今年もピンスいろいろ!行き当たりばったりで食べ尽くし!
こんにちは!ソウルナビです。7月に入り、今年もパッピンス(カキ氷)の季節も本番に~!「夏はパッピンスに始まりパッピンスに終わる!」と言っても過言ではないくらい、パッピンスはソウルッ子にとって夏を代表するスイーツ♪というわけで、食べるの大好きなナビ記者おたみさん、てんちゃん、ソリちゃんが今回もソウルのパッピンスをいろいろ食べまくってきました~!今年も昨年に引き続き、エリア別のパッピンス食べ歩きっ!回ってきたのは観光客の方からも人気のエリア、狎鴎亭・清潭洞(アックジョン・チョンダムドン)、仁寺洞(インサドン)、明洞(ミョンドン)、そして東大門市場(トンデムンシジャン)、鍾路(チョンノ)。おいしいと評判のピンスは毎年ご紹介してきていますが、今回はもっと身近なピンスを見つけるべく、街でピンスの看板を見かけたら「ここ入ってみる!?」という感じで「行き当たりばったり的」にご紹介することに!その分、いろんなタイプのピンスを食べてきましたよ~。感想は全部ストレートの直球勝負っ!辛口意見も多めかも!?さっそく見ていきましょう~!
狎鴎亭・清潭洞(アックジョン・チョンダムドン)
おしゃれな人が集まり、芸能人もよくやってくるハイソな雰囲気のこのエリア。パッピンスチェーン店よりも、オシャレなカフェのちょっと高級なピンスを食べるのにいいかも。ナビたちはちょっと雰囲気の違う3店を選んでみました!
■カフェ「goshen」
<果物(クァイル)ピンス> 17500ウォン(別途税金付加)
清潭洞のお店らしく店内の雰囲気がやっぱ高級~。メニュー表を見ると、「うわ、高いっ!」。やっぱ地代が高いからか?!「果物はフレッシュフルーツです」ってお店の人が言ってたし、人気というクァイルピンスをセレクトしてみることに。
「あれ、このアイスってカラオケボックスとかで無料サービスされる安いアイスの味しない?値段とお店は高級系なのにぃ…。氷の粒もけっこう大きめで、食べるとガリガリして食べづらいかも。果物は確かにフレッシュフルーツだけど、ミカンは缶詰じゃ?コロンみたいなお菓子がささっていてちょっとチープな感じ(普通においしかったですが・・・)。ミカン・イチゴ・キウイ・バナナ・スイカと5種類の果物が入っているからクァイルピンスとしてはいいかもしれないけど、この値段で一般のピンスがいくつ食べられるのかと思うと…(−−;)
■popeyes ※閉店しました<2006.11.2>しょっぱなから高いのを食べたので、今度はチープに行こう~!と入ったのはファーストフード「popeyes」。ココならもっと気楽にパッピンスを楽しめそう。お店に入ると普通のパッピンスとカップピンスなるものを発見。どんな感じのパッピンスなんだろ!?
<パッピンス> 2500ウォン
「入れ物はファーストフード店のパッピンスにありがちな紙容器だね。桃やパイナップルなんかは缶詰だけど、安いピンスだし問題ナシでしょう。あ、アズキは安売りされている缶詰のアズキっぽい味がするかも。ミニ餅とイチゴのシロップ漬けも入ってる。このイチゴとアズキの相性は意外にもGOODかも。チープなイチゴシロップがかかっているよりずっといい~!」
<カップピンス> 1500ウォン
「え、 1500ウォンってすごい安くない!?ちょっと小腹がすいた時や食後にさらっと食べるのにもうれしい価格~!名前のとおりカップ(ジュースの容器みたいな感じ)に入ってる。こっちにはアズキが入っていないから、アズキ嫌いの人も食べられるんじゃない?果物は缶詰。こういうピンスだとお約束だけどね。でもアズキがない分、さわやかにまとまっている感じ!気軽にジュース感覚で食べれるかも。」
■ハーゲンダッツ
お店の前で「ワインピンス」と「紅茶ピンス」のポスターを発見!そういえば新聞などのメディアでもけっこう大きく紹介されていたっけ。おいしいアイスクリーム専門店だけに、ピンスにもかなり期待~!今回はなかなか見慣れない「紅茶ピンス」を注文してみることに!
<紅茶(ホンチャ)ピンス> 8500ウォン
紅茶の味が若干舌に響くような感じだけど、安っぽい感じがしなくて爽やか&甘すぎず上品!上にはレモンシャーベットがのっていて甘酸っぱさがピンスとピッタリ!レモンの皮が刻みかけられて、さらに高級感がプンプン~。タピオカがのっているのもポイント。他にはモチやアーモンドのスライスがトッピング。全体的に爽やかでさっぱりいただける味!どんどんいけちゃうけど、ガラスの容器からトッピングのアーモンドがポロポロ落ちるのがたまにキズ^^;」
仁寺洞(インサドン)
伝統工芸品やおみやげの店がたくさん並び、いつも各国からの観光客で賑わっている仁寺洞。ここだとヨーグルトアイスの「RED MANGO」やサムジーキル内の「Seizy」のほか、メイン通り付近の伝統茶屋さんでもパッピンスが楽しめますョ~。
■スヨイル
ナビでも紹介している仁寺洞のカフェ「スヨイル」。伝統茶の飲めるお店らしく、こちらでは伝統茶のパッピンスを販売!伝統的な雰囲気も漂いつつ、モダン&オシャレなこちらの店で、仁寺洞ならではの伝統茶ピンスに挑戦!
<五味子(オミヂャ)ピンス> 8000ウォン
伝統茶の「五味茶」を凍らせて作ったピンス。
「ピンク色に染まった氷がかわいらしい~!氷の味は…うん、ほんとにオミジャの味だ。ちょっとインスタントっぽい味もしないでもないけど、酸味があってさわやか。コーンフレークがあるのは別にいいけれど、なんだか見た目が安っぽく見えちゃってもったいない~。」
<スヨイルピンス> 8000ウォン
「普通タイプのパッピンス。また違うシリアルがのっている。イチゴシロップがあまり下まで染み入ってなくて、なんだか味があまりない感じかな。他に比べて味が薄め?」
<スジョングァピンス> 8000ウォン
韓国料理の食後に飲んだ人も多いはず!ニッキの味のする、あの飲み物をカキ氷にしたもの!
「うわ、スジョングァそのまんま。スジョンガの独特な甘さとアズキの組み合わせは新鮮かも。別にスジョングァは嫌いじゃないけど、食べているうちに飽きてきた…。これ一人や二人で食べるにはちょっとギブアップしそうじゃない?かわったピンスとして味見みたいに少しずつ食べたほうが無難かも~」
■ナムアレ
<緑茶ピンス> 5500ウォン
「緑茶ピンスということだけど、緑色のアイスじゃなくて緑茶パウダーがかかっているタイプ。アイスはキメの粗い?!ちょっとホワホワのいかにも安そうな感じ。あ、出ましたトマト~っ!!韓国らしい具の登場だね。ミカンは缶詰丸出しだし、見た目からしてちょっとテンションダウン~(- -)。氷の粒も大きいし、味も普通。お餅がサービスで付いてきたし、おトクだ~って感じで食べればいいかなぁ」
■RED MANGO(レッドマンゴー)ヨーグルトアイス店の先駆者的存在、相変わらずの大人気のお店。仁寺洞店は1フロアしかない上にちょっと店内も狭め。そのぶん騒々しくなくていいかも!ちなみにお店の看板は仁寺洞の雰囲気に合わせてハングル表示になっているのがポイント^^基本はヨーグルトアイスだけど、下に氷を敷いたピンスもあり。ナビたちはこの2つをチェックしてみました!
<ヨーグルトユズピンス(ユズ&キウイ)> 4900ウォン
「ヨーグルトにゆずジャムみたいなシロップがかかってる~。味も爽やか。名前は「ユズピンス」ってなってるけど、ユズだけじゃなくてキウイやパイナップルも一緒だから飽きなくていいね。ユズの爽やかな甘さがちょうどよくて、おいしい。」
<ヨーグルトグレープフルーツピンス> 4900ウォン
「グレープフルーツのピンスって珍しくない!?さっき厨房がちらっと見えたけど、グレープフルーツは注文してから切って作っていたよ。意外にもピンクグレープフルーツだ~。パイナップルも入ってる。食べていくと氷の部分にあまり味がなくなってきたかも。でもグレープフルーツの酸っぱさが爽やかで○(マル)~!」
明洞(ミョンドン)
明洞の繁華街には飲食店街が集中しているだけに、パッピンスの食べどころもたくさん!「アイスベリー」や「RED MANGO」「CITRUS GREEN」などのチェーン店の他、「Cafe coin」「osulloc」などのカフェ系でも食べられるので、お店を探すのにとっても便利なエリア!
■ヨンカフェ
ナビでご紹介しているお店。落ち着ける&オシャレな雰囲気なのでパッピンスにも期待~!緑茶ピンスもあったけど、今回はクァイルピンスをセレクト~!
<クヮイルピンス> 8000ウォン
「出てきたとたんにトマト発見!やっぱこれ果物なのかな、韓国では^^;果物パッピンスってわりに、トマトとキウイとバナナしかないのはちょっと寂し目かも。氷には牛乳がかかってるだけだから、アイス(香料たっぷり目)とアズキの甘さで食べる感じ。アイスにはチョコシロップがかかってるし、アズキのつぶもしっかりしていて甘め。キウイの甘酸っぱさが際立つくらい。」
■AMAPOLA DELIロッテ百貨店の中で食べられるところはないかな~と、地下1階を歩いていたら見つけたちょっとしたカフェ。ここにもいくつかピンスがあったのですが、目にとまったのが「ミスッカル(もち米や麦などを炒った粉)」を使ったピンス。たま~に見かけるピンスではあるけれど、やっぱり変わりダネには興味津々!
<ミスッカルピンス> 5500ウォン
「(ピンスを持ってくる店員さんをみて)も、も、もしかして、あれ?!ザッツ『喫茶店のピンス』~。生クリームとチェリーが安っぽい(笑)。缶詰のフルーツがのってて、ミスッカルは全体的にふりかけられているのね。じゃ、さっそく食べてみ…ゴホッゴホッ!こ、粉が気管支に入った~お水、水、水、プリーズ!これ、食べる時に息を吸うのは厳禁。ミスッカルの味はぽんぽん菓子の味に似てる~。駄菓子屋で売っていた「にんじん」の味じゃない?!粉の香ばしさとアズキの甘さでなんだか和菓子を食べてる感覚かも。粉が飛ぶから気をつけて食べないとね。」
東大門市場(トンデムンシジャン)
「ミリオレ」や「DOOTA」などファッションビルが立ち並び、市場もあったりとショッピングゾーンとして名高いこのエリア。パッピンスはファーストフードなどのちょっとした喫茶店で食べることができるけど、全体的にピンスの食べられるお店は少なめ。
■CITRUS GREEN (ナビに明洞店の記事あり)
<タルギ(イチゴ)ピンス> 6900ウォン
「氷は少なめで、メインはやっぱりヨーグルトアイス。さわやかで甘すぎないこのヨーグルトアイスがさっぱり。イチゴだけだからソースもトッピングも真っ赤っか!氷が少なめだからピンスって感じがあまりしないけど、ヨーグルトとミックスされてて誰にでもウケそう」
鍾路(チョンノ)
学院などがあり、若い人が集まるこのエリア。パッピンスが食べられるアイス屋さんやファーストフードなどのチェーン店はだいたいあるところは明洞と似ているかも。ナビたちはドーナツ屋さんの有名店、「ダンキンドーナツ」のチープ系ピンスにトライしてみることに!
■ダンキンドーナツ
<コーヒーピンス> 3500ウォン
「あれ、氷が少ないよ?!なんかできあがったばかりなのに水気が多い…これ、コーヒー牛乳をかけただけだよね?氷もっと入れてくださいって言ってみる?アズキが多いしコンデンスミルクもかかってる上に、甘いコーヒー牛乳がプラスされているからかなり甘い~。ビールのおつまみみたいなスナックがイケてないけど、甘さをやわらげてくれるからそれすらありがたいわ」
<緑茶ピンス> 3500ウォン
「緑茶ピンスってことだけど、緑茶パウダーが氷にかけられているだけだねぇ。緑茶味は甘めで、いかにもチープな味…。ま、実際安いからしょうがないか。コーヒーピンスと同じだけど、アズキの中にミニ栗が入ってる。全体の量に対してアズキ多めだし、もともと甘いから最後の方はしんどくなってきた・・・。アズキ好きにはいいかも~!」
☆食べ比べの結果をベスト3にしてみました!
おたみさん
ヨーグルトアイス好き。抹茶好き。アイスクリームもシャーベットも好き。フルーツは生がいい。小豆は甘い缶詰よりさっぱり粒餡好き。さっぱりしすぎず&甘すぎない"ちょいこってりパッピンス"好き。
<1位>RED MANGO「ユズピンス」
小豆たっぷり&アイスクリームがドド~ンと入った甘~いパッピンスの後に食べたからか?!柚子の柑橘系の酸味とヨーグルトの酸味がよく合っててとってもさっぱり、絶妙~。イメージ的にはプレーンヨーグルトに柚子ジャムをかけた感じですが、低脂肪ヨーグルトアイスだからこってり感もないし、カキ氷と生フルーツがまたさっぱり感をプラス。
<2位>RED MANGO「グレープフルーツピンス」
抹茶も好きなんですが、今回は抹茶ピンスがちょっとイマイチだったかな・・・。そこでさっぱりとしたヨーグルトアイスのピンスが1、2位に。やっぱり、さっぱりいただけるのがいいですね。フルーツも全部缶詰ってところも多いですが、こちらは生もあり&値段もお手ごろ。特に韓国では「ジャモン(グレープフルーツ)」を出してくれるお店が少ないので(カクテルバーでもソルティードッグを扱ってないお店がほとんど)嬉しさ倍増~。
<3位>ハーゲンダッツ「紅茶ピンス」
一昨年は「ワインピンス」、今年は香り高い紅茶の高貴なピンス「紅茶ピンス」!紅茶のかかったカキ氷、一番上にのったレモンシャーベットとレモンスライスが見た目・味的にもアイスレモンティーを飲んでる感じ。さらに小豆かと思いきやタピオカ+なぜかお餅+香ばしいアーモンドスライスまで!お値段はそれなりですが、ハーゲンダッツならではのメニュー。こってり甘~い&クリーミーなピンスが好きな方にはちょっと物足りないかもしれませんが、甘さ控えめ、とってもさっぱりしているので真夏にはぴったり!
てんちゃん
小豆嫌い。ヨーグルト嫌い。緑茶好き。さっぱりとしたシャーベット系のアイスが好きだし、フルーツピンスをさっぱりといただくのも好み。
<1位>ハーゲンダッツ「紅茶ピンス」
甘すぎないさっぱりとした味わい。細かいけど、しっかりした氷もGOOD!酸味のあるレモンのシャーベットと抜群の相性!洗練されたカキ氷でした。^^好みにピッタリ!
<2位>CITRUS GREEN 「タルギ(イチゴ)ピンス」
ヨーグルトが苦手なてんちゃんも、ここのヨーグルトアイスはおいしく食べれます。シンプルにイチゴのみのトッピングがいい感じ。氷よりやっぱりアイスがメインになっちゃってる感じだけど、味はおいしいですヨ!
<3位>スヨイル「オミジャビンス」
トッピングはまぁ~まぁ~ですが、氷自体がオミジャジュースをそのまま凍らしてカキ氷にしているから、オミジャの味が濃いままでよかったぁ~!伝統茶のカキ氷、魅力的です。
ソリちゃん
緑茶系のピンス好き。小豆も多すぎなければ普通に食べられる。アイスはヨーグルトアイスのさっぱりした甘さが好き。パッピンスはある程度甘くないと食べた感じがしないので、さっぱり過ぎは物足りない。
<1位>RED MANGO「ユズピンス」
もともとヨーグルトアイスが好きだということもあるけど、氷&アズキのアイスに飽きてきた頃に新鮮なユズ味に出会えて高ポイントになったのかも。アイス部分にかけられたユズはジャムみたいだけど、すごく甘いわけでもなくて適当。食べ進めていくと甘さでだんだん気持ち悪くなるピンスもあるけれど、これはユズのおかけでいつまでも爽やかな甘さを堪能できました~。
<2位>スヨイル「オミジャビンス」
トッピングがイマイチで、見た目はオミジャチャのかわいいピンク色を活かせてない感じだったけど、味は爽やか!伝統茶を凍らせてからピンスにしたものなので、味のムラがなかったのも良かったし。アズキがあってかなり甘いハズなのに、オミジャのおかげで適度な甘さに抑えられてるみたい。かなりパクパク食べちゃいました。
<3位>ハーゲンダッツ「紅茶ピンス」
一口目は「う~ん…これならこの値段じゃなくてもいいんじゃ?」と思ったけど、だんだん食べていると紅茶の新鮮な味に慣れておいしくなってきたのがこのピンス。アイスクリーム屋だけあって、上にのせられたレモンアイスのシャーベットはそれだけでも楽しみたくなる味!アーモンドの香ばしさやタピオカが入ってることを考えると、値段も納得と言えそう。甘すぎピンスがだめな人はこれなら食べられそうですよ~。
オシャレな高級カフェからファーストフード店のものまで食べ比べた今回の記事。読んでいただければわかるように、一口に「パッピンス」と言っても見た目や材料、値段などは本当にたくさん!パッピンスは夏の定番スイーツなので、お店としても個性や特徴を出すのにいろいろ苦労しているみたい^^;かなり率直な感想をお伝えしましたが、味の好みは人それぞれ。ベスト3に入らなかったものもそれぞれ特徴があっておもしろかったですョ。みなさんもソウルに来た際は直接食べ比べ、自分の中のお気に入りパッピンスを探してみてくださいネ。以上、ソウルナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2006-07-07