英陵に行って来ました!

韓国一素晴らしいお墓です。

皆さん、こんにちは!みぽりんです。韓国の一万ウォン札に刻まれている人物が世宗(セジョン)大王なのは皆さんも良くご存知だと思います。生前、歴史に残る偉大な業績を数限りなく残された世宗大王が永眠するお墓って、一体どんなところなんでしょうか。世宗大王陵「英陵」を今日はご案内します。
李氏朝鮮王朝の4代目の王様である世宗(セジョン)大王です。32年間という長期に渡って在位され、ハングルの創設者として有名ですが、それだけではなく科学、音楽、軍事、政治とあらゆる分野で大活躍されました。 景福宮(キョンボックン)で毎週土日に行われている「宮中朝会・常参儀(サンチャムイ)」 の主人公も、桜の名所ヨイド公園の中にある大きな銅像も世宗大王です。その上、初等学校の校庭にも銅像が建っているんですよ。
世宗大王陵「英陵」に行くにはちょっと難しくて、オプションツアーで連れて行ってもらうか、自分で車を運転して行くしかありません。ソウルから車で約1時間なのでそれほど遠くはありませんが、とっても不便な所です。ソウルの真ん中を流れる漢江(ハンガン)の支流である南漢江(ナムハンガン)の辺、美味しいおコメで有名な京畿道(キョンギド)驪州郡(ヨジュグン)にあります。
「英陵」には世宗大王の陵だけではなく、世宗大王の業績を称える世宗殿という展示館があります。展示館の中には楽器とハングル関係の資料が展示されています。
そして展示館の外には、天文、科学関係の模型が沢山展示してあります。ざっと見ると何が何だけ全然分からない不思議な器械ですが、説明を聞いてやっと分かりました。時間を正確に測り、天体の動き、雨量、風速を測定する、そういった器械です。傍らで見ると女の私の目には玩具のようにも見えないことはなかったのですが、何時の時代にも男は浪漫を追い求めるもの・・・世宗大王は学問、芸術を大変尊ばれ、学者の育成にも熱心だったそうですが、その意気込みを十二分に感じられると思います。
ここまでが1975年に英陵の補修工事の時に作られたもので、ここからが英陵となります。
「英陵」は朝鮮時代の極めてオーソドックスなスタイルの陵で、王妃である昭憲王后(ソホンワンフ)との合葬陵でもあります。ソウル市内をはじめ、韓国中には王様の陵が沢山ありますが、朝鮮時代の陵は保存状態もよいので、一見の価値があると思います。みぽりんは沢山見てきましたが、ここは本当にキレイです。さすが李氏朝鮮王朝の大王のお墓ですね。
「合葬陵なので魂遊石(陵の封墳(土饅頭のこと)の前に置かれた四角い石台)が二座あり、封墳の周りは石の欄干で囲われている。童子柱(墓の前に立てられた石)には12支が文字で刻まれてある。魂遊石は四つの石で支えられており、八角形の照明灯が正面に置かれている。石羊、石虎、石馬、文人石、武人石が配置されており、陵の後ろ側は低い壁で囲まれている。そして陵の下には祭礼を行う為の丁字閣があり、丁字閣の東側には陵碑、正面には陵域を表示した紅門が建っている(等等)」
陵松と呼ばれていて、周囲には必ず松の木立があります。

陵松と呼ばれていて、周囲には必ず松の木立があります。

 英陵は大型の陵なので、池(湿地)も残っています。韓国人の理想的な風景観は、後ろに山、前に池なので、それに基づいたものなのでしょう。

英陵は大型の陵なので、池(湿地)も残っています。韓国人の理想的な風景観は、後ろに山、前に池なので、それに基づいたものなのでしょう。

その国の文化を知りたかったら王様のお墓に行ったら良いとも言われていますが、まさにその通りだと思いました。一日がかりのツアーになってしまいますが、キレイな空気、美しい川の流れ、美味しいおコメ、その他にもヨジュには見所が沢山あるので、世間の喧騒に疲れたら体を癒すべく、一度行って見るのも良いのではないかでしょうか。それではまた!!

その他情報
「英陵」

観覧時間:9:00〜18:00(チケッティング:9:00〜17:30)
休館日:毎週月曜日
観覧料金:大人−500ウォン、大学生・軍人−300ウォン、65歳以上のお年寄り−無料
住所: 京畿道(キョンギド)驪州郡(ヨジュグン)陵西面(ヌンソミョン)旺垈里(ワンデリ)山(サン)83−1
電話:031-885-3123
メール:ym515@hitel.net
行き方:嶺東高速道路、中部内陸高速道路のヨジュICから車で約10分。陶磁器の街、利川(イチョン)から車で約30分。

その他情報

「英陵」
  • 観覧時間:9:00〜18:00(チケッティング:9:00〜17:30)
  • 休館日:毎週月曜日
  • 観覧料金:大人−500ウォン、大学生・軍人−300ウォン、65歳以上のお年寄り−無料
  • 住所: 京畿道(キョンギド)驪州郡(ヨジュグン)陵西面(ヌンソミョン)旺垈里(ワンデリ)山(サン)83−1
  • 電話:031-885-3123
  • メール:ym515@hitel.net
  • 行き方:嶺東高速道路、中部内陸高速道路のヨジュICから車で約10分。陶磁器の街、利川(イチョン)から車で約30分。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-07-26

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