やってきました、韓国かき氷・パッピンスの季節☆2011年は明洞・江南・弘大エリアで話題のパッピンスをチェック~!
こんにちは!ソウルナビです。今年も待ちに待ったあの季節がやってきました!そう、韓国の夏のスイーツ代表「パッピンス」☆日本でもだいぶ名前が知られてきたパッピンスですが、はじめて聞く方のためにちょっと説明を。「パッピンス」は、パッ=あずき、ピンス=氷という意味で、直訳すると「あずきかき氷」。かき氷と言っても、あずきの大さじ3杯4杯分は当たり前、大きなフルーツや餅、アイスクリームまでモリモリのっていて、かなりボリュームがあるものもあるのが特徴です。 初夏の風が吹き始めると、カフェチェーン店、個人オーナーの喫茶店、ファーストフード店やパン屋までもがこぞって新作パッピンスを発表する韓国。トッピングや、味つけ、食感はお店によって千差万別なんですよね~。
ナビで毎年やっている「パッピンス食べ比べ」も、今年で11回目。今回は、皆さんも行きやすい明洞、江南、そして今注目のエリア・弘大で、合計9店舗・12種類のピンスをチェックして来ました!メンバーはおなじみナビ記者のあっきー、モリーと、今回初登場!?新しくナビ記者に仲間入りした、“すたあ”の3人組。それでは行ってみょ!
最近の傾向は?!
っと、その前に、ここ最近のパッピンスの流行傾向をナビなりに分析。去年あたりから、回帰傾向にあるのか昔ながらのミルク氷+あずき+きな粉+餅のシンプルピンスが引き続きよく出ている模様。シンプルなだけに、それぞれの素材の良さと、氷の質感が命!ヒットが続いていると言えば、抹茶ピンス。ナッツがふんだんに載ったものを今年も良く見かけますが、さすが抹茶×あずきのコンビは期待を裏切りません。また、今年はフレッシュなベリー系ピンスの広告も目立っています。いろんな種類の果物ではなく、ブルーベリーやイチゴなど果物の種類をしぼったピンス。アズキとの相性はいかに?!
◇◆ 明洞エリア ~ノンシュガーピンス、ドーナツ店のピンス、クラシックな喫茶店のピンス~
ソウル一番の繁華街、明洞。旅行客の方も一度は立ち寄るこちらから、今年のパッピンス食べ比べスタート!今回訪ねたのは、どこも気軽に立ち寄れる場所にあるお店なので、気になるピンスは是非トライしてくださいね!
■ドクターロビン (明洞NOON SQUARE)
ホンモノのお医者さんが、「美味しく食べて健康になる料理」をモットーに作ったレストラン、「ドクターロビン」。砂糖不使用&油分大幅カットのお料理を提供しているお店。なんとこちらにもピンスがあると聞いてやってきました。アイスにあずきにとその甘さが魅力のパッピンス。ヘルシーレストラン、ドクターロビンが提案するのは、「ミルクピンス」「コーヒーピンス」「緑茶ピンス」「生果実ヨーグルトピンス」の4種類。もちろん全てノンシュガー!!今回は、このなかから「ミルクピンス」と「生果実ヨーグルトピンス」にトライ。砂糖無しのピンスってどんな味?!
<ミルクピンス(ミルクかき氷)> 8,500ウォン
氷:ミルクたっぷりの氷がベース。細かい氷で食べやすい。
トッピング:大量のあずき、餅、ドクターロビンオリジナルジェラートから一つチョイス。
(ナビ一行はウォルナッツジェラート)
「あ!コレがウワサの40kcalの自家製ジェラート~。ここからトッピングのアイスを選ぶのか!」
「このジェラートマシーン、グルグル回って面白いね」
「アイスはウォルナッツにしようっと」
「うん、砂糖控えめなかんじ。って入ってないんだっけ。」
「砂糖使ってないわりに、アイス美味しい!でもアイスの選択間違えたかも~。ウォルナッツの微妙な甘みとあずきの甘みが合わない。」
「ウ、ウン確かに…。あ、氷は繊細で食べやすいね。」
「あずき、「あずきっぽい味」に感じてきました。なんか、ホンモノじゃないような…」
「確かに。あずきなのに甘みがガツンとこないね」やや首をかしげつつ、不思議な面持ちで完食。
単品では美味しかったジェラート「ウォルナッツ」、くるみも大粒。
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繊細な氷と、知ってるあずきと違う感じだった、ノンシュガーあずき。\n
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<センクァイルヨゴトゥピンス(生果実ヨーグルトかき氷)> 9,000ウォン
氷:ミルクたっぷりの氷がベース。細かい氷で食べやすい。
トッピング:生フルーツ(オレンジ、パイン、キウイ)+ヨーグルト+ストロベリーソース+ストロベリーヨーグルトジェラート
「わ~思ったよりも美味しそう!!」
「見た目キレイですね~どれどれ。…あれ?」
「甘くない…こりゃたしかにシュガーレスだね!」
「ヨーグルトの酸味も効いてて、ミルクピンスよりさらに「身体にイイ」ってかんじだね~。」
「強い味はしないんだけど、それがヘルシーってことなのかなぁ」
「太りたくないけど、どーしてもパッピンス食べたいときなんかにいいかも。」
「甘いのニガテな人でも、これなら絶対大丈夫だね!」
ちゃんと生フルーツ。あずきを入れずフルーツで統一してるのはさわやか
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ヨーグルトもかかってます
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■クリスピー・クリーム・ドーナツ (明洞通り)
日本でも大人気の、アメリカ生まれのドーナツ屋さん。今まではパッピンスをやっていなかったクリスピークリームドーナツですが、今年はついに登場!デザインは写真で見るとだいぶシンプルな感じ。お味は、「ミルキービーチピンス」「ベリーサンセットピンス」「ピーチアイランドピンス」の全3種。(どれもなんだかオシャレな名前~。)ドーナツ屋さんらしく、「クールバケーションコンボ」というタイトルで、ピンス+ドーナツ1個のお得なセットメニューも展開。
(ポスターチェック中)「あれ?!このミルキーピンスって、なんか寂しくない?」
「確かに。トッピングが餅だけ?!サミシー!」
「じゃ、一番人気のベリーピンスお願いしまっす。」
<ベリソンセッピンス(ベリーサンセットかき氷)> 5,000ウォン
氷:粗くて、量が多い。
トッピング:あずき、イチゴのシロップ漬け、イチゴシロップ、ウェハース(イチゴ味)
「おおっ写真と同じ!! っていうか、むしろ大きい?!」
「このイチゴシロップ、懐かしいかんじ。」「確かに~日本のに近いかも?!」
「にしても、あずきまで遠い…上の赤いシロップと下のあずきの間は、味のない白い氷が…」
「混ぜたいんだけど、器にパンパンで入ってるから、氷がどんどんこぼれちゃう~」
「あずきに届くまでの間、シロップがもうちょい多ければ…」
「下のあずきはすごい量だけど、氷がこぼれるから混ぜるのも大変ですねー!」
「氷の分量多くて、粗いジャリジャリ系だし、あっつい日にはいいかも。」
「さっぱりイチゴづくしやね。ウェハースまでイチゴ味。」
■Cafe coin (2号店)
明洞のまん中にあって、ゆったりとくつろいだ雰囲気が人気の、アンティークカフェ。クラシカルなインテリアにも、店員さんの品のある様子にもほっとできます。明洞内に2店舗ある「Cafe coin」。今回は、乙支路入口寄りの2号店に行ってみましたが、明洞のまん中の路地にある1号店よりも、さらに落ち着いた雰囲気。ゆっくり過ごしたい方には、こちらがオススメかも。
ちなみに以前(もう何年前?!)にもこのパッピンス食べ比べでとりあげたcafe coinのピンスですが、最近は一層パワーアップしているとのことで、トライ!!
<ノッチャピンス(緑茶かき氷)> 14,000ウォン
氷:やや粗め。
トッピング:豆菓子、あんこ入り餅、練乳、あずき、抹茶アイス4玉
「うっわー!!すっごい大きい!!アイス何個のってるかな~」
「1、2、3・・・4個も?!!こりゃすごい」
「この盛り付けはテンション上がるね~でも危ないっ傾いてきたっ」
「アイスクリーム、濃厚な抹茶味!美味しい~」
「みてみて!氷の中には、マメ菓子やナッツが入ってたよ。」
「ホントだっこの豆菓子、かなり懐かしい味☆冷えた舌を休めるのにちょうどいいかも」
「抹茶アイスの分量が多いから、シャバシャバになった後も、クリーミー。しっかりお茶の味がするね~」
「あずきは少ないけど、抹茶アイスの味がしっかりするから気にならない!」
「うん、甘さ控えめ、シンプルで美味しい☆」
■I have a DREAM (江南駅前)
お酒を楽しめるレストランバー。ライブやDJの公演を楽しめたり、お料理も美味しかったり、店員の男性陣がステキだったりと、飲み目的以外でも人気を集めるお店。この雰囲気ですが、ランチ営業も実施。オトナのお店にふさわしく、こちらではワインで作ったピンスが大人気。氷には漢方や果実などをワインに漬け込んで作った、東洋版サングリアを使用。3日もかけて凍らせるのだそう。赤ワインピンスと、白ワインピンスがあります。ちなみに、人気の赤ワインピンスは、週末には土曜で売切れてしまうことが多いみたい。狙っている方、お早めに。
(※ランチタイムの営業時間は午後4時まで。平日は、それから夜の営業時間開始の午後6時までは休憩タイムで営業をしていないので、ご注意を~)
「ひゃぁぁ~(喜び)豪華!ステキ!美味しそう!!そして…ほんとでかい。ワインの瓶と比べてみょ」
「グラス風の器だけど、ボトルの首まできてますね、アイス…」
「この赤ワインのかき氷、エキゾチックな味で美味しい~。アルコール入ってても、飲み?食べやすい^^」
「いや~赤ワイン×クリームチーズのアイスクリームがたまらない!」
「このアイス自家製なんだって。4玉ものってて嬉しい。生フルーツもワインに合うわ~」
「甘さ控えめでまさに大人のピンス。ずーっと食べていたいかんじ」
すたあ:「わたし、これがベスト1な気がする。」「ええ?!今日まだ一軒目だよ!」
■PARIS BAGUETTE (江南駅前)
ソウル中どこにでもある、おなじみのチェーン系パン屋さん。店舗によってはカフェスペースも併設。特にこちらの江南駅前のお店は、2階全部がカフェスペースとなっており、広々しているので「パン屋併設」というよりほんとのカフェみたい。
今年は早いうちから、店舗にパッピンスのポスターが張り出され、ずっと気になっていたナビたち。本業はパン屋ですが気合はなかなかで、ピンスは全部で6種ありました。今回はポスターでもトップを飾っていた、一番人気の「ブルーベリーピンス」にトライ。
「わーたっぷりのってる…ってんん?!なんか写真と違う…」
「あ!ブルーベリーとブドウの比率が完全に逆!ほとんどブドウしか見えない~ポスターは全部ブルーベリーぐらいの勢いだったのにっ」「・・・ブドウピンスだね。でもきれいだし、これはこれで美味しそう」
「ブルーベリーソースは、市販のヨーグルト用のソースっぽい味。なんか人工的なかんじ…」「そう~?美味しいけどな」
「写真の氷は、味がない氷かと思ってたけど、ミルク氷。氷もとっても繊細~ソフトな口当たりで美味しい^^」
「ブ…ブドウの種と皮が…」
「いろんなところにある店だし、フラッと立ち寄るのにはいいかもっ」(ただし、店舗によって盛り付けには大きな差があります・・・)
■A TWOSOME PLACE (教保タワーサゴリ店)
チェーン系カフェの中でも、落ち着いていてちょっと高級感漂う雰囲気の「A TWOSOME PLACE」(トゥーサムプレイス)。美味しい本格的なケーキやフレッシュコーヒー、手作りサンドイッチが人気。韓国ブロガーのあいだで特にこちら江南店のパッピンスが話題になっていたので、行ってみることに。こちらのピンスは「RED BEAN ICE FLAKES(あずきピンス)」「COFFEE ICE FLAKES(コーヒーピンス)」「STRAWBERRY ICE FLAKES(ストロベリーピンス)」の三種。一番人気というオリジナル=あずきピンスにトライ!
「わっシンプル。」「昔懐かしい感じ~でも期待が持てる!」
「あずきたっぷりだね。これ、缶詰じゃなくて家で炊いたような味。(店員に確認)あれ、契約している工場で作っているものだって!^^;」
「あ~、きな粉もちと、あずきと、ミルク氷の取り合わせ、ホント絶妙 ~」
「ミルク染み出してきたよ!このシャブシャブ状態がまた美味しいんだよね」
「全体的に家で作ったような味。安心して食べられる。」
「どんなに大きくても、飽きずに食べられる~」
「個人的に絶対また来る!」
外は大雨、ナビ一行もずぶぬれでしたが、シアワセに完食!!