「トロリーバス」に乗ってソウル市内を観光してみよう!!

レトロなアメリカンスタイルのトロリー型バスに乗り、ソウルをぐるっとまわってきました!

こんにちは!ソウルナビです。最近、ソウル市内で見かけるレトロな「トロリーバス」!実はこのバス、ソウルシティツアーに新しく仲間入りした新しいバスなんです。他のツアーバスとは違い、どこかアメリカンで車内もレトロな雰囲気のトロリーバスは、見るだけで独特の味わいがありますよね。歩きながらの観光も良いけど、レアなトロリーバスに乗って、ソウルをぐるっとまわってみるのも良いかも!短い時間でソウルをまわることができるし、乗り降り自由だからソウル観光のメインスポットを自由で移動できるソウルシティツアー。さっそくナビもサンフランシスコが舞台の映画?に登場しそうなトロリー型バスに揺られ、韓国の有名観光スポットをぐるっと一周してきましたよ!それではナビと一緒にトロリーバスとの旅、スタート!!

◆◇トロリーバスとは?◆◇

このトロリー型バスの元になったトロリーバスとは架線から電気を引き、電気の力で走行する電気バスのこと。排気ガスを出さず、騒音も少なく、燃料補給が要らないなどの特徴がありましたが、架線のわずらわしさもあり、次第に姿を消していきました。ソウルでも1899年から1968年まで約70年間、走っていた路面電車。このたびシティツアーバスとして「復活」したトロリーバスは、架線やトロリーポールこそないものの、外部も内部も昔のトロリーバスをそのまま再現、運転手もトロリーバスが走っていた当時の制服なんだとか!そして、あの懐かしい「チンチン」というベルの音も聴くことができます。

◆◇どこから出発?チケットは?◆◇

トロリーバスのチケット販売所は地下鉄5号線光化門(クァンファムン)駅の6番出口を出てまっすぐ歩いて行くと左側にあります。こちらでトロリーバスのチケットを購入。ソウルシティツアーにはいろいろなコースがありますが、トロリーバスはソウルパノラマコースのみ!乗車時にトロリーバスに乗りたいと伝えましょう(韓国語では「トゥロリボス」)。支払いは現金でもクレジットカードどちらでも支払いができます。このチケット売り場には日本語のパンフレットも置いてあります。チケットは1日乗車券を購入すれば、どこでも1日中乗り降り自由!ちなみに途中のバス停からは現金のみでチケットを買い、乗車することができます(ただし週末の混雑時はバスが満員となり、途中から乗れないことも。できるだけ出発地点の光化門から乗車しましょう)。

<トロリーバスの光化門出発時刻>
※朝9時半から夕方4時半まで、毎日1時間おきに運行しています。
9:30、10:30、11:30、12:30、13:30、14:30、15:30、16:30
日本語のパンフレットもあります。

日本語のパンフレットもあります。

トロリーバスの写真入りチケット。

トロリーバスの写真入りチケット。

乗り場はチケット売り場の真後ろに。

乗り場はチケット売り場の真後ろに。

◆◇トロリーバスのコースは?◆◇

トロリーバスが走るソウルパノラマコースはソウルの全景を一目で見ることができるコース。南山、漢江などの自然景観のほか、弘大、梨大などの学生街の様子もバスからみることができます。全部で約1時間40分のコース。各観光スポットに停留所があり、乗り降りができます。

<主な停留所> 
光化門 → 清渓広場 → 明洞入口 → アニメーションセンター → 南山ケーブルカー → ミレニアムヒルトンホテル → 南山図書館 → ハイアットホテル→ 63ビル → 汝矣ナル駅 → 弘大前(観光案内所) → 弘大前(空港鉄道駅) → 新村駅(梨大前)→世宗文化会館→光化門

◆◇バスの中の様子はコチラ!!◆◇

トロリーバスの内部はすべて木材で、バスでありながら木のぬくもりとあたたかさを感じられます。そして全体的に窓がたくさんあるので、とっても開放的!また昔なつかしい「チンチン~♪」というベルの音も、どこか懐かしい良い味わいです。バスに乗ると韓国にいながらどこか違う、まるで別の国にやって来た気分になりそう!各座席には外国語案内器があり、オーディオシステムを通して観光名所の案内を歴史的背景を含めて説明してもらえます。音声の説明は韓国語、英語、日本語、中国語の4ヶ国語に対応しています。
アメリカチックなバス内。

アメリカチックなバス内。

運転手さんの座席もゆとりがある感じ。

運転手さんの座席もゆとりがある感じ。

前方の座席から見た様子。

前方の座席から見た様子。

座席には安全シートベルトも。

座席には安全シートベルトも。

窓がたくさん~

窓がたくさん~

革のつり輪がオシャレ!窓上部にある白いヒモは?

革のつり輪がオシャレ!窓上部にある白いヒモは?

下車時に白いヒモを引くと「チンチン~」とベルの音が。

下車時に白いヒモを引くと「チンチン~」とベルの音が。

外国語案内器も各座席にあります。

外国語案内器も各座席にあります。

◆◇トロリーバスから見えるソウルの景色◆◇

トロリーバスは光化門十字路から出発し、ソウル観光で外せない主要スポットの各停留所に止まります。南山、汝矣島、新村とぐるっと周り、また出発地点の光化門に戻ってきます。バスの中から見えるソウルの風景は、歩いて観光する景色とは一味違って楽しそう!

1.光化門 →2.清渓広場→3.明洞入口→4.アニメーションセンター

景福宮と有名な世宗大王の像がある光化門を出発、清渓川の出発地点であり、さまざまな展示やイベントもよく開催される清渓広場を通ります。おなじみの人気観光スポットの明洞を通り過ぎ、南山にあるソウルアニメーションセンターへ。

光化門
バス乗り場はチケット売り場のすぐ横なのでわかりやすい!

バス乗り場はチケット売り場のすぐ横なのでわかりやすい!

世宗大王の像と景福宮の姿がバックに見えます。

世宗大王の像と景福宮の姿がバックに見えます。

◆清渓広場
徳寿宮の横を通り、清渓広場へ~

徳寿宮の横を通り、清渓広場へ~

清渓広場のモニュメント、スプリングの姿も。

清渓広場のモニュメント、スプリングの姿も。

ビルの前には可愛らしいアート^^

ビルの前には可愛らしいアート^^

車窓からアートを探すのも楽しみのひとつ!

車窓からアートを探すのも楽しみのひとつ!

◆明洞入口
乙支路入口の十字路を曲がる! 乙支路入口の十字路を曲がる!

乙支路入口の十字路を曲がる!

明洞入口の停留所で乗ってくる観光客の人がいっぱい!

明洞入口の停留所で乗ってくる観光客の人がいっぱい!

運転手さんが下車する時の方法を英語と韓国語で教えてくれます。

運転手さんが下車する時の方法を英語と韓国語で教えてくれます。

◆アニメーションセンター
乗車したり、下車する人がいない場合は停留所を素通り。

乗車したり、下車する人がいない場合は停留所を素通り。

イヤホンで観光案内を聴いてる人もちらほら。

イヤホンで観光案内を聴いてる人もちらほら。



5.南山ケーブルカー→6.ミレニアムヒルトンホテル→7.南山図書館

ソウルの都心から少し離れて南山タワーの方へ坂を上がっていくと緑豊かな自然が見えてきます。南山ケーブルカーの付近にはトンカツ屋さん通りと命名されるトンカツのお店がズラーッと並んでいます。バスの中からどこのお店が一番人気があるのかチェックするのも楽しいかも?!南山ケーブルカーから南山図書館までの道は全体的に自然の景色と山からソウル全体の街の風景を見下ろすことができます。春には車窓からキレイな桜を見ることができます。
◆南山ケーブルカー
ここからケーブルカーに乗って南山タワーに行くことができます。

ここからケーブルカーに乗って南山タワーに行くことができます。

運転手さんがおいしいお店を教えてくれしました!

運転手さんがおいしいお店を教えてくれしました!

トンカツ屋さんの通り。

トンカツ屋さんの通り。

道ゆく人の視線が珍しいトロリーバスに集中!

道ゆく人の視線が珍しいトロリーバスに集中!

どのとんかつ屋さんも列が。

どのとんかつ屋さんも列が。

◆ミレニアムヒルトンホテル
大きいミレニアムヒルトンホテルを通り過ぎます。

大きいミレニアムヒルトンホテルを通り過ぎます。

窓を開けると、ほどよい風が入り気持ちいい~

窓を開けると、ほどよい風が入り気持ちいい~

◆南山図書館
南山図書館の停留所に到着!

南山図書館の停留所に到着!

緑に目が癒やされます。

緑に目が癒やされます。

歩いて散歩も良いかも!

歩いて散歩も良いかも!

光化門や明洞の都心の風景とは違い、昔ながらの住宅がぎっしり!!

光化門や明洞の都心の風景とは違い、昔ながらの住宅がぎっしり!!

桜の季節、南山を下りるトロリーバス! 桜の季節、南山を下りるトロリーバス!

桜の季節、南山を下りるトロリーバス!


8.ハイアットホテル→9. 63ビル→10.汝矣ナル駅

ハイアットホテルから南へと向かい漢江を越えると63ビルがある汝矣島(ヨイド)。国会議事堂やKBS、MBCなどの放送局や証券会社など集まる汝矣島は韓国の政治や経済の中心です。南山にあるソウルタワーから新市街地の汝矣島に向かう、途中の光景にも注目!
◆ハイアットホテル
グランドハイアットホテル。

グランドハイアットホテル。

窓から見える風景!

窓から見える風景!

建物がぎっしりと建っています。

建物がぎっしりと建っています。

後部座席からバックを眺めるのも良し!

後部座席からバックを眺めるのも良し!

◆ 63ビル
漢江を越えます。

漢江を越えます。

遠くから見ると建物が小さく見えます。

遠くから見ると建物が小さく見えます。

橋を渡ると汝矣島!

橋を渡ると汝矣島!

川に癒されます!奥にはプールも。

川に癒されます!奥にはプールも。

自転車でサイクリング中の人も。

自転車でサイクリング中の人も。

奥にある高層ビルは63ビル?

奥にある高層ビルは63ビル?

63ビルの漢江遊覧船停留所。

63ビルの漢江遊覧船停留所。

運転手さんも下車。お客さんを見送ります。

運転手さんも下車。お客さんを見送ります。

◆汝矣ナル駅
ヨイナル駅の停留所。

ヨイナル駅の停留所。

春は桜の木でいっぱい!

春は桜の木でいっぱい!

また漢江の上の橋を越えます。

また漢江の上の橋を越えます。

再び漢江の北側へ。

再び漢江の北側へ。

上水(サンス)エリアに向かいます。

上水(サンス)エリアに向かいます。

橋を渡っただけで雰囲気が変わる!

橋を渡っただけで雰囲気が変わる!



11.弘大前(観光案内所)→12.弘大前(空港鉄道駅)→13.新村駅(梨大前)

弘益大学や梨花大学、延世大学などが集まる学生街エリア!学生が多いだけあって周辺にあるお店も多くが若者向け。安い焼肉屋・居酒屋などもあり、昼夜問わず若い人たちで賑わっています。
◆弘大前(観光案内所)/◆弘大前(空港鉄道駅)
芸術系学部が有名な弘益大学を中心としたエリア、弘大(ホンデ)。街全体にアートな香りが漂い、おしゃれなレストランやカフェが多くあり、フリーマーケットや即興路上ライブもよく見かけます。
地下鉄の上水(サンス)駅。

地下鉄の上水(サンス)駅。

カフェがちょこちょこ見えます。

カフェがちょこちょこ見えます。

弘益大学の正門。学生が多い!

弘益大学の正門。学生が多い!

ファッションやカフェなどのショップ通り。

ファッションやカフェなどのショップ通り。

弘益大学の停留所。やっぱり人が多い!

弘益大学の停留所。やっぱり人が多い!

カッコイイ大きなバイクを発見!

カッコイイ大きなバイクを発見!

◆11.新村駅(梨大前)
名門大学の学生街として有名な新村・梨大(シンチョン・イデ)エリア。新村駅と梨大駅は地下鉄で駅ひとつ分の距離なので歩いても行き来できる近さです。
地下鉄新村(シンチョン)駅の、グランドマート前。

地下鉄新村(シンチョン)駅の、グランドマート前。

弘大(ホンデ)と同じくらい人が多い!

弘大(ホンデ)と同じくらい人が多い!

国鉄新村駅。

国鉄新村駅。

新村駅(梨大前)の停留所。

新村駅(梨大前)の停留所。

道路が広い!

道路が広い!

日本と似ていたり、似てなかったり。

日本と似ていたり、似てなかったり。


14.世宗文化会館→1.光化門
景福宮の前を通り、世宗文化会館へ。目の前には光化門広場があり、出発地点の光化門に到着。約1時間40分のトロリーバスの旅も終了!お疲れ様した!
◆世宗文化会館/◆光化門
数時間前に見覚えのある景色が。

数時間前に見覚えのある景色が。

景福宮が見えてきました!

景福宮が見えてきました!

景福宮の前を通ります。

景福宮の前を通ります。

トロリーバスの中から見ると景福宮はまた違った感覚。

トロリーバスの中から見ると景福宮はまた違った感覚。

大韓民国歴史博物館。

大韓民国歴史博物館。

世宗大王の像が。出発地点に戻ってきました。

世宗大王の像が。出発地点に戻ってきました。

あっという間にひとまわり!

あっという間にひとまわり!

楽しいツアーが終了です。

楽しいツアーが終了です。

トロリーバスでの旅、いかがでしたか?時間がなかったり道に迷ったり、結局行きたい場所に行けず諦めたり、どこに行っていいのか分からず同じエリアをぐるぐる周ることもあるソウルの旅。そんな時、ちょっとオシャレで雰囲気あるトロリーバスに乗り、ソウルの観光名所を時間で一気にまわっちゃうのも魅力的!しかも自由に途中下車もできるから、気分に合わせて好きな場所で観光できちゃうのも良し!ちなみにこのトロリーバス、一人で乗っても充分楽しめるので、一人旅の方やフリープランの旅行の方にオススメです!ソウルへいらっしゃったら旅の思い出に、こちらのトロリーバスに乗ってみてはいかが?^^以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-05-07

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