韓国の食べ物屋台

間食メニューが楽しめる“ノジョム(露店)”&お酒も楽しめる“ポジャンマチャ(布帳馬車)”!

こんにちは!ソウルナビです。ソウルの街を歩いていると屋台や露店がたくさん並んでいます。日本人から見るとまるでお祭りみたいですが、これってソウルでは日常的にあるものなんです。特に食べること好きの人のソウル旅は食べ物屋台に誘惑されっぱなし!この韓国の食べ物屋台、大きく分けてちょっと小腹が空いた時の間食屋台、"ノジョム(露店)"とドンと腰を据えて一杯飲める"ポジャンマチャ(布帳馬車)"の2タイプがあります。またどんなタイプの屋台が楽しめるかもエリアや時間帯によって少しずつ違うんです。そこで今日はソウル中心部の繁華街にある明洞(ミョンドン)、東大門市場(トンデムンシジャン)、南大門(ナンデムンシジャン)、鍾路(チョンノ)、この4つのエリアに絞り、それぞれの食べ物屋台を紹介したいと思います!

街に繰り出す前に、韓国屋台の基本をチェック!

韓国の屋台はノジョムとポジャンマチャ、大きく分けてこの2タイプあり!

ノジョム(露店) vs ポジャンマチャ(布帳馬車)

◇メニュー
<B>ノジョム(露店)</B><BR>いわゆる間食屋台のこと、トッポッキ(餅)、おでん、キムパッ(のり巻き)、マンドゥ(餃子)、ソセジ(フランクフルト)、ハッドッ(アメリカンドッグ)、パジョン(チヂミ)などのほか、ホットッ(お焼き)やプンオパン(たい焼き)、フルーツジュース、カットフルーツなどのおやつ専門の屋台もあり。

ノジョム(露店)
いわゆる間食屋台のこと、トッポッキ(餅)、おでん、キムパッ(のり巻き)、マンドゥ(餃子)、ソセジ(フランクフルト)、ハッドッ(アメリカンドッグ)、パジョン(チヂミ)などのほか、ホットッ(お焼き)やプンオパン(たい焼き)、フルーツジュース、カットフルーツなどのおやつ専門の屋台もあり。

<B>ポジャンマチャ(布帳馬車)</B><BR>コッチャン(ホルモン)やコムヂャンオ、スンデポックン(豚の腸詰炒め)、コッテギ(豚の皮)などの炒めモノやパジョン(チヂミ)、キムパッ(のり巻き)、トッポッキ、チャッチェ(春雨炒め)、チャンチグクス(温メン)、ソラ(サザエに似た貝)、ウネンアル(銀杏)などつまみ系が多し。

ポジャンマチャ(布帳馬車)
コッチャン(ホルモン)やコムヂャンオ、スンデポックン(豚の腸詰炒め)、コッテギ(豚の皮)などの炒めモノやパジョン(チヂミ)、キムパッ(のり巻き)、トッポッキ、チャッチェ(春雨炒め)、チャンチグクス(温メン)、ソラ(サザエに似た貝)、ウネンアル(銀杏)などつまみ系が多し。

韓国の食べ物屋台 韓国の食べ物屋台
韓国の食べ物屋台 韓国の食べ物屋台

◇お酒の有無
<B>ノジョム(露店)</B><BR>お酒は基本的に売っていない。

ノジョム(露店)
お酒は基本的に売っていない。

<B>ポジャンマチャ(布帳馬車)</B><BR>焼酎やビール、マッコルリ(どぶろく)などのお酒あり。

ポジャンマチャ(布帳馬車)
焼酎やビール、マッコルリ(どぶろく)などのお酒あり。


◇食べ方
<B>ノジョム(露店)</B><BR>椅子があるお店もあるけれど、だいたいがリアカーの周りで立ち食い。

ノジョム(露店)
椅子があるお店もあるけれど、だいたいがリアカーの周りで立ち食い。

<B>ポジャンマチャ(布帳馬車)</B><BR>簡易テーブル&椅子でゆっくり腰を据えて飲み食い。

ポジャンマチャ(布帳馬車)
簡易テーブル&椅子でゆっくり腰を据えて飲み食い。


◇値段
<B>ノジョム(露店)</B><BR>だいたい500~3000ウォンとお手頃。鍾路(チョンノ)周辺は特に値段が表示されている屋台も多い。

ノジョム(露店)
だいたい500~3000ウォンとお手頃。鍾路(チョンノ)周辺は特に値段が表示されている屋台も多い。

<B>ポジャンマチャ(布帳馬車)</B><BR>値段は炒め物が10000ウォンから高くても15000ウォンぐらい。ソーメン、トッポッキ、スンデなどは3000ウォンぐらい。ほとんどが値段表示なし。

ポジャンマチャ(布帳馬車)
値段は炒め物が10000ウォンから高くても15000ウォンぐらい。ソーメン、トッポッキ、スンデなどは3000ウォンぐらい。ほとんどが値段表示なし。


◇サービス
<B>ノジョム(露店)</B><BR>基本的にオデンクンムル(オデンスープ)サービス。地元の人は勝手に注いで飲んでいることも多い。特に寒い冬はありがたい。

ノジョム(露店)
基本的にオデンクンムル(オデンスープ)サービス。地元の人は勝手に注いで飲んでいることも多い。特に寒い冬はありがたい。

<B>ポジャンマチャ(布帳馬車)</B><BR>お店によって違うがオデンやホンハッタン(貝のスープ)サービスのところも多し。

ポジャンマチャ(布帳馬車)
お店によって違うがオデンやホンハッタン(貝のスープ)サービスのところも多し。


◇エリア
<B>ノジョム(露店)</B><BR>明洞・東大門・鍾路

ノジョム(露店)
明洞・東大門・鍾路

<B>ポジャンマチャ(布帳馬車)</B><BR>東大門・南大門

ポジャンマチャ(布帳馬車)
東大門・南大門


◇営業時間
<B>ノジョム(露店)</B><BR>明洞:トッポッキ通りは午前9時前から夜11時ぐらいまで。他の屋台も終わりの時間はだいたい同じ。
東大門:トースト屋台なども含めると朝8時ぐらいからスタート。鍾路:夕方4、5時ぐらいからスタート。

ノジョム(露店)
明洞:トッポッキ通りは午前9時前から夜11時ぐらいまで。他の屋台も終わりの時間はだいたい同じ。 東大門:トースト屋台なども含めると朝8時ぐらいからスタート。鍾路:夕方4、5時ぐらいからスタート。

<B>ポジャンマチャ(布帳馬車)</B><BR>東大門:お店が1番増える時間帯は午後6時から。だいたい翌朝の6時ぐらいまで営業。
南大門:午後5時ぐらいから夜11時ぐらいまで。それ以降は仕入れの車の出入りが始まるので終了になるとか。

ポジャンマチャ(布帳馬車)
東大門:お店が1番増える時間帯は午後6時から。だいたい翌朝の6時ぐらいまで営業。 南大門:午後5時ぐらいから夜11時ぐらいまで。それ以降は仕入れの車の出入りが始まるので終了になるとか。

※大きく分けると午前中からやっている"間食屋台"と夕方から始まる"飲み屋屋台"の2タイプ。でも、朝から営業している飲み屋タイプのお店もあり。

○明洞(ミョンドン)~立ち食いor歩きながら食べられる間食屋台がメイン!~

明洞には午前中からいつも決まった場所に出る露店や屋台(お店)がいくつかあり!メニューはトッポッキやオムッ(五目揚げ)、ベーコンフランクフルト、串刺しチキン、オデン、バターイカなどなど。値段は1500~3000ウォンほどで、地元の人は間食に立ち食いしたり歩きながら食べたり。それを見てると思わず食べたくなっちゃうんですよねぇ。

明洞のトッポッキ通り~午前中から晩まで楽しめる間食屋台スポット~!~
明洞で屋台にトライしたいなら、いつ行ってもある屋台通りへ!ここは屋台というより4~5軒の店舗が並んでいるところ。メニューはほぼ同じでトッポッキ、オムッ(五目揚げ)、ベーコンフランクフルト、串刺しチキン、オデンなどが食べられます。ショッピングの合間の腹ごしらえにどうぞ!
<値段>
串モノ:1500~2000ウォン(オデン1000ウォン)
炒めモノ:3000ウォン

<営業時間>
8時30分から22時30分ぐらいまで
ソーセージベーコン

ソーセージベーコン

チキン

チキン

オムッ(五目揚げ)

オムッ(五目揚げ)

トッポッキ

トッポッキ

タッコチ(焼き鳥)

タッコチ(焼き鳥)


『チンオラン』(熟成オジンオ即席焼きのお店)
このお店はオリジナルバターで熟成させたサキイカをその場で焼いて(炒めて?!)くれます。香ばしい香りでクセになりそうなこの味は、バターにチーズにピーナッツなどの10種類の材料がミックスされたお店オリジナルソース。ここはテレビでも話題のお店!
<値段>
モムテンイ(イカ体)1000ウォン/2000ウォン
タルテンイ(イカゲソ)2000ウォン/3000ウォン/5000ウォン
ソッコテンイ(イカ体&イカゲソ)3000ウォン/4000ウォン/5000ウォン

その他にもこんな屋台も。
サツマイモスティックやトッポッキ、とうもろこし、スンデ、ジャガ炒めなど。

<値段>
一つ2000ウォン。餃子は3つで1000ウォン。
コグマティギム(サツマイモ揚げ)

コグマティギム(サツマイモ揚げ)

トッポッキ

トッポッキ

オクスス(とうもろこし)

オクスス(とうもろこし)

スンデ(豚の腸詰)

スンデ(豚の腸詰)

カムジャティギム(ジャガ炒め)

カムジャティギム(ジャガ炒め)

ティポ(カワハギ)

ティポ(カワハギ)


明洞メインストリートの夜の露店 ~明洞の夜はもうお祭り騒ぎ?!~
明洞(ミョンドン)の繁華街には夕方になるとたくさんの露店が並びます。ホットッやトッポッキ、オムッなどの間食屋台や芸能人グッズ、伝統土産、その他ファッション小物などなど、一回りするといろんなグッズに出会えますョ。こちらの食べモノ屋台は立ち食い系。この露店は午後10~11時ぐらいまで楽しめます。

○東大門(トンデムン)~朝から晩から翌朝まで!いろんな屋台を楽しめる!~

こちらはお昼も夜も露店や屋台が賑やかなスポット。間食屋台だけでなく飲み屋系屋台も昼間から出てます。
※東大門運動場の工事と同時の運動場周辺の屋台がほぼ撤去されました。

お昼はショッピングの合間に韓国式おやつ!
東大門はドゥータやミリオレなどのファッションビルが立ち並ぶ大通り沿いに、間食や小物などの露店が午前中から並びます。ショッピングスポットのメイン通りには必ず屋台がありますよね~。ファッションビル側は間食とファッション小物、東大門運動場側はTシャツや時計、運動靴などの露店もあり。また、こちらは座って食べられる屋台も昼間から出ています。メニューは麺類からのり巻き、おでん、チヂミなどいろいろ。
<値段>
トッポッキ、アメリカンドック、ピザ、カットフルーツなど:1000~2000ウォン

東大門の夜!はポジャンマッチャでいっぱい!
夜になるとにぎやかになるのが、東大門運動場側の通り沿い。チヂミや焼き鳥、砂肝、コムジャンオ、コッチャン(ホルモン)、コッテギ(豚の皮)などが並んでいる屋台です。この前を通ると元気なおばちゃんが料理をしながら、『おねえさ~ん(おにいさ~ん)、おでんサービス!』とばっちり日本語で声を掛けられるので圧倒されないように!こちらのメニューはお酒のおつまみ系が大部分。注文するとその場で作ってもらえます。炒め系の味はほとんどピリ辛のコチュヤン(唐辛子味噌)炒め。鉄板炒めだから香ばしく、味付けもしっかりしていてお酒のおかずにぴったり!眠らない街、東大門でショッピングの後にポジャンマチャで一杯!旅の疲れを癒しては?!
※東大門は運動場がなくなり、歴史文化公園造成のために食べモノ屋台はほぼなくなりました。<2010.5.27>
※ポジャンマチャはケレスタとドゥータの間、国立医療院の東側などにあります。<2012.2.23>
<値段>
ホルモンやコムヂャンオなどの炒め物:10000ウォン
グクス(温麺)/マンドゥ(餃子)/チヂミなど:3000ウォンぐらい
ビール/マッコリ/焼酎:3000ウォン/1本

<時間>
盛り上がるのは18:00~翌朝6時ぐらいまでやっているそう。
韓国の食べ物屋台 韓国の食べ物屋台 韓国の食べ物屋台
韓国の食べ物屋台 トンチッ(砂肝)

トンチッ(砂肝)

コッテギ(豚の皮)

コッテギ(豚の皮)

パジョン(チヂミ)

パジョン(チヂミ)

グクス(温麺風)

グクス(温麺風)

コプチャンポックム(ホルモン炒め)

コプチャンポックム(ホルモン炒め)

タッコチ(焼き鳥)

タッコチ(焼き鳥)

マンドゥ(餃子)

マンドゥ(餃子)

○鍾路(チョンノ)~夕方から並ぶ間食屋台はソウルでも有名!~

鍾路の屋台通りといえば、地下鉄2号線のチョンガッ(鐘閣)駅前の大通り沿い。普信閣と鍾路タワーの間の通りに夕方になるとたくさんの屋台が並びます。こちらは他のエリアと違って値段がほぼ表示されていること。ちなみに昼間は露店も屋台もほどんどなし。
※大通り沿いから貫鉄洞の旧ピアノ通りに移転しました。

鍾路メイン通り!ずらりと並ぶ間食屋台は種類も豊富!
鍾路の大通り沿いに午後4~5時ぐらいになると並び始める屋台!アクセサリーやぬいぐるみ、小物などの露店もありますが、やっぱりメインは食べ物屋台!語学学校やオフィスも多いので、小腹の空いたサラリーマンや学生たちの腹ごしらえにはぴったり!こちらの屋台で楽しめるメニューはトッポッキ、卵のり巻き、フランクフルト、五目バーなどの間食屋台も多し。
※大通り沿いからタプコル公園の東側の通りに移転しました。<2012.2.23>
<値段>
たいだい1人前2000ウォン。セットメニューもあり。
トッポッキ

トッポッキ

チュンチョンタッコチ(春川鶏串)

チュンチョンタッコチ(春川鶏串)

マンドゥ(餃子)

マンドゥ(餃子)

パルガンオデン(赤いおでん)

パルガンオデン(赤いおでん)

オジンオバーガー(イカバーガー)

オジンオバーガー(イカバーガー)

餅+ウィンナー串

餅+ウィンナー串

オダリ(イカ足)

オダリ(イカ足)

パジョン

パジョン

○南大門(ナンデムン)~市場で一杯!メニューも豊富!~

お昼はホットッやたい焼き、アメリカンドックなどの屋台がちらほらありますが、こちらも夕方の5時ぐらいからポジャンマチャが通りの一部を占拠し始めます。東大門のポチャ(ポジャンマッチャ)よりお店の数は少ないけれど、メニューは多めかも?!値段は東大門とほぼ同じ。炒めものが10000ウォン。トッポッキやスンデなどの間食系が3000~5000ウォン。こちらはだいたい夜11時ぐらいまで営業。
*曜日によってポジャンマチャが現れるところが違うようです。  
ソラ

ソラ

タッパル(鶏の足)

タッパル(鶏の足)

テジプルコギ(豚のプルコギ)

テジプルコギ(豚のプルコギ)

コッテギ(豚の皮)

コッテギ(豚の皮)

チュクミ(イイタコ)

チュクミ(イイタコ)

トンチッ(砂肝)

トンチッ(砂肝)

ウネンアル(銀杏)

ウネンアル(銀杏)

ウ(エビ)

ウ(エビ)

パジョン(チヂミ)

パジョン(チヂミ)

コムヂャンオ

コムヂャンオ

タッコチ(焼き鳥)

タッコチ(焼き鳥)

チョッパル(豚足)

チョッパル(豚足)

ソウルの街をいつもにぎやかにしてくれる屋台。ナビも今回、昼と夜まわってみましたが、日本の方もよく見かけました。お腹が空いた時にすぐ食べられる韓国式ファーストフード、間食屋台は値段も1000~3000ウォンとお手頃で、ショッピングの合間に気軽に寄れる雰囲気だから、思いきって地元式の立ち食い&歩きたべに挑戦してみて下さいね!それに比べてポジャンマチャは値段も少し高めだけど、ジモティに混じってゆっくり飲むのもまたソウルの夜の楽しみ方!皆さんもジモティになった気分で屋台にトライしてみて下さいね~。以上、ソウルナビでした。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-06-09

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