夏のお楽しみ、韓国式かき氷を今年も食べ歩き!まずは気軽に入れるチェーン店のピンスをご紹介!
こんにちは、ソウルナビです。ナビで毎年、かな~り熱心に?取り組んでいる「パッピンス(カキ氷)食べ比べ」。今年も初夏の風が吹き始めた5月の終わりから話題のピンスを求めて回り、11店舗18種類のピンスをチェックしてきました!今回訪ねたのは、高級こだわりピンスに出会えそうな狎鴎亭に伝統系が楽しめそうな三清洞。そして明洞では大手チェーン系のピンスを一網打尽。大感激のピンスからなんじゃこりゃ~なピンスまで、ナビメンバーがざっくばらんにご意見させていただきます。PART1では、まず明洞などで回ったチェーンのカフェのピンスをご紹介。それではさっそく、行ってみよ!
今年の傾向は?!個性派ピンス、復活の兆し。
チェーン店も今年は攻めのピンスを展開!
昨年までの「氷と小豆と餅!」といったシンプル昔系ピンス(かき氷)への回帰傾向も落ち着き、今年は派手系ピンスが復活?!フルーツを丸ごと使ったピンスや、ケーキがのったピンスなど個性派が目立ってきました。昨年から引き続き人気なのは、氷自体にコーヒーやミルクティーがしゃばしゃばに染み込んだもの。味が濃いめで最後まで楽しめるのがポイント。また、ベースの氷の質感も、店舗によってだいぶ差がでてきました。ザラザラガリガリか、サラサラふわっ・・・皆さんはどちらがお好みでしょうか?!
今回のピンス食べ比べメンバー
メインのメンバーは、モリー、かずよ、うっつー、ウリボーの4人。モチロン、遠慮ない感想をバシバシ語らせていただきます。
★あんこが好きなので、あずきや抹茶のきいた古風なピンスが好き。氷の部分はミルクがたぷたぷに染みた濃厚なものが◎。アイスクリームがのっていると、混ぜたときにコクがでる気がするのでなおグッド。トッピングは、フルーツよりはナッツ類が好き。
★ピンスでは、あずきがたっぷりとのった餅入りのパッピンスより、フルーツピンスのほうが好き。パッピンスのあずきは甘いこしあんではなく、ぷっくりと煮たような粒あんの方が好み。粒の粗い氷は許せません。
★元祖パッピンスって感じのオーソドックスなパッピンスが好き。甘党なので、ミルクたっぷり系もOK!!基本的には甘いものは何でも好きで、甘いものがあれば生きていけるほど。でも、少し苦味のある緑茶だけは苦手。
★色んな物が乗ってごちゃごちゃ、味が分散したピンスよりも、味がまとまっていて、昔ながらのシンプルなピンスが好き。柑橘系や酸味があるもの、ほどよく甘いものも好き。(甘すぎは苦手)苦手なのは、甘すぎるもの、抹茶味、マンゴー、メロン。
◇◆ チェーン店系のピンス ~どのエリアにもあって気軽に試せるのが魅力!
韓国式かき氷、ピンスは代表的な夏のスイーツ。だから、大手のチェーン系カフェでも毎年こぞって新作ピンスを打ち出して、大々的にPRしています。そして韓国は今、空前のカフェブーム!!!どの街にも必ずあるチェーン系カフェは、時間の余裕がない方も気軽に入れるのが魅力です。ポイントとしては、おなじチェーンでも、支店によって盛り付けや味わいが微妙に異なること・・・。
今回はそんなチェーンカフェのピンスをご紹介すべく、た~くさんのお店が集まる明洞にやってきました。チェーン系のなかでも人気急上昇中のところや、話題になっているピンスのお店などをチェック!
さ~いよいよ今年も食べ比べ開始!!明洞エリアで話題のチェーン店、お気に入りのお店をモリー、かずよ、うっつー、ウリボーでめぐります。
■A TWO SOME PLACE
韓国に数あるコーヒーショップチェーンの中でも、ケーキなどのスイーツが美味しいことで知られているカフェ。それもそのはず、店舗ごとに厨房があり、そこで作られるできたてスイーツがお店に並んでいるのです。昨年の2011年にはあんこときな粉餅の超シンプルなピンスで勝負していたTWOSOME。今年のピンスは「ロイヤルミルクティピンス」「柚子ピンス」「ティラミスピンス」「パッピンス」と華やかな盛り付けの4種類を展開。今回はこの中から特に人気と言う「ロイヤルミルクティピンス」と「ティラミスピンス」をセレクト~。
<ティラミスピンス> 10,500ウォン
氷:さらっとしてキメ細かい。
トッピング:ティラミス、あずき、コーヒーパウダー
モリー:「ティラミスはアイスなんだね~。氷で口が寒いから普通のティラミスが良かったなぁ。」
かずよ:「ティラミスアイス美味しいけど冷える~。ん?!これアズキ?!コーヒー味のピンスだったらあずきじゃなくて、練乳の方が合いそう!」
うっつー:「コーヒーの味が本格的でさすが!!でもティラミスと調和がとれてないんじゃ?」
ウリボー:「アイスティラミスが残念。普通のティラミスが良かったな。これにあずき入れるのはナシ!!全部別で食べたい!」
モリー:「たしかに。コーヒー味ベースでティラミスにアズキ・・・それぞれは美味しいけど、なんだかまとまりがない感じだねぇ」
<ロイヤルミルクティピンス> 9,800ウォン氷:さらっとしてキメ細かい。
トッピング:バニラアイス、グラノーラ、レーズン
モリー:「うん、こっちの方が全体的に味にまとまりがあるみたい。あずきが無理矢理入ってないところがイイ!」
かずよ:「ミルクティーの風味も、紅茶のようなメープルのような風味のグラノーラの食感も最高!混ぜても美味しいね!」
モリー:「グラノーラで、口が寒いのがおさまる!」
うっつー:「かなり甘めだけど美味しい~。紅茶好きの人にオススメ!」
ウリボー:「私は紅茶が大の苦手だから、紅茶っぽい味のグラノーラはキツいなぁ。」
■Homestead Coffee
狎鴎亭(アックジョン)に本店がある、軽食やコーヒーの楽しめるカフェ。特にワッフルはフルーツやアイスクリームのトッピングされた様々なメニューがあり人気!その他にも、サンドイッチ、アイスやソースでアレンジしたトーストといった軽食にもおやつにもいただけるメニューがいろいろ。今年のピンスは「パッピンス」「コーヒーピンス」「ブルーベリーヨーグルトピンス」「レモンヨーグルトピンス」の4種類。今回はこの中から「ブルーベリーヨーグルトピンス」と「レモンヨーグルトピンス」をセレクト!
<ブルーベリーヨーグルトピンス> 12,500ウォン
氷:さらっとしていて粗さはない。
トッピング:バニラアイス2個、ブルーベリー、ブルーベリーソース
モリー:「おお~!大きい!期待以上の大きさだよ^^」
かずよ:「香料っぽいブルーベリーの風味がちょっと気になる。でも、アイス美味しいね!」
うっつー:「ちょっと安っぽい味じゃない?氷もすぐ溶けちゃうし。」
ウリボー:「このアイス好き~!でもブルーベリーの風味がちょっと残念。」
モリー:「人工的なブルーベリーヨーグルトの味だけど、濃厚ともいえる・・・。こういうのが好きな人もいそう。」
<レモンヨーグルトピンス> 12,500ウォン
氷:さらっとしていて粗さはない。
トッピング:レモン、黄桃、少量のミルク?
モリー:「何コレひらべったい!しかもレモンの輪切りそのまま?広告にあったヨーグルトは見当たらないし。プンプン」
かずよ:「モロにレモンの輪切りですね。酸っぱいもの好きの私でもさすがに無理!シロップ漬けのレモンにして欲しいなぁ。それか練乳かけて欲しかった~。っていうかヨーグルトはどこ行ったの?」
うっつー:「レモンそのままで、レモンシャーベット食べてる感じ。」
ウリボー:「日本にそっくりなカップのアイスが売ってるよね!?わざわざピンスにする必要ある?でも酸っぱいもの好きにはレモンがたまら~ん!」
モリー:「下の方は氷だけで味もないよ・・・とほほ・・・」
■五嘉茶(オガダ)
“漢方茶をテイクアウトする”という画期的なアイデアで、業界に革命をもたらしたお店、「オガダ」。2009年に開業オープンしてから、「韓国人なら“健康”を常に意識せよ!」とのコンセプトで現在はチェーン店数を27軒に伸ばし、今やコーヒー業界に打撃を与えるほどになったとか。五嘉茶(5種類の美しい伝統健康茶)を中心とした伝統茶の商品はもちろん、最近では漢方系ジュースや、伝統的な韓菓をアレンジしたスイーツなど、身体に優しく美味しいメニューが次々と増え、人気を呼んでいます。今回は「五穀餅ピンス」をオーダー。
<五穀餅ピンス> 6,500ウォン
氷:粗い
トッピング:餅、ドライなつめ、くるみ、きなこ、あずき
店員さん:「トッピングのお餅は選べますよ~!」
(→悩んでいる間に勝手に決められる。白いふつうのお餅がオススメだとか。)
モリー:「容器が小さいじゃん!混ぜにくいよね?でもナツメが体に良さそう。」
かずよ:「私はドライなつめ、やっぱり苦手だなぁ。氷が粗すぎる~。牛乳がたっぷりかかっているけど甘さが足りないから練乳にして欲しい。でも、さすがお餅美味しいね!」
うっつー:「ナツメがちょっとニオイがある!氷がジャリジャリしてる~。」
ウリボー:「容器が食べにくい!餅は美味!!でもな~もう1回食べたいとは思わないなぁ。」
■ロッテリア
日本でもおなじみ、ハンバーガーのチェーン店。韓国限定メニュー「プルコギバーガー」は旅行者に大人気!明洞店はこのエリアでは貴重な24時間営業です。軽食に、休憩にとショッピングの合間の休憩に気軽に立ち寄ることができます。こちらで、夏の定番のパッピンスをオーダー。このメニューも韓国限定かな?!
<パッピンス> 3,500ウォン
氷:少し粗め。
トッピング:ソフトクリーム、あずき、餅、パイン、ナタデココ、かぼちゃの種、アーモンドスライス
ウリボー:「ここのピンスはよく食べるんですよ~。」
モリー:「さすがファーストフード店。3,500ウォンでこのボリューム!コスパが良いね!」
かずよ:「低価格で伝統的な定番パッピンスを食べれるなんて嬉しい!これは絶対混ぜて食べたい。」
うっつー:「缶詰系フルーツたっぷりとソフトクリーム。これぞ韓国に昔からある庶民派パッピンスって感じ。3,500ウォンでこれだけ色々のってたらかなりお得!!」
ウリボー:「やっぱりソフトクリームが美味しい!シンプルで安いし、変なアレンジがないところがいいんですよねっ。やっぱり大好き!」
■カフェベネ(薬水店)
美味しいコーヒーとワッフル、冷たくてさっぱりしたジェラートが人気のカフェ。コーヒー1杯とともにヨーロッパを感じるというコンセプトの通り、ヨーロッパの雰囲気を漂わせる店内は、インテリアにもこだわったオシャレな空間でゆっくりくつろげます。劇的に店舗数が増えているので、小さな街でも見かけます。こちらはコーヒーだけならずデザートも好評なのでパッピンスにも期待。今年のピンスは「緑茶タワーピンス」「ワインチーズピンス」の2つ!両方いただいちゃいましょう。
カフェベネは、先輩記者あっきーが合流!5人でわいわい食べ比べ。カフェベネのピンスはとってもボリュームがあったので、5人で二つでも多いくらいでした。
<緑茶タワーピンス> 9,800ウォン
氷:細かくも粗くもない氷。ちょっと溶けやすいかも。
トッピング:抹茶アイス、大量のナッツ(アーモンド、くるみ)、あずき、生クリーム、緑茶パウダー
あっきー:「ナッツがたくさん入ってるね!全体的に味がまとまってる感じがする。」
モリー:「このボリュームでこの値段って安いよね~!」
かずよ:「ナッツ好きだから、この盛り具合がたまらない!生クリームがちょっと甘いかなぁ。」
うっつー:「おっき~い!!アーモンドの量もハンパない。ま、抹茶の味が濃い~。」
ウリボー:「アーモンド好きにはたまらん!!抹茶が苦手な人はちょっとキツイかも。クリームは美味しい!」
モリー:「パッピンス体験してみたいけど、遠くのカフェまで行く時間がないって人にはいいんじゃないかなぁ。」
<ワインチーズピンス> 12,000ウォン
氷:細かくも粗くもない氷。ちょっと溶けやすいかも。
トッピング:バニラアイス、ベリー(2種類)、ころころチーズ
※アルコール成分を抜いた特別な赤ワインを使っているそうです。
あっきー:「ワインを感じないよ~。そしてこのチーズはいただけないなぁ。」
モリー:「なんかチーズが給食チーズみたい。白系のクリームチーズとかなら合っただろうに…。」
かずよ:「なんとなくワインの風味しますよ。甘めだけど。塩気のあるコロコロチーズより、クリームチーズアイスと一緒に食べたかったなぁ。」
うっつー:「ベリーたっぷり~!バニラアイスは美味しいけどチーズが主張しすぎ!!」
かずよ:「何!?このたまに出てくる超スッパイベリー!!」
ウリボー:「それぞれが主張しすぎだけど、混ぜたらちょうど良い感じで私は好き!」
あっきー:「確かに、これは混ぜた方がそれぞれの具がマイルドになって美味しくなるかも。」
パッピンス食べ比べ PART1のチェーン店編はいかがでしたか?実はソウルのチェーン店はまだまだたくさんあって、話題のピンスも続々登場しています。機会があれば、また別のお店もご紹介したいところ。さて、パッピンス食べ比べのPART2は、流行の先端を行く狎鴎亭と、伝統系のピンスに期待ができる三清洞エリアをご紹介します。そしていつものナビ記者によるランキングも発表予定。どうぞお楽しみに!ソウルナビでした。