韓国文化を堪能できるハスク(下宿)!韓国に住むなら、一度はハスクへ!!
こんにちは、ソウルナビです。留学やワーキングホリデーで韓国へ!さぁ、韓国に住むぞって時、日本人が利用する代表的な住まいがハスク(下宿)。日本でいう下宿とはちょっと違い、韓国独特な共同生活スタイルの文化をハスクでは体験できます。今でも韓国でハスクは地方からやってくる韓国人学生や外国人留学生などの間でとってもポピュラーな住まい方。最近はシェアハウスなど日本でも再び注目を集めている共同生活ですが、韓国のハスクで共同生活を送ってみると、なかなか貴重な経験になるかも!?初めての韓国に住む人にはわからないことや不安なことも多いかと思いますが、今日はナビが韓国のハスクについて、わかりやすく紹介しましょう!
■ハスク(下宿)って、どんなところ?
アジュンマは、韓国での保護者的な存在?
アジュンマ(おばちゃん)が管理する建物で、地方からやってきた大学生や外国人留学生が共同生活するスタイルの住まい。共同生活といっても基本的に部屋は別々で、トイレやシャワーが共用といった感じ。トイレやシャワーを一緒に使うのはちょっと・・・という方もいらっしゃるかと思いますが、最近のハスクは自分の部屋にトイレやシャワーがついているタイプの部屋も増えてきて、ちょっと割高でも日本人にはそちらが人気のよう。朝晩の食事は基本的に毎日食堂で提供されます。ただハスクによっては週末や祝日に食事提供がお休みになるところも。最初、慣れるまでは不便なこともあるかもしれませんが、ホームステイをしなくても韓国人と一緒に生活できる点など、日本人にも人気が高い住まいのスタイルです。
<シャワー・トイレ>
朝のバタバタしてる時間を考えると、共用のトイレやシャワーはちょっと不安?でも実際は、使いたい時にトイレやシャワーが使えなくて不便という声は思ったよりも少なくて、慣れたら案外平気だという声も。
共同利用タイプのシャワーとトイレ。基本的に、浴槽はありません
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狭いながらも、部屋の中にシャワーとトイレがあるタイプ
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<食事>
韓国アジュンマの家庭料理を毎日食べられるのはありがたいもの。規則正しくバランスよいハスクの食事のため、日本にいた時よりも体の調子がよくなったという人も。でも料理が上手なアジュンマのハスクを探せるかどうかは、重要なポイント!
食堂はこんな感じ。決められた時間の間、ハスクの住人たちがかわるがわる入れ替わりながら食事します
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基本はパンチャン(おかず)数種とグッス(汁物)。アジュンマの気分次第で、肉や手の込んだ料理も
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タラの入ったテグタン(メウンタン)
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鶏肉とジャガイモを甘辛く煮た料理&コムタン(牛骨スープ)
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■部屋はどんな感じ?
ハスク部屋の一例(14㎡くらい)
ベッドや机、テレビ、タンスなど備え付けられている「フルオプション」タイプが一般的。部屋の広さは値段によってマチマチ。基本的には学生が勉強することを目的に考えられた部屋なので、あんまりシャレたつくりではありません。冬はオンドルが入るけど、それでも寒い場合は電気毛布や電気ストーブを使う場合も。ただハスクによっては冬にオンドル代を別にとったり、電気料金が上がってしまうために電気ストーブは使用禁止なところもあります。エアコンが設置されている部屋は少なく、夏は扇風機で暑さをしのぎます。インターネットは基本的に利用可能ですが、夜など回線が混む時間はスピードが遅くなることも。Wi-Fiが飛んでいても、部屋の位置やつくりによってはちゃんと繋がらない場合もあるので、最初にそういうところもチェックするといいでしょう。
■どんな場所にあるの?
ハスクは学生が利用することが多いので、大学周辺などの学生街にたくさんあります。一般の住宅を下宿用にリフォームした形や、ビルのワンルーム型の下宿、モーテルをリフォームした下宿などがさまざまなタイプが。繁華街の飲み屋やカラオケのビルの上にある場合もあり。住む前には周辺環境のチェックや夜うるさくないかをしっかりチェックした方がよいでしょう。
こちらは、学生街シンチョンのちょっとはずれにある住宅街。こういうところにもハスクは多い
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一方、こちらは繁華街。こんな場所のビルの上にもハスクはあります。キレイな場所じゃないけれど、うるさくなければ案外アリかも
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外には、こういう門があるハスクも
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2棟がまるまるハスクという大きなところもある
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■ハスク費(月の家賃)は?部屋の広さ、トイレやシャワーが共同かどうか、学校や地下鉄駅・バス停までの距離、建物の設備や新しさによっても違ってきますが、たいだい1ヶ月35 ~60万ウォン程度。下宿代の支払いは入居時に3ヶ月分や半年間をまとめて先払いのところもあれば、1ヶ月ごとでもよいところもあり。契約して最初のハスク費は簡単な領収書を書いてくれますが、それ以降は信用の手渡しというところが多いみたい。ワンルームなどに比べると、最初に払わなければいけない保証金などが基本的にないという点も、簡単に入居しやすいポイント。
最近では、ソウルの日本人向けハスク情報もネットでたくさん見られるように
■どうやって探すの?インターネットにたくさん情報があがっています。日本語で「新村 下宿」などとGoogle検索をしてもいいし、韓国語ができるなら韓国のNAVERで検索してみましょう。その他、不動産屋に相談したり、語学堂の掲示板などにも情報がある場合も。入居を決める前には、できるだけ自分の目で部屋を直接見るようにしましょう。詳しい探し方は、以下の「ソウルで部屋探し!」のリンクを参考に!
■その他、気になること!
・食事時間は?
食事時間はハスクによって違いますが、朝の7時から9時くらいの間の1時間程度、夜は6時半~8時半くらいの間でやっぱり1時間程度。その時間を過ぎると片付けられてしまう場合もありますが、ハスクによっては時間外でも自分で洗い物すれば食べてもOKといったところもあるよう。
・自炊はできる?
台所は食事時間以外でも自由に利用できて自炊できるところと、できないところがあります。自分でラーメンを作ったり、ちょっとした調理をするくらいなら問題ないところが多いみたい。
・男女区分は?
女性専用のハスクや男性専用のハスクがあったり、フロアごとに男女がわかれているハスクや、基本的に男女の関係ないところなど、ハスクによって違います。
・半地下部屋やオクタッパン(屋上部屋)
半地下部屋やオクタッパン(屋上部屋)は韓国ではよくあるタイプの部屋。価格が安めなのが魅力ですが、半地下は日が当たらずに湿気がひどかったり、オクタッパンは冬の寒さや夏の暑さが厳しく、雨音もうるさかったりと、一長一短あるので選ぶ時は注意が必要!
いかがでしたか?ハスク生活は人によって合うかどうかはさまざま。ただ、契約も簡単だし(契約書がないところも)、ある程度慣れるととっても楽という人もけっこういるみたい。特に、アジュンマや韓国人学生と日常的にちょっとした会話などできるという点も、語学を勉強している人には魅力!韓国の住まいには他にもコシウォン(考試院)やワンルームなどいくつか種類がありますが、せっかく韓国で暮らすならハスクで韓国文化にちょっと触れてみるのもいいのでは?韓国に住むことを考えている人は是非参考に!以上、ハスク住まいのソウルナビがお伝えしました。
その他情報
*内容を更新しました。<2013.2.13>
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-02-13