韓国の農産物がすべて集まっているキョンドン市場と南大門市場のマツタケを比較、分析してみました。
こんにちは、ソウルナビです。
今日は、みなさんが大好きな、秋のとっておきの食べ物をご紹介しましょう。
それは何かというと、マツタケ!!韓国のマツタケも有名ですよね?松の木の下で育った天然マツタケは、歯ごたえがあっていい香りが長く楽しめ、まさしく珍味の中の珍味です。
韓国でも秋のことを一言で「天高く馬肥ゆる(空が高くて澄んでいることをいう)」季節と言うのですが、そんな秋にまさにぴったりのとっておきの食べ物。またマツタケにはガンを予防する効果があり、ビタミンも豊富で目まいや疲労回復に効く成分が含まれているそうです。けれどもそういった成分が入っていないとしても、グルメの食欲をそそるのは、マツタケ特有の香りと歯ごたえでしょう。(^^)
またソウルではチュソク(韓国の旧盆)の時期、マツタケがたくさん売られています。
ナビは今回、韓国の農産物がすべて集まっているキョンドン市場と南大門市場のマツタケを比較、分析してみました。みなさん、ぜひショッピングの参考にしてくださいね。
<南大門市場>ちゃんとしたお店だけでなく、路上でもマツタケを販売しています。
価格はだいたい同じぐらい。包装されています。(ただ包装されているので、触ったりにおいを嗅いだりするのはちょっと無理かも。)原産地を表記せず最高級と書かれているものは、200,000~250,000ウォンぐらいです。
お店ではマツタケだけでなく、のりや朝鮮人参なども販売されているので、ショッピングを一度に済ませることができてるのがいいかも。包装、配送可能で、カードも使用できます。
韓国産 1kgA:300,000~250,000ウォン
B:250,000~200,000ウォン
C:200,000~170,000ウォン
中国産 1kgA:200,000ウォン B:180,000ウォン C:120,000ウォン
北朝鮮産1kgA:20,000ウォン B:180,000ウォン C:150,000ウォン
<キョンドン市場>
約50余りのお店でマツタケを販売しています。大部分が漢方薬を扱っている漢方薬販売店で朝鮮人参といっしょに販売されているのですが、韓国産の生マツタケの場合、高価格で販売されており、その上新鮮度を保つためにほとんどが冷蔵保管されているため、展示されていないところが多いです。そんなときはお店の人に見せてくれるようにお願いしてみましょう。(ちなみにチュソク期間がマツタケの一番高価な時期だそう。チュソクが終わればチュソク時よりも50%安い価格で購入できるそうです!)ナビはマツタケ販売店の中でも、マツタケが栽培されているボンファ直売店と、あるお店を訪ねてみました。
ボンファ直売店では最高級韓国産マツタケが、1kg650,000ウォンで、その下は450,000ウォンまであります。北朝鮮産と中国産は販売されておりません。
* ボンファ直売店:02-968-6694~5
カード使用可能、24時間オーダー可能、日本までの配送可能
一般の売店では、中国産や北朝鮮産を扱っており、韓国産は高価なため扱っていないそうです。
中国産 1kg (原産地は必ずチェック!)
A:17,000ウォン B:140,000ウォン C:120,000ウォン
北朝鮮産1kg (原産地は必ずチェック!)
A:25,000ウォン B:200,000ウォン C:150,000ウォン
1.原産地は必ずチェックしよう!
マツタケは大きくわけて中国産、北朝鮮産、韓国産の3つに分けられます。でも中国産を北朝鮮産だと偽ったりして販売することが多いので要注意。また、原産地をはっきり書かずに偽って販売することもあるそう。韓国産マツタケと中国産マツタケでは価格に大きな差があり、取り締まりも厳しく行なっているため偽ることはできませんが、中国産と北朝鮮産は価格が似ていて区別もしにくいため、そういうことが可能だとか。
けれども、韓国ではすべての農産物に原産地表示をするよう規制があるので、原産地を尋ねるだけである程度は区分が可能だということです。原産地は必ずお店の人にきいてみてくださいね。(ナビが行った日も中国産を北朝鮮産だと偽っているおばさんを見かけました。気をつけて!!)
現在、市場のマツタケの平均価格は、中国産が80,000~170,000ウォン、北朝鮮産が180,000~250,000ウォン、韓国産が 450,000~650,000ウォン(すべて最高級品基準)ぐらい。でもチュソク後には最高50%も安くなります。ですから、最高級韓国産マツタケが 250,000ウォンで売られていたら一度確認してみましょう。
2.信頼のおける直売店を利用しよう!
南大門市場やキョンドン市場には、マツタケの原産地からやってきて経営している直売店があります。直売店では新鮮な生マツタケを正札を付けて販売しています。けれどもそういった直売店は探しにくく、大部分のところではマツタケが大量出荷されるときに限っての営業というデメリットがあります。でももし見かけることがあったら新鮮なマツタケを買うことができるかも。
3.マツタケの簡単な見分け方をマスターしよう!
マツタケは、カサ(頭)の部分が広がっていない丸い形をした銀白色のものが一番いいマツタケ。長さは7~13センチぐらいがよく、しっかりしていながら短くて、根もと部分が太いものを選びましょう。手にとったときの重みも重要で、また、においを嗅いだときにほのかに松の香りがポイント。噛んだときに甘さといっしょに広がる香りが長く続き、歯ごたえのあるものが韓国産です。中国産は韓国産に比べて少し長く、カサが広がっています。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2000-09-15