伝統家屋が並び歴史香るエリア、三清洞と北村で旬のパッピンスを食べてみよう~!
こんにちは!ソウルナビです。ここ数週間は日中30度を超え、晴天が続くソウル!こんな暑い日はやっぱり、やっぱりパッピンスが食べたくなりますよね。そこでやってきましたナビ恒例、パッピンス食べ比べ2015、第2弾!今回はオシャレスポット三清洞(サムチョンドン)に場所を変え、伝統的なあずきのパッピンスから珍しい柿を使ったパッピンスまで、最新のソウルのパッピンスを食べ比べしてきました。メンバーはパッピンス大好きの「AB三姉妹+スイーツアジョシ」の4人ユニット!はたして三清洞のパッピンスの味は一体?それでは、さっそく行ってみよー!
◆◇舞台は 街・三清洞(サムチョンドン)◆◇
今年のパッピンスの食べ比べ第2弾の舞台、三清洞(サムチョンドン)は韓国の昔の風情と現代がコラボされたオシャレなスポット。現地の人だけでなく、外国人観光客にも大人気な場所だけあって、週末はたくさんの人でいっぱい!観光名所として有名な明洞や弘大と違い、町のいたるところに韓国の伝統家屋である韓屋(ハノッ)が建ち並び、伝統を肌で感じられるところが魅力。そしてこちらにあるショップやカフェもドラマや映画に出てきそうな雰囲気があり、町を歩いているだけで気分が癒されます。
◆◇食べ歩いたのはこちら◆◇
今回の食べ比べで選んだお店は6店舗、そして食べ比べしたパッピンスの数は全部で8つ。弘大や狎鴎亭にあるチェーン店「ココブルーニ」の柿パッピンスから三清洞にしかないお店「ダル」のパッピンスとワッフルセット、歴史香る三清洞でだからこそ食べたくなるような伝統のあずきのピンスなど、さまざまな種類のピンスを選んでみました。
◆◇1軒目:coco bruni(ココブルーニ)三清洞店◆◇
食べ比べ第2弾、1軒目に選んだお店は「coco bruni(ココブルーニ)三清洞店」。こちらのお店は弘大、狎鴎亭にも店舗があるコーヒーショップのチェーン店。店内は白を基調としたシンプルデザインで、洋式と韓式の空間が広がっています。オーダーしたのはピンスとしては珍しい柿ピンスと見た目が豪華なチョコレートピンス!柿ピンスは以前のパッピンス食べ比べで食べたことがありますが、今回はその時からグレードアップした「柿ピンス2」!
オーダー ※季節限定
オッチカミⅱ(柿ピンス2) 10.000ウォン
チョコルリッベルベッ(チョコレートピンス) 14.000ウォン
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オッチカミⅱ(柿ピンス2)
「うわ~ビジュアルがカワイイ!柿のオレンジ色が鮮やか!」
「柿が丸ごと1つはいってる!」
「なんかウニみたい(笑)」
「数年前のパッピンス食べ比べで登場した「柿ピンス1」からグレードアップしてるよ!」
「さっそく味を確認!いただきます。」
「うん、おいしい。さっぱりした甘さ。」
「氷もやわらかくてサラサラ!ソルビン系の氷。」
「トッピングはチョコレート、干し柿、生柿の果実、ひんやりした柿が丸ごと、てんこ盛り」
「普通、果物を凍らせたら、甘みや味が薄れるんだけど、これはしっかり柿の味がして濃厚。」
「韓国の柿はとろとろだよね。」
「氷の部分にさっぱりした甘みのミルク練乳が入ってる。」
「全体的にグチャグチャとかき混ぜていただくと、味がうまい具合にコラボされておいしい!」
「そして混ぜても味が偏らないね!」
「これなら柿が得意じゃない人でも行ける味だと思う。」
「柿は秋の果物って感じだけど、夏にもいけるね。」
「珍しい柿ピンス!これはハマりそう。」
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チョコルリッベルベッ(チョコレートピンス)
「見た目が豪華!チョコレートのカカオのいい匂いがする。」
「これは絶対においしいに決まってる~」
「ではいただきます~」
「おいしい~!!」
「氷がねっとりしていて、食感もアイスクリームみたい!」
「味は濃厚な大人チョコって感じ。」
「ちょうど良い甘さで、ウィスキーなどのお酒と合いそう!」
「トッピングには生チョコとチョコレート味のマカロン、板チョコ。」
「チョコレートメドレー。」
「普通、チョコレートって冷たくすると甘くないけど、この生チョコはやわらかくてほどよい甘さでおいしい!」
「トッピングのマカロンも食べてみようっと」
「おっ意外と固め!」
「マカロンというよりブラウニーみたいな食感?」
「量も多いから3人くらいで食べるのがちょうど良いかな。」
「このチョコピンスはかき氷というより、高級なアイスって感じ。」
「チョコピンスと、他に違うピンスも一緒に食べると味に飽きがこなくて良いね。」
「こちらのお店のピンスはすべて期待以上!」
「うん、リピート確定です!」
◆◇2軒目:DAL(タル)◆◇
2軒目は三清洞のメインストリート沿いにある韓屋のカフェ「DAL(タル)」。こちらのお店は手作りワッフルが有名らしく、分厚くて中はしっとり外はサクッとした生地が特徴。伝統的な韓屋と現代風なインテリアが癒しの空間に。こちらでは、手作りのプレーンワッフルとあずきのパッピンスのセットを注文!ワッフルとパッピンスのセットって珍しいかも?
オーダープレーンワッフル+ハンアリ・パッピンス 22.000ウォン
※単品の場合、プレーンワッフル 8.900ウォン/ハンアリ・パッピンス 13.900ウォン
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プレーンワッフル+ハンアリ・パッピンス
「パッピンスが冷たい釜みたいな容器に入って登場!」
「うわ~オシャレ!かと思ったらプラスチックで、ちょっと残念。サイズは意外と大きい。」
「トッピングは、お餅、バニラアイス、バナナ、チョコレート、あずき!」
「味は、あずき部分とバナナチョコ部分を一緒に食べたから、不思議なテイスト。」
「これは別々に食べたほうがいいな。」
「トッピングのお餅がおいしい。あんこが昔懐かしの味。」
「アイスは牛乳本来の甘さでなく、人工ミルクの甘さ。安いアイスの味が・・・」
「氷はジャリジャリ、全体的に混ぜて食べたらイケるね。」
「いい香りがぷんぷんしてワッフルが登場~」
「ワッフルはボリュームがあるね。」
「トッピングのシロップは、メープルシロップと生クリームの2種類。」
「いただきます~」
「ワッフル生地の食感は、外がサクッとして、中はしっとりとしたカステラみたいな感じ。おいしい。」
「アメリカの家庭で作って食べるワッフルみたい。」
「あ~ワッフルミックスで作った味ね。」
「ワッフルにパッピンスをのせて食べたらどうかな?」
「生地にこうしてのせていただきます~!」
「うん、うん・・・別々に食べていいかな(笑)」
「味が上手く調和されない。」
「別々に食べることをおすすめします!」
「このセットは洋風のワッフルと和風のパッピンスがセットのメニュー。」
「値段的にも少し高め。リピートはちょっと考えるかな。」
「たぶん、このおしゃれな韓屋の場所代が含まれての価格なんだろうね。」
◆◇3軒目:CACADEA(カカデュ)◆◇
3軒目は2軒目のお店と同じく、三清洞のメインストリート沿いにある「CACADEA(カカデュ)」。こちらは世界的に有名なアメリカのお店「ザ・チーズケーキファクトリー」のケーキが食べられるカフェ。店内は韓屋風で窓が大きく、開放感溢れるデザイン。ここでは生フルーツがセットで出てくるピンスが印象的だったためグレープフルーツのピンスを注文!
オーダー ※季節限定
ジャモン・スノウ(グレープフルーツピンス) 10.000ウォン
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ジャモン・スノウ(グレープフルーツピンス)「生ピンクグレープフルーツ半分とピンスが別々で登場。」
「ピンスの形が通常のピンスと違うね。」
「まずはピンスのみでいただきます。」
「うん、さっぱりした味!果実100%って感じ。おいしい!」
「グレープフルーツ本来の味がピンスに染みている。」
「ピンスには少しハチミツがかかっているのか、フルーツの酸味と甘みでちょうど良い。」
「きっとトッピングのグレープフルーツの半分をピンスに使っているのかも。」
「ではフルーツ自体もいただきます~」
「甘酸っぱくておいしい。」
「このフルーツは切ってからハチミツに少し漬けられてると思う。」
「ちょうど良い甘さだね。」
「トッピングのフルーツをピンスに入れて混ぜて食べるともっといいね。」
「このピンスはアイスの食感でもなく、シャーベット感覚でいただく感じかな。」
「他のピンスに比べてトッピングがシンプルで寂しいかも。」
「フルーツ好きの人にはおすすめかな。」
◆◇4軒目:小赤豆(ソジョットゥ)◆◇
4軒目は100%国内産のあずきが食べられるカフェ「小赤豆(ソジョットゥ)」。こちらは江原道産のあずきを使用し、お店の大きな釜で直接あずきを茹でられています。メニューはあずきがたっぷり入ったパッピンスから、あずきのカルグクス、あずき粥、伝統茶、コーヒーなどさまざま。この小豆がたっぷりのったパッピンスが人気ときき、通常のパッピンスとミスカルパッピンスを注文!
オーダー
ソジョクトゥパッピンス(小豆ピンス) 7.000ウォン(小)
ミスッカルパッピンス(ミスカル小豆ピンス) 8.000ウォン(小)
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ソジョクトゥパッピンス(小豆ピンス)
「器がステキ!!味が期待できそう!」
「つぶつぶあずきがたっぷり盛られて、光ってる。」
「中身は氷だけ?まずいただきます。」
「う~ん!!おいしい~!!」
「あずき本来の甘さ!人工的な甘さでないから、飽きずに食べれる。」
「トッピングはあずき、お餅、中に練乳といたってシンプル!!」
「中の練乳もほどよい甘さでおいしい。なかなか練乳がおいしいところってないから、ここのはおいしい!」
「全体的にかき混ぜて食べるといいね。」
「トッピングの白玉みたいなお餅も弾力がある。」
「パッピンスとお餅を一緒に食べると最高!」
「氷はソルビンのサラサラ感とかき氷本来のシャリシャリ感の中間。」
「このパッピンスはとてもシンプルで、あずきの本来のおいしさで勝負しているところが良いね。」
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ミスッカルパッピンス(ミスカル小豆ピンス)「さっき食べたあずきのピンスよりも1.000ウォン高いミスカルピンス、この1.000ウォンの違いは上に少しだけかかっているミスカル?」
「まさか~!(笑)それだけなら寂しすぎる~」
「ではいただきます。」
「あ~落ち着く味!おいしい。」
「あずきにきなこのコンビはやっぱり間違いない!おいしいね。」
「いや、きなことミスカルは違うよ。似てるけど。」
「中にも、ミスカルがたっぷり入ってる。」
「トッピングは、あずき、お餅、ミスカル、なつめ。」
「ミスカルが入ってるだけで味が変わるね。」
「きなこ餅を食べてる感じ。」
「ここのあずきはお店で直接作ってるんだって!釜を使って茹でたあずきはやっぱり味が違う。おいしい。」
「本気度が違う!」
「もともとのパッピンス(あずきかき氷)をいただけるお店だね。」
「大満足!」
◆◇5軒目:cafe imt(カフェアイエムティ)桂洞店◆◇
5軒目は、コーヒーと生果物ジュース専門店の「cafe imt(カフェアイエムティ)桂洞店」。こちらのお店は、三清洞方面ではなく地下鉄アングク(安国)駅の3番出口から近い、桂洞通り沿いにあります。近くにはオフィスがあるため日中は現地の会社員がたくさん訪れるカフェ。こちらのお店のハチミツ・グレープフルーツピンスが人気のようなので、注文することに!
オーダー
ハチミツ・グレープフルーツピンス 10.500ウォン
ハチミツ・グレープフルーツピンス「見た目がいくら丼のよう(笑)。」
「ピンクグレープフルーツの実がどっさり盛られてる。」
「そしてハチミツもトッピングされているからピカピカに光ってるね。」
「うん!おいしい。氷がサラサラでミルキィー!」
「グレープフルーツはもともと酸っぱいけど、ハチミツがのっているから甘くておいしい。」
「ミルクとハチミツとグレープフルーツの酸っぱさが上手くコラボされてるね。」
「このピンスは、さっぱりしていて爽やか。」
「夏にちょうど良いね。」
「想像していたより食べ応えあっておいしくて満足。」
「でも、このピンスを食べている人はあまりいないね。」
「見た目があれだからかな・・・グレープフルーツだけで物足りない感じだからかな。」
◆◇6軒目:PARIS CROISSANT(パリクロワッサン)◆◇
最後の6軒目は「PARIS CROISSANT(パリクロワッサン)」。こちらのお店は、有名ベーカリーチェーン「パリバケット」の姉妹店です。地下鉄アングク(安国)駅構内ととっても立ち寄りやすい場所に位置。夏の時期、こちらにもピンスメニューがありました。注文したのはなかなか見かけないティラミス味のピンス!
オーダー
リアルマスカポネティラミス(ティラミスピンス) 10.000ウォン(L)
リアルマスカポネティラミス(ティラミスピンス)
「ティラミスのピンスって珍しいかも。」
「トッピングについてるブラックコーヒーをピンスにかけるんだね。」
「息をしたら、ティラミスの粉が吹き飛んで鼻がムズムズする(笑)。」
「ではコーヒーをかける前に一口いただきます!」
「うん、ティラミスの味がしておいしい。」
「コーヒーをかけたらどう?」
「おいしいよ。苦くなるかなと思ったけど、ティラミスの甘さとコーヒーが上手くコラボされてちょうど良い感じ。」
「氷はシャリシャリ系。」
「中にもティラミスが入ってるよ。」
「コーヒーをかける時は、最初から全体をかき混ぜるか、上の部分を食べてからかけるといいかも。」
「ティラミスの粉でコーヒが弾き飛ばされるもんね。」
「うん。それに全体的に混ぜて食べたらおいしい。」
「このピンスは、ティラミスピンスというよりコーヒーピンスという方が名前が合ってるかも。」
◆◇ベスト パッピンスの発表!◆◇
皆さんが気になったパッピンスはありましたか?「AB三姉妹+1」がそれぞれ選んだパッピンスのベスト1は?さっそく発表したいと思いますー!ジャラジャラ・ジャラジャラ・ジャンー!
<にばちゃんのチョイスは・・・>ベスト・パッピンス:ココブルーニのオッチカミ2(柿ピンス2)
ベスト・パッピンスはやっぱりココブルーニの柿ピンス2。韓国らしいメニューと柿のおいしさにこのメニューにしました。正直、今回食べ比べしたパッピンスは、どこのお店のメニューも全部おいしかったので、選ぶのに時間がかかってしまいました。その中でも、この柿ピンスは、またリピートしたい味!
<こぽのチョイスは・・・>ベスト パッピンス:ココブルーニのチョコルリッベルベッ(チョコレートピンス)
今回のピンスはどれもおいしくて選ぶの難しかったのですが、個人的にチョコレートが大好きということで「ココブルーニ」のチョコレートピンスにしました。ピンス(かき氷)として扱われていながらも氷部分の食感はまるでアイスクリーム!そして味も濃厚で甘さもちょうど良い!チョコレート好きにはたまらない贅沢なピンスで、期待以上のおいしさに大満足でした!お値段的にも高めのため、これは自分へのご褒美やデートなどの記念日に食べる感じかな^^
<さっちゃんのチョイスは・・・>ベスト パッピンス:ココブルーニのオッチカミ2(柿ピンス2)
う~ん、いろいろあって悩むけど・・・今回のベストピンスは「ココブルーニ」の柿ピンス2で!ピンスにしては珍しい柿ピンスだし、未知の味というか、しつこくなくて、かつ深い甘みがあとを引く感じ!!
<スイーツアジョシのチョイスは・・・>
ベスト パッピンス:小赤豆のミスカルパッピンス(ミスカル小豆ピンス)
やっぱり、パッピンスはあずきが基本。豆好きとしてはあずきにこだわりたい。「小赤豆」のあずきは言うまでもなく、さらに「きなこ」ではなく、あえて韓国の伝統食品であるミスカルを使ったところも高ポイント!実際、きなこのような食感のミスカルとピンス、合います!また氷の具合も、ミルクの甘さの具合も、餅の具合もトータル的にちょうどいい感じ。
今回のパッピンス食べ比べ、いかがでしたか?三清洞は街自体が雰囲気があり、韓国の伝統と歴史を感じられる場所!現代の風情を上手く取り入れたスポットがたくさんあるため、伝統的なあずきのピンスから一風変わったピンスまで、いろんなパッピンスをいただくのに最適な場所かも!味も見た目もバラエティ豊かなパッピンス、毎年どういった新メニューがでてくるのか楽しみですよね。皆さんも韓国にいらっしゃったら現地でしか味わえない旬のパッピンスを是非食べてみてくださいね。以上、パッピンスが大好きなソウルナビがお伝えしました。