韓国の夏のデザートといったらこれ!ソウルで楽しめるパッピンス、今年も食べまくりました~!
こんにちは!ソウルナビです。さぁ季節は夏!今ソウルを歩くと、街のあちこちにフレッシュジュースやアイスクリームといった冷たいものが並んでいます。でも!みなさん夏のデザートの主役をお忘れではないですよね!?そう、パッピンス~!日本のカキ氷とは違う魅力のあるこのパッピンス、ソウルッ子の夏に無くてはならない存在!今のソウルではどんなものが食べられるのか、今年も例年のようにいろんなパッピンスを食べまくってきました~。今回まわったのは明洞(ミョンドン)エリアが中心。それに加えて仁寺洞(インサドン)、狎鴎亭・清潭洞(アックジョン・チョンダムドン)にもちょいと繰り出してきましたョ。食べ尽くしに参加したのは「パッピンスを食べないとソウルの夏を感じられない!」というソリちゃんとおたみさん!いつものようにストレートな感想が飛び出す飛び出す!最後にはランキングもあるのでみなさん、お楽しみに!それではパッピンス三昧の模様、お届けしましょう~。レッツGO!
明洞(ミョンドン)
ソウルの中でも一番の賑わいを見せてくれるこの明洞エリア。お店が多いだけにパッピンスが食べられるところもたくさん!そんな中でも今回はファーストフードからチェーン店系のデザートショップ、しっとりカフェなどいろいろなタイプのお店をセレクトしてみましたっ。
■ バーガーキング
韓国のファーストフード系の中ではバーガーがおいしいと評判の「バーガーキング」。毎年パッピンスも出していて、ほんの少しずつ内容が変わっていたりも。今年はどんなものが食べられるのか!?
◇ダブルパッピンス (3,900ウォン)
おたみさん(以下O) 「あれ、アイスがのってないね!?バーガーキングのピンスって前はアイスがのってたはずなんだけどなぁ~!?」
ソリちゃん(以下S)「そうだったんですか?なんかこの生クリーム、軽くてホワホワしてるから見るからに安っぽいな~^^;」
O「これ、イチゴとラズベリーともう一つ何か入ってる?チェリー??」
S「あとは桃とか缶詰系のフルーツですね。」
O「さっき店員さんに聞いたら、今年からはコーンフレークが追加されたらしいよ!」
S「ん。このコーンフレークって何の変哲もない一番安そうなものなのに、このパッピンスの具の中ではかなり香ばしく感じられる!」
O「ほんとだ。このシリアルはあるとないとじゃ全然違うねぇ。」
S「ガリガリの氷だったしアズキも入っていたけど、思ったよりはさっぱりめ!」
■ ロッテリア
日本でもおなじみのファーストフードショップ。チープなパッピンスであることは予想がつくけど、「ひょっとしたらイケてるかも!?」の期待が高まります・・・。ここでは二つのピンスがあったので、カップタイプの「ソンニュ(ザクロ)ピンス」と「クァイル(フルーツ)ピンス」を注文!
◇ソンニュピンス (2,000ウォン)
ソンニュとは韓国語で「ザクロ」のこと。「ザクロピンス」なんて珍しい~!でも、以前イ・ジュンギがCMに出ていたザクロジュースが売られているロッテリア。も、もしかして・・・!?
O「ソンニュピンスといいつつ、まさかあのソンニュジュース入れるだけだったり!?」
S「ハッハッハ~。そりゃいくらなんでも・・・って、それ十分ありえる!!」
――食べる2人――
S「お、おたみさん、案の定ビンゴです・・・。それより、氷とジュースが一緒になってるからソンニュの味が薄い気が!」
O「ん・・・でもソンニュの味もするする」
S「そうかなぁ。<ソンニュピンス>でソンニュがメインなのに。物足りないよ~」
O「まぁこれは好みによるのかなぁ。これはパッピンスっていうよりジュース感覚で食べたほうが良いかも。」
S「そうですね。ソフトクリームもちょっと甘めだけど、ソンニュジュースで爽やかになってるからサッパリ感がありますね」
上にはソフトクリーム、中にはアズキや缶詰果物などが入っていました。
◇クァイルピンス (3,000ウォン)
O「ちょっと!なんか得体の知れないピンクの粉がかけられているんだけど!これふりかけ!?」
S「っていうよりこれチョークの粉!?」
O「(写真と見比べて)、ま、まさかイチゴの代わり!?」(※みなさんも写真と比べてください・・・)
――食べる2人――
S「この粉やっぱりイチゴ味だ~っ。写真と違いすぎ!さっき注文した時にソッコーで出てきたから怪しいとは思ってたんだよなぁ~」
O「これソフトクリームと一緒に食べると一応ストロベリーアイスになってるよ~。これで3,000ウォンかぁ・・・」
S「りんごは刻んだドライアップルですよ・・・これも写真と違う。アイス&氷と食べるとフニュッていう食感(涙)」
O「これなら<クァイル(果物)ピンス>じゃなくてただの<パッピンス>よね。あ、ナタデココ入ってる!久しぶりだ~」
注目のイチゴパウダーはイチゴの酸味まで感じられるものになっていました・・・。中身はソンニュピンスとほぼ同じでミニ餅やパイナップル、桃などの缶詰フルーツやアズキなど。お餅のせいか、なかなかおなかにたまったこのピンスでしたが、スプーンも紙スプーンでチープ感がかなり感じられた一品。
■ A TWO SOME PLACE
ナビでは新村店をご紹介しているカフェ「A TWO SOME PLACE」。お店前の看板に出ていたピンスにひかれて入店~!
◇アイスフラワー <柚子> (9,800ウォン)
緑茶・ブルーベリー・柚子の3タイプの中から、サッパリ系の柚子をセレクトした2人。出てきたピンスはメロン、パイナップル、バナナなどの生フルーツが盛られています!
O「出てくるのに10~15分くらい掛かったね」
S「これ、はじめから早くも溶けてますね。水浸し、みたいな・・・。たまたまかな?」
O「ほんとだ。味が薄い。フルーツと一緒に食べたらいいのかな。あ、アイスはヨーグルトアイスだ~。おいしい~!」
S「<柚子>っていうのはアイスの上にあるジャムとその下の部分からみたい。あ、メロンも入ってる~。缶詰フルーツじゃないのがいいですね。」
O「イチゴは生じゃないよね。これ9,800ウォンだっけ?けっこう高いかも。」
S「たしかに!量は3人分くらいですかね。フルーツメインだから甘すぎなくて健康的なピンスって感じがするなぁ。」
O「アズキ入ってないし、あれがあるとおなかにたまるしね~。」
S「甘さもかなりUPしますしね!」
■ アイスベリー
「パッピンスと言ったらアイスベリー」というイメージのある、アイスが食べられるカフェ。ここでは今年登場したという新しいピンス2種類にトライ!
◇パイナップルピンス (9,000ウォン)
――注文時――
O「9,000ウォンだって~。アイスベリーなのに高い!」
S「えぇっそんなにするんですか!?あ、でも奥でちゃんとパイナップル切ってる!」
O「ポスターの絵を見るとイチゴがのってるけど、たぶんミニトマトが出てくるんじゃないかなぁ?今までの経験上。」
――受け取って・・・――
S「(運びながら)これ重いっ。器のせいもあるけど相当ですよ!?それに運んでくる間、周りのお客さんたちの視線がこのパイナップルに一点集中しててなんか恥ずかしかったぁ」
O「うわっ、やっぱりミニトマト!」
S「ほんとだ!これ写真ではイチゴなのに!」
O「しかも写真にはメロンがある!」
S「メロンなんて影も形もないんですけど~」
O「マスカットみたいなやつもないし!」
O「これ、シャーベットだ。」
S「味薄めですね・・・。これちゃんとパイナップルで作ったのかな?」
O「そうっぽい。よく見るとひげみたいなパイナップルの繊維が見える!このピンスも韓国式に混ぜ混ぜして食べるのかな!?」
S「今の時点では氷が下にあって隠れているから混ぜられませんねぇ。あ、アイスはヨーグルトアイスだ!」
O「これってパイナップルじゃなくて普通の器に入れたら量的に少ないんじゃ?」
S「まったくもって同感っ!9,000ウォンってパイナップル代かな!?」
O「これパイナップルいらないかも(笑)」
S「エイッエイッ あ、取れた~。」
最後まで必死にほじって食べた2人。パイナップルの味はサッパリしているし、シャーベットだから見た目よりは軽く食べられました。
◇エスプレッソピンス (5,400ウォン)
ナッツがたくさんのせられていたこのピンス。なにやら小さな四角い物体も見えますが?
S「この黒い四角のって何だ?うわ、ヨウカンだ!」
O「緑のもあるし~。亀ゼリーか!?^^;」
S「このピンスはコーヒーかけるんですよね?」
O「これ温かいのか?あ、冷たいね。」
S「あ~コーヒーかけたらけっこう氷が下に下がっちゃった。さぁ、アイスと氷をのっけてパクっと・・・。ん、味はほんとコーヒーだ、アイスがおいしい。」
O「コーヒーの味が濃くてけっこういいかも。あ~でもこのヨウカンはどーなのかな?」
S「うぐ、緑のヨウカンって抹茶だから余計に合わない!」
O「ナッツがかなり大サービスだね。カシューナッツにクルミにアーモンドに・・・。これおつまみ用のナッツセットのっけたんじゃ!?」
S「私はナッツ好きだから問題ナシですけど!アイスのアクセントにもなるし。」
O「このコロンもどーなのかな?このピンス、ヨウカンなくしてナッツも減らし、4,000ウォン台だったらもっといいかも。・・・ってさっきから言い過ぎかな!?(笑)」
S「このピンス、上からかけたコーヒーと氷はそんなに甘くない。アイスの甘さだけで食べる感じですね。」
■ Baskin Robbins
◇アイスクリームピンス<フルールヨーグルト> (8,500ウォン)
この他に一般のパッピンスに近い「オリジナル」、そして「グリーンティー」もあったけど、ヨーグルトアイスにひかれてこれをセレクト!
S「うわ、これけっこうサイズ大きい!メニューのところに<2人用>って書いてあったけど、これ3人はいけるんじゃ!?」
O「ほんとだ~。うわ出たっまたミニトマト!あ、でもちゃんとカットフルーツがのってるね。」
S「フルーツピンスですからね~。」
O「フルーツピンスだけど、ブルーベリーがかなり目立つね。フルーツの上、なんか白くない?あ~これコンデンスミルクだ!」
S「このコンデンスミルクにはキツイ甘さはないですね。ん、このヨーグルトアイス濃厚~。レッドマンゴーみたいな爽やか系とは一味違ったタイプだ!」
O「ほんとだ~かなり濃い感じだよね!」
S「これはこれでおいしい!(少し食べ進めた後・・・)あれ、なんかアイスの濃厚さが若干胃を刺激してきた・・・。でもそれをフルーツの爽やかさがなんとかカバーしてくれる感じだな。」
O「あ・・・けっこう溶けるのが早いのか?食べるのが遅いのか??なんかグチャグチャになっちゃったね」
S「さっきから私、スプーンを口に持っていく途中でかなりこぼしちゃってます。
^^;」
O「このピンスにトマトは合わないな~(と食べないおたみさん)。このブルーベリーはジャムかな?おいしいね。」
S「このお餅はもともと甘くなってるんだ。小さいけどすごい量が入ってる・・・さっきからスプーンですくうたびにお餅がついてきて、おなかにたまってきた~。」
O「最初に出てきたときお餅の量ハンパじゃなかったもんねぇ。これ3人ぐらいで食べてもいいかも!」
■ミスタードーナツ
日本からやってきた「ミスタードーナツ」!なんと韓国式のパッピンスも売っているではないですか~。チェリー、コーヒー、緑茶・・・の3種類から選んだのはチェリーとコーヒー。どっちがチェリーなのかコーヒーなのか!?まぁ、コーヒーは側面を見たらわかるけど、上にのってるものはほぼ同じで缶詰フルーツとあずき。チェリーがのってるかのってないかで見分ける?
◇チェリーピンス (4,000ウォン)
S「チェリーの味、なんかちょっと人工的?!」
O「これが<チェリーの味>なのかな??あ~これアズキの粒がしっかりしていて日本っぽい!」
S「粒のサイズもちょうど良くておいしい」
O「粒あん好きとしてはうれしいかも。」
◇コーヒーピンス (4,000ウォン)
O「コーヒー牛乳の味だね、懐かしい感じの。お、この氷はガリガリした大粒じゃないね~」
S「このコーヒー、最初は甘いかと思ったけど食べていると適度な苦味があるのを感じてきた~。アズキの甘さと食べてちょうどいい感じですね。」
O「ドーナツ屋さんで4000ウォンかぁ・・・でも最近どこも高くなってるしね。」
■ Angel-in-us Coffee
◇レッドビーンアイス (5,300ウォン)
この「レッドビーンアイス」はピンスではないけれど、コーヒーショップでピンス風の飲み物を楽しめるというので試しに頼んでみることに!
お店スタッフ「お会計、5,300ウォンになります」
S「(一瞬の沈黙のあと)・・・えぇっ!?」
O「ちょ、これはどのくらいの量なんですか?」
お店スタッフ「え~っと、普通のアイスドリンクのサイズと同じですが・・・(ちょっと困惑気味)」
S「ひゃ~けっこうな値段するんだなぁ。」
――出来上がりを見て――
S「おたみさん、これ・・・(無言)」
O「え、これなに!?間違えて出てきたとかじゃないよね?」
S「私もはじめはそう思ったけど・・・。写真(※上の写真の真ん中)と全然違いますよね。まぁ飲み物なんだから当たり前かもしれないけど、はじめからフルーツが沈んでるよ~。色的にもイマイチで何がなんだか・・・」
O「これが5,300ウォンとは!コーヒーショップ、すごいボってるよ~。」
S「でもこういうドリンクって5,000ウォン超えるの多いみたいですよ。他のコーヒーショップのもこんな値段だし、アイスドリンクって特に高い。」
O「あ、味はほんとにアズキの味がする~。ほら、赤い粒々も見える」
S「でもコーヒーの味もありますよね?アズキの味、想像していたより薄い・・・。」
O「あずきの渋さっていうか、苦味みたいなのは残ってるみたい。でもコーヒーと混ざってよくわからないね。フルーツとかモチとかは入ってるのかな?」
S「これ日本円にしたら今のレートだと700円くらいか!?これならケーキとか別のデザート食べちゃうかなぁ・・・」
・・・と、散々な酷評ぶりの2人。
■TEA LOFT (ロッテ百貨店内)
◇ホームメイド柚子果物ピンス (9,500ウォン)
安いチェーン店系とは違い、ちょっと落ち着いたカフェでパッピンスを食べようとやって来たここ「TEA LOFT」。午後のお茶タイムを過ごしている地元のおばさま達がたくさん来ていました~。そんなお店で見つけたのがこの柚子果物ピンス!
S「うわ、赤いですよ!?柚子ピンスだから黄色ベースでくるかと思ってた~!」
O「ほんとだ、なんかオシャレな感じだね~。ほら見て、器も赤の水玉でカワイイ!」
S「下にフルーツがたくさん入ってる。」
O「よく見るとアイスには柚子の粒があるよ~!」
(アイスを食べて)
2人「ヨーグルト柚子アイスだ!おいしい~っ」
O「スイカも入ってる。あ、葛きりみたいなのもあるよ!?これは変わってるな~」
S「お餅が普通の餅と違う!韓国独特のあの食べ応えのあるお餅が使われていて珍しい~。あ、緑のやつはヨモギの味がした!」
O「氷やフルーツの中に紛れて小さな柚子の粒も入ってるよね?それが爽やかな味を出していていいじゃないの~!」
S「ほんとに!あ、下にいくほどコンデンスミルクの味が強くなってきましたね・・・」
O「ほんとだ。イチゴミルクのイメージ!」
S「まぁイチゴは入ってませんけどね(笑)」
仁寺洞(インサドン)
伝統的工芸品や韓国ならではのおみやげショップがたくさんあり、外国からの観光客にも人気のこのエリア。伝統茶の飲めるお店も多いのですが、そんな伝統茶屋でもピンスを注文してみることに!
■ インサドンの人々
「ピンス置いてますか?」と聞きながら飛び入りで入ったこちらの伝統茶カフェ。伝統茶をもとにしたピンスが自慢らしく、期待度も高まります!
◇柚子ピンス (6,000ウォン)
柚子ジャムがかかっていて、氷は透明ではなく白色だったこのピンス。黄色と白の色合いがキレイ~。上にはチェリーがのっていました。
O「この柚子ジャム、手作りじゃない?柚子の大きさもバラバラだし、市販の物に比べて柚子の量が多い気がする!」
(⇒あとでお店の人に聞いてみると、やはり手作りだった!)
S「甘さはあるけど、柚子の苦味とマッチしているから甘すぎなくてちょうどいい!」
O「氷が白いね。これ牛乳が入れられているみたいだよ。ほのかに甘いけどコンデンスミルクのような甘さはないし」
S「あ、氷の下からアズキが出てきた~!これで柚子と氷、柚子とアズキと氷・・・てな感じで味の変化が楽しめますねぇ。」
O「これシンプルだけどおいしい~!アズキは甘いけど量が適当だし、しかも柚子の爽やかな苦味とあわさってとてもさっぱりいただける~!」
◇オミジャピンス (6,000ウォン)
オミジャの色は薄めで、人工的な色ではない薄いピンク。聞いてみるとこれまた手作りオミジャ茶を入れているんだそう!こちらも氷の下の方にアズキが入っていました~。
O「こちらの氷は柚子ピンスのような白さはないね。」
S「オミジャのピンクの部分、ほとんど甘くない。甘さを求めてピンスを食べたい人には物足りないかも。アズキに到達するまでガマンですね」
O「さっぱり系が大好きな人にはヘルシーな感じがするピンスだな。」
S「オミジャの自然な酸味をじっくり味わえるピンス!」
狎鴎亭・清潭洞(アックジョン・チョンダムドン)
オシャレなショップが多く、若者だけでなくお金持ち系のセレブ達にも人気のエリア。雰囲気のいいカフェも多いだけに、ここではどんなピンスが食べられるかな?
■ 茶話(ダファ)
狎鴎亭・清潭洞エリアの中でもちょっと落ち着いた雰囲気の場所にあるカフェ。江南(カンナム:漢江の南側)らしい優雅な感じが漂うこのお店、いろんなピンスがあったけどタルギ(苺)とポクスンア(桃)は季節外でNGとか。
◇チェリーピンス (13,000ウォン)
「緑茶ピンス」と共に人気ということで選ぶことに!「ちょうど2人で食べるのに適した量ですよ」by店員
O「あれ、写真では木苺みたいな感じのものがのってたのに、普通にチェリーだね」」
S「上にのってたチェリーもないですね。写真と違うこと、韓国では慣れちゃってもう驚かないです・・・」
O「コンデンスミルクとチェリーソースがかかっているね。見てこれ、氷がサラサラ!」
S「(アイスを食べて)あ、これアメリカの味・・・」
O「ん!?」
S「すいません、略しすぎたっ。なんかアメリカのお菓子によくあるような、あの人工っぽいチェリーのきつい味っていう意味でした!アメリカ、行ったことない(笑)」
O「どれどれ・・・あ、ほんとだ~。このソースかな!?それにしてもこのアイス、粒々してるよね。口の中ですぐ溶けるね。」
S「シャーベットのような感じだけど、シャーベットでもない・・・」
O「これが手作りアイスなのかな??」
――数分後――
O「これ!あっとう間に食べれちゃうね」
S「う~ん、このピンスは食べたときにボリュームを感じる物があまりないですね~。爽やかなのはいいんだけど、パンチがないというか?チェリーそのものがおいしい…」
O「食べ始めてからまだそんなにたってないよね?13,000ウォンもするピンス、10分弱で完食しちゃった(笑)」
ちなみにお餅は一般の餅のようなしっかりした弾力あり系。緑茶ピンスはやはり人気のようで、周りを見ていると注文してる人が多かったです^^。
■ ハーゲンダッツ
「アイスと言えばハーゲンダッツ」と言えるほどの有名ショップ。今年もここでパッピンスを食べてみることに!
◇緑茶ピンス (8,500ウォン)
O「(運ばれるなり)えっ、なんか見た目がとってもシンプル・・・!?でも、チェリーと木苺みたいなのがのってる」
S「アイス小さっ!ハーゲンダッツだし、アイスもうちょっとメインにしてほしかった~」
――食べる2人――
2人「やっぱここのアイスはおいしいよ~」
S「氷の部分が全然甘くないですね。アイスと食べないとちょっとパッピンスっぽくないや~。そう考えるとますますアイスがもっとほしくなってきた」
O「アイス自体は甘さ控えめだけど、コンデンスミルクかかってるね。」
O「あぁっ!氷の中にアズキがあるじゃん!」
S「え!?ほんとだ!氷部分が全然甘くなかったのはアズキと食べろってことだったんだ!?やっぱ抹茶系にはアズキが合うなぁ(しみじみ)」
O「ほんとだよね。お、このアズキけっこう甘いかも。」
S「このアズキ、下のほうにもぐってて気づかなかったせいで、氷をけっこう食べてから発見しちゃった感じですよね。氷不足のアズキ過多、みたいな。」
O「これ、はじめからアズキが上に掛かっててもよかったかもね。」
S「ですよね~。ねぇ、店員さんに<氷だけください>って言ったらくれますかね!?」
O「どうかな・・・」
S「うぅ。今回はやめときます・・・^^;」
ちなみに他のピンスとして売られていた「ワインピンス」は11,000ウォンでした。
◆食べ比べの結果をベスト5にしてみました~!
おたみさん:パッピンス、今年で何年目でしょうか・・・。思えば、昔はオーソドックスなパッピンスに生のフルーツとソフトクリームが入っているだけで、おお!と満足していたような・・・。でも、ここ数年いろんな新ピンスが出てきて、新しい味のマッチングに出会い、その結果!少し好みが変わったかもしれません。最近の好みとしては、柑橘系のフルーツを使ったサッパリテイスト&ちょいクリーミー系。複雑ですが、これが夏の暑いときに体の火照りもおさまって、さらに疲れも癒してくれるベストピンス!さらに値段もお手ごろだったらもっと良いんですが・・・今年もそんなピンスがあるでしょうか?!
1位:TEA LOFTホームメイド柚子果物ピンス (9,500ウォン)
ロッテデパートの14階、専用エレベーターに乗って行くティーロフト。店内の雰囲気もいいし、ピンスも高級だろうと覚悟して行ったものの、お値段は思ったより高くないところにまずは好感度アップ。最近はどこもピンスが高くなってきたので、あまり動じなくなったのか・・・。そして注文した柚子フルーツピンスは、お店の他のデザートに比べると見た目があまりにもシンプル。え?!これ?!フルーツはどこ、どこぉー!?と一瞬ぼやき気味で氷をほじってみると、中に生のカットフルーツやカラフルなお餅が隠れているではあ~りませんか!この盛り付けがにくい!また上にのっている柚子ヨーグルトアイスが濃い目でおいしく、さらにコンデンスミルクと、ところどころに感じる柚子スライスがマッチ!甘い中にも柚子のサッパリ感が効いていて、今回堂々1位に~!以前食べたレッドマンゴの柚子もお手ごろで良かったけど、カフェでゆっくりしたいときはここ、いいかも。
2位:インサドンの人々 柚子ピンス/オミジャピンス (共に6,000ウォン)
3位:アイスベリー エスプレッソピンス (5,400ウォン)
3位はかなり迷いました・・・。まずA TWO SOME PLACEのアイスフラワー(柚子)(9800ウォン)とハーゲンダッツの緑茶ピンス(8500ウォン)。この2つは生のフルーツ使用、アイスがおいしい、盛り付けも凝っている、さっぱりめ、この4点がポイント高かったものの、なんせ量のわりに値段が高め!これは個人的には行かないかなぁ~ということで今回は脱落。そして突如として浮上したのがアイスベリーのエスプレッソピンス(5400ウォン)。さっぱり系が好みといいつつ、これはちょっと違うタイプですが、この甘さの中にもエスプレッソのビターな感じがなかなか気に入りました。羊羹とシナっとしたコロン?はイケてなかったものの、ナッツもこれでもかぁ~!というほど入っていて、今回の中ではお手ごろですし(アイスベリーの中では高めですが・・・)。エスプレッソとアイスと氷のマッチングが楽しめます。
4位:Baskin Robbins アイスクリームピンス<フルーツヨーグルト> (8,500ウォン)
これはフルーツヨーグルトピンスといいつつ、ブルーベリーピンスのよう。でもヨーグルトアイスにブルーベリーソースの組み合わせはなかなかマッチ。値段は何気に高めですが、その分ボリューム満点!フルーツもたっぷり、アイスもたっぷり、お餅はこれ、多すぎ~ってくらい!食後のデザートとしては3人で食べても調度いい感じの量。最後は氷もアイスも解けてアイスドリンクのようになっていましたが・・・ショッピングの後ちょっと休むときに、韓国スタイルでみんなで少しずつ食べるといいかも。
5位:ロッテリア ソンニュピンス (2,000ウォン)
5位にこのチープなファーストフードのピンスが上がったのは、ソンニュ(石榴)ジュース好きだからというのもありますが(すみません)、さっぱりしていて、この安さで気軽にアイスデザートできること、またお店もあちこちにあるので、すぐに休めることもちょっとポイント(最近は市内中心部のファーストフード店は24時間営業も多いですし)。細かいことをいえば、上のソフトクリームもこってりしすぎ、またソンニュもいかにも缶ジュースを使っている感じですが、それでもこれで一休み出来ましたョ。
ソリちゃん:昔のことですが、ソリが初めて食べたのはケンタッキーのパッピンス。素朴なピンスなのにカキ氷との違いに感動したし、今でも(それこそゴチャ混ぜの)「アイスベリー」の「チェンバンピンス」だって全然OK!の私。でも最近ソウルにはいろんなタイプのパッピンスが見られるようになりましたよね。基本的に甘いものが好きなのでアズキやアイスが入ってるとうれしいのですが、気づくとヨーグルトアイスや柚子などのサッパリ系に走っているような・・・。今年はお気に入りピンス、見つけられるかな!?
1位:TEA LOFTホームメイド柚子果物ピンス (9,500ウォン)
まず「ホームメイド」の文字に期待度満点だったここの柚子&果物ピンス。まさかの真っ赤なカラーで登場したときはいい意味で期待を裏切られたような新鮮な気分に!この色がすごくキレイで・・・(しみじみ)、ガラスの器からチラリと見える生のフルーツがまたステキでした。アイスがヨーグルトアイスだったのもサッパリしていてうれしかったし、フルーツの中に柚子のカケラが入っていたのもよかった!途中からコンデンスミルクの味で甘いのに、この柚子のおかげでだいぶ爽やか~な気分になれましたからね。お餅もチープな感じがしなかったし、コストパフォーマンス的にもGOOD!のおいしいピンスでした~!
2位:インサドンの人々 柚子ピンス(6,000ウォン)仁寺洞のスイーツ系って「場所代?」と思っちゃうようなボッてる感じのものが多い中、比較的安い値段だったこの柚子ピンス。「度」の付いちゃうようなシンプルな見た目に、始めはちょっとびっくりしました(苦笑)。でも「柚子ジャムをかけただけ」に見えるこのピンス、柚子のナチュラルな甘さは手作りならではで絶妙~!アズキが入っているという軽いサプライズ(?)のおかげで、柚子&氷の味にもう一つ甘さのアクセントをつけられるというのも、甘め好きのソリにピッタリでした^^。これでまた柚子ピンスが好きになりそう・・・。あ、オミジャの方はさっぱりしすぎて物足りなかった。これは好みの問題でしょうね。
3位:Baskin Robbins アイスクリームピンス<フルーツヨーグルト> (8,500ウォン)
注文時にこのピンスをサラリーマン3人が仲良く食べているのを見たときに想像がついたけど、やっぱりボリュームが多めだった!Baskin Robbinsならチープ系の缶詰フルーツを使いそうなのに、大きなフルーツやブルーベリーが入っていたのが意外。そしてヨーグルトアイスの味がレッドマンゴー系のあの爽やかな味と違った味だったのが新鮮だった!食べ過ぎるとちょっと胃にくる味だったけど、そこはフルーツでカバー。あ~お餅は多すぎだったような。最後はお餅ばっかり食べておなかがふくれた感じでしたもん。食べ応えのある、友達と分けるのにいいピンス!
4位:ハーゲンダッツ 緑茶ピンス (8,500ウォン)
アイス、好きなんです。しかもグリーンティーが・・・。そんなわけでかなり期待していたものの、アイスも全体的な量も少なめだったのがちょっとイタかった。何が残念だったかって、アズキに気づいたのが遅すぎて本来の味のマッチングをあまり試せなかったこと!やっぱりあのとき氷もらえばよかったかなぁ・・・(しつこいか)。みなさんは早い段階でアズキを掘り出してくださいね~。そうそう、このピンスは氷の粒がかなり大きくて、ちょっと食べづらかったのもちょっとマイナスポイント。でもキウイなどの生フルーツはチープさからは離れていたし、やっぱり抹茶とアズキの組み合わせは最高だ~。
5位:アイスベリー エスプレッソピンス (5,400ウォン)
気になっていた新製品のこのピンス。パイナップルピンスがイマイチだったのであまり期待はしていなかったけど、コーヒーアイスがなかなかのおいしさだったこのピンス。エスプレッソの味もそれらしく作られていたし、値段の割に気に入りました。チープさを強調するようなナッツは、もとからナッツ好きなもんでOKです!ただ、ヨウカンは・・・。黒いのは良かったけど、抹茶味はコーヒーに合わない!どうにかピンスを飾ろうと研究した結果だろうけど、入れないほうがよかったのに~と残念な気分。アイスベリーらしい気取らないピンス、無難なピンス、と言う感じでした~。
今年のパッピンス食べ比べ、いかがでしたか?このランキング、おたみさんもソリちゃんもお互い秘密にしていて「ジャジャーン」と出したわけなんですが、偶然にもけっこうかぶっていましたね~。2人は好みが似ているのかな!?みなさんとは好きな味が違うかもしれないので、参考までに、ということで^^。これからさらに暑さが増していくソウル。元気の出る韓国料理をモリモリ食べるのももちろんいいですが、旅のひと休みに冷たくて甘~いパッピンスで癒されるのも夏の醍醐味!ソウルにはいろいろなパッピンスがあるので、街を歩きながらチェックしてみるのもおもしろいですョ。「これは!」というものがあったらぜひナビにも教えてくださいね!以上、ソウルナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2007-07-13