参加!多様な作品が観覧できると今までに増して期待を集めました!イベント期間中、大学路の劇場に訪れた観覧客数は約5万人!オンライン観覧数60-70万人、これは歴代最大の動員数!コロナで公演観覧も控えていた人たちも、このイベントを契機に久しぶりに演劇・ミュージカルを観た、なんて人も多かったよう。
特に今回、週水曜日の午後8時、日本語(英語・中国語)字幕付き、オンラインで観覧できるプログラム『ウェルカムK-STAGE』も進行。作品は大学路の人気ミュージカル『マイバケットリスト』、演劇『テンプル』など10作品。大学路に行かなくても、日本にいても、韓国の公演を字幕付きで楽しめるという、大学路の公演、韓国の公演にアプローチしやすいプログラムもありました!
◇◆◇野外イベントでフェスティバルの雰囲気アップ!◇◆◇
マロニエ公演や大通りを挟んだ反対側、ソナム通りでは週末を中心に野外イベントが行われ、大学路全体はお祭りムードに包まれました!もともと野外公演などが常時行われているマロニエ公園はいつもに増して多くの人出で賑わい、コロナ前の大学路に戻ったように活気にあふれてました!
◇◆◇クロージングパーティーは梨泰院の惨事により止むを得ず中止に。◇◆◇
ハロウィンコンセプトにてミュージカルガラ―ショーや祝賀公演など、野外での多様な公演や観客参加イベントなどが予定され、オープニングイベント同様、大きな期待を集めていましたが、残念ながら梨泰院の惨事のために中止を決定。今回は異例のクロージングイベント未開催でイベントが幕を閉じました。
◇◆◇一部イベントはまだまだ続いています!◇◆◇
イベント日程としては終了しましたが、一部、プログラムは進行中です!オンラインで毎週水曜日に行われるウェルカムK-STAGEは11月23日まで、SKON公演場にて行われる『ウェルカムシアター』は11月27日まで続きます! また、自由参加作品の演劇やミュージカルを紹介しているプログラム『ウェルカムプラス』はそれぞれ公演日程にもよりますが、オープンランの公演も多数!皆さんもぜひぜひ、チェックしてみてくださいネ!
俳優たちが語る大学路の魅力!
<俳優カン・ハヌル&チェ・ジョンホン編!@駱山公園>
<俳優ジョン・ミド編@コピ韓薬房!>
<俳優ジン・ソンギュ編@オッチョダサンチェク>
<俳優ジャン・ヒョンソン編!@ハクチョンブルー劇場>
プロデューサーからの一言!
今回のイベントの広報を総括されていたプロデューサーにインタビュー!
Q.広報に力を入れたことは?
『ウェルカム大学路フェスティバル』 は今までオンラインメインで行われてきたこともあり、オフラインでの大規模な開催は事実上、今回がはじめてのようなものでした。そのため、韓国の公演観光というものを初めて広めるというスタンスで多様なオンライン旅行社と協業し、オンラインの広報にも力を入れました。
Q.大変だったことは?
コロナ以降、3年ぶりの大規模オフラインフェスティバルの開催とのことで、安全の問題もあり多くの機関や団体に協力を得ることは難儀でした。しかし、結果的に今回のフェスティバルが大きな問題もなく無事、幕を閉じることができほっとしています。
Q.今回のフェスティバルの成果は?
『ウェルカム大学路』とはどんなフェスティバルなのか、そして『韓国公演観光の魅力』を多くの人に知ってもらうことができたことが一番の成果です。『ウェルカム大学路』のブランド化により、今回を機に今後さらなる発展への道が開けたと確信しています。
Q.フェスティバルを終えて一言
多くの人たちと共につくってきたフェスティバルであったため、成功的に幕を閉じたことが嬉しく、また成し遂げたという達成感もあります。何よりも、観客の方たちに『コロナ以降、久しぶりに楽しいフェスティバルだった』と言ってもらえたことがありがたいです。来年より多くの人にフェスティバルを楽しんでもらえるよう、さらに万全の準備をして臨みたいと思います。
韓国を代表する演劇のメッカ、大学路ですが、コロナの打撃を受けて2019年前に比べると劇場数も、また年間の公演数も減少傾向だったのも事実。そんな状況を打破すべく、コロナが収束しつつある中、またたくさんの人たちに大学路に演劇を観てほしい、大学路を盛り上げていきたい、という演劇界関係者・大学路の店主たちの切実な願いも込めれたイベントでもありました。このイベントを契機に、大学路に活気が戻り、さらにフェスティバルも盛り上がっていくとよいですネ。
ナビも久しぶりに大学路に行って、大学路の魅力を再認識。近々また遊びに行こうと思ってます^^以上、ソウルナビでした!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2022-11-24