留学ナビ-ソウルで部屋探し!

ソウルに住むなら、まず部屋探し~!自分にあった住まいのタイプってどんなの!?どうやって部屋を探せばいいの!?

こんにちは!ソウルナビです。留学やワーキングホリデーで韓国に来る時、まず決めなければいけないことといえば・・・そう、お部屋!まずは住むところを決めなくてはいけません。でも外国での部屋探しって、いろいろ大変なこともたくさんありそう。日本とは住宅事情もいろいろ違う韓国ですが、そもそも自分にピッタリな住まいってどんなところ?ソウル生活を始める人にとって、やっぱり部屋探しは最初の難関!とっても苦労したという声をたくさん聞きます。そこで今回は、ソウルでお部屋を探したい皆さんの質問にナビがお答えします!自分にピッタリなお部屋を探しに、ナビと一緒に行ってみよ!

■どんなタイプの住まいがあるの?

ハスクの部屋の一例

ハスクの部屋の一例

留学やワーキングホリデーでソウルに住む場合、住むところは大きく分けて、ハスク(下宿)、コシウォン・コシテル、ワンルーム、キスクサ(寄宿舎)などがあります。どれも日本とはちょっと違った事情があるので、まずはその特徴をつかむのが大事!どんなタイプの住まいがあるのかだいたい把握したら、自分が住みたい部屋がどんなタイプか、条件や希望を整理してみましょー!条件や希望といっても、初めてソウルに住む場合はなかなかイメージしづらいことも。まずはポイントをつかんでみてくださいね!
コシウォンの部屋の一例<br>※狭くて写真が撮れない…

コシウォンの部屋の一例
※狭くて写真が撮れない…

ワンルームの部屋の一例

ワンルームの部屋の一例

キスクサの部屋(2人部屋)の一例

キスクサの部屋(2人部屋)の一例

※ワンルームなどの自炊の事情はこちら!

[ソウルでのお部屋探しのポイント!]

お金には余裕をもって。きっちり、計画的に…

お金には余裕をもって。きっちり、計画的に…

●家賃はいくらぐらい?
決して物価の安くない最近のソウル。家賃もできるだけ節約したいですよね!最近のハスクは月40~65万ウォン、コシウォンだと月20~60万ウォンがここ数年の相場。ワンルームはハスクと同じくらいのところから、さらに高い家賃のところまでいろいろあり、通常は家賃に加えて保証金を払います。またワンルームは家賃の支払いに月払いの「ウォルセ」と、まとめて払う「チョンセ」の2種類があります。またワンルームの管理費に何が含まれるかは大家さんによりまちまちなので、事前に確認しておきましょう。またハスクの場合、基本的に朝晩の食事が出るので、食費はある程度節約できるかも。留学やワーキングホリデーで滞在する場合、収入がなかったり少ない期間もあるので、いずれにしてもお金には余裕が必要です。

みんなでマナーよく、キレイに使いましょう。

みんなでマナーよく、キレイに使いましょう。

●トイレやシャワーは共用!の共同生活はOK?
韓国では学生などがハスクやコシウォンで共同生活するのは結構ある話。ただ、共同生活といっても基本的に部屋は別々で、朝晩の食事は一緒に食べることができ、トイレやシャワーは共用といった感じ。トイレやシャワーを他人と一緒に使うのがどうしてもダメ、という人はハスクやコシウォンはちょっと合わないかも。ただ実際、ナビが見たところ使いたい時にトイレやシャワーが使えなくて不便という声は思ったよりも少なく、慣れたら案外平気だという人も。最近では、ちょっと割高でも自分の部屋にトイレやシャワーがあるタイプのハスクやコシウォンも増えています。ちなみに、ハスクでご飯をアジュンマや韓国人学生と一緒に食べると韓国語のよい勉強にもなるという利点も!なかには学校の宿題を韓国人の学生にお願いする人まで!?
規則正しくバランスよいハスクの食事のため、日本にいる時よりも体の調子がよくなったという人も。

規則正しくバランスよいハスクの食事のため、日本にいる時よりも体の調子がよくなったという人も。

●食事は提供?自炊?
ハスクでは基本的に朝晩の食事が提供されます(ハスクによっては週末や祝日は食事が出ないことも)。コシウォンはご飯や玉子、インスタントラーメンが常備され、自由に食べてよいスタイルが一般的。どうせ外食することが多いとか、ちゃんと自炊したいという人にはあまり関係ありませんが、やっぱり食費をおさえられるという点はメリット高し!ワンルームやコシウォンで自炊をしても、結局外食をするのとあまり食費は変わらない場合もあるので、このあたりはよく考えるポイント。ちなみにハスクを選ぶ時、食事の味も大事な判断ポイント!料理が上手な全州(チョンジュ)出身のアジュンマだと味も良いなんていうウワサも!
こちらは広め(20㎡)のハスク部屋

こちらは広め(20㎡)のハスク部屋

●広さや部屋のタイプは?
部屋の広さやタイプの好みは人それぞれ。帰って寝るだけだから関係ない!って人は部屋にほとんどベッドと机を置くスペースしかないコシウォンがいいかも。ただし、本当にビックリするくらい狭いコシウォンもあるので(身長が足りないほど短いベッドという場合も!)、実際に部屋を見ずに決めるのは危険です!ちなみに、ドラマでお馴染みの半地下の部屋やオクタッパン(屋上部屋)も韓国ではよくあるタイプで、価格が安めなのが魅力。ただ、半地下は日が当たらずに湿気がひどく、オクタッパンは冬の寒さや夏の暑さが厳しく、雨音もうるさかったりと一長一短があるので、選ぶ時はくれぐれも注意が必要です!
不動産でもワンルームからハスク・コシウォンまで手広く案内しているところもあり

不動産でもワンルームからハスク・コシウォンまで手広く案内しているところもあり

●契約期間はどのくらい?
ハスクやコシウォンの契約は1ヶ月単位でもできるところもありますが、ワンルームは基本的に2年(または1年)などの契約が多いです。だから数週間や数ヶ月の短期留学は契約期間の問題でワンルームが難しい場合も。ワンルームで契約期間内に出る場合でも手数料を払ったり次の住人を自分で探してくれば退去OKという場合もありますが、これも大家さんによっても対応が違うので、相談する時にしっかり確認しましょう。ハスクやコシウォンを1ヶ月ごとで契約すれば、住んでみてもし気に入らなかったりトラブルが発生したとき、比較的早めに次の住まいに移ることができて安心という面も。
こんな繁華街の飲み屋の上にもハスクやコシウォンが。<br>住んでみると、意外に大丈夫な場合も

こんな繁華街の飲み屋の上にもハスクやコシウォンが。
住んでみると、意外に大丈夫な場合も

●場所や周辺環境は?
学校に通うなら、やっぱり学校の近場(歩いていける範囲)がオススメ。ただ、学生街だからといって家賃や物価が安いというわけではありません。日本と同じように、駅や学校までの距離や周辺環境により、家賃の値段もそれなりに変わってきます。だから学校には地下鉄やバスに乗って通い、比較的安くて落ち着いた雰囲気の地域に住む人も。また繁華街のど真ん中にハスクやコシウォンがあることも少なくありませんが、もしそのようなところに住む場合は、遅い時間に見学して夜にうるさいくないかなどもしっかり確認しておきましょう。また周辺にマートやコンビニがあるか、一人でも入れそうな食堂があるかなども重要なチェックポイント!

■では、さっそく部屋探し!

さあ、どんな部屋に住むかイメージができてきたら、いよいよ部屋探し!方法は、おおまかに分けて以下のような感じになります。

最近は、本当に日本人向けソウルの物件情報が増えました

最近は、本当に日本人向けソウルの物件情報が増えました

■インターネットで探す!
やっぱり、ネットには情報がたくさん!もしも留学やワーホリの前にソウルに来られない場合でも、ネットである程度の情報は手に入れられるはず。最近では、韓国への留学情報や生活についての掲示板やコミュニティも充実してきました。意外と掲示板で部屋が見つかったという人も少なくないよう。また、Google検索などで自分が住みたい場所と住まいのタイプ(「新村 下宿」や「梨大 ワンルーム」)を日本語で探してみると、ソウルの日本人向け住まい情報ブログなどがたくさんでてきたりします。連絡方法はEメールやSkype、最近ではLINEやカカオトークなどがありますが、契約的な話も含まれるので、確認したいことはしっかりと質問し、慎重に考えましょう。
※ナビの掲示板も参考に!
韓国大手検索サイトNAVERの検索画面

韓国大手検索サイトNAVERの検索画面

<韓国語がある程度できるなら>
韓国のNAVERやDaumなどの検索サイトで韓国語で探すと、よりたくさんの情報が出てきます(たとえば「신촌 하숙(新村 下宿)」「이대 원룸(梨大 ワンルーム)」などで検索)。こちらは主に韓国の学生などへ向けた情報ですが、ある程度韓国語ができるなら留学生が利用するのもOK。わからない言葉があっても、ネットの翻訳機能を使って調べるなどすれば意外と情報は理解できるかも。こうやって部屋を探してみるのも、ひとつの勉強?

持つべきものは友。外国では、なおさらそうなります

持つべきものは友。外国では、なおさらそうなります

■ソウル在住の友達に聞いてみる!
もしも友達や知人がソウルに住んでいらっしゃるならズバリ、空き部屋や周囲に知っている物件がないか聞いてみましょう。実際に友達が直接知っている情報がなくても、ソウル在住の日本人はその地域のネットワークを持っていることが多いので、どこのハスクやワンルームがいいかの情報をまわりに聞いてみてくれることも。部屋情報だけでなく、ソウル生活全般において、やっぱり経験者の生の声はなによりも参考になるもの。外国に住むと外国人同士の助け合いの度合いがとっても濃くなるので、お互いに頼りにする文化に早く慣れ、活用しちゃいましょう。

学生街には、日本語ができる不動産屋も

学生街には、日本語ができる不動産屋も

■不動産屋に行ってみる!
現地で直接探すことができるなら、やっぱり不動産屋に行くと情報が豊富にあります。学生街には「日本語可能」という看板が出ている不動産屋もチラホラ。親切なところだと銀行口座開設や携帯電話契約までしてくれるサービスがあったりと安心な点も多いですが、ネックは手数料。手数料は一般的には20から30万ウォンくらい、紹介される物件によっては1ヶ月分の家賃に近い料金になることも。でも安心して長く住む部屋を探すためなら、ある程度の手数料は仕方がないかも?時間がなくてすぐに部屋を探さなければならない場合は不動産屋を利用するのもいいけど、余裕があれば自分で部屋探しに挑戦してみるのもいい経験になるかも。

カオスな掲示板。よくわからなければ、職員さんや先生に聞いてみるほうが早い

カオスな掲示板。よくわからなければ、職員さんや先生に聞いてみるほうが早い

■語学堂の掲示板を見たり、語学堂の事務室に行く!
もし語学堂や語学学校に通う予定があるなら、そこにある掲示板に、留学生向けの住まい情報が載っていることがよくあります。また事務室のスタッフに聞いてみるのもひとつの方法。語学堂のスタッフは留学生をサポートする経験も多いので、いろいろ相談にものってくれるはず。学校が紹介してくれるハスクいうのもあります。また、語学堂のキスクサ(寄宿舎)を考えている人は、入学手続き完了後から授業開始の数週間~数ヶ月前までにネットなどで申込するのが一般的。語学堂によって違いますが、キスクサの入室は抽選だったり先着順だったりするので、ホームページで情報を確認してみましょう。

ナビが以前、韓国人の友達とシェアしていたツールームの部屋

ナビが以前、韓国人の友達とシェアしていたツールームの部屋

■友達とルームシェア!
もしも一緒に部屋を探している友達がいるなら、一人でワンルームに住むよりも友達とツールームの部屋をシェアした方が安い場合も。掲示板にはルームシェア募集の案内をよく出ています。韓国人にもルームシェアする文化はかなり浸透し、語学交換(ランゲージ・エクスチェンジ)する友達同士で一緒に住む人たちも。韓国人がチョンセ(家賃の一括払い)している家の空き部屋に毎月安い家賃を支払って住むというスタイルも結構あるようです(この場合は韓国人にとってありがたい副収入に!)。また韓国人と一緒に生活すれば、学校ではできない日常的な会話練習にもなるはず!でもやっぱり個人の相性もあるので、お互いのメリットや生活スタイルなどよく話し合って考えてましょう。

自分が部屋探しする地域のゲストハウスやモーテルなら、なおよし!

自分が部屋探しする地域のゲストハウスやモーテルなら、なおよし!

■ゲストハウスやモーテルに宿泊しながら探す!
日本から来る場合、やっぱり事前に現地で探す時間がとれないで困っている人も多いかも。そんな場合は比較的安めなゲストハウスやモーテルに泊まりながら探すのも一つの手。数日から1週間くらいを部屋探し期間と決め、住みたい地域の物件を見てまわりましょう。韓国ではモーテルをちょっとした旅行や一時的な宿泊場所とすることは、わりとよくあります。

※実際に部屋を選ぶ時に注意したいポイント!※

・部屋は実際に自分の目で見てみよう!
やっぱり住む前にはできれば自分で目で部屋を見たいところ。よ~く観察し、気になるところがあれば細かく聞くことにこしたことはありません。ミシミシと変な音がするとか、すきま風が入ってくるとか、古い建物だったりするとそのようなことも結構あります。そんなときは契約する前に直してもらうなど、しっかりと交渉しましょう。どうしても、事前に部屋に直接行けないときは部屋の写真をたくさん送ってもらったり、間取りや広さなどの情報を正確に伝えてもらったりするといいかも。

・フルオプション家具の確認!
ハスクでもワンルームでもフルオプションといっても、どんな家具が揃っているかはちゃんと確認しておきましょう(入居してみたらテレビがなかったとかあるみたい)。またハスクはたまに布団が別料金で貸し出しだったりする場合もあります。

・オンドルやエアコンは大丈夫?
とにかく寒いソウルの冬。冬はオンドルがちゃんと入るかどうか、できるだけ事前に確認しましょう。ハスクによっては冬にオンドル費を別途請求されたり、電気ストーブは電気代がかかるので使用禁止になるなどの決まりがあることも(隠れて使って没収された人も!)。また、エアコンが設置されていてもちゃんと使えるとは限らないので、正常な稼働までちゃんと確認するべし。また部屋別にオンドルの温度調整ができるかどうかも重要なポイント。

・熱いシャワー
のお湯が出るか!!
ちょっと古めの部屋に住んでいる人からよく聞くのが、熱いシャワーがあまり出ないという声。これはソウルの冬では死活問題。必ず部屋に入居する前にチェックしましょう。

・家の周辺を歩いてみよう!
周辺環境のチェックもやっぱり大事。もしも繁華街などが近いなら、うるさくないかなどの確認が必要だし、女性なら夜ひとりで歩く時に危なくないかなども気になるところ。できるだけその地域を自分の足で歩いてみましょう。

・管理費などはどこまで含まれるか?

ワンルームでも光熱費やネット代金まで管理費に含まれるところもあれば、そうでないところも。長く住む場合はかなり大きな金額の差になるので、しっかり確認しましょう。

・インターネットやWi-Fiがちゃんと繋がるか?
ネット回線ありとあっても、実際にパソコンやスマートフォンがネットにつながるか、事前に確認しましょう。住人の数が多い建物では回線が混雑しスピードが遅かったりすることも(特に夜の時間など)。またWi-Fi、部屋の位置やつくりによっては部屋でちゃんとつながらない場合があります。あまりにネット環境が悪い場合は自分でルーターを設置したり、egg(持ち歩きできるWi-Fiルーター)を契約してしまう人も。
アジュンマや大家さんとは仲良くネ!

アジュンマや大家さんとは仲良くネ!

いかがでしたか?お部屋探しの基本は、日本でも同じですが、希望と条件をできるだけハッキリさせておくこと!そして事前によく調べ、根気よく探し続けること!部屋を見学してる時、ちょっとでも気になることがあれば、大家さんやアジュンマにできるだけ最初のうちに聞いておくのもポイント。言葉に不安があっても、しっかり意思表示し、ハッキリ聞いておくことで、あとからのトラブルを未然に防ぐことにつながります。初めてのソウルでのお部屋探しだと不安もたくさんあると思いますがが、ステキな部屋を探してくださいね!皆さんが、楽しいソウル生活を送れるように、ナビも応援します^^ 以上、部屋探しが大好きな引越し好きのソウルナビがお伝えしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-02-13

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