サムパッ

쌈밥


韓国式の焼肉の食べ方といえば、サンチュにお肉や味噌、野菜やニンニクスライスなどを包んでがぶり!っと豪快にいきますよね。これだと、ただお肉だけ食べるよりも野菜をたっぷり摂れてヘルシ~。さっぱりいただけるから、逆にお肉がどんどんイケちゃう・・・というウワサもありますが、この食べ方に慣れると「野菜ナシでは焼肉が食べられん!」という方も多いとか。そんな方にオススメなのが、今日ナビがご紹介する「サムパッ」。これも焼肉式で葉っぱに包んでいただく料理。でも「サムパッ(サム(包む)+パッ(ご飯))」という名前の通り、「サム(包むこと)」がつまりこの料理の重要なポイントなんです。

サムパッ、何を包んで食べるの?!

基本的にナンデモ包んで食べればサムパッ。だから葉っぱに包んで食べる習慣のある韓国では、このサムパッはとってもポピュラーな料理なんです。お店でもよくサムパッ、あるいはサムパッ定食というメニューがあり、包み野菜、メインの具、その他のおかずや汁物などが付いくる定食の形で出てきます。メインの具は、よくあるのが「チェユクポックン(豚肉の味噌炒め)」。これは炒めた状態で出てくるので、そのまま葉っぱに包んで食べればOK!その他サムギョッサル、カルビなど、生のお肉を焼きながら包んで食べるお店もあり。メインがお肉だから、ランチだけでなく夜ご飯としてもぴったり。

<チェユクポックン(豚肉の味噌炒め)>

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<テペサムギョッサル(丸太のようにカットした薄い豚の三枚肉)>

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<サムギョッサルや牛カルビ>

サムパッ サムパッ

一度にいろんな野菜をいただける!

サムパッの包み野菜はただ洗っただけの生タイプがほとんど。中にはゆでたキャベツや昆布も一緒に出てくるところがありますが、お店によって10~30種類ほどのさまざまな生野菜が出てきます。多いところになると、普段よく目にするサンチュやエゴマの葉だけでなく、白菜・セリ・カラシナ・タンポポ・コンブ・白菜・ネギ・大根の葉・キャベツ・ビーツ・セロリ・チコリ・ケール・唐辛子・ニンジン・春菊・ゴマの葉などなど!栄養価の高いいろんな野菜がテーブルにズラリと並びます。こんなにたくさんの生野菜、普段食べるとなると大変ですが、このサムパッなら1食で解決!「まずこの葉っぱで、次はそれで、その次は・・・」と野菜を選ぶ楽しみ、さらにその野菜で包む楽しみが加わって、いつの間にかすごくたくさんの野菜を食べてしまっているんです。これってとってもヘルシー料理ですよね!

サムパッに欠かせないサムジャン!

コチュジャン(唐辛子味噌)、テンジャン(田舎味噌)、チュンジャン(チャジャンミョンに使う味噌)など、韓国でジャン(醤)と付くものは日本でいう味噌のこと。そして、このサムパッに欠かせない味噌というのが、「サムジャン」。サム(包む)+ジャン(醤)=包み味噌というように、地元の人は何かを包んで食べるときは、この味噌を加えて食べるんです。特にこのサムパッをお店で注文すると、お店特製のサムジャンが出てきたりして、お肉だけ食べるよりももっともっと美味しくいただけますョ!

サムパッの食べ方

「食べ方」といっても、特に難しいことはありません。これはもう、韓国式の焼肉の食べ方とほぼ同じ!たくさんの野菜の中から好きなモノをセレクトし、その上にお肉、ご飯、サムジャン、さらにお好みでニンニクや青唐辛子のスライスを加えてくるくるきゅっ!しっかり包んだら大口を開けて一口でがぶり!と食べればOK!とっても簡単ですよね?!1つコツといえば、あまりに欲張って中に具をたくさん詰めすぎると、食べるときに苦労します。口が裂けそうになりながら、なんとか口の中に放り込んだものの、今度はなかなか噛めない、飲み込めない・・・なんてことにならないように、自分のお口の大きさをちゃ~んと考えて包みましょう!
韓国ならではのヘルシー料理、サムパッ。たっぷりの野菜と一緒なら、お肉もさっぱりといただけますョ。また冒頭でも触れましたが、この料理のポイントは「包んで食べる」ということ。メインの具のお肉を味わうというより、野菜にご飯、お肉、味噌などを包んでお口に入れたとき、個々の味のコンビネーションを楽しむのがこのサムパッの醍醐味。お値段もお手頃なので、気軽に楽しめるメニューです。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2000-05-14

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