韓国にもあった!科挙試験再現行事
こんにちは、ソウルナビです。科挙、官僚になるための登竜門であるこの試験の再現行事が、一年に一度、行われています。今年(2000年)は昌慶宮(チャンギョングン)で行われました。 李朝時代の衣装や装身具まで一つ一つ再現。君主役はソウル市長が果たし、一般部門、学生部門に分かれて主題にしたがって文章を作るというもの。
テハンノ(大学路)まで繰り出す行列!
大きな太鼓の音とともに、馬にのった将軍、楽器を演奏する楽隊、輿に乗った君主がずらーっとテハンノまで繰り出します。圧巻。李朝時代も、きっとこんな感じだっとのでしょうね。
ははーっ、やっぱり君主はエライのであります!
君主役のソウル市長。なかなか決まっています。壇に登ると科挙を受ける受験生たちはははーっ、お代官さま、といわんばかりに土下座します。科挙、なんと歴史は千年にもなるんですって。
今日の主題は・・・
ソウル市長のあいさつがあり、今日の主題が発表されます。それも、昔の科挙の形式にしたがって、君主の言葉を、大臣がメモし、それを文官に渡す、というものでした。
科挙の試験に合格すると・・・
今回の科挙試験。首席合格した人は、ソウル市特別公務員として就職のチャンスがあたえられるそうです。学生の部では、女性受験者もちらほら見受けられました。
韓国伝統遊びの広場
韓国に昔から伝わるノルティギ(シーソーに勢い良く乗って高く飛び上がる)やタルチュム(仮面劇)、獅子舞など、見ているだけでいっしょに踊りだしそうな楽しいイベントもありました。
そのほか韓国伝統モノいろいろ
他に、韓国の伝統茶道の試飲会や、伝統婚礼の仕方など、伝統様式にのっとった方法で、一つ一つ再現していました。
広場でくつろぐのも◎(マル)。宮殿の左右、後部に広がる紅葉のきれいな広場は、たくさんの家族連れが紅葉狩りを楽しんでいました。ほんと、いい散歩道です。
今度はぜひ皆さんが!
昌慶宮(チャンギョングン)の科挙再現行事、十分見ごたえありました。一年に一度の科挙。みなさんも、歴史ロマンにしばし足を止めてみて下さい。以上、ソウルナビがお伝えしました。
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記事登録日:2000-10-30