バーや居酒屋で定番のお酒ビール!韓国産のみに絞り、今回一気に飲み比べてみました~!
こんにちは!ソウルナビです。夕方ソウルの街を歩くと、また韓国ドラマや映画を見ていると必ずと言っていいほど出てくるのがワイワイとお酒を飲むシーン!韓国でお酒といったらやっぱりソジュ(焼酎)がすぐ浮かぶけど、それと同じくビールを飲む人もたくさんいるんです。日本では食事と一緒に軽くビールで乾杯… という人が多いですが、韓国では2次会などで徹底的にビールを飲みまくる、ということも多い!最近はハウスビールなど、若者を中心にちょっと高級でより本格的なビールを楽しむ人も多くなっているのですが、でも!最も身近にあるキホンのビールはやっぱり韓国産のもの~!今日はそんな韓国ビールをどどーんと集めて飲み比べてみようと思います!どんなビールがあるのか、また味はどんなものなのか!?ベスト3も選んでみたので乞うご期待~!ではさっそくいってみよ!
「韓国のビールは味が薄~い!」「飲んだ気がしない!」日本人観光客の方々からは時々そんな声も聞こえてきます。日本のビールが断然おいしいという韓国人もいるし、ナビもソウルに来たばかりの頃は韓国ビールの味には「う~ん…」なんて思っていたもの。でもでも!慣れもあってか最近では独特のサッパリ感と飲みやすさ、そして値段の安さなどから韓国ビールを改めて見直すこともしばしば。そんな韓国ビール、最近は昔に比べて味の種類も広がったしパッケージも洗練され、より親しみやすくなった感じ!ビンや缶だけでなく、1.5リットルほど入る大型容器などもよく見かけるんですョ。
このメンバーで飲みました!
今回のビール比較企画に参加したのは以前の「伝統酒飲み比べ」と同じメンバー!日本人4人と韓国人3人という、お酒大好き(!?)のこの7人がみなさんを代表して飲んだくれ~!
おたみさん 日本人 女
外に飲みに行くと友達&雰囲気に合わせてソジュまたはビール(焼酎派の友達が多いかも)。普段、家でお酒はほとんど飲まないものの、今年の夏はあのシュワシュワ感が癖になり…ここ数ヶ月、毎晩ビールを1缶。特にこだわりはなく、近所で買うのでCASSまたはHITEのほか、新発売モノも買ってみることも。ビールの味の好みは…日本にいるときはエビスだったような…。韓国では出てきたものを、ビール、と思ってなんでも飲んでいます。
ソリちゃん 日本人 女
日本にいたときは甘いお酒中心だったので、ビールは主に「乾杯のためのお酒」として飲んでいた気が。でも韓国ではソジュ(焼酎)気分でないときはビールを飲むことになるので、以前に比べてビールを飲む機会が大幅にUP!暑い夏の夜の「ビールにチキン」も韓国で覚えてしまった至福の時間。味の薄い韓国ビールだからこそ合うのかも!苦すぎたりドライすぎたりする味は今でも苦手で、飲みやすいけど薄すぎない味が好き(日本で言うとモルツみたいな)。
あっきー 日本人 女
お酒は全般的に好きだけど中でもビールは大好き!帰宅後の一杯がサイコー!(笑)ビールは別腹(!?)で、いくらでも入ってしまうので周りの人にびっくりされることもしばしば。日本のビールでは断然アサヒスーパードライ派、発泡酒系はダメ。他には台湾ビールやシンガポールのタイガービール、コロナがお気に入り。まったり濃厚な香りを楽しむというよりも、爽やかさとある程度のコクが重要!?韓国ビールは全体的にやっぱり薄くて甘く香りがムリヤリなカンジがするので、世界にたくさんあるビールの中ではあんまり好きじゃない部類^^;強いて言うなら「Cafri(カプリ)」が好みかな。
ナビスタッフ:みどりさん 日本人 男
ビールを飲むのは週に2日くらい。最近は青島(チンタオ)ビールが安く買える店を見つけたので青島を愛飲しています!アロマホップの香りが後味に残るビールが好きで、日本のビールだとサントリーのザ・プレミアム・モルツが好きですね。
ナビスタッフ:ミラン氏 韓国人 女
普段はお酒をあまり飲まない方。好きなビールの味はピリッとしたはじけるような味!ビールはやっぱり栓をぬいたばかりのものがイチバンですよね。気の抜けたビールは大嫌いっ。
ナビスタッフ:デジン氏 韓国人 男
普段飲むのは焼酎で、ビールは口直しって感じかな!?2000~3000ccくらい飲みます。好きなタイプのビールは軽めでスッキリ&さっぱりした味。今回の飲み比べにはないけど、外国ビールのHeineken(ハイネケン)みたいなのが好み!
ナビスタッフ:サンチョル氏 韓国人 男
よく飲むのは焼酎で、ビールは焼酎よりもっと気軽に飲むイメージ。一年中飲むけどやっぱりビールは夏に一番飲みたくなる!平均的に2000~3000ccくらいは飲みます。ビールはやっぱりドライな味がいいな。
こうやって飲み比べました!今回チェックした9種の商品。中には新しく出たものもいくつか入っているとはいえ、なんせ韓国産のビールということで普段から身近な存在。飲み慣れたビールや苦手なビールなどに先入観を持ってしまうのは良くないっ!ということで、試飲したメンバーにはどんなビールを買ったか内緒にし、さらに容器に紙を貼り付けて種類を特定できないようにしてみました!
それではチェック開始~!!
※なお、表示した値段はナビ社近くのスーパーマーケットでの値段。コンビニや別のお店だと値段が違うことがあるのでご注意を~^^。
■ Cass Fresh価格・内容量:1,310ウォン(缶355ml)/ 1,580ウォン(ビン640ml)
アルコール度数:4.5度
販売会社:OBビール
特徴: 100%比熱処理ビール。爽やかな味を出すため、フレッシュ工法によって特殊酵母を使用。フレッシュ感のある味がウリ。
薄い・・・。韓国のHOF(居酒屋的な安い飲み屋)のピッチャーで飲むビールの味。特に「中に何か混ぜた!?」と思うときがあり…その時の味に近いかも。
薄いな・・・。韓国ビールを代表する味。口当たりはちょっとピリッとするけど、軽すぎて薄味の物足りなさの方があとに残る。
甘~い!香りも後味もクリームっぽい甘さがあり、軽い飲み口。元祖韓国ビールってカンジかな。
軽い味。キレはあるけどコクがない。典型的な韓国産ビールの味。
■ Cass Light価格・内容量:1,310ウォン(缶355ml)
アルコール度数:4.2度
販売会社:OBビール
特徴:高発酵工法で炭水化物を50%減らし、飲んだ後の膨満感が少なめ。柔らかで爽やかな味が特徴。
薄いけど、わりとクリアーな味。夏にキンキンに凍らせて飲んだら、喉も潤って、軽く飲むのにいいかも。
味の薄さが目立つビールという印象。飲みやすくて良さそうだけど、でもやっぱりこれだと物足りない気がする。
薄い!!味はよく言えばフルーティーだけど、フルーティーと言うほど味が無い…。
典型的な韓国産ビールの味。薄い。まずいとは言いませんが、自分では買わなそう。
味はあんまり…。冷たくして飲めば軽い感じで飲めそう。
■ Cass Lemon価格・内容量:1,420ウォン(缶355ml)
アルコール度数:3.9度
販売会社:OBビール
特徴:天然レモン果汁含有のさわやかなレモン味とCass本来の味がドッキング。3.9という低アルコール度数の飲みやすさ。2008年4月に誕生したばかり。
韓国ビールでは珍しい。お酒の飲めない人にいいかも。
味がレモンレモンしていてどうしても人工的な感じがしちゃう。でも「ビール」としてでなければどんどん飲めるかも。ちょっと飲みたい女の子向けの商品っぽい。
人工的に作ったレモン水をビールで割ったような感じ。「ビールが飲みたい!」という人には向かないけど、暑い日にジュース代わりに飲むとたまにはイイかも。
典型的な韓国ビールの味にレモン味と香りを加えたもの。ビール初心者にオススメ。
ビールに果汁を入れている感じで、ビール本来のさっぱり感やピリッとした感が足りない。
レモンの香りが加えられていて女性が好きそう。たくさん飲むにはちょっとつらそうだな…。
■Cass Red価格・内容量:1,310ウォン(缶 355ml)/ 1,580ウォン(ビン 500ml)
アルコール度数:6.9度
販売会社:OBビール
特徴:高アルコール発酵工法により、アルコール度数を6.9度と高めながらビール本来の深い味わいはそのままに。SPECIAL CRYSTAL MALT使用でビールの色を差別化させ、FINEST AROMA HOPでアルコール独特の苦味を最小化。
一口目から「アルコール!」という感じ。味が濃いめ。
口に入れた瞬間はともかく、後味が不思議。色も濃くて他のビールと違う。変にアルコールの味と匂いがするし、うぅ、これは酔いそうだ…。
ウエッ、なんだこの味~!?香りはビールっぽくなく、なんか危険な香り。でも後味は濃い色のビールのような…でも違うような…。
のどごしがやわらか。苦味が少なく女性にも良さそう。
炭酸が少なくアルコール度数が高く感じる。たくさん飲むのはしんどそう~。
香
りが強くて比較的アルコール度数が高く感じられる。飲んだあとの香りがあまりよくない。なんだか「ソメ(※焼酎とビールを混ぜたもの)」を飲んでいる感じ。
■OB Blue価格・内容量:1,310ウォン(缶355ml)/ 1,580ウォン(ビン640ml)
アルコール度数: 4.4度
販売会社:OBビール
特徴:低温発酵・低温熟成テクノロジーで酵母活性を最適化。深みのある、ビールならではの味をしっかり残すことに成功。
味は薄いけど、同じ「薄い」という印象でも「飲みやすい」という感じのほうが強い。でも最後にはちゃんと苦味が感じられる~。
味が無い!ビールのような飲み物か?全体的に薄い韓国ビールのなかでも何か特徴があるはずなのにそれも感じなーい!
少し薄味ではあるものの、コクがあってクセが少ない。個人的には好きな方。
おいしいな~。適度な苦味+やわらかさ+はじけるような感じ…
最後に感じる味に炭酸の多さを感じる。清涼飲料水みたいだ。たくさん飲むには負担になりそう?
う
■cafri(カプリ)価格・内容量:1,600ウォン(缶355ml)/ 1,150ウォン(ビン330ml)
アルコール度数:4.2度
販売会社:OBビール
特徴:高級なカナダ産のハリントン麦芽とヨーロッパ産のアロマホップを使用し、低温発酵と超高発酵の特殊工法によってプレミアムビールならではのやわらかな風味を提供。ソフトでスッキリした味わいだけでなく、100mlあたり32kcalという、一般のビールに比べて20%ほど低いカロリーも女性に好まれている理由か。
これは一体!?味が無い。飲み比べ中にかなりぬるくなったからかも。(冷たいのでも一度トライ)雑味がない、飲みやすい味。
薄めで飲みやすいけどある程度の苦味やビールならではの風味もあるし、全体的なバランスがいいみたい。味に不自然さがない。
味が薄い。でも他の薄いビールに比べて雑味が少ないというか、変な香りや後味がないのがいいね。
薄いは薄いけどバランスがいい。ハイネケンよりバドワイザーが好きという人のために。
■HITE(ハイトゥ)価格・内容量:1,310ウォン(缶355ml)/ 1,580ウォン(ビン640ml)
アルコール度数:4.5度
販売会社:HITE
特徴:高級アロマホップを2倍に増量し、さらに爽快な香りに。貯蔵とろ過の全工程を零下で行うこと、また製造過程でビールの空気接触をできるだけ防ぐことによってまるで作りたてのようなサッパリした味へ。
韓国ビールの代表的な味。ちょっとチープっぽい感じも。飲みやすくていいんだけど…。
味が舌にまとわりつく感覚というか少し酸味が?後味はほとんど残らず変な感じ~。でも他のビールよりは変なクセがなく良い方かな。
King of beer in Korea!バランスがいいのでこのビールが安心。
■Max価格・内容量:1,700ウォン※コンビニ価格(缶355ml)、1,580ウォン(ビン640ml)
アルコール度数:4.5度
販売会社:HITE
特徴:麦100%の深い麦芽の味わいとCascadeホップの爽やかな風味がミックスされたもの(一般のアロマホップに比べて高価なアメリカ産Cascadeホップはシトラスの香りが特徴)。風味が口の中で柔らかに広がるので、食べ物との相性も良いと言われているビール。
苦みとアルコール味が強いけど、全体的なバランスは良いかも。冷えたのをグビグビっといきたい。
苦みがあるけどつらいほどではない。ある程度の重さが心地よい。
苦みを感じてグッド。…かと思ったけど、香りが薄い。
なんだかサッパリした感じ。飲んでて負担を感じないし、量もたくさん飲めそう。
■S(エス)<exfeel>価格・内容量:1,450ウォン(缶355ml)/ 980ウォン(ビン330ml)
アルコール度数:4.0度
販売会社:HITE
特徴:100mlあたり0.5gの食物繊維の入った、国内初の食物繊維入りビール(※330mlの一瓶あたり1.65g含有)。やわらかでスッキリした味わい。緑のビンが目立ちます。
薄いし味が独特。こういう味のお茶とか飲み物がある気がする…。そこに炭酸を入れた、というような。あまりおいしさを感じない。
ガスのような変な匂い。(韓国ビールって匂いがするのが一番いただけないと個人的に思う。)味は薄い。ビール味のジュースみたい。
日本の第3のビールのような薄い味。夏のビーチで飲むのにいい。
韓国の飲料「メッコル(麦の炭酸水)」にビールを足したような味。「ビール炭酸飲料」~!GOOD!
後味にビールのさっぱり&ピリッとした味が足りない。個人的にタイプではない味。
ドライな感じが強く、軽く飲める。たくさん飲んでも大丈夫そう。
今回選んだお供はこれ!ベスト3の発表前に、今回の飲み比べ時のおつまみをご紹介!(これ、ビールの味を正確に判断するためにも口直しとしてけっこう重要!)ビーフジャーキーに豆菓子にポテトチップに…といろいろ揃えてみました(真ん中のプリングルスは唐辛子味デス)。このなかでは右上の「スウィングチップ」というポテトチップがダントツ人気でした~^^。みなさんもビールのお供としていかが!?
それではみんなの選んだベスト3をどうぞ!
日本の女の子代表の3人が選んだビールはだいたい同じになりましたね~。これが日本人女性の好みなのか!?全体的に見てみると、新しく出たビールよりも韓国で定番系と言われている昔からのビールの支持率が高いみたい(でも韓国ビールの代表格Cassがあまり選ばれていない^^;)。
飲み比べが始まったとき、それぞれのビールに飲んですぐわかるほどの差があまりなく、最初はうろたえていたメンバーたち。「1度全部飲んでみてから味を評価しよう!」との声があがり、一巡後に本格的にチェックに入りました。特に似た味のビールを評価するときやベスト3を決めるに当たっては何度も飲み直したり…。というわけで飲み比べ終了後のメンバーたちがどんな状態になっちゃったか、みなさん想像つきますよね!?^^;普段から身近に感じていても、こうして一気に飲むことは無かった韓国ビール。ぐでんぐでんになりながらの体当たり調査でしたが、みんな貴重な経験になったようでした~。旅行中、毎晩1種類ずつでもOK!みなさんもお気に入りのビールを探しながら韓国ビールワールドにハマってみてくださいね。以上、ソウルナビでした。