春の「宮祭り」、いよいよファイナル!フェスティバルレポート、第二弾~!
こんにちは!ソウルナビです。5月4日から始まり、先日11日まで開催された「Hi Seoul Festival(ハイソウルフェスティバル)2008」春の部が、最終日に市庁前ソウル広場で行われた閉会式を最後に8日間の日程を無事終えました~!今年から年間を通して春・夏・秋・冬と4回に分けて開催されることとなったこのハイソウルフェスティバル、今回は春の「宮祭り」と題してソウル中心部にある五大王宮「景福宮」「徳寿宮」「慶煕宮」「昌慶宮」「昌徳宮」や、市庁周辺、清渓川(チョンゲチョン)広場などで連日様々なイベントが催されて、ソウルの街はまさにお祭りの盛り上がり!だったんですョ^^。先週はそんなフェティバル前半の模様をお伝えしましたが、今日は後半に行われたイベントを中心に、さらにお祭りの雰囲気とその様子をお送りいたしま~す!
《清渓川広場》
◇清渓自由楽◇ 5月4日(日)~11日(日)
清渓川広場では連日、日中からいろ~んなイベントを開催。ステージでの出し物や展示物などが中心で、暖かい春の日差しの中、お散歩も兼ねた人々が毎日大勢集まっていました~。また、旧暦の4月8日、今年は5月12日にあたるお釈迦様の誕生日を記念したイベント「燃灯(ヨンドン)祝祭」も重なり、川には色とりどりの提灯が飾られ、お祭りムードを一段と盛り上げると共に訪れた人々の目を一層楽しませていたよう。
《市庁前ソウル広場》
◇開かれた宮殿 想像工作所◇
5月4日(日)~11日(日)
このフェスティバルのための特設ステージと、今回の春の祝祭のシンボル「デジタル宮殿」が設置された市庁前広場。平日の広場では、ステージでの公演は夜間のみ行われましたが、昼の間は毎日、韓国伝統のタルチュム(仮面踊り)で使うお面に、好きな模様や色を塗れる体験コーナーが開かれたりしました。特にイベントが行われていない時でも、天気の良さもあっていつもより人がいっぱい集まっていましたョ!やっぱりいつもと違う雰囲気だからかな~^^。
◇八色舞踏会◇ 5月4日(日)~11日(日)
夜になると毎日20時~22時の間に「デジタル宮殿」に明かりが灯り、ステージでは音楽や踊りの舞台を日替わりで開催!舞台に合わせて色を変えるデジタル宮殿はとってもキレイでお祭りを一層盛り上げていました~!市庁舎も赤や青、ピンクなどの明かりに照らされて、なんだか不思議な存在感を放っていました~。
《徳寿宮》
◇メディアアート、伝統を呼び覚ます◇ 5月5日(月)~10日(土)
市庁前広場のすぐそばに位置する「徳寿宮(トクスグン)」では、伝統楽器の音や伝統音楽の映像などを最先端のメディア技術により体験できるコーナーを設置。韓国伝統の音になじみのない子供たちや外国人にも楽しめるイベントを、ということで開催されたこの企画でしたが、実際にたくさんの親子連れや外国人が訪れていたよう。
◇フュージョン、その美しさが満開する◇ 5月6日(火)~10日(土)
韓国の伝統音楽と現代音楽・アートの出会いとなったのがこちらのイベント!ここで披露されるのはB-boyのダンスやワールドミュージック、アカペラなど様々な音楽や踊り。国楽ポップスのオーケストラの演奏ではバイオリンなどの身近な楽器と国楽(韓国の伝統音楽)の楽器が奏でるハーモニーを聴くことができました。「退屈」だとか「つまらない」なんて言われがちな国楽ですが、よく知られた曲を演奏してくれたりと公演自体が親しみやすく伝統音楽がぐぐっと身近になった気分!ナビの訪れた10日(土)には男性ダンサーの優雅で力強いダンスや女性の民謡グループの美しい歌声などが堪能でき、会場に集まった観客たちからは熱い拍手が鳴り響きました~!
イベント名に「満開」とあるように、イベントの行われた1時間半の間に画家が(裏手で)絵を描いていました!公演終了後にはこんなにキレイな花が咲いたんですよ!
ソウルで一番国際的なイベント、「地球村ハンマダン」。5月10日土曜日、今年もホコテンになったムギョドン通りとチョンゲチョン沿いに地域別に世界58カ国の屋台が並び、各国自慢の料理や名物の品を披露、 民族衣装を着た外国人から韓国人まで、国際色豊かな人々であふれかえりました。また真ん中のミニステージではアカペラのグループやロシアのコサックダンスが集まった人から喝采を浴びてました。今年は例年に比べてテラスなどのスペースが広く、多くの人がゆっくりとすわっていただくことができました。
市庁前のステージではトルコやタイ、中国、メキシコなど世界各国の民俗公演が行われました。最後にはもう一度、出演チームがサムルノリのリズムに乗って紹介され、市庁前の広場をみんなで練り歩きました。
また広場の周辺では外国人の子供たちが書いた絵の展示や各国のお面や衣装、被り物の体験コーナー、フェイスペインティング、メッセージなどのイベントも行われていました。
8日間にわたって行われたフェスティバルもいよいよ最後の11日!閉幕式は市庁前ソウル広場にて午後7時半頃から行われました。閉幕宣言や楽器の演奏、韓国伝統芸能「チュルタギ」(綱渡り)などが披露され、現ソウル市庁もステージに登場。閉幕式終了後には「デジタル宮殿」に明かりが点き、歌や演奏、踊り、DJなどのパフォーマンスが次々と繰り広げられ、フェスティバル最後の夜を飾りました~!中には、ステージの合間に時々登場するカラフルな衣装を着た踊り子たちと一緒に踊りだす人も^^。さすがに夜遅くなってくると家族連れや終電に乗る人たちはバラバラと帰って行って人は減っていきましたが、それでも夜中の12時まで大変な騒ぎだったそうですョ!
2回にわたってお伝えした「ハイソウルフェスティバル2008」春の「宮祭り」、いかがでしたか?「宮」や歴史と伝統をテーマにして行われた今回のフェスティバルに続いて、次回は夏真っ盛りの7月25日~8月3日まで「漢江の情熱」をテーマに、ソウル中心部を東西に横切って流れる大きな川、漢江(ハンガン)の川辺や橋を会場に開催される予定。その後、10月には秋の「芸術の都」、12月下旬からは「ソウルの光」と冬まで続きます。次回や秋、冬のハイソウルフェスティバルもお楽しみに!以上、ソウルナビでした。
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記事登録日:2008-05-15