韓国人のすご~いパワーはいったいどこから来るの???
こんにちは。ソウルナビです。今回行われたワールドカップ。韓国代表チームのあのすご~いスタミナには全世界がびっくり。4強までいったあのパワーにAPをはじめとする世界の各国主要マスコミは“韓国の強い体力は高麗人参とキムチにある”と一斉に報道!でもソウルナビは“高麗人参とキムチ”は韓国人のごく普通の食生活に過ぎない!きっと何かもっと他の秘密があるに違いない!と睨んで、、、ちょうどそんな時、韓国には一年で一番暑い季節に三伏(初伏−7月11日、中伏−21日、末伏−8月10日)という日があり、この期間に韓国の人は夏ばてした体と心を癒すためにいろいろな食べ物を食べるという情報をGET!(*^. ^*) いったい、韓国のスタミナ食にはどんなものがあるのかな?と気になってしかたがないという方のために、ナビが準備いたしました!「韓国のスタミナ食BEST5!」それではいよいよご紹介しま~す。思いっきり期待しちゃってくださ~い!(^-^)/ ただし、下の全部の料理を韓国代表チーム選手や一般の韓国人が食べるわけではなくて、一般的に韓国の人が思い浮かべるスタミナ食ってところなのでお間違いなく~。
ケジャンクッ
ケジャンクッ(狗醤)は犬肉を味噌で煮込んだジャンクッに混ぜて食べるという意味!これは夏の補身用に、特に一年で一番暑い三伏に食べる風習がず~っと昔からあります。最近は美容食やダイエット食としててケジャンクッを食べる女性が増えてるそう!朝鮮時代の最高の漢方医学者、ホジュン(許浚、1546~1615)が書いた東医実鑑(漢方学を中心にした東方医学の集大成ともいうべき医学書)には“犬肉は五臓を楽にし、血脈を整え、腸と胃を丈夫にし、骨髄を満たし、腰と膝を温め、陽道を起こし、気力を増進させる”という記録があって、犬肉の効能が具体的に説明されています。
それから食品医薬品安全庁(Korea Food & Drug Administration)の分析結果によると、肉類の中でコレストロール含有率が一番低いのが犬肉なんだそうです。これは動脈硬化症誘発要因が他のどの肉より少ないってこと!犬肉を使った料理は気力増進および疲労回復に効果抜群。犬肉料理としてはケジャンクッのほかにスユッ、ムチム、チョンゴルなどがあります。最近、疲れ気味の方は是非(?)チャレンジしてみてください~!!
サムゲタン(参鶏湯)
疲労回復の点から夏バテ対策として三伏の時にほとんどの家庭で作る料理がこの参鶏湯!!!参鶏湯は若鶏に高麗人参・にんにく・なつめ・もち米などを詰めて水をそそいでじ~っくり煮込んだ料理。だから参鶏湯という名前がつきました。参鶏湯は老若男女問わず大人気。値段もお手頃なので韓国の人が大好きなスタミナ料理の一つ!それから韓国を訪れる外国人にも人気抜群!参鶏湯はすっかりインターナショナルな食べ物になってしまいました。みなさんも参鶏湯、大好きでしょう??(^-^) 現在、お店で売られている参鶏湯を見ると、漢方剤をいれた漢方参鶏湯は基本!冬春夏草参鶏湯、緑茶参鶏湯などいろいろな参鶏湯がぞくぞく登場!これらにはすべて体に良い参鶏湯という共通点が!!やっぱり参鶏湯はスタミナ食に間違いなし!!!
チャンオ(ウナギ)
日本の代表的なスタミナ食といえばウ・ナ・ギ!やっぱり韓国でもウナギは昔からスタミナ食として有名。特におじさま方に人気!(^-^;)ウナギにはたんぱく質とビタミンA,Bが豊富に含まれていて疲労回復に効果あり。高血圧と動脈硬化の予防にもなり、女性にはお肌の美容に素晴らしい効果があるそうです!韓国人がよく食べるウナギ料理はチャンオクイなんですが、まずウナギの頭と骨などを漢方剤と一緒に入れ、煮込んだ薬味醤といろいろな野菜を入れて煮詰めた汁を混ぜて作ったどろっとしたソースを何回もウナギに塗って焼いたのがチャンオクイ!スサム(乾燥させてない生の高麗人参)、なつめなどを添えればおいしさ2倍!あ~、お腹すいた~!!(^-^)
チュオタン(ドジョウ汁)
ドジョウを使ったチュオタンは昔から庶民がよく食べた伝統健康食で時期的には秋が一番、おいしいんだそうです!その理由は冬眠の準備をするため夏の間中、いっぱい食べて太るから!この時期のドジョウはたんぱく質が豊富でカルシウムやビタミンA・B・Dが多いので精力増進、強壮剤として有名。韓国の民間療法ではドジョウは痔や関節炎の治療にも使われ、特に陰萎症にドジョウを茹でて食べると良いと昔からよく食べられてきたスタミナ食。でも中にはドジョウがちょっとグロテスク・・・という思いから食べるのを躊躇してしまう人も。
カキ(牡蛎)
カキは‘海のミルク’または‘海の玄米’と呼ばれるくらい栄養抜群!ビタミンと無機質が多くて、鉄分もカキ100gに卵2つ分というから驚き!アミノ酸も豊富で消化吸収がよくて臓器機能を促進します。それから韓国では視神経の疲労回復に効果があることから目や神経を使う人に良いといわれています。でもなんと言っても一番知られているのは強精剤としての効能!(^-^)世紀的なプレイボーイ、カサノバが最も好んで食べたのがカキ(毎日、夕食に50個のカキを食べたそうです)。この事実一つだけでもうこれ以上の説明はいらないでしょう?・・・ふ~・・・ははは~!!!カキは焼酎といっしょに食べると最高!貝から新鮮なカキをひっぺはがしてチョコチュジャンをつけて一口でパクッ。そして焼酎をゴクッ。う~ん、なんて素敵な一時!一般の家庭では生ガキと塩辛を漬けて食べます。ちなみにカキを食べるのにいい時期は普通10月から翌年の3月までで、夏(5月~8月)には食べない方が良いそう!理由はこの時期の牡蛎は味が落ちるし、産卵期なので毒があるため中毒にかかりやすいからだそうです。
この他にもメギタン(ナマズ汁)、インオタン(鯉汁)、チャラタン(スッポン汁)、アワビ、ナマコ、黒ヤギなどなど・・・あまりにも多すぎて数え挙げてたらきりがないくらい。でも韓国人にとって最高のスタミナ食はご飯とキムチじゃないかな~?その他にクッ(汁物)とおかず・・・数千年もの間、続いてきたこんな食生活が現在の韓国人のパワーとスタミナの源! 以上、すっかり夏バテしてしまって数あるスタミナ食の中でどれをたべようか悩んでるソウルナビでした。