写真で見るHi Seoul Festival（ハイソウルフェスティバル）２００８春編～その１！

こんにちは！ソウルナビです。５月も上旬が過ぎようとしていますが、毎年この時期になるとソウルの街中が特ににぎやかになるんです。それは「ハイソウルフェスティバル」があるから！今年で６年目を迎えた恒例のこのお祭り、去年までは年に１回でしたが今年から春・夏・秋・冬と４回に分けて行われることに！その第一弾となる今回の「春祭り」は５月３日（土）の前夜祭を経て、５月４日（日）～１１日（日）までの日程で盛り上がっています！去年はソウルの真ん中を流れる川「漢江（ハンガン）」にスポットライトが当てられましたが、今年のハイソウルは「宮祭り」として「景福宮」「徳寿宮」「慶煕宮」「昌慶宮」「昌徳宮」といったソウル中心部の古宮をメインにいろいろなイベントを開催！お祭り雰囲気とその様子、さっそくお伝えしましょう！

景福宮 600年の歴史をそのままに伝える李朝時代の正宮・景福宮！ソウル市内の宮殿でナンバーワン！

徳寿宮長寿を願う意味を名に持つ、大韓帝国の波乱万丈な歴史の中心舞台となった王宮！

慶煕宮朝鮮15代王光海君が建てた王宮。自然に囲まれたソウル市民の憩いの場！

昌慶宮当時を今に伝える朝鮮王宮の正殿・国宝明政殿のある王宮！！

昌徳宮李氏朝鮮王朝の太宗が建てた、王宮庭園秘苑がうつくしい古宮。※自由観覧になりました。

＜５月３日（土）　景福宮（キョンボックン）勤政殿（クンジョンジョン）＞

ハングルを作ったことでも知られる朝鮮王朝時代の君主「世宗大王」。その即位式を儀礼や音楽、鮮やかな伝統衣装などを通してドラマ・パフォーマンスで再現しようというのがこのイベント。海外からの旅行者にとって人気の観光スポットとなっている景福宮は、ソウルの古宮の中でも代表的なところ！そんな景福宮で行われるイベントをひと目見ようと、家族連れからカップル、学生たちなど市民が大集合しました～！

イベント自体は無料でしたが、景福宮のチケットは買わないと。見てください、このチケット売り場の行列！

中に入るともっとすごい人たちが！みんな即位式の様子が気になってるんですね～（これでも一部分）

日差しがきつく暑かったこの日。あらあら、参加者の方もお疲れのようで…＾＾；

外国人観光客もたくさん見学に来ていました！

本格派のカメラから普通のデジカメ、携帯のカメラ…。写真撮る人多かったな～

イベントは伝統音楽の公演から始まり、舞踊などを経て即位式へ。ドラマ的ながらもなかなか忠実に行われたこの儀式。小さな子供たちにはちょっと難しかったかな？という印象もありますが、伝統衣装を着たカッコイイお兄さんたちやキレイなお姉さんたちの様子に目を輝かせている子供たちはとってもかわいかったですョ。

＜５月３日（土）慶煕宮（キョンヒグン）＞

ソウル市立交響楽団の芸術監督であり常任指揮者であるチョン・ミョンフン氏を迎えて行われたのがこの「古宮音楽界」！世界的にも有名で、日本にもファンが多いチョン・ミョンフン氏の音楽を聴けるチャンスというだけでなく、無料、しかも古宮という特別な場所で堪能できるとあって、会場には本当にたくさんの人が集まりました！先着５０００人にはイスが用意されていたのですが、それをはるかに超える人数が会場に殺到。音楽が聞こえるところならばと、会場周辺に腰を下ろして音楽を楽しむ人も多かったです。

２００８年のハイソウルフェスティバルでは年間を通して３回の古宮音楽会が予定されていて、その１回目となったのが今回の「クラシック音楽コンサート」。写真のように歴史的な建物をバックに演奏をするので、耳だけでなく目も楽しめちゃう感じ！もちろんチョン・ミョンフン氏の指揮とソウル市立交響楽団の演奏はすばらしいもので、ヴェルディの「運命の力」序曲やプッチーニの「ラ・ボエーム」から数曲などが披露されました。忙しいスケジュールをこなしながら駆けつけたオ・セフン市長もじっくりと音楽に聴き入っていたのでは！最後はアンコールも数曲聴かせてくれ、会場は最後まで盛り上がりましたよ～！

＜５月４日（日）宗廟（チョンミョ）→光化門（クァンファムン）→市庁前ソウル広場＞
ソウルの中心部を通行止めにして行われたのがこちらのパレード！音楽隊や巨大ピエロ、各軍の行進や自転車や一輪車のパフォーマンスなどがあったり、伝統的な韓服を着た人からコスプレ衣装に身を包んだ人、またきらびやかでセクシーなダンスドレスをまとった人が見られたり。雨が降ったり止んだりする悪天候の中、「みんなで道路に出て楽しんじゃおうよ！」そんな雰囲気にあふれた賑やかな大行列となりました～！

宗廟李朝時代の歴代王と王妃、のちに称号を贈られた王と王妃、功臣の位牌を祀った祀堂！

ソウル広場ソウル市庁前に広がる市民の憩いの場！

ソウル広場がゴールとなるこのパレード。光化門と市庁の間は写真のようなクライマックスの盛り上がりが印象的でした！

＜５月４日（日）～１１日（日）　市庁前ソウル広場＞

４日からスタートとなったこのイベントはちょうど「万民大路楽」が終わった頃に開会宣言っ。ソウル市民の集いの場となっているソウル広場らしく、ものすごい数の人が集まりました！広場には設置された舞台は全部で３つ。あいにくの雨が降って寒かったこの日ですが、宝塚に負けないくらい！？派手な衣装がかっこいい応援団やダンスパフォーマーたちが徐々に会場を盛り上げ、人気バンドの「ノーブレイン」「クライングナッツ」が登場した頃は会場全体がノリノリに！途中から進行を任されたタレントのホン・ロッキもしゃべりで笑わせ、その後B-boyなども出てきて最後は歌手インスニが歌で魅了して終了！広場に行くだけで会場のみんなと楽しさを分かち合えるイベントでした！


広場の一角は流れ落ちる水に光で絵が描かれた！きれいでしたよ～

＜５月３日（土）～５日（月）　ソウル歴史博物館＞

この「王！民心を探る」というのは文化体験イベント。トッ（韓国のお餅）作りに陶磁器作り、扇子、紙細工、昔のミニチュア家具、刺繍、民画引き出し、韓服（韓国の伝統衣装）、鍛冶屋など、伝統文化を中心としたさまざまな体験ができるブースが博物館前に設けられ、大人から子供まで楽しめるイベントとなりました。昔の宮廷の名医を描いたドラマ「許浚（ホジュン）」体験ブースには「韓薬（ハニャク）を作ってみよう！」なんていうコーナーも。特にナビが訪れた５月５日はオリニナル（子供の日）ということもあって、会場にはちびっ子たちを含めた家族連れがいっぱい！どのコーナーにも楽しく遊ぶ子供たちやお父さん、お母さんたちの姿が見られました～＾＾。

ソウル歴史博物館市民が寄贈した遺物を中心に、先史時代から現代までのソウルの歴史・文化をまとめた韓国初の都市歴史博物館！

＜５月４日（日）～１１日（日）　市庁前ソウル広場＞
お面作りなど子供も楽しめる和やかムード！

市庁の裏あたりの武橋洞（ムギョドン）あたりでは、チヂミや揚げ物などいろんな食べ物の屋台が出ていました！

※ハイソウルフェスティバルではありませんが、同じ時期に以下のイベントも行われていました！
＜宗廟大祭　５月４日（日）宗廟（チョンミョ）＞
年に１度の祭祀、「宗廟大祭」。普段とはちがった宗廟を見ようと老若男女、外国人もたくさんやってきました。王様しか歩いてはいけない道を歩いている人がいると注意される光景も。

＜燃灯祝祭提灯行列　５月４日（日）東大門（トンデムン）→鍾路（チョンノ）＞

東大門市場２４時間いつでも楽しめる巨大な卸売り市場。

鍾路４００年前からのソウルの中心通り、鍾路（チョンノ）。

詳しい様子はこちら！

写真で見る燃灯（提灯）祝祭＆パレード２００８韓国で仏教最大のお祭り！今年も提灯が鍾路の街を埋め尽くしました～

ハイソウルフェスティバルはソウル市民の盛り上がり具合を見られるだけでなく、自分が参加・体験する楽しさもありますよね！お店が出たりいろいろな飾り付けがされたりで普段と違った街の様子が見られるのも面白いところ。特に今年は古宮でたくさんのイベントが行われるので、古宮の伝統的で厳かなムードと市民の熱気がうまく合わさった様子を見られて新鮮ですョ。今週末の５月１１日（日）まで続くこのハイソウルフェスティバル。スケジュールを確認して最後まで春のお祭りを楽しんでくださいね！以上、ソウルナビでした。

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今年から季節ごとに年４回開催するハイソウル！第一弾の春のお祭りを２回に分けてレポート！

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