切符がない?改札は?保証金って?便利な地下鉄を上手に利用しよう!
こんにちは!ソウルナビです。ソウル旅行で、市内を移動する手段として便利なものといえば、地下鉄!ソウル市内を縦横無尽に走り、行き先もわかりやすいし、渋滞の心配もないし、言葉の心配もいらない地下鉄!でも初めて訪れる外国での地下鉄は、いくら日本で慣れているといっても勝手が違い、なにかと緊張するもの。そこで今日はソウルビギナーでも地下鉄を気軽に利用できるように、切符の買い方や料金、乗り方など簡単なソウルの地下鉄の基本知識を押さえておきましょう。これさえ知っていれば、気軽に地下鉄を利用できるはず!さっそく行ってみよう!
まずはソウルの地下鉄、基礎知識!
(2015年3月現在)地下鉄1号線から9号線まで、9本の路線があるソウルの地下鉄。また地下鉄ではありませんが、盆唐線や京義中央線のように、ほぼ地下鉄と同じように運行している国鉄の路線もあります。全ての地下鉄駅には自動改札があります。またほとんどの駅にはスクリーンドアがあり、ホームから転落する危険はほぼ無し。ただ駅員さんの姿をあまり見かけません。運行時間は朝5時から夜1時まで(土日は12時まで、終着駅基準)。運行間隔は路線によって異なりますが、朝は6-7分、土日は10分程度。進行方向は、1号線のみ日本と同じ左側通行、2号線から9号線は日本とは逆の右側通行となります。
それでは、地下鉄に乗ってみよう!
1.駅の出入口を見つける
まず、町中で駅の出入口を見つけましょう。地下に下りる階段は地下鉄の駅につながっていることが多いですが、たまにつながっていない地下道も。案内板に注意しましょう。また地下鉄入口の案内板は統一されておらず、いろんなタイプの入口があります。
2.乗る路線を探す
いくつも路線に接続する駅の場合は、なるべく利用する路線の方に向かいましょう。
3.1回用交通カード(切符)を買う
乗車時には切符ではなく、1回用交通カードを購入します。
各駅には改札の近くに「1回用交通カード」の販売機が置かれています。
販売機は韓国語、英語、中国語、日本語のマルチ言語対応。
この販売機では交通用プリペイドカードT-moneyのチャージもできます。
地下鉄1-9号線のほか、京春線、京義中央線、盆唐線、新盆唐線、仁川地下鉄、空港鉄道、水仁線、議政府Uライン、龍仁エバーラインの各駅まで購入できます。
※バスでは利用できません。
<1回用交通カードの買い方>
1.画面下の「한국어(韓国語)」「ENG(英語)」「日本語」から言語を選択します。
※日本語を選ぶと、日本語の画面に変わります。
※以下、日本語のページで説明します。
2.一番左の「初乗り専用」または「1回用」と書いてある、ボタンをタッチします。
※初乗り専用:料金が初乗りとわかっていて、1枚のみ購入する場合
※1回用:料金がわからないか、複数枚購入する場合
<初乗り専用の場合>
3.「初乗り専用」ボタンをタッチします。
※このボタンからは、1枚ずつしか購入できません。複数枚購入する場合は「1回用」のボタンをクリックします。
->料金画面が表示されます。
4.指定された金額を投入します。
★5万ウォン札、1万ウォン札、5千ウォン札も利用できます。
->一回用交通カードを受け取ります。
<1回用の場合>
3.「1回用」ボタンををタッチします。
->駅名検索画面が表示されます。
※駅名の指定の方法は3つあります。
1)駅コード検索
2)駅名検索
3)路線検索(右下にあります)
★駅コードで検索する場合
4-1.「駅コード検索」から、駅コードを画面のテンキーでタッチし、確認ボタンをクリックします。
->料金画面が表示されます。
★駅名(英語)で検索場合
4-1.「駅名検索」から、駅名の英語の頭文字を選択し、タッチします。
例)ミョンドン駅->Mが含まれるメニューをタッチ。
->駅名がずらっと書いてある画面が表示されます。
指定した頭文字の駅名が、英語で表示されます。
4-2.自分の行きたい駅名をタッチします。
例)ミョンドン駅の場合は、Myeong-dong をタッチ
->料金画面が表示されます。
※他の駅名の英語の頭文字を指定する場合は、右の一覧から選択しタッチします。
※このページにない場合は、下から別のページをタッチします。
★路線で検索する場合
4-1.路線検索ボタンをクリックします。
->路線画面が表示されます。
->路線画面が拡大されます。
4-3.路線図から目的の駅名をもう一度タッチします。
->料金画面が表示されます。
※新盆唐線を利用する場合としない場合で料金が変わります。
選択画面で、新盆唐線を利用するかどうか選択します。
5.枚数を選択します。(一般、子供それぞれの枚数)
->料金結果が表示されます。
※運賃に1回用交通カードの保証金(500ウォン)が合計された画面が表示されます。
この保証金は後で返ってくるので、「500ウォン多い!」と慌てなくても大丈夫。
6.合計金額を投入します。
->1回用交通カードを受け取ります。
※すべてのお札(5万ウォン札、1万ウォン札、5千ウォン札、千ウォン札)が利用できます。
4.改札を通ってホームへ
1回用交通カードを手に、改札に向かいます。
「1回用交通カード」を右側の改札にピッとかざして通ります。
※ソウルの自動改札には2つのタイプがあります。
1)バーを押しあててくぐるもの
2)オープンで、問題があるときにバーが閉まるもの
以前は1)ばかりでしたが、新しい路線や改良により、2)のタイプが増えています。
※進行方向別に改札がわかれている駅があります。
改札する前に進行方向を間違えないように注意しましょう。
5.方向を確認し、電車に乗る
進行方向を確認し、電車に乗ります。
ホームにも案内板があります。
またホームには列車が近づくことを示す案内板があります。
また列車が近づくと音楽が流れます。
<別の路線に乗り換える>
乗り換え駅で降り、案内板にしたがい、乗り換える路線のホームに進みます。
駅には路線番号が大きく表示されています。
また路線の色も目印に。
6.改札を出る
目的の駅に着き、改札に1回用交通カードをピッとかざし、改札を出ます。
7.保証金を受け取る
目の前に「カード保証金返還機」から1回用交通カードの保証金500ウォンを受け取ります。
返還の方法は、購入時よりもはるかに簡単です。
毎回面倒かもしれませんが、ちゃんと返してもらいましょう。
1.「1回用交通カード」をカード投入口に入れる
->下の返還口から500ウォンが返ってきます。
8.外に出る
改札を出ると駅周辺の案内板があります。目的地に近い出口などを確認しましょう。
<その他、地下鉄で気をつけること>
1.もし方向を間違ってしまったら?
ソウルの地下鉄の改札は方向別で分かれていることがあります。方向別の場合、一度改札をくぐると、反対方向にいくにはぐるっと遠回りするか、もう一度改札を出て、あらためて反対側の改札から入り直す必要があります。
交通カードT-Moneyの場合は5分以内であれば、無料で変更できます。
2.エレベーターは?
ほとんどの駅では改札の中からホームへ、または改札を出てから地上へ、エレベーターが設置されています。ただ基本的には老人や弱者のためのもの。一般の人はあまり利用しません。また、開閉ボタンは聞かず、閉まるまで少し待たされます。
3.トイレは?
ほとんどの駅に設置されています。ただ改札の中にしかトイレがない場合もあるので、ご注意を。トイレは比較的キレイです。
4.治安は?
ほぼ良好。ただスリは地下鉄であるときくので、日本よりも少し注意しましょう。
また酒を飲んで、やや危険な方もいらっしゃるので、注意しましょう。
5.エスカレーターは?
エスカレーターでは、右側に立ち、左側を急ぐ側にするのが暗黙のルール。
地下鉄側では否定したり、急ぐことを禁止していますが、実質的に上のルールが適用されています。
6.右側通行?左側通行?
駅の通路は基本的に右側通行。でもあまり守られないことも。
7.マナーは?
車両には老人弱者用の席があり、老人に席を譲りましょう。また専用席でなくても譲るのがマナー。
また地下鉄の中で携帯での会話は問題ありませんが、大声は目立つかも。
また降りる人優先、のルールはあまり徹底されていません。
8.大きな荷物の置き場は?
専用の置き場はありませんが、各列車に2箇所ほど、車いす用のスペースがあります。
車いすがない場合は、利用しましょう。
交通カードT-Moneyとは?
ソウルに何度もやってきた、または地下鉄に乗るたびに1回用交通カードを買うのが面倒!そんなときは交通カードT-Moneyを利用しましょう。T-Moneyは人がいる駅の窓口やコンビニなどで買うことができ、発券機でチャージできます。カードの使用期限はなく、いつでもまた利用できます。毎回料金を計算しなくてもいいし、買わなくてもいいし、保証金もないから楽!またバスも利用することができ、バスとの統合運賃制のため、地下鉄からバスに、またはバスから地下鉄に乗り換えると、割引サービスが受けられます。
いかがでしたか?ソウル旅行ではほとんどの人がお世話になるソウルの地下鉄。上手に利用して、ソウルを効率よく周りましょう。以上、ソウルナビでした。