路地裏の一軒家カフェの手作りケーキに、魅惑のドイツ式アツアツスイーツ…カフェ天国・弘大から冬のあま~いレポート!
こんにちは!ソウルナビです。さぁ、まもなくやってくるソウルの冬。きらめくイルミネーションがとってもきれいでウキウキする季節でもありますが、「基本は昼でも氷点下」となると外歩きには厳しいんですよね。そんなとき、頼りになるのがカフェ!かじかんだ心身に染み入るあたたかい飲み物、そして甘いスイーツは格別っというわけで、ソウルナビ恒例の冬のスイーツ食べ比べにさっそく出かけてきましたよ。今年はエリアごとに食べて即レポ!2012年の冬のスイーツ特集、第1弾はカフェ天国・弘大からスタート。さすがは弘大、行く前の下調べ段階からワクワクどきどきだったナビ一行。結果はいかに~?!
弘大、食べあるき出発!!
夜のクラブでも有名になった弘大ですが、最近はカフェ激戦地としてのイメージが強いかも?地元の人は「人よりカフェが多いよ~」なんて笑い話にするほどなんです。カフェだらけというだけあって、生き残ったお店はお洒落だったり美味しかったり、どこもユニークでレベルが高いのがうれしいところ。それでいて江南の高級エリアよりお値段控えめなんですよ(数年後にはわかりませんが…)。
そんな中、今回は選びに選んで、美味しい紅茶とクレープで有名な大人カフェ、気になりすぎる魅惑のドイツ式あつあつスイーツの専門店、そしてJYJユチョンのCM撮影地となった一軒家カフェの手作りケーキにトライ。全部食べきれるかな~??おなじみナビ記者あっきー、モリー、そして今回初登場!ニューメンバーのアヨンとアンナ、4人で食べ歩きスタート!
★ CHLORIS(クロリス)弘大店 ★
~落ち着いた雰囲気の広いカフェ。美味しい紅茶とスコーン、そしてお皿でいただく本格クレープ~
ビルの2階です。美味しそうな写真広告が目印!
弘大正門に向かう大通りに面したビルの2階。本店が新村にある紅茶専門のカフェです。店内は広く、落ち着いたインテリアで居心地グッド。うるさくないので、お友達とゆっくりお話したいときによさそう。注文&受け取りはカウンターで。
○オーダー
<セイロンティー> 4500ウォン
<ブルーベリースコーン&クリーム> 4500ウォン
<クレープ with ヌッテラ&バナナ> 8000ウォン
(左から、あっきー、アヨン、アンナちゃん)
アヨン:「お店ありました。広告の写真がおいしそう過ぎる~!このベリーがいっぱいのったクレープ食べたい!」
アンナ:「うわ~お店の中も広くていいかんじですね!あの白い椅子のとこにしましょ」
モリー:「クラシックだけど明るくて居心地いいねぇ。壁に高級紅茶の缶が飾ってあるから、紅茶が自慢なのかな」
あっきー:「韓国で美味しい紅茶が飲めるとこってあんまりないんだよね!そもそも紅茶自体、韓国じゃ外国のは恐ろしい金額で売ってるから、買う気になれんのよね・・・」
あっきー:「注文と受け取りはカウンターなんだね。ブランチメニューも美味しそう。せっかくだから紅茶と、デザートクレープは…あれっベリーが見当たらない…」
店員さん:「デザートのクレープだと、今はチョコレートとバナナの一品しかないんです。こちらの自家製のスコーンには、セイロンティーがよく合いますよ~」
あっきー:「じゃ、それでお願いします!スコーンもお店で焼いてるなら、それもぜひ!」
<クレープ with ヌッテラ&バナナ>
あっきー:「んんんー!!おいしー!!!」
アンナ:「これはバナナがすごい量ですね~!クレープの皮も柔らかくておいしい!ところでヌッテラって何ですか?」
モリー:「イタリアのチョコレート味のスプレッドで、輸入食材の店とかで見かけるよ。切るとヌッテラがとろ~っと出てきた。」
アヨン:「ナッツの風味もしますね。バナナとぴったり。こういうクレープって、韓国ではあんまり食べられないし。ああ~幸せ!」
あっきー:「ありがちな生クリームてんこもりでもないし。このシンプル勝負のセンスも韓国では珍しいかも。」
モリー:「そしてこのボリュームで、8000ウォンって安いほうじゃないですか?!清潭(チョンダム)とかにいったら1万3000ウォンくらいとられそう。」
アヨン:「たしかに~。シェアしても楽しめる量でこの価格はうれしいですねっ」
<セイロンティー><ブルーベリースコーン&クリーム>
いちごジャムと、チーズと生クリームの間のようなクリームがセット。
アンナ:「紅茶すっごいいい香り~ポットなのもうれしいですね。」
あっきー:「スコーンもあったかーい!焼き立てだね。割ってみるとブルーベリーたっぷり。」
モリー:「つけあわせはイチゴジャムと、生クリーム…いや違うな、この白いクリームなんだろう?」
アヨン:「チーズにしては味が強くないし、生クリームにしては固め。なんでしょうね、これはっ」
モリー:「クリームは何かよくわからないけど、スコーンそのものは美味しい!」
あっきー:「紅茶とスコーンを頼んでゆっくりしたいって人もいるだろうから、これはうれしいお店やねっ^^」
★ タルコマン コジンマル(甘いウソ)★
~裏路地にあるデザートカフェ。一軒家でくつろぎながらいただく食材にこだわった手作りケーキ!~
弘大エリアもうひとつの最寄り駅、6号線上水(サンス)駅からすぐの裏路地にあって、一軒家まるごとカフェになっています。JYJユチョンのCMの撮影現場として、一部ファンの間では有名?!1階ではスイーツを作る様子が見えることも。にぎやかな弘大にいることを忘れるほど、静かでほっこり温かい雰囲気。
○オーダー
<タルギ(苺)エクレア> 5000ウォン
<クリームチーズケーキ> 6000ウォン
<ルイボス シュガープロム(お茶)> 5000ウォン
社長さん、おすすめはどれですか~!
モリー:「あ、あの木が茂ってるとこじゃない?このほっそい裏道にあるのがいい感じだな~」
アンナ:「中庭もあるんですね。でもまだハロウィンー!」
あっきー:「お、ケーキのショーケースだ。社長さん、おすすめはどれですか?」
社長さん:「苺のはとりあえず人気だよ。このエクレアは今日の新商品!二種類のクリームが入ってます!チーズケーキも、フランス直輸入のこだわりのチーズを使っていて、気に入ってくれる人が多いんですよ。」
アヨン:「エクレア美味しそう!もうそれで決まりですよ~!お菓子が焼けるいいにおいがするし、お店はいりましょ」
JYJユチョンがキス麺のCM撮影で使った席
モリー:「食べるところは2階か~。あっ社長さん!ここってJYJのユチョンのキス麺のCM撮影で使ったんですよね?席はどこですか?どんな人でした??」
社長:「席はあそこ。かっこよかったよ~」 (それは見ればわかりますって!)
あっきー:「ソファー席があったりして、気分よく過ごせそうだねぇ。薪ストーブもあったかくて、冬にピッタリ」
アヨン:「メニュー見ると、ピザとか食事系も充実してますね。これは通いたいかも!」
アンナ:「入り口の焼き菓子コーナーもお土産に買いたくなっちゃうかんじですね!」
<タルギ(苺)エクレア>
あっきー:「早速切っちゃうよーって、難しいな^^;デートで困るメニューってやつね」
アンナ:「クリームがほんとに二色で入ってますね。黄色と白で」
モリー:「カスタードクリームと…マスカルポーネって言ってたっけ?甘すぎなくてさっぱりしたかんじがいいね!」
アヨン:「うわー苺がとってもフレッシュ~!立派なのがいっぱい入ってて美味しい!」
<クリームチーズケーキ><ルイボス シュガープロム>
アンナ:「う~んとっても濃厚なチーズ!」
あっきー:「フランス産のチーズ使ってるって言ってたもんね!さすが材料のこだわりの結果かね」
モリー:「この手のチーズケーキって薄めの店がおおいけど、ここのはでっかいかも!厚みがすごい」
アンナ:「これも甘すぎなくて、どんどん食べられますねー!」
アヨン:「ルイボスティーも、登場した瞬間からホントいい香りですね。味も甘くて、ふつうのよりずっと美味しい~^^」
あっきー:「ルイボスティーって、韓国のお店ではよく出てくるよね。日本よりもたくさん出会う気がする」
モリー:「そうそうこのお茶、女性の体を若く保ってくれるって韓国人が言ってましたヨ!」
★ POLY CAFE and TEA (プルリカペエンティ) ★
~ブームも目前?!ドイツ式のアツアツしっとりサックリなパンケーキ「ダッチベイビー」とは?!~
オーブンで鍋ごと焼いて作るドイツ式パンケーキ「ダッチベイビー」の専門店。弘大の裏路地の二階にあって、店内はカジュアルながら落ち着ける雰囲気。焼き上げに20分かかる作り置きなしのアツアツパンケーキは、盛り上がったフチはさくさく、底の部分はしっとりしていてあったかいプリンのよう。アツアツ生地にフレッシュなフルーツとの組み合わせは相性が最高で、大きくても独り占めしたくなっちゃう?!
○オーダー<ストロベリー・ダッチベイビー> 9800ウォン
<シナモンチョコチップ・ダッチベイビー> 9800ウォン
とうとう開いてた!よかったよ~(涙)
実はこの日行くのは三回目…開店時間に行っても閉まっていて、予定していたお店に回る前後に様子を見に来てはがっくりしてたんです。三度目の正直でオープンしていて、ひとまずホッ。
アヨン:「あ~やっと入れたぁ!よかったー!」
アンナ:「棚に何か面白いものがいっぱい…雛人形とか。あ!柱には知ってる芸能人の写真もいっぱい!」
モリー:「おしのびで来てるのかな?日本語メニューの日本語もカンペキだよ!どれも美味しそう」
韓国にしては珍しい(?!)日本語がカンペキなメニュー
店員さん:「こちらのスタッフが日本に長く留学してたので、日本語での案内もできますよ!ダッチベイビーは注文を受けてから焼くので、20分くらいかかりますが大丈夫ですか?」
あっきー:「今日ここに来たの3回目なんで!絶対食べて帰ります!このイチゴがのってるのと、ちょっと雰囲気を変えてシナモンのと、二つお願いしまーす。」
アヨン:「これってドイツ人に教えてもらったんですか?なぜドイツ風・・・」
店員さん:「友達の紹介ではじめたんですよ!元はドイツですが、焼き上がりに生のフルーツをのせるのは私たちのアレンジです。ドイツではフルーツごと焼くようなんですが、韓国人はフルーツはフレッシュな方が好きなので。」
<ストロベリー・ダッチベイビー>
あっきー:「わ~きたきた!湯気でてる!」
店員さん:「焼きたてのうちに食べてくださいね~^^すぐしぼんじゃいますよ。」
アヨン:「早く!早く写真を撮って食べましょう」
アンナ:「外側はサクサクで中はしっとり。クリームがまたよく合いますねぇ」
モリー:「中はあったかいプリンみたい。イチゴがこれまた大きくて立派!シロップ漬けかなあ?甘すぎなくて美味しい」
あっきー:「このアツアツさと、イチゴのつめたさのハーモニーが・・・」
アヨン:「あ~大きいと思ったけど、これなら一人で食べられちゃう!」
<シナモンチョコチップ・ダッチベイビー>
アンナ:「こっちは見た目からしてなんか違いますね!」
あっきー:「この二つのチョイスは成功だったかも。イチゴの方とはまたぜんぜん違う食感!私はこっちのほうが好きかな。ちょこっと入ってるチョコチップとシナモンの風味が意外と合う!」
アヨン:「うん、なんかモチモチしてますね。シナモンもきいてて大人の味!」
モリー:「なんというか、美味しい店のホットックの生地みたいですね。ホットックを例に出すのもちょっとアレだけど」
アンナ:「味も食感も違うから、両方どんどんフォークがすすみますねー」
あっきー:「こりゃクリームおかわりコースだね。すみませーん、トジュセヨ~(もっとくださーい)」
ベストスイーツ発表!!
2012年のスイーツ食べ歩き第一弾!弘大で、カフェ3軒、全部で6スイーツ&2ティーを食べ歩いた今回。この中でそれぞれが一番気に入った「ベストスイーツ」を発表します!
★ あっきーの弘大ベストスイーツ
CHLORIS弘大店 <クレープ with ヌッテラ&バナナ>
最近は少し増えてきたけれど韓国にはまだそんなにない美味しいクレープ。こちらは厚めのしっとりモチモチしたクレープ生地にたっぷりのバナナ、香ばしいヌテラのバランスが見た目もお味もグッド!さらに生クリームがサンドされていてもいいかも?とも思いましたが、そうなるとこのバランスが崩れちゃうのかなあ。クレープ生地がちょっと厚めなのも、生地自体がモチモチと美味しいのでいいかんじ。紅茶によく合います。紅茶好きにおすすめしたい、紅茶のお供スイーツ。リーズナブルなところもいい!
★ モリーの弘大ベストスイーツ
CHLORIS弘大店 <クレープ with ヌッテラ&バナナ>
いや~正直、ダッチベイビーと悩んだんですが…。ダッチベイビーの方は、美味しいし珍しいから友達を連れて行きたい!でも実際、食べ歩き後すぐにリピートしたのはこちらのクレープでした。やっぱり、バナナとチョコは王道ですね。韓国ではクレープ屋さんは少なくてさらにクレープ皮からして美味しいっていうのはめったにない!フォークナイフで食べるクレープなのに高くなくて、惜しみなく使われたヌッテラとバナナもうれしかった。日本人には新鮮な驚きはないかもしれないけど、広くて入りやすいお店でときめくスイーツがあるっていうのが高ポイントでお店のよさもあわせて今回のモリーのベストスイーツはこちら!深夜まで営業してるから、甘党さんは飲み会の後にもいけます!
★ アヨンの弘大ベストスイーツ
POLY CAFE and TEA <ストロベリー・ダッチベイビー>
あの美味しさは1言では語れませんw
まずは、今まで食べたことがない食感!!オーブンで焼いてるのにあのモチモチ感は何??生地だけ食べても美味しいし、イチゴとの相性もベスト。それと、忘れちゃ行けないのが生クリーム~!生クリームがパンケーキの上にのっかって出てくるのではなく、自分で好きな量だけ、つけて食べられるのも嬉しい。結構なボリュームだけど、甘過ぎないし、イチゴの酸味もあるので、1人で1つ完食出来そう
★ アンナの弘大ベストスイーツ
タルコマン コジンマル <タルギ(苺)エクレア>
はじめまして。今回3軒でスイーツの食べ比べをやりましたが、どのお店も素敵で、そしてとってもおいしいデザートたちでした。1位を決めるのって本当にむずかしい・・・でも、決めなければならないとしたら・・・どどん!!!1位は、イチゴのエクレアです!韓国で初めてエクレアに会いました。個人的に、イチゴが大好き!っていうのもありますが、ここのケーキは本当においしかったです。生地がサクサクしてて、中のクリームもふわふわ。そして、新鮮なイチゴが使われてて、相性抜群でした!くど過ぎずに、パクパク食べれちゃう!という感じです。おまけに、カフェの雰囲気もすごくよかったです。オーナーの方もステキな方で、幸せな時間を過ごせました。またお気に入りのカフェリストが増えちゃいました^^
小道にも楽しみがいっぱいだった弘大
いかがでしたか?さすがの弘大といいますか、どのお店も美味しくて・・・短時間でスイーツばっかり3軒まわったのにテンション高めのまま、ぜーんぶ美味しく頂いちゃいました!歩きながらもここも行きたいってお店がいろいろあったので、スイーツ好きさんにはおすすめの街ですよ。今回、ちょっと苦労したのが営業時間。韓国では開店・閉店時間、そして休日さえも自由にしているところが多いので、絶対行きたいお店があるときは、前日にでも確認するのが正解です。看板どおりに行っても閉まってたりしますからね!さて、まだまだ続くスイーツ巡りの旅。次回のレポートはどこの街からかな?!どうぞお楽しみに~!