究極の平壌冷麺を求めて・・・独断と偏見で(!?)ソウルの有名店をランキング!!
こんにちは!ソウルナビです。暑~い夏に美味しい韓国料理の定番、
韓国冷麺!冷たーいスープにツルツルっとコシのある麺は、こんな季節に食べるとやっぱり最高ですよネ ^^ 本場韓国にはこの冷麺の種類にもいくつかあって、大きく分けるとあっさりスープに麺が入った日本でもおなじみの「ムルレンミョン(水冷麺)」と、辛いヤンニョム(薬味ソース)と麺を混ぜていただくピビンネンミョンがあるのは有名なトコロ。ソウルにもたーっくさんあるそれぞれの冷麺の専門店ですが、今日はナビたちがそんな冷麺の中でも、ムルレンミョンの本場とされる「平壌式」の冷麺を食べ比べてみました!今回は初登場(!?)「ナビP(ナビピー)」と「ナビQ(ナビキュウ)」の二人がソウルにある平壌冷麺の有名店、合計5軒を食べ歩き!!そしてそれぞれ全くの独断と偏見によるランキングを出しました!とっても繊細なお味の平壌冷麺、どのお店が美味しいのか!?さっそく見てみましょう!
◆◆ところで、平壌冷麺って!?◆◆
◎平壌冷麺と咸興冷麺
もともと、今の北朝鮮にあたる地方の郷土料理である冷麺。韓国へは1950年に勃発した朝鮮戦争によって南に移住した北朝鮮出身者らを通じて本格的に普及した、といわれており、その種類は伝わったもとの地域によって大きく2つに分かれます。一つは咸興冷麺(ハムンネンミョン)、麺の上に辛く和えたカンギエイの刺身をのせ、その辛いソースと麺を混ぜるビビンネンミョン(混ぜ冷麺)が主流の食べ方で、麺はジャガイモやサツマイモのでん粉を使ったコシと弾力の強いタイプ。そしてもう一つ、今回食べ比べるのが蕎麦を主原料とした麺に、牛肉などでダシをとったスープやトンチミ(大根の水キムチ)の汁をかけていただく平壌冷麺です!
◎ナビPとナビQにとっての平壌冷麺とは!?
まずはお二人に、それぞれにとっての韓国冷麺や平壌式冷麺について語ってもらいました!
ナビP(ナビピー): 韓国冷麺をはじめて食べたのは、ソウルの焼肉屋さんだったハズ。でもその冷麺よりも、日本の某ファミリーレストランで夏によく食べていた韓国冷麺が印象深く・・・そのかなり弾力のある麺、そしてさっぱりとしたトンチミ系のスープ、というのが、もともとナビP(ナビピー)の中の韓国冷麺。そのため、スープはダシの味が感じられるような濃い目、またはさっぱりとしたトンチミ系の味が好み。また麺はツルツルっと弾力があって、少し咸興冷麺系の麺が好き。専門店の平壌冷麺はまだそのおいしさが分からない部分があるので、今回食べ比べをして、平壌冷麺の味の深さを発見したいところ~!
ナビQ(ナビキュウ): ナビキュウにとっての韓国冷麺といえば、ズバリ平壌式!!!もともと蕎麦が好きなんだけど、蕎麦の香りがほのかにする適度な歯ごたえの麺と、非常にさっぱりとしていながら奥深く自然な味わいのひんやりスープという繊細なコンビネーションはやっぱりたまらない!!(「美○しんぼ」か!?笑)韓国冷麺の咸興系も平壌系も知らなかった韓国ビギナーだった頃、本場で冷麺を食べよう!と何軒か行ったお店はどこも咸興式・・・それなりに美味しかったのですが、「何か・・・何かが違うぞ!?」と思っていたところに初めて平壌式の水冷麺を食べたあの時の感動は忘れません。ソウル市内にある平壌式冷麺有名店の冷麺はどこもほぼチェック済み。今回改めて食べ比べてみるのは、平壌式冷麺愛好家としてとても興味深いところ。
◇◇食べ比べスタート!!◇◇
今回食べ歩いたのは、平壌冷麺の老舗で美味しい!と評判の高い5軒のお店。そして平壌冷麺といえばやっぱりムルレンミョン(水冷麺)だけど、それぞれのお店にはピビン(混ぜ)冷麺もあるので、そっちのお味も気になるトコロ。ということで、それぞれ一つずつ食べてみました~!ピビンのほうは、おまけとして見てくださいネ!あ、ちなみに普通、酢と辛子を入れていただくムルレンミョンですが、もとのスープの味を確かめるため、どこのお店でも最初は何も入れずに味を見て途中から酢と辛子を入れました。
(※それぞれのお店のナビでの紹介記事は、★★マークのタイトル部分にあるお店の名前をクリックすると見られます!)
★★1軒目!!<乙密台>★★
創業35年余り、ソウル西部の麻浦区にある平壌冷麺の名店として有名な「乙密台(ウルミルデ)」。シャリシャリ半凍りの牛骨だしスープと、平壌式にしてはつるつるっと弾力のあるそば麺が評判!暑い夏の午後には、お店の前によく行列ができています。今回はお昼の2時過ぎに行ったにもかかわらず、お店には冷麺を食べる人がいっぱい。ナビPとナビQもさっそくムルとピビンを一つずつ注文~。
付け合せは甘酸っぱい大根のキムチと、定番の白菜キムチ。冷麺に加える辛子も一緒に登場。そして水の代わりに出てくるのは温かい牛スープ。テーブルには酢や砂糖など、冷麺に味を加える調味料類が置いてあります。
ムルレンミョン
ナビP: このシャリシャリに凍ったスープがイケる!
ナビQ: ・・・ん?なんだか今日は味が濃い目のような?!何回も来てるけど、今日はスープが今まで食べたときの中で一番美味しいかも。
ナビP: そうなんだ。牛のスープがきいてて美味しいね。
ナビQ: うん、今日は特にしっかり味がついてるみたいに感じる。それとここの麺はやっぱり弾力があるね!
ナビP: そうだね~。平壌式でこの弾力はいいね!
ピビンネンミョン
ナビP: ここのピビン冷麺、スープが全くないね!
ナビQ: 言われてみれば・・・辛さも控えめかも。ん、でもずっと食べてると結構辛っ!
ナビP: 酸味も程よく効いてて好みの味だな~!
<総評>
こちらの冷麺の特徴はまず、平壌冷麺にしては弾力のあるシコシコ麺。スープも半凍りのシャリシャリスープだから、夏の暑いときにさっぱり&涼しくいただけるだけでなく、最後までコシのある麺の食感を楽しめるのもグッド(5軒の中で一番麺が気に入ったお店)。スープは薄すぎない程度の牛骨ダシスープ。そうそう、体調にもよるのか?!スープ自体がその日によって違うのか?!あるときは薄く、あるときはちょうどいい・・・という平壌冷麺の老舗にありがちな、ここも行く度に味が違う感じがするお店。薄いかなぁ?!と思ったときのスープだと、濃い味が好きな方にはちょっと物足りないかも。でも、薄くても、濃くても、食べていくうちにこの味に慣れていき、なんといっても、冷たいスープに弾力麺が魅了。
かな~り前に、韓国人の友人に強く薦められて来たこちらのお店。初めて食べた時は正直「そんなに言うほど美味しいか?」と感じたものですが、平壌冷麺好きということもあって時々通っていました。何度か足を運ぶうちに、スープの味が濃く感じる時と薄く感じることがあることに気づいたのはここ1年ほど。薄味だから体調によって微妙に違いを感じるのか、実際にスープの濃さにバラつきがあるのか・・・それは今でも分かりません。しかし、今回の食べ比べで食べてみた時はこんなに美味しかったっけ!?と思ったほど高評価したい味でした。麺の弾力は、平壌冷麺の中ではバツグンだと思います。他のお店のものと比べて、時間が経ってものびが少ないですしね。
★★2軒目!<又来屋>★★
60年以上の歴史を持つ、プルコギと平壌冷麺が有名な老舗「又来屋(ウレオッ)」!少し高級感のある店構えです。お昼過ぎ、1時半頃にやって来たときにも二階建ての広い店内にはまだお客さんがいっぱい、ほとんどの人が冷麺を食べていました。ナビPとナビQの横の席では、お昼から豪華にプルコギを食べているグループが・・・ただよってくる美味しそうな匂い・・・「プルコギも食べたい!」という誘惑かられながら、冷麺を注文。
テーブル備え付けの酢や辛子の入れ物は、お店の雰囲気にふさわしくちょっぴり高級チック。付け合せは白菜のキムチ・・・のようなもの。ラー油(?)のようなものがかかっていて、ちょっと変わっています。なかなか出て来ないのでこの白菜をかじりながら待っていると、ようやく冷麺が登場~。
ムルレンミョン
ナビQ: むむっ、この麺なんかすごい味がする!蕎麦というより、サツマイモの味がすごくするみたいっ。
ナビP: 言われてみれば。でもツルっとした感じがなかなかいいかも。
ナビQ: スープも平壌冷麺にしてはかなり濃いほうだ・・・う~ん、不思議なカンジ。酢と辛子を入れてみたらちょっと味が変わるかな。(酢&辛子を投入)うむ・・・味が落ち着いたかな。
ナビP: ところで、ここのトッピングのスユッ(茹で肉)美味しいね。さすがお肉に気を使ってる店だけあるな~。
ピビンネンミョン
ナビQ: 麺のクセが強いから、味の濃いピビンのほうが麺に合うような気が。このピビン、結構好きかも。
ナビP: スープの入ったタイプだね。んん?なんだか中華のような味が・・・!?
ナビQ: あ、一緒に入っているこの白菜、付け合せのキムチのようなやつと一緒じゃない!?
<総評>
平壌冷麺の有名店に行くと、スープが薄い?!というお店が多い中、こちらは一口目から牛肉ダシの味がもろに感じられるお店。味がホントにしっかり付いてます。食べていると、最後は麺にもダシが染み込むほど。材料はすべて高級肉の代名詞、韓国国産牛の韓牛(ハヌ)を使っているとのことで、ダシはもちろんのこと、冷麺に浮かんだスライス肉もやわらかくてうまい。このしっかりダシシープ、そして、ゆですぎたようなぼそぼそ感やもっちり感のない、適度につるっとした弾力を最後まで味わえる麺、そしてこのスープと麺のマッチングがイイ!それにしても…韓牛をはじめ厳選材料を使っていることを考えれば、仕方ないかなとは思うものの、やっぱり冷麺にこの値段は高いなぁ。
ここの冷麺はまず、平壌冷麺にしてはすごくクセが強い!?麺は蕎麦とサツマイモを7:3の割合いで使っているらしいけれど、サツマイモの香りがかなり強いような。スープは牛のダシが効いたしっかり味。でも、それ以上に個性的な麺のお味には少しアンバランスかも・・・。酢と辛子を入れるとようやくバランスがとれるように感じました。でも、麺のツルツル具合はいい感じです。この麺は、むしろ濃い味のピビンのほうが合うような気も。それにしても、こちらはプルコギと冷麺がウリで、冷麺だけを出すお店ではないちょっと高級レストラン系とはいえども冷麺1杯が9,000ウォンってのは高いなあ。
★★3軒目!<平壌麺屋>★★
連日、現在の北朝鮮地方の出身者が故郷のなつかしい味を求めて集まるという、特に年配の方々に人気の「平壌麺屋(ピョンヤンミョノッ)」。大きなお店なのに時々行列ができているのを見かけます。ナビPとナビQが行ったときも昼過ぎ1時半頃だったにもかかわらずお店はほぼ満席でしたが、回転が早いようですぐに席に着くことができました~。さっそく冷麺を注文し、付け合せの大根と白菜のキムチ、それから濃い目の麺の茹で汁をすすりながら待つ二人。
ムルレンミョン
ナビQ: うう~っ、この澄んだスープの味がたまらんっ!
ナビP: 今回が3回目だけど・・・うん、今日は今までよりも味をしっかりと感じるような!
ナビQ: 確かに。今日はお肉の香りが特に濃いような気がする!・・・んん!??このスユッ(茹で肉)、いつもは牛だけだったと思うけど、今日は豚も入ってる!?
ナビP: そうだね。いつもこうだったっけ!?
(と、お店のおばちゃんにきいてみると・・・)
おばちゃん: 牛肉だけの時と、豚肉も入っている時と両方あるんですよ。仕入れやお肉の価格の関係で日によって違うんです。
ナビP & Q: ええーーっ!!そうなんですかー!??
ナビQ: どおりでいつもとちょっと味が違うかな?と思ったワケだ・・・
こちらの冷麺はトッピングにキュウリも入っていて、スープにこのキュウリの香りがほのかにするのも特徴。そしてしばらく食べていると・・・
ナビQ: あれ?さっきと比べてスープの味が変わったような?麺の蕎麦の味がする~!溶け出したのかな!?
ナビP: ホントだ!薄味のスープだから特に感じるのかもね~。
ナビQ: 酢と辛子を入れてみてると・・・うん、また味が変わったけど、お肉の香りはしっかりするね!不思議なスープだ~。
ピビンネンミョン
ナビQ: コレもまた、乙密台のやつみたいにスープが無いタイプだね。そんなに辛くないな。
ナビP: 甘さも控えめで食べやすいね~。好きなほうかも。
最後に、お店を出る前にお水代わりの麺の茹で汁を飲もうとした時・・・
ナビP: んんっ!??なんだこりゃー!?
ナビQ: どうしたの?!
ナビP: な、中に何かが・・・!あ、茹で汁の成分か何かが固まってるのか??
ナビQ: ほんとだ。でんぷんが固まったのかな!?最初飲んだときから濃厚だな~、と思ったけど、ホントに濃~い茹で汁なんだね^^;
<総評>
ナビオフィスからも近い、かの有名な平壌麺屋。日本からお客さんがやってきたとき、ナビ社長がこのお店に連れて行くと、ほとんどの人が「ん・・・」と首を傾げてしまったといういわくつきのお店。地元の人でも、3回食べないとこのお店の味が分からない、逆に言うと、3回食べるとこの店の味にハマル、とも言われるお店。そして・・・実は今回が3回目!
・初めて食べたとき・・・スープに味付けしわすれた?!麺もゆですぎ?!
・2回目・・・ん、少し薄めだけど、前回よりは味があって麺もハリがある?
・今回・・・ん・・・スープが今までで一番濃い!不思議よ・・・。でも残念なのが、麺がもっちりしてる。シンプルな水冷麺だけに、これは飽きてしまうかも。行くたびになんでこうも違うかなぁ・・・。
「究極の平壌冷麺だ!」と、自分の中で勝手に殿堂入りさせていたこちらの冷麺。初めて食べた時、スープを一口飲んだときから自然ですっきりとした味わいの中にもしっかりと牛肉の香りが感じられ、「こんなに美味しい冷麺のスープがあるなんて!!」と大変感動したことを覚えています。蕎麦の香りが強いモチモチ太めの麺も、弱すぎず強すぎずといった程よい弾力でスバラシイ~!個人的にはそんな大のお気に入りなんですが、人々の評価は賛否両論。もちろん何度も通い、食べる度に「この味が分からないなんて・・・フフ」と勝手に悦に入っていたものでした。しかし!今回は何かが違う!?それはトッピングのお肉。いつも牛だけだったのが、今回は豚の茹で肉ものっていて、スープもビミョーに違うような!??なんか少しショック。いや、でもやっぱり美味しかったですけどね。
★★4軒目!<南浦麺屋>★★
蕎麦の香りのする細い麺に、さっぱりとしたトンチミ(大根の水キムチ)の汁と牛スープで作られるスープがマッチした冷麺が自慢の「南浦麺屋(ナンポミョノッ)」。こちらも約45年という長い伝統のあるお店。市庁エリアということもあり、お昼時に行った頃には周辺のサラリーマンたちが昼食にやってきていました。店内には現大統領、元ソウル市長のイ・ミョンバク氏、そして現ソウル市長オ・セフン氏のサインが。ソウル市庁舎のすぐ近くですもんね~。冷麺を注文すると、白菜キムチの他に、一人に一つずつお店特製のトンチミが出てきます。
ムルレンミョン
ナビQ: ・・・麺が固まってない?細いしプチプチ切れちゃうよ~。蕎麦の香りはイイけど。
ナビP: そうだね・・・そういえばここの麺、すぐ食べないと味が変わるって聞いたような・・・。あっ、運ばれてきたらすぐに、スープじゃなくて麺のほうに酢をかけて素早く食べないといけない、って前に社長さんから聞いたんだった!
ナビQ: ちょっと、ソレ早く言ってよ~!
ナビP: ハハ、今思い出した^^;
ピビンネンミョン
ナビP: こっちもだいぶ固まっちゃってるね。
ナビQ: う~ん、混ぜにくい。コレも早く食べなきゃダメなんだろうね~。う、タレがかなり辛い~!!
ナビP: うん、辛いけど甘味と酸味のバランスがよくってタレの味は良いね!
<総評>
ここは今回3回目。正直、もし今回初めて食べていたら、スープといい、麺の尋常じゃあないノビ具合といい、「ここって本当に有名店?!」と思って終わってしまっていたかも。しか~し、実は以前こちらの社長さん直々に冷麺のおいしい食べ方を教えてもらって、すごく美味しかったのを食べた後に思い出したワケ。そう、その美味しい食べ方とは、冷麺がテーブルに運ばれたら、スープではなく、麺に直接酢を掛けて、ハサミでカットせずにそのまま食べる、というもの。そのときは麺も新鮮というか、香ばしく、スープもダシの味が感じられてとっても美味しかったんですよねぇ。今回はそのときの味を思い出して、評価もアップ・・・。皆さんもぜひお試しを~。
トンチミの味が際立つスープが特徴のこちらの冷麺。とっても素朴で澄んだお味でそれ自体は良いのですが、お肉の香りがフワッと漂ってくる冷麺のスープが好みなので、この点でいうと少し大根の野菜臭さ(悪い意味ではなく)が勝っているように感じるこのスープ、好み的にはどうかな、といったところ。麺のほうは・・・細くてかなり切れやすくちょっとがっかり。蕎麦の香りはいいのだけれど・・・。実は今回、少し時間が経ってしまってからいただいたのですが、ナビP曰く「ここの麺は出てきてからホントすぐに食べないと味がだいぶ変わるらしいよ!」と。今まで食べた時もほぼ同じ感想を持っていたので、コレは次回、もっと大急ぎでいただいてみたいです。ちなみにこちらのお店、ピビンのほうはかなり辛いですよ!
★★5軒目!!<ピルドンミョノッ>★★
こちら「ピルドンミョノッ(筆洞麺屋)」にうかがったのは、ちょうどお昼時の12時半過ぎ。天気が良く、気温も高めの日のちょうどお昼時だったものだから、お店の中はすごい人っ!1階奥の座敷や2階席も全てお客さんで埋まり、入口付近にも人だかりができていました~^^;特に地元の人に人気のお店です。店内には冷麺を食べる人に混じって、お昼から焼酎の瓶を傾けていらっしゃるおじいさんたちの姿も。ところでこちらのお店、若者よりも年配の方、そして女性よりも男性客の率がとっても高いんですよね~。
テーブルには酢や辛子と一緒に唐辛子粉も。そういえばココの冷麺、青唐辛子とこの唐辛子粉が少しだけ入っていますもんね。ひたすら麺をすするおじさまたちに囲まれて麺の茹で汁を飲みながら待っているPとQの前にも冷麺が運ばれてきました~。
ムルレンミョン
ナビQ: あ~、これこれ!このワイルドな肉の香りのするスープ、時々飲みたくなるんだよね~!
ナビP: ・・・かなり豚がきいてるね。
ナビQ: そうそう、濃いめではないけど結構しっかり味の独特なスープだから、お酢と辛子を入れると味が引き締まるよ!
(酢&辛子を入れる)
ナビP: ん・・・なんか去年食べた時と違うような・・・!?
ピビンネンミョン
ナビQ: 酸っぱすぎるのや辛すぎるのが得意じゃないナビQにとっては、辛すぎずゴマ油とかニンニクの香りがきいたここのピビンは好きだな~。タマネギの甘みも良い!
ナビP: うっ、かなり甘くない!?
<総評>
こちらは今回2回目。昨年と同じく、こちらは豚肉ダシがかなり強いスープが特徴。ほかのお店はだいたい牛骨・肉ダシが強いものの、こちらはスープを一口飲んだだけで、なんか違う、あ~、豚のダシが強めだと気づくはず。冷麺は味の濃い料理ではないので、豚の匂いが少し鼻につくところ。これに酢とカラシを適度に入れると、去年はぴったり!と思ったものの、今年はなんだか酢もカラシも効果が出ず・・・豚の匂いだけがすごく気になるスープになってしまったのが残念(なぜだ・・・)。麺は細めんで、適度に弾力&もっちりしていて、ソバの香りも。時間が経ってものびすぎず食べやすいタイプ。
こちらは今までのマイ平壌冷麺ランキングの上位に入っているお店。牛の香りに加えて豚のワイルドな風味も感じられる独特のスープが特徴です。でもすっきりさっぱりとした味はスバラシイ一品!麺は細めで弾力という点においてはイマイチだけれど、程よい噛み応え、80パーセントも使っているという蕎麦の素朴な風味と舌触りがお気に入り。今回は今夏初のピルドン冷麺でしたが、やはり変わらぬ美味さに満足。基本的に薄味、だけどちょっとクセのあるココの冷麺はその味を思い出すと無性に食べたくなるお味です。それにしても、ここのお店は他の冷麺専門店に増してお客さんの男性率、しかもおじいさん率が高いな~。
ナビP的ランキング!!
☆1位 「又来屋」
やはり濃いダシスープが頭から離れません。
☆2位 「乙密台」
夏の暑い日には、ちょっと歩いても食べに行きたい!ココのつるつる麺とシャリシャリスープ。
☆3位 「南浦麺屋」
食べ方さえ忘れなければ・・・もっと美味しく食べられたハズ!
☆4位 「平壌麺屋」
4回目は如何に?!食べに行くたびに味が違うものの、思い出したら、もう1回食べたい気も・・・(あ、これはハマる兆しか?!)。
☆5位 「ピルドンミョノッ」
やはり豚の匂いが気になってしまい・・・去年は酢とのコンビネーションが良かったハズなのになぁ。残念。
ナビQ的ランキング!!
☆1位 「乙密台」
かなり以前から通っていたこのお店。最初に食べた時は「普通?」って感じでしたが、食べれば食べるほど美味しく感じるのはなぜ!?
☆2位 「平壌麺屋」
今まで自分の中では、この店がソウルの平壌式冷麺の最高峰でした。今回は悩んだ結果、僅差で2位に・・・ゴメンね、ピョンヤンミョノッ。
☆3位 「ピルドンミョノッ」
豚と牛、とにかく肉のダシがよく効いたしっかり風味のスープがグッド!麺の香りと、表面がポソポソしてて素朴な舌触りもグー。
☆4位 「又来屋」
なんとも個性的な麺の香り。スープも濃い目で、蕎麦っぽさやほのかなスープの風味を味わいたいQにとっては・・・↓↓
☆5位 「南浦麺屋」
出来立ては美味しいんだろうな・・・また次回、ぜひ大急ぎで食べてみたいです。