3週間のフェスティバルもいよいよ終了!秋のお祭りの模様、総集編~!
こんにちは!ソウルナビです。今月3日金曜日に始まった「ハイソウルフェスティバル2008秋」!約3週間にわたって行われた今回のフェスティバルも、先週25日土曜日に無事閉幕式を迎えました~!先々週にはこのフェスティバルの模様を前半に行われたイベントを中心にお伝えしましたが、今日は後半のイベントや閉幕式の様子などをレポートしたいと思います。期間中は天候にも恵まれ、秋らしいイベントがたくさん開かれた今回のフェスティバル、なんとその数72!ホントにたくさんのイベントがソウル各地で行われましたが、「その1」に引き続き「その2」でも、主なイベントをさっそく写真で見ていきましょう~!
■ソウルデザインオリンピック2008 10月10日(金)~30日(金)
<蚕室総合運動場>
今回、秋のフェスティバルで一番のメインイベントといわれる「ソウルデザインオリンピック」。(開会式の時、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長がスピーチでこのように宣言されたとか。)会場は1988年にソウルオリンピックの舞台となった蚕室(チャムシル)総合運動場。とっても広いスタジアムの中にも外にも、様々なデザインに関する作品が展示されていたり、会議やセミナーが開かれたりしました。ホントに至るところにいろ~んな展示があって、まさにデザインのオリンピック!という感じ!開催期間も長く、やはり注目度も高かったようで、ナビが行った平日の昼間にもたくさんの人が訪れていましたョ!
スタジアムに大きな雲!?イモ虫!??いえいえ、これはカンファレンス会場として作られたモノなんですョ^^
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20年前、アツ~イ競技が繰り広げられたスタジアムで、今度はアートなオリンピック!
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そして、いつもと違ってなんだかとってもカラフルなスタジアム!?よく見ると、大きなスタジアムをぐるっと囲むように何やらぶら下がっています。実はコレ、廃材を使ったアート。ペットボトルやプラスチックの空き容器、そしてバケツやホウキ、テーブルまでも!?韓国のこのようなプラスチック製品やポリ容器って、日本のものと比べると原色使いのものなどが多くカラフルなので近くで見るとポップな感じ^^ この廃材で作った暖簾(?)のほかにも、スタジアムの裏にはさらに廃材アート作品が置かれていました~。
また、このデザインオリンピックの行われている会場と最も近い地下鉄の総合運動場駅でも、一部デザインオリンピックの展示が。スタイリッシュな自動改札機や駅の案内ロボットなど、地下鉄に関連する展示物がたくさん集められていました。
■ハングル想像2008 10月9日(木)~26日(日)
<弘大入口>
10月9日の「ハングルの日」を記念して行われた「ハングル想像」。韓国語で使用する文字、「ハングル」でアートを楽しもう、というイベント。特に手書きの文字の美しさを再確認しようと、一般市民も参加して手書き文字のフォントが作られたりしました。開催場所は芸術系で有名な大学「弘益大学」周辺一帯。このエリアにある複合芸術施設「サンサンマダン」では、アーティストや書道家などがハングルをモチーフにデザインした作品が展示。会場にはハングルの入ったグッズ販売や、訪れた一般の人も参加できる書道コーナーとメッセージボードなどもあり、ハングルにあふれたアートな空間でした~。
■2008梨泰院地球村祝祭 10月16日(木)~19日(日)
<梨泰院>
毎年この時期に梨泰院(イテウォン)で開かれている「チグチョンチュッチェ(地球村祝祭)」ですが、今年はハイソウルフェスティバルの期間中だったため、フェスティバルイベントの一環として開催されたよう。外国人の多く集まる梨泰院で行われるこのイベント、一番の見所は外国人たちがお国の料理を作る屋台!普段はあまり目にすることのないエスニックな料理など美味しそうな屋台が勢揃いで、外国人も韓国人もみんな楽しんでいるようでしたョ。韓国の代表としてキムチのコーナーもありました。開会式にはパレードが催され、各国の民俗舞踊などが披露されたそう!
■キムチ愛(サラン)フェスティバル2008 10月25日(土)~26日(日)
<南山コル韓屋村>
秋のフェスティバルも終わり頃に開催された「キムチサラン祝祭」。様々な種類のキムチの展示、創作料理、試食、販売にセミナーなどなど、キムチに関するいろ~んなものが集められ、南山コルはまさにキムチ一色!ステージではイベント舞台が行われていない時間にも、「キムチオプシヌン、モッサラ(キムチが無いと生きていけない)~♪」との音楽が始終なっていたりもしていましたョ(笑)。また、会場には外国人たちが自分たちの国の料理にキムチを取り入れて作ったアイデア料理の販売もあり、国外にもキムチを広めよう!というフェスティバルの意気込みが感じられました。
合言葉は「キムチをデザインしよう」!?
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入口にはキムチを漬ける瓶が
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「キムチの遊び広場」!?
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ステージもありましたョ!
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■閉幕式 10月25日
<ソウル広場>
約3週間ととっても長かった秋のハイソウルフェスティバル。閉幕式は10月25日土曜日の晩にソウル広場で行われました!一番の目玉は国立オペラ団によるオペラ「カルメン」。世界中で有名なあのオペラが、ソウル広場に設置された特設舞台にて野外公演!そして、もちろん無料!ということで、大勢の人が詰めかける!・・・と、予想されていたのですが・・・。開演予定の夜7時30分から2時間半前の午後5時頃、突然の豪雨が!まさに「バケツをひっくり返したような」ものすごい雨に一時は中止されるかも、という状況に陥ってしまったんですよ~^^; でも、雨は6時過ぎくらいに止み、閉幕式とオペラの舞台は無事開催されることに。6時半頃から観客に座布団やカイロ、ブランケットが配布され始め、舞台ではリハーサルなどの準備が急いで行われたのでした。
雨のため、照明などの機械類にはビニールがかけられて・・・
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雨が止むと、急いでリハーサルが行われました~
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夕方からの突然の豪雨のため、リハーサルなどの準備が遅れ、閉会式が始まったのは予定されていた19時30分から約30分遅い午後8時過ぎ。司会者の挨拶に続き、ステージでは音楽と光のショーが催されました。ソウル広場に設置されている舞台のシンボル(?)、大きな輪っかが色を変えながら光り、レーザー光線やその他ライトなどがピカピカと目まぐるしく煌く、ちょっぴり幻想的な光のショーでした・・・。
そして閉幕式の中心となる舞台、オペラ「カルメン」がスタート!ぎりぎりまで降った雨にもかかわらず、華やかで素晴らしい舞台が繰り広げられました~。観客は、やはり雨のせいで少し少なめ!?という感じにも見受けられましたが、それでも集まった観客たちは舞台を真剣に見入っていた様子。オペラファン、といった感じの人から、とにかく見てみよう、という雰囲気の人まで、比較的知名度の高い演目ということもあってか悪天候の割には多くの人が集まっていたよう。幕と幕の間には、今回の舞台の監督が登場し、見所や製作過程での苦労をお話しされていました。普段は劇場の中で厳かな雰囲気をもって公演されることの多いオペラが、開けた街中の野外ステージで披露されるということで、車の騒音などを心配したという監督。多くの人が観に来ることを予想して、台詞は全てスクリーンに出るなど、どんな人にも親しみやすいオペラの舞台になっていたようでした^^
華やかなステージ!
約3週間、フェスティバルの情報案内館として活躍した、ソウル広場の建物はこの日でその役目を終えました。情報館もボランティアスタッフの方々もお疲れ様でした~!
去年までは一年に一度だけでしたが、今年から季節ごとに春、夏、秋、冬と年4回も開催されているハイソウルフェスティバル。約3週間にわたって合計72のイベントが行われた今回の秋のフェスティバルも無事終了しました~。(長かったな~^^;)今回は「秋」ということもあって、芸術などに関連するアートなイベントが多かったよう。もともと秋にはいろんな祝祭が開かれますが、今回のフェスティバルのイベントでは、そんな毎年定期的にあるお祭りもハイソウルフェスティバルの一環として取り込まれたみたいでした。今日はデザインオリンピックや閉幕式など五つのイベントをお伝えしましたが、昨日アップされた「ソウル韓流フェスティバル2008」もハイソウルフェスティバルのイベントの一つだったんですョ!残念ながら全てのイベントをお伝えすることはできないけれど、秋のフェスティバルの様子、伝わったでしょうか?次回、冬のハイソウルフェスティバルは12月頃開催される予定!次回もお楽しみに~!以上、ソウルナビでした。
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記事登録日:2008-10-29