お湯捨てカップ麺、食べ比べ!

韓国では意外と種類がある!?スープなしのカップ麺をいろいろ食べてみました!!

こんにちは!ソウルナビです。韓国のお土産でも人気の韓国インスタントラーメン。中でもカップ麺は少しかさばるけれど、お湯を入れるだけで手軽に食べられるので幅広く喜ばれるお土産ではないでしょうか!?韓国にもカップ麺の種類はたくさんありますが、今日はスープ無しでいただくカップ麺、お湯を捨てるタイプのカップ麺に注目してみたいと思います!日本でお湯捨てタイプのカップ麺というとポピュラーなものでは焼きそばやスパゲッティ、最近ではつけ麺?くらいしか思いつきませんが、ナビが見たところ韓国にはお湯捨てカップ麺の種類がたくさんあるよう。しかも最近、その味のバリエーションがさらに増えたような気も!?それではナビがお昼休みにこっそり一つずつ食べた韓国のお湯捨てカップ麺をご紹介していきましょう。

韓国のお湯捨てカップ麺とは!?

お湯捨てカップ麺といえば、汁無し麺のインスタント。ビビン麺、チャジャン麺、ラポッキなど韓国にはいくつかの汁無し麺がありますが、そのだいたいがカップ麺として出ています。さらにチーズ混ぜ麺や激辛ソース麺など、もとの料理はないけれどカップ麺ならではのラインナップもあり。また韓国のお湯捨てカップ麺の特徴といえば、お湯捨ての穴をお箸で3、4か所ブスブスと刺して開けること。日本のようにターボで湯切りができるようなものはありません。中には、お湯を捨てる時に「お湯をカップに3スプーンほど残して」ととっても難しい要求をしてくるカップ麺も!そんな、きっちりスプーン3杯分残すなんてほぼ無理・・・ま、そのあたりはお湯を捨てきらないくらいで適当に!?
フタの端っこにこんな表示が

フタの端っこにこんな表示が

お箸でブスッと

お箸でブスッと

作り方はだいたい側面に

作り方はだいたい側面に

いろんな種類があります! いろんな種類があります! いろんな種類があります!

いろんな種類があります!

そんな韓国のお湯捨てタイプのカップ麺、今回は7種類を食べてみました!それぞれの価格はコンビニ価格なので、スーパーとかで買うと値段が違うかも。ご参考程度に。また、中にはものすごく辛いものも!だから辛い物が苦手な方のために、辛さ度を★黒星の数で表してみました(★黒星5個が最も辛い)。ただしナビの舌もだいぶ韓国化しているので、あしからず。

パルド・ピビンミョン・コッ/パルド・ビビン麺・カップ

韓国で汁無しの麺というと真っ先に思いつくビビン麺。コチュジャン(唐辛子味噌)ベースの辛いタレに素麺などを絡めていただく料理で、家庭でもごく一般的に作られます。そんなビビン麺なのでいろんなメーカーから出てるのかと思いきや、カップではパルドから出ているこちらのビビン麺カップのみのよう。「うま甘辛の混ぜて食べるラポッキ・スタイル」とフタにあります。ラポッキとはトッポッキ(餅の甘辛煮)のラーメン版。パッケージの側面の一番下には製品の特長として、“コチュジャン、粉唐辛子、お酢などの材料は厳選された原料を使いました”と、ひっそりと書かれています。

メーカー: 韓国ヤクルト・パルド
価格: 1,100ウォン
カロリー: 465kcal
作り方: ふたを開け、中のスープの袋を取り出し、100℃のお湯を容器内側の線まで注いで3分待つ。蓋の水捨て穴をあけ、容器の中のお湯をスプーン3杯ほど残して捨てる。ナトリウム(食塩、調味料など)の摂取を調節し好みに合わせて適当量のスープを入れて食べる。ちなみに「混ぜる」とは書かれていないけれど、よく混ぜましょう!
ナビの感想
・思ったより辛くない。甘辛でおいしい。でも辛いのがもともと苦手な人はダメかも?
・お湯はスプーン3杯分残せなかったような気がするが、パサパサした感じは全くなし。
・麺は細めで美味しい。
・具の卵がかわいい。

辛さ度: ★★★☆☆

ノンシム・サチョンヨリ・チャパゲティ/農心・四川料理チャパゲティ

韓国式中華麺料理の代表、チャジャンミョンのカップ麺。ジャージャー麺が韓国風になったチャジャンミョンのインスタントはチャジャン+スパゲティを略した「チャパゲティ」という商品名で出ています。なぜスパゲティ?こちらはチャパゲッティでも少しピリ辛味になった四川シリーズ。ちなみに四川じゃない、普通のチャパゲティのカップもあります。ところでチャパゲティって袋タイプで作るときもそうだけれど、これも“スプーン7杯分のお湯を残して捨てる”ようにとの説明が。これが難しい・・・まあ、こころもち多めにお湯を残して捨てるくらいの感覚で作ればいいかな?!

メーカー: 農心(ノンシム)
価格: 1,500ウォン
カロリー: 535kcal
作り方: ふたを矢印のところまであけ、粒状スープと油性スープを取り出したあと、沸騰したお湯450mlを容器の内側に見える線まで注ぐ。4分後にふたのお湯捨て口を箸で刺して開け、お湯をスプーン7杯分(50ml)くらいだけ残して捨てる。粒状スープと油性スープを入れ、混ぜて食べる。
ナビの感想
・スプーン7杯分くらい残してお湯を捨てる感覚が全然分からないけれど、適当にお湯を残して混ぜるとちゃんとできる。むしろあまり多くお湯を残すと薄味に?
・インスタントのチャジャン麺ってなんでちょっと焦げたような味がするんだろう。中華屋のチャジャンミョンとはちょっと違うけれど、時々無性に食べたくなる甘くて香ばしい味。
・四川というわりにはほとんど辛さが感じられない。ほんの少しピリっとするくらい??
・何かよく分からない具(ミンチ肉?)とキャベツの具が結構多め!

辛さ度: ★★☆☆☆

オットゥギ・コッコッコッ・チジュポッキ/オットゥギ・コッコッコッ・チーズ炒め

チーズの粉にインスタントの麺を絡めていただく、もとの料理がないオリジナルのカップ麺。確かにこんな麺はインスタントだからできるのかも?!でもチーズ麺なんてチーズ好きにはうれしい一品!真のチーズ好きは、さらにスライスチーズをのせて溶かして混ぜ、ダブルチーズにして食べるとか。作り方は、お湯を捨てる方法と、もう一つお湯を少なめに入れて電子レンジでチンする方法の二通りあり。

メーカー: オットゥギ
価格: 1,100ウォン
カロリー: 420kcal
作り方: ふたをあけ粉末スープを取り出し、沸騰したお湯を表示線まで注いだあと、4分後に穴をあけ適当な量のお湯(60ml)を残して捨て、粉末スープを入れて混ぜて食べる。
または、フタを完全に除き粉末スープを取り出したあと沸騰したお湯をカップの外に示した線まで注ぎ、電子レンジで加熱(1000wなら3分、700wなら3分30秒)。そのまま粉末スープを入れて混ぜる。
ナビの感想
・うーん、チーズ!まさに溶けたチーズが麺に絡んだ食べもの。
・ごはんというより、軽食、おやつみたいな感覚?チーズビットみたいな味というか・・・
・お湯を捨てすぎるとパサパサになりがちでよく混ざらないかも。
・具はほとんどなし。
・これは珍しいし、チーズ好きの人のお土産には間違いないのでは。

辛さ度: ☆☆☆☆☆

オットゥギ・コッコッコッ・スパゲティ/オットゥギ・コッコッコッ・スパゲッティ―

スパゲティのカップ麺!味は見た通りトマト系。洋風のスパゲティということでオリーブオイルが使われているのがポイント?そしてなぜかフタには“SPAGHETTI RAMEN”スパゲティ・ラーメンとの横文字が。韓国語式にラミョンといわず、ラーメンとあるのは、ちょっと日本風ってこと??もちろん、アルデンテなんて期待はしません!ちなみにこちらはお湯を注ぐ前に具のかやくを入れるタイプ。説明に書かれてなくても麺の下に具を仕込むのはお約束!?

メーカー: オットゥギ
価格: 1,000ウォン
カロリー: 465kcal
作り方: ふたをあけ、かやくを入れ、表示線までお湯を注ぎ、4分後にお湯を捨ててから液体スープと粉末スープを加えて混ぜて食べる。
ナビの感想
・全く辛くないのかと思いきや、ほんのかすかにピリリとした辛さが!?でもまろやか。
・味はトマトソースというよりケチャップに近い味。日本のナポリタンのような、何だかなつかしい味。時々思い出すと食べたくなりそう。
・スパゲティなのに具は大粒のコーン。黄色い彩りはいいかも?

辛さ度: ★☆☆☆☆ (0.5くらい?)

オットゥギ・コッコッコッ・ラミョンポッキ/オットゥギ・コッコッコッ・ラーメン炒め

上でご紹介したチーズポッキやスパゲティと同じ、オットゥギのコッコッコッ・シリーズ。ラミョンポッキとはラミョン=ラーメン+ポッキ=炒めで、いわゆるラーメン炒め?ということ。通称ラポッキ。インスタント麺をコチュジャンや砂糖などの味付けで甘辛く煮詰めます。プンシク(軽食店)でおなじみのラポッキをお手軽なインスタントカップ麺で!これは韓国っぽい味を期待できそう!

メーカー: オットゥギ
価格: 1,000ウォン
カロリー: 475kcal
作り方: ふたをあけ、かやくを入れ、表示線までお湯を注ぎ、4分後にお湯を捨ててから液体スープと粉末スープを加えて混ぜて食べる。
ナビの感想
・まさに甘辛いラポッキの味。けっこう辛いかも?でも決して激辛ってわけじゃなく、程よい辛さ。
・たまに辛いものが食べたくなるとき、手軽に食べられそう。
・韓国っぽい味を重視するお土産によさそう。
・具は乾燥ネギたっぷり。
・このシリーズは全体的に麺がもっちり。

辛さ度: ★★★★☆

サムヤン・プルタッポックンミョン/サムヤン・火鶏炒め麺

辛いモノ王国の韓国で、激辛味を売りにしているこちらのカップ麺。辛さを数値で表すスコヴィル値は3,210 SHUで、激辛唐辛子で知られるチョンニャンコチュの4,000~10,000 SHUより少し足りないくらいの辛さとか。ナビがデスクにこのカップ麺を置いていただけで韓国人スタッフが「これ、本当に食べるんですか!?」とびっくりするぐらい!また他の韓国人スタッフからも「一度食べてみたけど辛すぎて涙が出た・・・」などの情報があり、現地韓国でもかなり辛いカップ麺として知られているよう。さらには「コンビニのおにぎりを混ぜて食べると辛さが和らぐ」?!そこまでしなくてはいけないくらいの辛さ度合いとは果たしていかに!?

メーカー: 三養(サムヤン)
価格: 1,400ウォン
カロリー: 425kcal
作り方: ふたをあけ液状スープを取り出したあと沸騰したお湯をカップ内側の線まで注ぎ、フタを閉めて4分待つ。ふたに箸で穴をあけてお湯を捨て、液状スープを入れて混ぜる。仕上げに炒りゴマと焼き海苔のトッピングをかける。
ナビの感想
・ひと口め・・・口に入れて噛んでいるうちに強烈な辛さが。ふた口めで、み、水うぅ~
・辛くてよく分かんないが、ちょっとカレーのような風味も?辛いけど美味しい気がする。
・水と交互にひと口ずつ食べたけれど、6口めくらいでギブアップ。口の中はヒーヒー辛さから逃れられない。こんな辛いもん食えるかー!!
・辛いものが苦手な日本人スタッフはひと口めで涙目に。
・結局、辛い物が好きなスタッフに食べてもらうことに。最初は「美味しい♪」といっていましたが、食べ終わる頃には「辛いー、辛いー!!」と。

辛さ度: ★★★★★+α ※これは要注意!!よっぽど辛さに強くないと完食できません!

オットゥギ・イェンナル・チャプチェ/オットゥギ・昔のチャプチェ

みんな大好き、韓国のお惣菜のチャプチェが、最近ごま油などで有名なオットゥギからインスタントカップになって登場!カップ麺?主食?おかず?と位置付けはちょっと謎だけど、春雨のようなタンミョンを使うのでカロリーはほかのカップ麺と比べてかなり抑えめ。パッケージをよく見ると、同じオットゥギから出ているインスタントご飯と一緒に食べると美味しい、と書かれているので、やっぱりおかずかな。中には液体スープ、かやくの袋のほか、オットゥギ自慢のごま油の袋が入っています。

メーカー: オットゥギ
価格: 1,800ウォン
カロリー: 225kcal
作り方: ふたをあけて、かやくを入れてから沸騰したお湯を注ぎ、3分後にフタに穴をあけてお湯を捨て、液体スープとごま油を入れてよく混ぜる。
ナビの感想
・とにかくごま油のいい香りが。
・オイスターソースのようなタレの味!?かなり甘い。これは一般的なチャプチェの味じゃないかも・・・
・椎茸やニンジン、青菜っぽものなど具はけっこうたくさん。
・麺は細く柔らかめ。
・全体的にちょっと期待はずれ。残念・・・

辛さ度: ☆☆☆

いかがでしたか?食べてみたいカップ麺はありましたか!?韓国のお土産では定番のカップ麺ですが、いつもとはちょっと違ったものにしてみたい!というとき、スープなしのカップ麺というのはいかがでしょうか。赤いのや辛いのなどはいかにも韓国っぽいかも?!気になるカップ麺があったらぜひトライしてみてくださいね!以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-11-29

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