高倉健さん、「鉄道員」「駅」に続いて、映画「ホタル」を引っさげて初来韓!
こんにちは!ソウルナビです。
とにかく今ナビはとても興奮冷めやらずという感じで、かなりハイテンションになっています。なぜかって?それは、あの日本の国民俳優、俳優生活40年を越えるベテラン俳優、高倉健さんにお会いしてきたからです!(って、個人的に会ったみたいじゃない?)正確に言うと、日本映画「ホタル」の韓国上映の記者会見に行って来ました!
2002年1月14日(月)、午後1時から新羅ホテルの迎賓館で行なわれた「ホタル」の記者会見。降旗康男監督、主演の高倉健さん、企画の坂上順さん、東映映画社代表の高岩淡さん、高倉健さんの奥さん(少女時代)の役の笛木裕子さん(現在、韓国のドラマにも出演中)の5名が出席。高倉健さんは黒のスーツでビシッと決めてでてこられ、とてもとても70歳を越えているとは思えない若さ。肌のつやといい姿勢の良さといいか・な・りっかっこよかったです。まず記者たちのための3分間の写真撮影。ナビも前の方に場所をキープしてパシャパシャッ!
最初の挨拶
高倉健 : 「この映画が日本、韓国両国の映画の掛け橋となればと願っております。」
降旗監督 : 「映画離れが広がっている中高年の人が感動できる映画です。」
それから質問スタート!
Q : この映画のタイトル「ホタル」とは映画の中でどんな意味を表すのでしょうか?
降旗監督 :ホタルというと、日本では昔から言われているように、出撃した特攻隊員の家にはホタルが隊員の代わりにやってくるといわれていて、そのために「ホタル」となりました。
Q : 今回なぜこの特攻隊員、そして在日韓国人の題材を選んだのですか?
A : 40数年俳優人生を送ってきて、食べていくためだけに映画を作るんではなくて、心に残る映画を作ることが残り少ない人生において重要なことだと感じたからです。
Q : 今回韓国の河回村(ハフェマウル)で取材した理由は?
降旗監督 :韓国の田舎の雰囲気のある場所を探していたところ、河回村(ハフェマウル)が一番そのイメージにふさわしかったので。
Q : 高倉健さんは初めて撮影で河回村(ハフェマウル)に行った時どのような印象をもたれましたか?
高倉健 :自分の母の故郷を思い出しました。幼い頃遊んだ田舎の雰囲気に似ていました。
Q : 最近日本でも韓国映画を上映しているそうですが、韓国映画をご覧になったことはありますか?また。韓国映画についてどういう印象をもたれましたか?
高倉健 : 韓国映画はとてもエネルギッシュで羨ましく思います。最近見た韓国映画は、「チング(友達)」です。
降旗監督 : 私も韓国映画の盛り上がりは羨ましく思います。チング(友達)はまだ公開されていなくて見ていませんが、私は韓国映画の中で、「八月のクリスマス」のような作品が好きです。
Q : 高倉健さんは特に映画の中でも、今記者会見上でも、笑われたり、あまり表情がないんですが、役作りのためにそうしているんですか?
高倉健 :今、とても緊張しています。40数年間俳優生活をしてきて、一番緊張して大嫌いなのが記者会見です!(会場笑)
Q : 今まで高倉健さんと降旗監督が一緒に製作した作品が11本もあるということですが、お2人が今まで映画を一緒に作って来た理由、つながりがありましたら教えて下さい。そしてこれからお2人が一緒に映画を作る予定がありましたら教えて下さい。
高倉健 : 特にこれといってありません。次の予定はまだ分かりません。これが最後かもしれないし(笑)。
Q : 高倉健さんは70を超えているのにすごくお若いですよね。その若さの秘訣を教えて下さい。
高倉健 : 特にありませんが、まだローンが残っているからだと思いますっ。(笑)
記者会見中、最初ナビは健さんが機嫌が悪いのかな?と思っていたら、高倉健さんはかなり緊張されていたんですね。2月の予定が繰り上がって1月19日から「ホタル」韓国公開!日本で見れなかった方、是非チェックしてみて下さいね!以上、新羅ホテルの迎賓館から「ホタル」の記者会見報告、ソウルナビでした。
関連タグ:
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2002-01-22