ベスト・フード「石焼ビビンバ」

石鍋の中でジュージュー、まぜて食べよう!

油がじいじいと焼けた、あっつ~い石鍋に野菜とご飯をのせてコチュジャンを入れ、何回も混ぜて食べる石焼ビビンバ。全部たいらげるまでフーフーしなければとても熱くて食べられない、この料理はカルビとともに外国人が大好きな食べ物の一つです。
石焼ビビンバは普通のビビンバに比べて使う材料が豊富でちょっと高級感もある上、石鍋を使って調理するので味もまた格別なんです。お値段は普通のビビンバに比べてちょっと高いかなって感じです。(普通のビビンバ:4000ウォン~5000ウォン、石焼ビビンバ:6000ウォン~15000ウォン)
ソウルナビは今回、いろいろな種類の石焼ビビンバを紹介しようと思います。ビビンバには皆さんが良く知っている一般的なコチュジャン石焼ビビンバとコチュジャンを使わないで醤油とヤンニョムだけで味付けした醤油石焼ビビンバがあります。コチュジャン石焼ビビンバはぴりっとちょっと辛いのが特徴で、醤油石焼ビビンバは生野菜とヤンニョムジャンでさっぱりと味付けした新鮮な味が特徴です。どちらが美味しいかはみなさんが評価して下さいね~。それではベストフード第2弾!出発します~。                         
)石焼ビビンバってどんな食べ物?
そもそもビビンバとは残りご飯にナムルとコチュジャン、ごま油などを混ぜてちょっと小腹が空いたときに食べる手軽な料理のことをいいます。そのビビンバをちょっと高級にしていろいろな味を楽しめるようにしたのがまさに石焼ビビンバなのです。昔はユッケ以外には何も入れなかったそうですが、現在は新鮮な野菜や味付けしたナムル、炒めたお肉などをたっぷりとのせて食べます。
石焼ビビンバを正統な方法で作るお店では、今でも肉汁でご飯を炊くそうなんですが、そうするとご飯が香ばしくなって一層、その味が引き立つんだそう。それから石焼ビビンバを美味しく食べる方法を一つ!熱い石焼ビビンバはお塩だけでさっぱりと味付けした熱~いもやしスープといっしょに食べると良いですよ~。
2)石焼ビビンバはどうやって食べるの?
石焼ビビンバを作るのにはまず良質の石鍋が必要です。もろい石鍋は熱を加えると割れたりはじけたりして、ご飯が食べられなくなってしまうこともあります。良質の石鍋はつやのある黒い色をしていて、熱にとても強い特性があります。準備できましたか?では作ってみましょう!

「全州中央会館」‘全州コプトル(蝋石)栄養ビビンバ’、「チュランプンシッ」石焼ビビンバ
クッキングポイント!
「全州中央会館」ではただのご飯は使わず、ヤンニョムで味付けしたご飯を使います。コチュジャンも薬水とヤンニョムで煮詰めたものを使います。チュルランプンシクでは素早く調理して味を最大限、生かすのがポイント。
材料
ご飯1人前、 ズッキーニの和え物30g、 もやしの和え物30g、 ほうれん草の和え物30g、 緑豆ムク一切れ、 炒めた牛肉30g、 卵の黄身1個、 銀杏または栗1個、 海苔少し、 サンチュまたはチコリ1葉、 ヤンニョムコチュジャン、 にんにく、 コショウ、 醤油、 塩、 ねぎのみじん切り、 砂糖、 ごま油等
1. ズッキーニと牛肉(ヒレ、または前足の部分)、きのこはヤンニョムで味付けし、ナムルは素早くゆがいてごま油と砂糖、塩、ごま塩などであえておきます。緑豆ムクは塩とごま油で崩れないように気を付けて味付けしておきます。
2. コチュジャンにねぎ、にんにく、コショウ、砂糖、塩少々と肉汁を入れてどろっとするまで煮詰めます。
3. ご飯はコチュジャン少しとごま油などで味付けしておきます。
4. 準備しておいた石鍋に油をさっと塗り、ご飯とその他の材料適量を手でを散らばらないように盛ります。味付け海苔と卵の黄身、緑豆ムクをのせて80~90度の火で2~3分、焼けば出来上がり~。
「カンヌン・イェンナルチプ」の石焼栄養ご飯
クッキングポイント!
「カンヌンイェンナルチプ」ではカンヌンから汲んで来たチョダン薬水でご飯を炊きます。またコチュジャンのかわりに醤油を使い、生野菜を使って新鮮でさっぱりとした味を強調してるのが特徴!

材料
といだお米、ナツメ1個、ぎんなん、エンドウ豆

1. 石鍋に水、といだお米、ナツメ、ぎんなん、エンドウ豆を入れる.(水はお米が隠れるぐらい)
2. 15分間ほど火にかけてから、アクができたら取り除く.
3. 弱火にしてから、石鍋に蓋をして7分間蒸す。
4. 出来上がったら、蓋をしたままテーブルに出す.
醤油ヤンニョムの作り方
材料- 醤油、胡麻油、長ねぎ(みじんぎり)、ニンニク(みじんぎり)、粉唐辛子(少量) 醤油に長ねぎ、ニンニク、粉唐辛子を入れてから最後に胡麻油を入れる.
3)石焼ビビンバをもっと美味しく食べるには?
まず混ぜる時、使うコチュジャンソース選びが一番、重要。水っぽいと味が落ちるし、濃すぎるとよく混ざりません。コチュジャンヤンニョムは肉汁を入れて煮詰め、濃さと味の深さを調節し、醤油ヤンニョムはいろいろな調味料をひかえて醤油の味を最大限に生かすのに焦点を合わせてます。それからごま油はヤンニョムジャンに入れないで食べる直前にご飯の上にさっとかけるのが石焼ビビンバを美味しく食べる秘訣です。 ここで注意したいことは、家庭のガスと石焼きビビンパ専門店のガスとでは威力に違いがあるので自宅で作るときは、8分程火にかけると良い.

4)どうやって食べればいいの?
やっぱり石焼ビビンバは熱~く焼いて食べるのが最高(^^)。石鍋が熱いからご飯が焦げたりしますが、それがまたとっても美味しいんです。(だからある人はわざと焦がしたりもするんですよ~)熱い石焼ビビンバはさっぱりとしたもやしスープといっしょに食べると最高です。

ナビがオススメする最高の味!これを選べば後悔しません。

ビビンバを最初に作ったお店はまさにここ!−全州中央会館
42年の伝統の全州中央会館は韓国人よりも日本人のお客さんが多いのが特徴。「最高の味を作り出すには最高の材料を使わなくてはならない」という社長さんの経営マインドがこのお店の味の秘訣だそう。石焼ご飯に肉汁を使い、また門外不出の秘法がたくさんあるそうです。お値段は少し高い(15000ウォン)けれど、どこよりも中身の詰まったどっしりとした食事ができるお店。
全州の伝統料理の3メニューだけのお店−オボクチョン
「オボクチョン」は全州(チョンジュ)の伝統料理の3メニューだけで、生存競争の激しい市庁の食堂街を生き延びてきた、20年の伝統をもつお店、「オボッチョン(五福亭)」!周りはぐるりとオフィス街、だから昼11時20分頃から1時までは、お店の外まで行列ができるほど大混雑の戦争状態!
花好きな女主人と石焼ビビンバがある。−カンヌン・イェンナルチプ
カンヌン・イェンナルチプはカンヌン地域のチョダン薬水でご飯を炊いた山菜ナムルとさっぱりとしたおかずで真心こめて作るお店です。しつこくなくてさっぱりとした味がこのお店の特徴で伝統式に大ぶりに作るおかずも食欲を増進させます。お値段はちょっと高いけれど(15,000ウォン)栄養いっぱいの新しい石焼ビビンバを食べることができます

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2000-09-27

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